Q: みずいぼってどうしてできるの?
A: ウィルスの1つである伝染性軟属腫ウィルスで起こるものです。多くは学童までの子供に多いのですが、大人にもうつることがあります。体中どこでもできます。白色調の小さなブツブツができて自分から自分にもうつるのでだんだん数が増えていきます。兄弟間や保育園や幼稚園の子供どおし、触れ合う機会が多いとうつります。
Q: 治療はどうするの?
A: 自然に治ることも確かにありますが、ほとんどは数が増えるだけ増えてみずいぼに対する免疫ができてなおるもので、半年から1年かかります。その間、みずいぼができていることをがまんしなくてはいけませんし、人にうつすことがあるのでプールに行けないなど生活が制限されます。保育園、幼稚園によっては他の園児にうつらないようにひふ科に行くようにいう所もあります。現在、行われている方法に以下の3つがあります。
A腐食させる方法: トリクロロ酢酸や硝酸銀などの薬品をぬって腐食させてとる方法です。@より痛みは軽いのですが、かさぶたになって落ちるまで時間がかかります。また、周囲に色がついたり、腐食しすぎて痕になることもあります。
B免疫療法: SADBEという薬品をぬってみずいぼの部分に炎症をおこさせて自分の体の免疫力でおとす方法です。ぬった所にかゆみが強く出たりすること、とれない場合もあり、何回も繰り返さなければならないことがあります。
よって当院では@の方法でとっています。
みずいぼ(伝染性軟属腫)
@とる方法: 1個、1個つまみとる方法です。みずいぼウィルスの白い固まりを除去すると治ります。痛いので当院では麻酔テープを2時間前に貼ってとります。2時間待って頂いても良いし、待てない場合は次回、受診の2時間前に貼ってきてもらいます。この方法が確実で一番、早くとれます。