ぼくのエピソード
秋色濃く、めっきり日足が短くなってまいりました。
雨の日が多く涼しかった夏休み、残暑厳しく暑かった9月、
10月に入ってやっと過ごしやすい季節になったなあと思っていたら、
朝晩の冷え込みは身にしみてこれから迎える寒い季節を想像すると・・・。
衣替えをしながら寒いの苦手な大ちゃんの防寒のことを考えている私です。
宿泊学習に向けて 6月
7日(土)8日(日)1泊2日で大ママの妹夫婦の家に
大ちゃん1人でお泊りの練習をしてきました。
家以外に1人でお泊りするのは初めてでしたが、
妹夫婦も大ちゃんを泊めるのは初めてでしたが、
思っていたより平気でした。大ちゃんの大丈夫なところを
どんどんアピールして宿泊学習では1人でも泊まれるようにしたいですね。
新学期を迎えて
いよいよ宿泊学習に向けて気持ちもいろんな意味での準備も動き出しました。
担任の先生からの「お母さんとしてはどういう考えを持っていますか?」の質問に
「大ちゃんはもちろんですが、回りの子供たちの学習の邪魔にならないようにしたいです。
親離れ子離れ特に子離れの良い機会だと思います。
そのためにはできるだけ私はついていかない方向でと考えています。
事前に考えられる心配事にはみんな(両親・宿泊学習に引率される先生方をはじめ
過去担任をされた先生方・主治医等)で考えていきたいと思います。」
と答えました。
9月14日(日)3連休の中日でした。
金曜日から帰ってきていたお父さんにその日は予定を入れないようお願いして
家族で諫早自然の家まで出かけました。
車を停め、5人で五家原岳展望台を目指して道路を登りました。
10:30に出発して知輝と美咲は途中文句を言い言い、
大ちゃんに引っ張られるかのように登りつづけました。
お腹も空いて口数も少なくなっていましたが、
座り込む事はなく1つ目のテレビ塔の所まで登りきりました。
ここまで登る事ができたからもう大丈夫だとみんなは思いました。
そこでお弁当にしてしばらく遊んで元来た道を下りました。
下りはかなり足に負担がくるのを感じました。
ママは膝に美咲はお尻に大ちゃんはつま先に。
パパと知輝は途中から仏の辻登山道
(かなりゴロゴロとした石が転がっていたり段差があるようでした。) を下りました。
大ちゃんも2,3メートル挑戦しましたが、恐くてそこから動く事ができませんでした。
また道路に戻り美咲と3人で電信柱の番号を見ながら歩き始めました。
65番から43番まで下りてきたところで先に下りきったパパが車で迎えにきました。
80%は下りてきていたよとビックリしていました。
この事と今の気持ちを先生にも報告して、
連絡帳にも書いて私がいなくても大丈夫ということをお願いしました。
9月17日(水)授業参観・宿泊学習説明会。
クラス懇談会でお母さん方にも大ちゃんがお世話になりますが、
よろしくお願いしますと挨拶しました。
皆さん「大丈夫よ!」と励ましてくださいました。
たくさんの方から応援していただくので母親の私も大ちゃん以上に元気が出ます。
9月24日(水)薬をもらいに原爆病院受診。
宿泊学習の事を相談すると
「発作に関しては今までと変わりないので心配する事はない。
その他心配な事は回りの子と同じ心配だから大ちゃんだけ特別という対処法はない。
他の子と同じ扱いでいいです。
どの子にとっても救急病院を把握しておく事が大事ですね。」と
親の付き添いはいらないと太鼓判を押されました。
家に帰ってそのことを話すためにすぐに学校へ行きました。
ちょうど昼休みだったので先生方に聞いてもらい理解していただきました。
お世話になりますがよろしくお願いします。
10月10日(金)薬の飲ませ方を昼休みに先生方といっしょに実際にしてみました。
10月14日(火)荷物の確認を放課後担任の先生としました。もうこれで準備はOK?
10月15・16日宿泊学習を終えて 担任の先生より
宿泊学習が終わって気持ちがとても軽くなり、ほっとしています。
大ちゃんのことを特別なものとして受けとめるときと
みんなと同じと受けとめるときのバランスがとてもうまくいくようになりました。
宿泊学習で登山でがんばる大ちゃん、野外料理でふてくされる大ちゃん、
お風呂でいたずらっぽくじゃれてくる大ちゃん、ベッドの中ですやすや眠る大ちゃん、
着替えや薬、洗面など甘えてくる大ちゃん、
言葉ではうまくあらわせませんが
大ちゃんとの出会いが私に大きな影響を与えてくれています。
逆に私との出会いが大ちゃんにとっていいものであれるようにがんばりたいものです。
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