「城山憲法九条の会」は、12月10日(土)カトリック城山教会信徒会館で、井田洋子さん(長大助教授・城山九条の会世話人)を講師に、第6回目の学習会(12月例会)を30人が参加しておこないました。

 
「世界に日本の平和憲法知らせていこう」

 井田さんは憲法「改正」をめぐる歴史や動きから講演をはじめました。いま出されている自民党の新憲法草案は、国民の権利、自由を保障するために「国家を縛るルール」としての現憲法を、「国民を縛るための道具」へと変え

ようとしていること。九条2項を改変して、自衛軍と集団的自衛権の行使を明記し、海外での武力行使へ道を開くものになっており、戦争ができる国になっていく大変危険なものであること。国会では改憲派が多数。憲法を守るか、否かは、投票権をもつ国民の手にかかっている。いま世界で憲法九条は国際社会の平和、特にアジアの平和を築く上で高い評価を受けている。世界に日本の平和憲法を知らせていこうとよびかけました。井田さんは会場からの質問にも丁寧に答えました。本当にわかりやすい講演でした。

 講演に先立って、代表世話人・下平作江さんが「憲法九条を手放してはいけない」とあいさつ。つづいて佐久間洋子さん(城山九条の会事務局長)ら3人によって、長崎弁で語る憲法が披露されました。


 「再び戦争しない。被爆者をつくらない」と結成された城山憲法九条の会。学習するたびに平和の大切さ、憲法のすごさに気づきます。憲法の成り立ちと意味を再認識した学習会でした。戦争への反省から、平和と民主主義の願いを込めてつくられた日本国憲法。九条2項は「戦力は保持しない。国の交戦権は認めない」と定めています。
 戦後60年間、日本は戦争で誰一人殺していないし、殺されもしなかった。戦争をしないと決めた憲法をどうしても守らなくてはの思いを強くしました。国民投票で過半数の人が「改憲ノー」と言えば守れます。 
 9条守ろう・平和が好きです・戦争はイヤ!と声を上げましょう。黙っていては改憲を認めてしまうことになります。
 憲法九条を人類の宝として守り抜き世界中に広がれ!と大きな波を起こしたいものです。

講演する井田さん(城山教会で)

 「九条の会」賛同者は160人に   

 
 「城山憲法九条の会」の賛同者は12月10日現在160人になっています。小江原町のお母さんと高校生の娘さんも賛同者になっていただき、募金も寄せていただきました。

 改憲ノーを多数派にするためにさらに賛同者を広げましょう!

城山憲法九条の会        城山憲法九条の会ニュース9号より
                   20005.12.10. カトリック城山教会・信徒会館

学習会「憲法改定について」 
         井田洋子・長大助教授を迎えて

感想 「憲法のすごさに気づきます」
長崎市花園町 水谷厚子さん