城山憲法九条の会

        長崎県九条の会
      井上ひさし講演会   長崎市・長崎大学・中部講堂  2007/12/16.

      「聖地ナガサキから見た9条」     戻る

 
 長崎県九条の会と「ながさき9条フェスタ」実行委員会は十六日、長崎大学中部講堂で、作家で、九条の会の呼びかけ人の一人でもある井上ひさしさんを招き、「聖地ナガサキから見た九条」と題した講演会を開きました。

 講演会には市民八百人以上が詰めかけ、会場は入りきれないほどでした。

 参加者は、ユーモアを交えた井上さんの話に熱心に耳を傾けました。

 井上さんは、核の恐ろしさを体験した日本は、戦争をしない生き方をしてきた。その原点を保持して世界で生きていくことが求められている。被爆地の悲劇のうえに、平和な生き方、国をめざそうと呼びかけました。

 また、戦争をするのは常に政府であり、政府の行為を止めるのは主権を持っている国民しかいないと強調しました。

 講演のあと、県下の「九条の会」が壇上にあがり紹介され、それぞれの活動などを報告しました。
 城山憲法九条の会は、世話人のカトリック教会神父のマイケル・ヒルデンさんが、城山九条の会の活動を報告しました。また、参加者に「城山憲法九条の会のあゆみ」を配布しました。

 参加者の女性は、「テレビや新聞で憲法改正が必要だと政治家の人たちがあまりにもまじめに話すので、最近そうなのだろうかと感じ始めていました。今日話しを聞いて、やっぱり違うと改めて確信しました」と語るなど、参加者に確信と勇気をあたえるつどいでした。

 

    講演する井上ひさしさん



  城山九条の会のヒルデン神父さん