長崎市立K小学校
(Befor編)

 H26春。長崎市東部にあるK小学校に着任しました。島から戻ってきたら長崎市は非常勤の学校司書が配置されているので,やはり整理整頓されているなぁという印象を受けました。でも,圧迫感をなんとかして,魅力ある図書館に変えたいという思いが沸いてきて,チャンスを伺っていました。
 ここは,校舎の北側に位置した,行政が建てたのではなく,昭和45年,地元の先達“桐和三郎”さんから寄贈された学校図書館です。入り口にはボランティアの方がトールペイントで作ったかわいい看板があります。
 入口を入ったら,ちょっとした通路があります。左の壁には,『桐さんの心』というパネルが飾られ,右側には雑誌架と並んで文庫用の高書架が続いていました。文庫用の隣は,0類と寄贈された郷土資料や全集,図鑑・辞書類が並んでいました。
 入り口から突き当たりの場所にカウンターがありました。写真では埋もれてよくわかりませんが,掲示板の手前にあります。教室より少しだけ広いかな?という程度ですが,テーブルは6人掛けのものが7台あるので授業で使うときは色々と移動させなければなりませんでした。
周囲はぐるっと作り付けの奥行きが深い書架で囲まれ,背面は黒板を隠すように高書架が置かれていました。絵本や文学は,これ以上入る隙間がない状態で,書架の上にいくつも手作りの木製本箱が置かれていました。