音響機器 用語解説集(初級編)
有限会社 川瀬通信
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dB(デシベル) | 通常音声回路で信号レベルを電圧比で表した値。600Ωのインピーダンスに1mWの電力を供給する ことのできる電圧を0dBmとします。 |
PAシステム | PUBLIC ADDRESSの略で、広く公衆に話しかけるという意味があります。 | |
S/N比 | 信号の最大レベルと残留雑音レベルとの差をdBで表します。値が大きいほど良い。 | |
W(ワット) | 電気的あるいは音響的なエネルギーの単位。 | |
W数 | 入出力容量。アンプと、接続するスピーカのバランスが大切です。 | |
あ | アース | 機器の基準電位(0V)を大地と同電位にするために電気的に接続すること。 |
アースループ | 個々の機器をシステムとして接続するときにアースが2点以上のアースポイントとなり、電位差が発生 しているために雑音電流がループしノイズを発生させる。この雑音電流の流れをアースループと言う。 |
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アッテネータ | 信号を減衰させて、スピーカの音量を調整するもの。トランス式、抵抗式、ボリューム式があります。 | |
アナログ | 信号が時間に対して連続的に変化すること。 | |
アンプ | 入力機器からの信号を増幅するための機器。通常は、スピーカを鳴らすために増幅する機器。 | |
イコライザー | 周波数特性を補正するための電子回路。 | |
インピーダンス | 交流に対して抵抗となるもの。記号として「Z」、単位として「Ω」を用います。 | |
エレクトリック コンデンサーマイク |
コンデンサーマイクの一種で、振動板を高分子化合物(テフロン等)の膜を使用し、これに強電界を加え て、半永久的に帯電させているもの。 |
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か | 感度(マイクロホン) | 音から電気への変換能率を表す尺度。振動板に一定の音を与えて得られる電気出力で表す。 |
コラムスピーカー | 複数の同一スピーカユニットを縦方向に一直線に並べることにより、縦方向の指向性を鋭くしたもの。 最近では、均一な音場を作るための「アレイスピーカ」が開発されています。かなり進歩してます。 |
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さ | 残響時間 | 残響音が持続する時間。残響音が最大レベルから60dB低下するまでの時間(秒)で表す。 |
指向特性 | 出力の位置、角度に関しての変化を表す。一般的には無指向性・両指向性・単一指向性・超指向性。 | |
周波数特性 | 入力を一定の大きさに保ちながら周波数を変化させ、そのときの出力の大きさを表して得られます。 一般的には入力と同じ周波数成分についてのみ測定したものを言います。 |
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出力音圧レベル | スピーカに1Wの入力を与え、正面軸上1mの位置における音圧レベル.。 | |
た | ダイナミックマイク | 磁界の中に置かれたコイルを振動させ、電気信号を取り出すマイク。 |
ダイバシティー受信 | デットポイント対策のための受信方式。受信部(アンテナ)を2つ以上設け、電波の強い方を優先的に 受信する方法。デットポイントを大幅に減らし、安定した受信を可能にします。 |
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タッチノイズ | マイクのボディーやコードを触ったりする振動が、マイクユニットに伝わって発生するノイズ。 | |
調光ノイズ | 照明の調光機器で使用されるサイリスタから発生される雑音。最近は少なくなっています。 | |
デッドポイント | ワイヤレスマイクの電波が、反射や干渉により音が途切れる場所。 | |
な | 入力インピーダンス | アンプの入力端子から測った時、内部に等価的に存在するインピーダンス。 |
入力感度 | アンプの入力端子に、入力信号を加えたとき、定格出力を得るために必要な電力値。 | |
は | ハイインピーダンス | スピーカの場合は16Ω以上、マイクの場合は1kΩ以上を言います。 |
ハウリング | スピーカから出た音がマイクに入り、再びスピーカから出る。このサイクルが瞬間的繰り返されるために 発生します。「ピー」とか「ボー」という音です。アンプ・スピーカを破損させる恐れがあります。 |
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平衡・不平衡 | グランドに対して信号伝達系のインピーダンスがとれている場合を平衡、とれていない場合を不平衡と 言う。例えば信号を2本線で送る場合、一方をシールドと共用する場合を不平衡とI言います。 |
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ま | ||
や | ||
ら | ロウインピーダンス | スピーカの場合は16Ω以下、マイクの場合は600Ω以下を言います。 |
わ |