奉仕の理想探求語録    第 9号

       長崎東ロータリークラブ 雑誌委員会

        

至福のひととき            (日立北RAC  沼田玲子)

 

日々の生活の中で動物と人間が触れあうことによって、動物のぬくもりを感じ、

精神的に癒されたり、様々な恩恵を受けることが多いと考えられます。

それは小さな子供達にも同様で、動物たちと触れあう機会がなかったり、心を

閉ざしていた子供達が、今まで見たこともないような大きな馬に触ってみたり、

餌をあげてみたり、さらには馬の背中に乗ってみたり出来たら、どんなに驚き、

どんなに喜ぶだろう。  

そんなことを私たちはずっと考えてきました。

3年前から交流を続けている養護学校の子供達と、もっと友達になりたくて

今回のアニマルセラピーの行事を計画しました。

今回は小学部の生徒を招いて、身近にいる小動物、犬やウサギ、さらには猿、

そしてポニーなどを見て、触れて貰うことから始めました。

小さな猿を自分の胸に抱いたまま、離さなかったり、ポニーの背中にまとわり

ついたまま長い間離れない子もいました。

動物のぬくもりを一杯に感じていたのだと思います。

それを見ていた私たちもジーンと胸に熱いものを感じました。

このような体験は子供達にとっても大きな体験でありますが、私たちローター

アクターにとっても何者にも代え難い大きな経験になりました。

ローターアクトクラブに入って活動していたのは、この日のためだったのだ

と感じられる至福のひとときでした。