不動産鑑定士とは

  ここでは、あまり聞きなれない「不動産鑑定士」という資格について少しお話したいと思います。

 
  不動産鑑定士とは、世間ではとても馴染みの薄い資格ですが、不動産の評価に関する唯一の国家資格です。このため、不動産の価格、家賃や地代の適正な評価額を証明する書面として裁判所や税務署などの公的機関に提出する場合、あるいは、銀行や売買の相手方に適正な価格を示す際に高い証明力を発揮します

 
  また、不動産鑑定士は、不動産全般に携わる高度な知識と経験をもった専門家として、不動産の鑑定評価のほかに不動産取引相続固定資産税評価土地の有効利用などの不動産に係るあらゆる問題について、あなたの生活の身近なアドバイザーでもあります。どうぞ、お気軽にご相談ください。  



不動産鑑定士の主な仕事

一般的な土地や建物の鑑定の他に、国が不動産の適正な価格を公表する地価公示や都道府県によって公表される 地価調査をはじめとして、相続税標準地の鑑定評価固定資産税標準宅地の鑑定評価・裁判所競売評価などがあります。
 


 地価公示とは

国土交通省が地価公示法に基づき発表する一般の土地取引価格の指標とされるものです。都市計画区域内の代表となる標準地を選定し、各地の不動産鑑定士が毎年1月1日時点における1平方メートル当たりの正常な価格を調査します。毎年3月末に各報道機関で発表されています。 

 地価調査とは

都道府県の調査による毎年7月1日時点の地価です。
地価公示同様に一般の土地取引価格の目安となるもので、毎年9月末に各報道機関で発表されています。





      「個人情報の保護に関する法律」に基づく公表事項