ピーリングとはグリコール酸などの化学物質をひふに塗り、ひふの表面の角質を浅くはいでいく治療です。方法、注意点は日本皮膚科学会のケミカルピーリングQ&Aを参考にして下さい。ひふは通常28日で新陳代謝により入れ替わっていますが、ピーリングでそのサイクルが早まることでメラニンを含んだ皮膚の細胞が早く落ちてしみがうすくなったり、新しいひふに入れかわることで細かいしわがとれ柔らかい皮膚になります。
当院では以下の3種類のケミカルピーリングを症状、個人に応じて選択し行っています。
毛根の詰まりをとりニキビ予防とニキビ痕の治療に使われます
現在、最も一般的に行われているピーリングです。美白効果もあり、主にしみの治療に使われます。ピーリング直後はひふの吸収が高まっていますので当院ではピーリングの直後に下記のビタミンC誘導体のイオントフォレーシス(電気導入)を行い、ビタミンCを多量に吸収させしみ取りの効果を増すようにしています。
局所的な濃いしみに行う家庭でできるピーリングです。適切な濃度は個人によって大きく違うので低い濃度で始めて次第に濃度を上げていきます。
組み合わせて行う方法:当院ではAのグリコール酸ピーリングと下記のビタミンC誘導体のイオントフォレーシスを病院で行い、さらに家で濃いしみの部分だけレチノイン酸ピーリングを行ってもらいます(東大形成外科の方法で行っています)。
単独で行う方法:高齢者に多い部分的な濃いしみや部分的なしみのみ取りたい方はこの治療単独でも効果があります。安価(2,000円/半月〜1ヶ月)で簡便な方法です。
方法は夜1回、濃いしみの部分にレチノイン酸ジェルをぬり、すぐ一種の漂白剤であるハイドロキノン・乳酸クリームを重ね塗りするだけです。個人によって最適な濃度があるので経過をみながら低濃度より、濃度をあげていきます。
ビタミンCはメラニンを作る酵素をおさえる、抗酸化作用(ひふの老化を遅らせる作用)、コラーゲンの合成を促す作用(やわらかいひふを作る作用)など種々のひふに良い作用があります。しかし、ビタミンCは飲んでもほとんどひふには行きません。ひふに吸収されやすくて壊れにくい構造になっているビタミンC誘導体をぬると効果があります。イオントフォレーシスは機械を用いて微弱な電流でひふに吸収させる方法で、ぬるよりさらに約20倍、吸収されます。
家では朝、夜2回ビタミンC誘導体軟膏をぬっていただきます。
グリコール酸ケミカルピーリング+
ビタミンCイオントフォレーシス :5,000円
5%ビタミンC誘導体軟膏 :1,000円
レチノイン酸ジェル : 500円
5%ハイドロキノン・乳酸クリーム : 500円