「城山憲法九条の会」は5月26日、富塚明さん(長崎大学助教授・ながさき平和委員会事務局長)を講師に迎えて、友愛社会館幼稚園で40人が参加して学習会をおこないました。
 「憲法九条」改定が声高に叫ばれるなか、「北朝鮮が攻めてきたら?」などの疑問について、共に考えようというものです。
 富塚さんが「ほんとうの脅威は何か?ー北朝鮮の
ミサイル、核を考える」と題して講演しました。
「疑心暗鬼にならないため、真実を知ることが重要」と、北朝鮮の軍事力の実態や、核保有計画の現状などについて解明。米国や日本の軍事力の質量と比較し、「核保有計画の内容の多くは立証されていない」「北朝鮮の軍事力からは、『日本を攻めてくる』実戦的手段はほとんどない」と語りました。

 

 城山憲法九条の会」は憲法を守ろうとの「九条の会アピール」への賛同者を広げていますが、6月末に80人を超えました。ひきつづき三桁をめざし、さらに大きく広げましょう。
 また、憲法改悪反対、九条を守ろうの署名もすすめましょう。
 全国では「九条の会」はすでに2000ヶ所をこえています。長崎県内でも「九条の会」が相次いで結成され、また準備会が結成されているところも生まれています。その数は20数ヶ所になっています。
 長崎県九条の会、大村市九条の会、城山憲法九条の会、滑石九条の会、諫早市九条の会、九十九島九条の会、うらかみ憲法九条の会、日見憲法九条の会。職域、各分野では年金者、建交労、高校退職者、日中友好、中小業者、上戸町病院、大浦診療所、香焼診療所など。準備中は長崎市内で西浦上、中央・矢の平、福田、伊王島、長与。他に川棚、平戸、五島などでも。
(これは掌握できている分だけです) 

5/26学習会(友愛社会館幼稚園にて)

 参加者からは、「侵略戦争への反省が日本とドイツで大きく違うのはなぜか?」などの質問が出されました。感想として、「日本の軍事力の大きさに驚いた」「戦闘機の一時間の燃料が、家庭の車の一年分に匹敵すると聞き、ムダ遣いだと思った」「北朝鮮の脅威を改憲の理由にしてはならない。真実を知る事が大事」などの感想が聞かれました。
 講演に先立ち、世話人の一人である小児科医の里見公義さんが、「子どもたちを再び戦場にやってはならない。『九条の会』をまわりに広げよう」と呼びかけました。

城山憲法九条の会ニュース4号から紹介

「何が本当の脅威か」
「北朝鮮の脅威を改憲の理由にしてはならない。事実を知ることが大事」

富塚明・長大助教授を迎えて40人が参加

城山憲法9条の会
  (長崎市)

県下に広がる九条の会