Q: ドクガ(毛虫)ってどんなもの?
A: ドクガ(ドクガ、チャドクガ、モンシロドクガなど)は3月頃から活動を始め、初夏、秋と2回、ふ化、産卵を繰り返します。
毛虫は特にお茶の木、ツバキ、サザンカ、桜の木などについています。
Q: 毛虫ひふ炎はどのようにしておこるの?
A: 幼虫(毛虫)は毒針毛という毛を何百万本ももっており、植物や空気中にばらまいています。直接触れるとぶつぶつができますが、直接触らなくても毛虫に近づいたり、毛虫のいた植物に触れたり、植木の手入れ、草刈りをしたりしてもぶつぶつができてきます。
主に服におおわれていない首や腕に赤いぶつぶつがたくさんできて、がまんできないくらい強いかゆみがでます。毒針毛は服を通りますので服におおわれている部分にもでることがあります。
成虫(蛾)にも毒針毛はあり、触れると毛虫と同じような症状がでます。
Q: 治療はどうするの?
A: かいてひどくならないように早めに受診して塗り薬をぬりましょう。かゆみが強く、かいてひどくなることが多いのでかゆみ止めの飲み薬を飲むと早くなおります。
毛虫皮膚炎(ドクガ皮膚炎)
Q: 予防はどうするの?
A:
@手袋をする:毛虫がついていそうな植木の手入れや草むしりをする時には手袋を着けて下さい。軍手よりゴム手袋の方が良い。
A長袖シャツ、長ズボン:なるべく、素肌に植物が触れないようにおおって下さい。特に固い生地の作業服なら予防効果大です。
B首にタオルを巻く:毛虫皮膚炎は首にできることが多いので植物をいじる時には首にタオルを巻くと効果大です。
C作業後、流水で洗ったり、シャワーをする:ついた毒針毛を落とします。特に作業後、ちくちくするようなら是非、行って下さい。