日々雑感

世の中、ブログが流行ですが。。。。あたしゃ、「.txt」オンリーで。(^^)
しかも、不定期更新だったりするのです。(^m^)
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20060228
二月は「逃げ月」と言われ、あっという間に終わったような気がします。このひと月の間に、星見に出かけた日数は一日(伊王島は別ね。苦笑)。たった一日と言おうか一日出られたと言おうか何とも複雑な心境です。その一日は去りゆく冬の星座をじっくりと撮影できたのでヨシとしたいのだが、スタパーのように「わいわいがやがや」楽しく星を見た夜が無かったのが悲しい。スタパーまで、あと二ヶ月だ。今から楽しみです。   (2006.02.28 27055)

20060227
さて、ポイマンスキー彗星とシュワスマン・ワハマン彗星の2彗星は、これからどうなるのでしょう?特にポイマンスキー彗星は3月上旬を過ぎると急激に暗くなるそうなので、「一撃必」の準備が必要です。まず、フィルム。どのフィルムの在庫が冷蔵庫にあるか?(今うちの冷蔵庫にはE100S、ポートラ400BW、プロビア400F、プロビア100Fの4種)撮影光学系はどうするか?これは彗星の尾がどういう風に伸びるのかで違いますね。ずんぐりむっくりな雰囲気であれば、なるべく長焦点の撮影光学系を利用したいし、尾が長くなるようであれば中望遠のでも良いから明るいレンズで「スパっ!」っとあっさり露出したいなあと考えています。なにより、撮影に出かけるための時間的余裕に加えて、スッキリとした晴れの天気が一番必要です。嗚呼、やっぱり出撃するための時間が欲しいなあ。日々雑感、誰が読んだか「日々悶々」

20060226
今日は「工作ネタ」です。Nikon のレンズリヤキャップと24.5mm接眼レンズホルダーを利用して、ピントチェックのためのナイフエッジアダプターを工作中です。今日の作業は、ほんの20分。プラスティックのNikonレンズリヤキャップにφ37mmの大穴を空ける作業のみです。無限遠ピント移動のある「Ai nikkor-S 180mm f2.8ED」のピントをナイフエッジで合焦確認をしようと、急遽、工作しようと思い立ちました。まだ出来上がっていませんが、接近中で予想以上の増光をしている「ポイマンスキー彗星(C/2006A1)」へ対応が出来るようにと思っています。もちろん、晴れ間がなかったり撮影に出かけることが出来なくとも5月には「シュワスマン・ワハマン彗星(73P)」が控えていますので無駄なパーツにはならないと思っています。

20060225
ノートパソコンの「最大化・最小化・閉じる」や、その他の表示がおかしくなった問題は「ツシマヤマネコ」さんのご指摘通りで「フォントキャッシュ」の破損で正解でした。ご教示いただいた方法を実行し解決いたしました。ありがとうございました。しかし、無線LANの調子は相変わらずで、ネットを見ているといつの間にか速度が落ち、断線してしまいます(泣)。このパソコンに入っているファイルを取り出して置きたいのですが、この問題もしばらくかかります。まあ、このパソコンは望遠鏡に接続したりしないので星見には苦労はありませんが。。。

20060224
現在使用しているノートパソコンの調子がおかしい。無線LANへの接続も接続ソフトがアクセスポイントを探せないようだし、IEの右上にある「最小化・最大化・閉じる」の□■×の表示が、「0・1・r」となってしまっている。これはなんだ?もしかするとウイルスか?と疑っているのだが、原因を探る時間がない。今夜の日々雑感の更新は出来ないようだ。明日もそうなるかもしれないが書くだけは書こうと思っている。。。。と、思ったら、今、繋がった。いつ、また切断するかもしれないので、本日はこれまで。(泣)

20060223
天文雑誌のフォトコンテストを見ると、入選作に使用している機材の金額がものすごい。それぞれに「より良い」画像を得るために、ごく僅かな差であっても良い機材を選択する。マニヤの機材はそれだけでも凄い金額になりがちだが、機材の性能がごく僅かな差であっても機材の値段は倍加していく。もちろん、入選した作品と同じ機材を購入すれば同じ写真が得られそうなものですが、現実にはそれらの高額な機材を多種様々な方法で工夫をし、使いこなし、同じ作品にはなり得ない。そこにはこだわりがあったり、天気が良ければ撮影に出かける情熱のある方々が多いので、撮影された画像には機材以上の思い入れがあるものだと推察している。ある雑誌のフォトコンでは、「写真の出来が総て」と言い切り、高額機材の使用が助長される。画して、私ten.は撮影する時間もなく、機材を揃える資金力もなく、使いこなせる知識も少ないと自覚し、一時、天体写真を撮影するのを止めたのだが、自分の格安の機材で出来るだけのことを行えば良いのではないか、自分が見た風景を見たように撮影すれば自分は満足するのではないかと開き直って、細々と天体写真を撮り続けている。要は自分のやりたいことを好きなように行う、これが趣味でありストレス解消の源だということだ。だって、写真を撮影するだけではなくて望遠鏡でいろいろな天体を見たいし、いろいろな機材で見たいし(笑)、その日その時の夜空を眺めたいのだ。やはり欲張りなんだろうなぁ。(苦笑)

20060222
フィルムを切り離すのは「心苦しい」。できればいつまでも手元に置いていたい。自らのために撮影し、自らが納得していれば切り離す必要はない。ただ、自らの表現の手段としての写真であれば、それなりに人目に付くところへ置くことも一考だと。明日、分身の私が旅立ちます。ほんの少しの期間、旅行するだけだと自らに言い聞かせている。

20060221
寒い日と暖かい日が交互にやってきています。今の季節は冬の日と春の日があって、この前まで冬の日ばかりで、最近は春の日が随分と多くなってきています。これから冬の日の出番が少なくなってくると桜の時期が始まります。もうひと月ちょっとで桜の時期ですね(長崎では3月下旬)。今日は久々の画像です。梅の花が咲いていましたので携帯電話のデジタルカメラで撮像してきました。春、一つみっけ!


       

           2月20日撮像の「梅」です。

20060220
先月行った某小学校6年生たちの体験学習に伴うゲストティーチャーが終了し、もうすぐ一ヶ月近くとなる。彼ら5人からは、代わる代わるといった感じで挨拶メールや質問メールが来ている。もちろん、彼ら同士で示し合わせているわけではなく、自ら思い立って質問や挨拶のメールです。こういったご縁が続くのは本当に嬉しいものです。ただ今、体験学習のまとめを作成しているらしいのですが、質問メールに即答できなくて恐縮しています(苦笑)。

20060219
準備万端で臨んだ伊王島。残念なことに頭上の空はほぼ曇天。星空は見ることが出来ないが、ストロボ撮影に際しての被写体との距離や、ストロボの強弱のデータを取るためにホテル支配人とスタッフの方と島の裏側にある人口光のほ とんどない海沿いの道へ出かけた。気温は少々低いものの風が少なくオーバーパンツは穿かずにすみました。薄雲の切れ間からポツポツと星が見えるのだが星座の形までは分からない。とりあえずストロボ撮影を試みる。感度はISO800、露出時間は30秒。レンズとストロボは後日機材変更があるかもしれないが、限られた時間の中で一定の成果は得ることが出来た。空も晴れ間が少し大きくなり、冬の星座の説明や準備してきた望遠鏡で土星を見ていただくことが出来た。この場合、目的は土星を見ることではなく、EDレンズとアクロマートレンズの違いが「初めて望遠鏡を覗いた人が」違いを認識できるか?ということに重点をおいた。もちろん、アクロマートレンズの望遠鏡1本のみであれば土星の輪もたやすく分かり、それなりに感動していただけるのだが、EDレンズの望遠鏡は色収差も少なく、感覚的にスッキリして見やすい。やはりこちら(EDレンズの望遠鏡)の方がいい。とおっしゃっていた。値段の違う望遠鏡のレンズによる像質の違いを、支配人には理解いただけたと思っている。さあ、現在企画中の「星空観望miniツアー」が実現するのはいつ頃でしょう?協力していただいたN草野氏。どうもありがとうございました。ちなみに温泉は出かける前に「さっ!」っと入っただけでちょっともの足らなかったかな?(ちょっと残念)

20060217
明日の準備は済んでます。双眼鏡にカメラ三脚、ヒノサワカメラにレンズとフィルム。望遠鏡は、EDレンズとアクロマートレンズを比較するために私は「VIXEN A80SS(アクロマート80mm屈折望遠鏡)を準備した。(N草野氏はBORG76ED+ポルタ経緯台を準備していただいている。)明日から冬型の気圧配置になり寒くなるため、防寒用のオーバーパンツ(ウィンドブレイク用)もバッチリ準備。あとは晴れ間を期待するのみ。夕方、食事を終えて暗くなる19時半頃から「miniツア記念写真の試写のため」に支配人とスタッフの方と1時間から2時間。そのあとヒノサワカメラでホテルの周りと島内で風景写真を撮ろうかと思っている。もちろんその後はN草野氏と晩酌でも(笑)。今回は準備も万端で、さほど問題がないようだが何か忘れている様な気がする。あっ!?やばっ!一つ問題を発見!。。。温泉に入る時間が無さそうだなぁ。。。(温泉は24時まで。

20060216
現在、ある依頼を受けている。”やすらぎ伊王島”の支配人からの依頼で、「宿泊客に星空観望ツアーを行って欲しい」というものだ。支配人曰く、「こちらに赴任してきて気付いたのですが、仕事を終えて歩いて帰る途中に電灯が少ないところで見上げると凄い数の星が見えるんですよ。これは良いと思いましたね。」 つまり、せっかく空の綺麗な所に泊まって、何も気付かぬまま帰るよりも、興味のあるお客様だけでいいから当地の星空を見ていただきたいということらしい。「それならば....」と、もう一つの提案を行った。「星空miniツアー参加のお客様に星空をバックに記念写真を行い、希望者には販売する」というもの。この場合、「販売」という行為が「星空を楽しんでいただく」という趣旨から外れてしまうのかもしれないと危惧しているのだが、「星空と一緒に記念撮影しましょ。」という軽いノリで楽しんでいただければよいのではないだろうか?デジタル一眼レフならば撮影したその場で画像を確認でき、お客様にとっても楽しいかもしれないとも考えた。この星空miniツアーは、なるべく早い時期に始めたいとおっしゃっていた(春頃から?まだ不明)が、現在、支配人と星空記念撮影のデータを取ろうという打ち合わせをしている。ホテルにとっては必要な機材の購入を伴うので、なるべくきちんとしたデータを取って、ホテルのスタッフさんらに撮影方法などを覚えていただくということになるらしい。もちろん、ten.はデジタル機材に対する知識を持ち合わせていないので友人らの協力あっての賜なのです(N草野氏、いつもありがと。)。明後日の土曜日は晴れるかどうか気になるところですが、データ取りなのでなんとかなると思っています。おぉ、そう言えば、私にとって久々の温泉になりそうです。(もちろん日々雑感もお休み。笑)

20060215
早いもので、スターパーティーin白木峰「春の大観望会」の日程が決定いたしました。2006年4月29日(土)日没頃から翌日まで(アバウトだ。笑)、諫早市白木峰 第三駐車場にて開催です。私自身、最近、星を見に行くことも少なく、晴れたチャンスを逃すまいと独りで天体写真を撮りに行ったりと寂しい星見をしている気がするので楽しみなイベントです。丁度、GWの初めにかかるので旅行を考えている方もいらっしゃったのでは?と心配しながらも、「スタパーに来られなくて残念だったね。」と言えるような、曇っても楽しいスタパーになるだろうと期待している。

20060214
仕事を終え、職場で私服に着替えようとロッカー室での事。ふいに点けたテレビから「諫早市コスモス花宇宙館」の特集が放映されました。コスモス花宇宙館の天文指導員さんは聞き慣れた声で軽妙に話している。「この方、知り合いなんですよ。夜だけでなく晴れていればお昼にも星を見せる技量を持っているんです。」と職場の人に話すと、「!?昼間に星が見えるのか!?」とビックリしていました。そりゃそうよね。望遠鏡で星を見るって聞くと夜の話しだと思うのが普通です。ましてや一般の人は「昼に見る星」なんて想像がつきませんもの(笑)。私自身も、「コスモス花宇宙館」では昼間の星を見せていただくことも多いのですが、お昼の星を見ることができるってやっぱり凄いっ!(しかも見せていただいたのは2等星と5等星の二重星)こういった素晴らしい人材がいる天文施設が長崎県に根付いていることを改めて認識し、賞賛すべきだと思いました。

20060213
今日の日中は、とんでもなく「どピーカン!」の紺碧の空でした。朝は、空気を切り裂くような金星の輝きを見ながら出勤したのだが、こんな快晴の空の午前中なら肉眼で探せると聞いていたのをすっかり忘れていて探しませんでした。嗚呼、勿体なかったなぁ。次のピーカン快晴はいつになるか判らないので、天気を逃すのは本当に勿体ないと感じました。こう言うのをなんていうんだろう。。。「覆水盆に返らず」「後悔、先に立たず」といった感じかな。

20060212
昨日は、職場の関係の大会があり、その後、飲み会になる。帰宅したのは午前様(笑)。今日は午後から写真屋さんへ行く。現像に出したフィルムが仕上がっているからだ。先日の撮影では空気の透明度も良く、あの失敗がなければまあまあな出来だろうと予想していた。仕上がりは予想通り。構図もまあまあ。気に入ったコマもある。デジカメマクロ撮影してTOPページを入れ替えようと考えています。しばらくお待ち下さい。(って、だれに言ってるのだろう。笑)

20060210
「星空を眺める。」こんな簡単そうな事が難しいなんてと、最近ひしひしと感じる。時間との都合。自分の予定。月回り。身の周りの環境。そして天候。困難な状況は多いがそれでも星空を眺めようとしている。漆黒の夜空の下に身を置き、宇宙と地球の狭間で共有する空間。風を感じ、木々のざわめきを聴き、空気の変化を感じる。人工建造物がほとんど無い景色に身を置くことが落ち着くなんて、誰も信じないだろう。無限に小さい点像を見ることが網膜に気持ちイイなんて、誰も信じないだろう。レンズを通して増幅された光を見て気持ちイイなんて、誰も信じないだろう。しかし私は、自分が気持ちイイと思うことを信じる。

20060209
朝の空はずいぶんと春に近くなっている。いつもの出勤時間には明るくなっているし、春の星座が西に傾いている。夕方も暗くなる時間が少しずつ遅くなっている。明るい朝は早春の雰囲気が漂う。いつもの雰囲気と違うのは中天高く輝く「木星」と東天に輝く「金星」だ。こればかりは春の風景と違って今年の春ならではの風景だ。しっかりと目に焼き付けておこう。

20060208
「どうも失敗したらしい。。。」と、いうのは先日の撮影時の赤道儀の極軸セッティング。極軸望遠鏡のスケールに導入する位置を180度間違えていた事に今日気付いた(笑)。そうね、「月が沈むからセッティングを急がねば」なんて考えているから間違えるのよね。せっかくP−2z用にしている時角早見表を持ってきていたのに、「うーん、ま、いつものことだし、てきとーに。」なんて邪(よこしま)な考えをするから失敗するのさ。多分、20分露出したコマは失敗だろうなぁ。85mmレンズを使ったコマは失敗だろうなぁ。なんて後悔するけど、実は、北極星のセッティング位置を180度間違えたときには、「どの焦点距離のレンズでどのくらいの露出時間だと失敗と認識できるのだろうか?」「24mm広角レンズで10分露出なら失敗に見えないのだろうけど。。」と考えると、実は興味津々になった。「てきとー」を信条とするプラス思考とはこうあるべきだと胸を張っておこう(爆)。(失敗したときの言い訳さっ。苦笑)

20060207
フィルムを現像に出してきた。今日の便はもう来ないらしく、仕上がりは「中二日」だそう。仕事が終わって写真屋さんに行こうとしても18時までの営業らしく、ten.の勤務シフトだと18時には間に合わない。しばらく、写真屋さんにお預かりしていただこう(笑)。先月の Nikonフィルムカメラ撤退のニュースの話題を振ると、写真屋さん曰く、現像所が少なくなっているらしく、これからは福岡送りやら東京送りの処理が増えるかもとおっしゃっていた。もちろん写真館の仕事もデジタル画像の介在は増えているが、画質や階調の点ではやはり銀塩が良いらしく、フィルムがある限り頑張るともおっしゃっていたが、いつデジタルに切り替えるかも悩んでいるとおっしゃっていた。「コスト面で有利でも、プロの方がデジタルに切り替えた瞬間に銀塩は無くなってしまいますよ。銀塩の画質が良い以上、お互い頑張りましょうね。」と、事もあろうか、プロの方に言ってしまった。一アマチュアからの励ましは届くのだろうか?(苦笑)

20060206
透明度の良い夜で快晴で月の影響が少ない夜というのは年間を通じて滅多やたらにあるわけではない。一昨日の夜は、まさにそんな夜でした。撮影場所として「今夜はここで撮影しよう」と決定づけたのは南天に青白く輝いていたカノープスだった。ここ長崎ではカノープスが見えることはそう珍しいことではない。南に低いので大気の影響を受けやすく、赤っぽい/黄色っぽい事が多いのは事実。そのカノープスが青白く(白く)輝いているのだから今夜は本当に良い夜で、かつ、ここは南側の開けた撮影に良い場所だということだ。西空に残る月が沈む時が撮影開始の合図。それまでに赤道儀をセッティングし、七輪の炭を火熾しし、テーブルとイスを準備する。おっと、フィルムの裏紙も外してカメラにセットする。準備が済んだ頃に丁度、月が山陰に沈んだ。西空は、まだ薄明るい。月は山の後ろに沈んだが実際にはまだ水平線上にあるからだ。星空は輝きを増す。先ほどまで見えていなかった冬の天の川が判る。大型の散開星団が肉眼で判る。自宅から持ってきたMP3プレーヤーのスイッチを入れ、音量を最小にして満天のシアターのBGMにする。撮影中は双眼鏡で眺めようと思ったのだが、星の砂を散りばめたような星空ならば肉眼で広く眺めていた方が落ち着ける気がして、七輪の柔らかい燈色を手で仰ぎながらゆったりとイスに座って眺めた。撮影は順調。ten.は、ひとコマに長時間の露出をする方ではない。短いときには2分、長くても20分ほどの撮影なので撮影開始から2時間でフィルムを使い切ってしまう。裏紙外しに失敗したときのために予備のフィルムも所持していたのだが、翌日の仕事を控えているので、もう2時間粘る勇気はない。何より、冬の星座たちが沈んでいく一番良い日だったような気がして満足してしまった。翌日のニュースで「今朝の最低気温は、長崎で氷点下0.7度。この冬一番の冷え込みでした。」と言っていた。ゆっくりできたのは七輪のおかげかな。(微笑)

20060205
昨夜は午後から快晴で衛星画像を見ても雲は出そうになかった。さらに大気の透明度も良く、夕方の時点で五島列島がはっきりと目視できた。「こりゃあ〜今夜は綺麗な星空になりそうだ!」と思うが早いか、仕事を終え帰宅し出撃の準備に入っていた(この時点で「日々雑感060204」はお休み決定!笑)。目的は去り行く冬の星ぼし達を撮影すること。この夜は、西空の綺麗な県民の森に行くことにした。天文雑誌に入選を果たしたあの場所だ。暗くて景色も良く、こんな夜には良い撮影が出来るだろうと考えての事だ。機材はお手軽赤道儀の「H−40型」。固定撮影で景色とともに撮影するときには水平をとる必要があり、自由雲台が使用できる軽量な架台としてH−40型を選択した。県民の森へ登る道のりでもフロントガラスの向こうには綺麗な星空が見えており、ワクワク感を抑えることなど不可能だ(この時点では....。)。撮影予定場所に到着。なんだか雰囲気が違う....。ぬあぁぁぁ〜〜!!街灯が点いているぅ〜〜!! 何たること!またしても自然な雰囲気の良い景色が消滅してしまった。こともあろうか、駐車場に3箇所、松林の方(北側)に1箇所。こんなに煌々と照らされたら街灯のまぶしさで夜景も美しくないっ!、夜にはほとんど誰も来ないのに街灯を設置する必要があったのだろうか?と設置した行政に疑問符がつく。と、文句を言っても誰も答えてくれないし、月も沈もうとしているのに満天の星空が見えているこの天気を逃す訳にはいかぬとばかりに気分を入れ替えて県民の森周辺をうろうろする。結局、ちょっと広めの道路端に車を停めた。機材を組み立てようとしている私を出迎えてくれたのは、南天に青白く輝く「カノープス」と西に傾いた上弦近くの月と満天の星空。月があるのに良く見える、これはすごくいい夜になりそう。七輪の木炭を火熾ししながら機材をセッティングを行い、午前3時までの4時間をこの場所で過ごした。

20060203
今日は節分。季節を分けるということで、明日は立春です。つまり、これからの季節はです。これから先のポカポカとした暖かい日に「小春日和ですねぇ。」なんて言うと「小春ではなく、もう春です。」と、恥をかきますのでご注意を(笑)。しかし、春になったのは暦の上の事で、実際の天候はまだまだ寒いです。ちなみに明日朝の予報では、最低気温は零度。一気に寒くなります。やっぱり、ちっとも春ではないので、風邪などには充分にご注意を。

20060202
春の銀河・小宇宙の観望期として2月はイイ感じの時期と紹介しましたが、天候などで前倒しできない日食・月食などの日時が決まっている天文現象もありますので要注意です。さしずめ、今年の楽しみは5月に最接近して肉眼彗星になると期待されている73P/シュワスマン・ワハマン彗星です。予報では5月12日に地球に最接近します。どのくらい最接近するかというと、0.08天文単位という距離です。この「1天文単位(1AU)」というのは太陽と地球の半径を1.0天文単位として、太陽系内の距離の目安にするものです。ちなみに1天文単位=149,597,870kmということです。月と地球の距離は384,400kmですから、0.002569天文単位です。つまり、73P/シュワスマン・ワハマン彗星は月までの距離の約31倍の所まで地球に近づく彗星です。地球への訪問者を歓迎し観望しようとしても天候には勝てません。観望好機の晴れた日が勝負です。ちなみに最接近の5月12日は満月近い月があります。実際の観望好機は4月下旬からの新月期となりそうですが、今のうちに撮影光学系の選定を始めている計画的な人もいるようです。ten.もそろそろ考えなくてはと思っています。景色の良いところは何処だろうなあ。(って、撮影光学系の話の選定ではないな。。。笑)

20060201
さて、ついに2月。先月は「TG経緯台の試運転」と「新年耐寒なべ会」の二晩の出撃だった。何とも少し寂しいなあ。1月のニュースといえば「Nikon、フィルムカメラの事実上の撤退」だろう。これはten.的に非常にショックだった。銀塩フィルムの行く末を心配したが、FUJIFILMもコダックもフィルムの需要がある限り頑張ると言っている。ten.もフィルムカメラが動く限り、またフィルムが供給される限り、このまま頑張ってみようと思った。おっと、2月の話題に移ろう。2月からは冬から春にかけて星座や星雲星団の写真撮影や春の銀河の観望に適する月だと思っている。おとめ座銀河団などを観望しようとすると透明度の良い夜が必要となるのだが、残念なことに同じ春でも3月になると「黄砂」というやっかいな天候がやってくる。黄砂の夜はドンヨリとして撮影しても写りが悪いし、観望しようとしても望遠鏡での導入に必要な基準星が判りづらい。つまり2月は、実質上、春の空を条件良く撮影・観望する最後の月だということだ。貴重な晴れ間を逃さないように頑張ろう!(....と、言ってみる。爆)





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