「映画 日本国憲法」の鑑賞

2005年10月25日 友愛社会館幼稚園にて

「いい映画だった。多くの人に見てほしい」

 城山憲法九条の会は、10月例会として、10月25日、友愛社会館幼稚園で、「映画 日本国憲法」を上映し、35人が鑑賞しました。
 この映画はアメリカ人が製作したものです。世界の知の巨人たちが憲法を語る貴重なインタビュー集です。憲法制定の経緯から、平和憲法の意義まで。憲法とは誰のためのものか。戦争の放棄を誓った前文や第九条をどう考えるのかなど。
 日本国憲法を世界が、どう見ているかがよくわかります。@アジアの国々と日本の「信頼」関係は憲法九条があるからかろうじて成り立っていることや、A戦争で3億人の命が失なわれた20世紀は、軍事力で人類の安全は守れないことを示していること、B憲法九条は世界の平和と未来への展望をしめしていることなどを実感できました。
 

 映画鑑賞後に、感想などを出し合いました。参加者から「憲法九条の大事さがあらためてわかった」、「いい映画だった。多くの人に見てほしい」など、憲法九条への思い、9条を守ることへの決意が寄せられました。
 また九条の会の活動支援の募金が会場で1万6千円も寄せられました。
 当日、マスコミ2社が取材に訪れ、NBCテレビは翌日昼に映画の紹介と参加者のインタビューなどを詳しく報道しました

感想 「映画 日本国憲法」を見て     長崎市青山町 吉田 睦さん 

 憲法は国民を縛るものではなく、国民が為政者に守らせるためのもの。その思いを強くした映画でした。戦争が終わったとき、「もう二度と戦争を起こさせない」との思いを憲法九条にし、アジアの人々に誓ったのです。今も原爆に苦しむ人々がいます。中国では日本軍が埋めた毒ガス兵器の被害者が新たに生まれているのです。憲法を都合のいいように解釈して軍備を増強して自衛隊を海外に派遣し、現憲法は現実に合わない、古くなったと新憲法草案で「九条」を骨抜きにしようとしている勢力がいます。
 戦争はイヤだと声をあげ、「九条」を守らせることが、戦争の犠牲になった人々への償いとなるとの思いを強くしました。

「城山憲法九条の会」の賛同者を広げましょう
    
 現在、賛同者は140人です 

国会は改憲派が絶対多数です。改憲を許さず、憲法九条を守ることは、国民投票で「改憲 ノー」が多数になればできます。
 そのために憲法を守ろうという「九条の会」賛同者を広げることが大事です。城山では 賛同者が140人にひろがりました。
 城山地域でも過半数の人が「ノー」といえるように、この地域で賛同者を数百人、さらに4桁へと広げようではありませんか。
 家族、身内、友だち、知り合い、地域、職場に、賛同者をどんどん広げましょう!

     地元テレビ局が取材

長崎市・城山地域の原爆遺構・モニュメント

長崎市立渕中学校

    モニュメント・平和の輝生

   渕中学校旧体育館外壁

 旧渕国民学校(現在渕中学校)は原爆投下時、教員も生徒も軍需工場に動員されており、校内に三菱電機、造船所の工場が移転して操業中していた。原爆によって本館校舎は全焼し、体育館は骨組みだけになった。動員先や家庭での職員生徒の死亡者は138人。
 正門のすぐ右脇に、1984年の建て替えの際に保存された旧体育館の外壁遺構(原爆の熱線で一部炭化した木材が見える)が展示されている。
 正門を入っての右手の「つどいの広場」に、「平和の輝生」のモニュメントと旧校舎玄関支柱と門扉が展示されている。



城山憲法九条の会