奉仕の理想探求語録 第39号
長崎東ロータリークラブ 雑誌委員会
ロータリー地域社会共同隊Canの結成
(友2001−12 鹿児島城西 赤碕安隆)
2001年3月10日、ロータリー地域社会共同隊(RCC)としては、九州で
初めて、国内では19番目のグループが結成されました。鹿児島城西RCが提唱し
隊員は20代から30代の男女18人で構成され、「我々ならできる。何かできる」
をテーマとし、RCC Canとして発足しました。6月18日には、RI認証状の
伝達式もおわりました。
Canでは結成以来、毎月1回の例会を行い、ロータリーの趣旨に基づいた活動をより
具体的なものにするため、話し合いがもたれています。会費は月200円、
入会金1000円、奉仕活動に積極的に参加したいひとなら誰でも参加出来るようになって
います。
今年度は新世代育成をテーマとして、子供と親との触れあい活動援助を中心に活動を
開始しました。
そして8月19日、RCC Can主催の初めてのイベントが開催されました。
親子が触れあいながら、いろいろなことを学べるような活動を目指して行われたイベントは
「夏休み親子で自由研究できるカモツアー」でした。
アイガモ農法を通し、親子で環境問題を考え直そうというものです。新聞などで募集した
小学生の親子を含め約80名の参加がありました。
カモ飼育施設「日本有機株式会社」に向かうバスの中では自己紹介に始まり、隊員の手作りの
紙芝居でアイガモ農法の基礎知識を勉強したり、カモのふ化から成長するまでの過程をわかり
やすく開設したカモブックの説明などがなされ、みんな自由研究を仕上げようと、必死な
様子でした。
施設では、実際に一人一人が子カモを水田に放つ体験や、ふ化から親カモまでの観察、
カモのスケッチ、写真撮影などの光景が見られました。また簡単に作れるチーズの薫製づくり
体験、昼食時のスイカ割りなどにも興じていました。
子カモのかわいらしい泳ぎ、それを見ながら一生懸命メモする姿は非常にほほえましく、
印象的でした。
参加者からは「親子で楽しめました。ぜひ来年も自由研究の手伝いを」の声が聞かれ
好評のうちに無事終わりました。
Canとしては、このようなイベントを通した触れあい活動だけでなく、他のボランティア
の活動にも参加協力しており、発足後数ヶ月ですが徐々に活動の輪を広げつつあります。
今後は、このロータリー地域社会共同隊が各地域にでき、それぞれ連携しあい、大きな
活動へとつながる日が来ることを期待しています。