双眼鏡で星を見ようよ。2
さて、満点の星空の下へ出かけましょうよ。私の双眼鏡観望スタイル...?
 さて、望遠鏡で星空を見ようと思っていた「あなた」。双眼鏡で見よう!。。。。なんて言われて「ホントぉ〜〜?」と思っていらっしゃると思います。双眼鏡での星雲星団さがしってホントに楽しいんですよっ。望遠鏡の倍率よりもかなり低倍率な双眼鏡で見る星雲星団は、本当にちっぽけで見逃してしまいそうなくらいです。でも注意して探すと星と星の狭間に「うっすら」と「ぼんやり」とそれでいて恒星の「キッ」っとした光とは違った姿を現してきます。
「ほぉ〜ら、そこにいたっ!ふふふ。わたしゃ騙されんぞ。(^^)そんなあなた(星雲星団)は何等級?おや、9等ですか。」と独り言を言いながら夜空を眺めている姿は普通ではありませんね。(爆)
ここで、あると便利な道具は「カメラ三脚」です。
あると無しとでは格段に違います。
だって.....双眼鏡を手持ちで観望すると....

「この辺りかな?」(星空へ双眼鏡を向ける。)
「違うみたい。」(目から双眼鏡を離し、星図へ目を向ける。)
「よし、今度こそ。」(再び上空へ双眼鏡を向ける。)
「ん?これだっけ?」「あれ?さっき見たような....」
 双眼鏡を目標に向けているつもりなのに、そうでなかったときには今どこの辺りを覗いているのかの確認が必要です。そのためにはカメラ三脚を利用し、その場所に向けたままの状態にしておくのが手っ取り早いのです。
 だってそうでしょ。車で移動しながら地図を見ても自分のいる場所はドンドン移動していますよね。一旦停まって、自分の現在地を地図で確認してから「行きたい方向」と「そこまでの距離」などを確認すると思います。
 星雲星団さがしも同様で、目標物近くの目印になる星を見つけて地図で確認し、カメラ三脚などで固定し、その星から「どの方向へ」「どのくらい移動させるか」を確認しながら動かしていきます。
 # 最近の「自動導入の望遠鏡」は、まさに「ナビ付きの自動車」のようですね。
 # ナビがない場合(私のこと)は、よく行く道には迷わないのですが、新しい所に行こうと
 # するとなかなか道を覚えてくれない....(爆)
 # あ、私ですか?(^^; ナビを買うお金もありませんし、さらに最近は旅行にも
 # 行けなくて道を忘れてしまいました。(^^;;
【星図・星座早見板】

 これは必要でしょうね。特に「星図」は何種類あってもいいとおもいます。自分が使い易いものがイイです。A6サイズの手帳形式は双眼鏡のケースに入りますし、一口に星図と言っても結構個性があるものです。著者で言いますと藤井旭さんや中野繁さん、浅田英夫さんなどそれぞれの個性があります。「The SKY」(誠文堂新光社)や「ステラナビゲーター」(アストロアーツ)などの天文シミュレーションソフトをプリントアウトするのもいいでしょう。

 ここで大事なことは使用する双眼鏡の実視野(実際に見えている範囲/度)を把握した上で使用することでしょう。7°の実視野(7倍×50mmの標準的な実視野)が、星図上でどのくらいの範囲なのかを理解しておいた方が使い易くなります。私は黒い紙に実視野の大きさをサークルカッターで穴を開けて使用したり、透明のアクリルやOHPシートに円を描いておき、星図上で動かすと探しやすかったです。
星雲星団さがしに必要と思われる道具ですが......
【テーブル・星図を置く場所】

テーブルに限らず、箱の上でも膝の上でも良いのですが、星図をキープしておく場所があると効率よく観望出来ます。過去に私が使ったものは、「アルミロールテーブル」と「譜面台」です。

アルミロールテーブルの下に七輪を入れておくと暖かく、冷えやすいテーブルにも夜露が付きにくいです。
【照明・ペンライト】

眩しくなく、それでいて星図が見易い程度の明るさって結構難しいです。ボリューム付きのLEDライトがあると便利で、しかも自立すると非常にイイです。

(参考HP:星の道具箱
【イス】
お好きなものを。(^^)
ゆっくりとリクライニング出来るものもあれば、座面の高さを変えることが出来るものもあります。
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  双眼鏡向きの星図と言えば.....
「星雲星団ウォッチングガイド」
 /地人書館 浅田英夫 著」
【上のページ】
大まかな場所が判りやすいように、肉眼で見た雰囲気の星図に7°の円がついています。
【右のページ】
目的の天体を中心とした「7°」の視野を9.5等星まで表示しています。双眼鏡で見えるほとんどの星が描かれているので淡い星雲も「間違いない。」と独りで納得できます。
森永「チョコボール」の銀のラベル5枚で当選したキョロちゃんのイス。
座面が低いのですが、なかなか活躍しています。
 寒い冬に限らず、活躍してくれる七輪木炭の消費量も焚き火台に比べると少なく、お腹が空いたら餅を焼いたりしています。
 アルミテーブルの下に入れておくとテーブルの天板が暖まり、カイロ替わりに使うこともあります。

#山の中での火気使用は十分な注意を