デジカメで天体写真!?
「デジカメで天体写真」と、言っても、ten.は高級機材「一眼レフタイプデジタルカメラ」は所持していません。このコーナーは、過去に撮影したフィルムによる写真をこのページにUPするために行った「苦肉の策」を紹介します。
他の皆さんはどのようにフィルムの画像をパソコンに取り込んで「.jpg」などの画像ファイルにされているのでしょうか?一般的な方法は、「フィルムスキャナー」で読み込んでフォトショップなどの「画像処理ソフト」で画像ファイルを作られているのでしょうね。
実は、ten.は画像関係の知識が全くありません。もちろんフィルムスキャナーなどという「高価な周辺機器」はビンボーなので持ちません。
で、考えついたのが、スライドビュワーで透過した像をデジカメで撮影し画像ファイル化してしまうことでした。結果は下にあるとおりです。
廉価版デジカメを使用し、過去に撮影されていた「フィルムでの天体写真」を撮影しました。
ピントチェックのために撮影し、若干のピンぼけを生じてしまい、日の目を見なかった作品。このくらいの大きさならピンぼけもあまり関係ないかな。
写真はアンドロメダ大星雲 M31です。
2003年10月18日白木峰高原第三駐車場にて。
HB120Tヒノサワカメラ
フジクロームプロビア400F(120裏紙無し吸引)
高橋製作所P-2zにて自動追尾
23h50m−24h10m(135mmf2.0→F2.8)
おおっ!
何て懐かしい。1997年に明るくなった「ヘール・ボップ彗星」です。
いやいや、なつかしいです。あの頃は毎晩(毎朝)早起きして撮影し、そのまま職場に出勤していました。
こうしてみるとまあまあ見られる写真かも?と自画自賛(爆)はくちょう座あたりの天の川と一緒に見えた時期ですね。
1997年3月4日撮影時刻不明
フジクロームプロビア400(35mm版)
nikon nFM-2/T+24mm絞りF2.8
2分露出
今回の画像撮影を手伝ってくれた「FUJICOLOR Viewer4×5」です。単4電池を4本使用(連続点灯時間2時間)します。厳密な色管理は出来ない旨の説明書がありましたが、撮影されたフィルムの確認には重宝します。
外寸法111×191×12mm
4×5フィルムサイズの照明面を持つ。
色温度:約5000°K(約1000時間)
と、書いてありました。
周りを暗くして、デジカメを「接写モード」「蛍光灯光モード」にして撮影しました。過去に撮影した写真をちょっと紹介するにはいいかもしれません。
↑自宅から撮影したいて座付近と、あぐりの丘(長崎市四杖町)から撮影した「いて座とさそり座」→
天の川の写りが全く違います。直線距離で10kmほどしか離れていないのに......。
白黒のネガを撮影し、画像処理ソフトで白黒反転しました。まあまあ見ることが出来ますね。元ネガが悪すぎる.....。
ここ1年くらい、ひのさわさんちのアストロカメラHB120Tを使用しています。このカメラは、ブローニーフィルム上にφ45mmの円形の写野で撮影出来るカメラです。
結構、好きなんです。このカメラで写した雰囲気。
別に、円形魚眼や屈折直焦点などにこだわることもなく、好きなレンズですきな構図で撮影しています。
いやあ、以前からフィルムで撮影した写真が生き返ったような気がします。
フィルムスキャナーがあれば楽な話なのですが、高価で手が届きませんし、雰囲気だけ味わえればいいのだから....と思ってやってみて良かったです。(^^)