―平和と憲法を考える―
2005年2月20日 長崎市城栄町・城栄会公民館
城山憲法九条の会は、「再び戦争しない、被爆者をつくらないために、憲法九条を守ろう」を合い言葉に、1月19日にケ性されました。「会」は「平和と憲法を考える城山地区のつどい」を開催しました。雪がちらつくなかに約50人が参加して、「憲法九条を守りたい」の思いに満ちたつどいになりました。
感動的な下平さんの被爆体験講和
「会」の代表である楠田昌子さん(歯科医師)が、イラク訪問の経験を紹介しながら、9条への思いと「会」結成のいきさつを語りました。
つづいて「会」代表でもある下平作江さん(原爆遺族会代表)が、原爆で親や兄弟姉妹を失った自らの被爆体験を語り、「永久に戦争を放棄しようと思いでできた憲法九条がありながら、日本は60年で戦争する国に変わろうとしている。みなさんの子や孫の時代に二度と戦争をおこしてはなりません」、憲法九条を守りましょうと訴えました。涙流して聞き入る人も見られました。またつらい被爆体験を乗り越えて、平和の語りべとして生きる下平さんの訴えに、共感と激励の声が多数寄せられました。
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被爆体験を語る下平さん |
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憲法への思いを歌で
つづいて「九条の会」の井上ひさしさん(劇作家)、澤地久枝さん(作家)、土山秀夫さん(元長崎大学学長)、高見三明さん(カトリック長崎大司教)の訴えがビデオで紹介されました。又会場からは医師、教師、主婦などが、憲法九条への思いと「城山憲法九条の会」結成への喜びと期待を語りました。
よびかけ人の一人であり音楽家でる園田鉄美さんが自作の「あなたの手に」など3曲を披露して、憲法九条への思いを歌いました。
憲法を守る運動を
佐久間洋子事務局長が「会」の活動に関して次のことを提起しました。@憲法を守ろうとの「九条の会アピール」賛同者を広げて一緒に運動する。A憲法学習会、小集会を開く。B憲法署名に取り組む。C活動資金の募金。D5月3日憲法記念日の集会を成功させるために力を尽くすという提案を確認して、城山地域を中心に憲法を守る運動を進めていくことにしました。感想や募金が多数寄せられました。
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