奉仕の理想探求語録 第41号
長崎東ロータリークラブ 雑誌委員会
特集“ロータリーに魅せられて”入会の動機と奉仕の継続
多様化と興味を引くプロジェクトへの参加
(ロータリアン誌2001−12号 アンジェラ・レスター・サムセ(45歳))
アンジェラがウィスコンシン州の例会に初めて参加したのは29歳の時でした。
アンジェラはミルウォーキー州メトロポリタンのYMCAで事務長に就いていた関係で、
複数のロータリアンからクラブへの訪問を依頼されていました。
彼女は、ロータリーの善行を聞いているうちに、自分が個人的に関心を持っている事項と、
ロータリーの指名が完全に一致していることが分かっていました。
「ロータリーに興味を持ったのはゴク自然なことでした。知れば知るほど、私たちが
組織として、地域社会で、そして国際的に貢献できることに傾倒して行くようになりました」
と彼女は話しています。しかしながら、これはロータリークラブが女性会員を受け入れる
以前の1985年の話でした。
それから2年間、彼女はロータリアンのゲストとして例会に出席し続けました。
1987年に連邦最高裁判所は女性をロータリーから除外してはならない、という判断を
下したとき、アンジェラはメノモニー・フォールズRCへの最初の女性入会者2人のうちの
1人になったのでした。
「私が入会した時、会員の平均年齢は65〜70歳でした。ここは地域の若者が集まって
くるところでなく、偉大なる男の集団であり、私もその一人になった思いがしました。」
と今は非営利組織のコンサルタント事務所の代表者のアンジェラは思い出しています。
彼女は自分の新しいクラブに溶け込んで行き、まもなく複数のプロジェクトに関与し始め
ました。
そして歯科プロジェクトの一環として、グァテマラでボランティア活動をしたり、
研究グループ交換チームをアルジェンチンへ引率していったあと、彼女はロータリーと
恒久的に結ばれるようになりました。
1994年度にメノモニー・フォールズRCの最初の女性クラブ会長になり、
1998年度には第6270地区の最初の女性ガバナーとなりました。(中略)
「クラブはひとたび若年層やより多くの多様な会員を引き寄せたら、彼らが心から
興味を持つような新しいロータリアンのプロジェクトを提供しなければなりません。
私たちは何が新しい会員の興味を引くかを探し出し、そしてすぐにその興味を満たす
ような活動中の委員会、またはプロジェクトに彼らを結びつけさせる必要があります。
そうしなければ彼らはそのうちに“グッドバイ”というでしょう、」と
彼女は話しています。