奉仕の理想探求語録 第43号
長崎東ロータリークラブ 雑誌委員会
心の東京革命
(友2002−1 第2580地区社会奉仕委員長 吉岡滋泰)
第2580地区は東京都、沖縄県をテリトリーとし、沖縄分区12クラブ、多摩分区7クラブ、
武蔵野分区8クラブ、東京分区15クラブ、北分区16クラブ、中央分区14クラブ
総クラブ数72クラブ、総会員数4192人で構成されています。
前年度、東京都では「親と地域の大人達が、責任を持って、思いやりの心や、人が生きて行く
上での当然の心得を、次世代の子供達に伝えて行くために、家庭、学校、地域そして
社会全体がそれぞれどのように取り組んでゆくのか」という行動プランを策定し、
「心の東京革命」と命名しました。
そして石原慎太郎知事から、東京、ひいては我が国の明日を切り開くために、今こそ
私たちが健全な若者を育てるための行動を起こす必要性を訴え、ロータリークラブなど
民間のさまざまな団体の主体的な協力の下に、東京から社会的な運動を展開したいという
要請がありました。
この中には昨今の、心身ともに耐性を欠き、自己コントロール出来ない子供が増加傾向に
あることを「そうした子供を育ててきたのは、私たち大人だ、ということを強く認識すべき
であり、親の責任はさらに重大である」とも言及しております。
当地区としても、地区テーマとして「福祉と教育こそロータリー」を掲げている
現況からも検討を加えました。
「心の東京革命」は、心の革命東京宣言ともいうべきもので、世界中のロータリアン共通の
認識として、一地域に限局せず、地球人としての精神論的位置付けで、とらえるべきで、
ここに根ざした具体的行動は、ロータリーのオリジナリティーの活動そのものと言えると
思います。
「善なる力」を呼び覚ます家族を中心とした家をもって始まり、それがやがて拡大され、
町、県、国、世界へとつながると思います。
前述のことから、ロータリークラブにおける「心の東京革命」は初年度「黎明期」と
位置付け、発足いたしましたが、今年度はさすがロータリークラブといわれるように、
「心の絆」東京宣言(仮称)とでも名付けたテーマで心の東京革命にかかわる年代階層を
区切った漫画本の作成に向けて準備進行中であり「拡充期」にいたしたいと願っています。
また石原都知事の快諾をいただき、テーマの文言を一部変更するお許しをいただきました
ので、東京地区以外でもこの活動を全国的に展開し、国際大会を通じ、「心の絆」◯◯宣言
(仮称)と銘打って、世界に発信出来たらと願っております。どうか皆様のご賛同と、
ご支援をお願いします。