未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。




店主:ten.の
日々雑感

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20070930
秋雨前線の南下で空はどんよりとしていたので「BARON−SIX」の試写を行いませんでしたが、寒気の流れ込みでさわやかな風が吹きました。そろそろ秋になってきましたね。季節の変わり目ですから体調を崩さないように注意したいと思っています。そういえば、そろそろ「スターパーティーin白木峰(通称:スタパー)、秋の大観望会」の開催が企画されつつあるようです。ten.的には寒い時期ではなく少しでも暖かい方がいいので一週間でも早めに開催して欲しいなぁ....なんて思っているのですが、開催時期はまだ未定のようです。そうそう、運動会などが多い10月中って線はないかもね。(んじゃ、11月なのかな?笑) (2007.09.30 59287)

20070929
その名も「BARON−SIX」です。B・1、1/2、1/5、1/10、1/25、1/50、1/100、1/200secのシャッタースピードが使用でき(低速側の精度は怪しいですが。苦笑)、B(バルブ)に必要な汎用レリーズも取り付け可能です。セルフタイマーもシャッターに付属しています。レンズは距離目盛を見ながらピントを合わせるようで、レンズ前面には「1:3.5 f=80mm(F3.5〜F22)」と記載されています。光学系はモノコーティングのようですが、どちらかと言うとノンコーティングに近い状態です。これが先日からネタにしている蛇腹カメラの正体でした。前玉と後玉レンズが濁っていたので「レンズクリーニングリキッド@富士フィルム」で拭いたら少しはキレイになりました。また、フィルムフォーマット6×6を6×4.5へ変換するマスクは見つかりましたが錆だらけになっており、これを使うだけでフィルムに傷が入る状態です。残念ですが6×6での使用が前提となりました。こんな状態でも蛇腹に光漏れは認められなかったので撮影には耐えうると思います。冷蔵庫に使用期限切れの「Velvia100F(120)」ポジフィルムが数本ありますのでちょっと日中の景色を撮影しようかな。(あ、現像代が財布の中にあるときにねっ♪)

   


20070928
新月期には中々チャンスが無いのに月が大きい時に限って良く晴れるものです。これは「マーフィーの法則」のようなもので(笑)、昔の天文雑誌の川柳に「セッティング、する間に 雲もセッティング」なんてのもありましたが、自分が思っているようにはならない事がたくさんあります。やりたい事したい事、たくさんあります。しなきゃいけないなと思うこともたくさんあります。焦ってもしょうがないのですが、少しずつ進んでいきたいなぁ....。

20070927
発見された蛇腹カメラ、フォーマットは6×6ですが、フィルムの直前に「6×4.5」のマスクをつけて645で撮影することができるようになっています。残念ながら、その645用のマスクを紛失(いや、探していないだけ。笑)しているので等分の間は6×6仕様になりますね。Webで調べてみると1952〜1953年あたりで製作されたとあったり、少量しか生産されていないとあったり、「画質はそこそこ」だとあったり、なんとも面白い....いや怪しいカメラです。高校生の頃、腕のいいカメラ屋の親父さんにシャッター部分と蛇腹をオーバーホールして完動品になっているのは確認済みなんです。たった一度だけですがフィルム入れて撮影した記憶もあります。ただ、このカメラでは星空を撮影したことがありません。一体どれくらいの露出をかけていいものやら、フィルムの浮き上がりを防ぐ....もとい目立たなくするためにどこまで絞ればいいのやら皆目見当も付きません。アストロカメラの撮影もままならないのに、やりたいことばかりが増えているような気がします。長生きするなあ....俺。(笑)

20070926
昨日、実家に立ち寄った際に押入れの中をゴソゴソと漁っていたらヒョンなものが出てきました。ブローニー版の蛇腹繰り出し式カメラでした。レンズはノンコーティングですが開放F値5.6で、シャッターには「B(バルブ)」が付いていますし、6×6のフォーマットで撮影ができます。星像や周辺減光には目をつぶりながら色々と遊べそうです。いつになるか分かりませんが機会があったら使用して遊ぼうと思いました。

20070925
今夜は「中秋の名月」です。今日の仕事がそろそろ終わろうかという頃、一息つこうと外の空気を吸いに出たら東の空にぽっかりとお月様が出ていました。ヌケの良い秋の空に映える満月と景色がちょっとだけ元気をもらいました。煌々と輝く満月の夜には星空が期待できないのですが、よく目を凝らしてみるとずいぶんと星も出ています。月に照らされた景色と星空が楽しめるのも中秋の楽しみなのでしょう。

20070924
珍しいことに16時12分に長崎地方で地震がありました。マグニチュード4.3、私の自宅では震度2〜3の揺れを感じました。ここ長崎では近くに雲仙普賢岳という活火山があるのに地震が起きるのは頻度としては少なく、私自身も地震による揺れを経験した事がほとんどありません。すぐにWebで確認したのは震源地の場所と津波情報。震源は橘湾だったので津波の可能性を否定できませんでしたが、幸いにも津波の心配はなかったようです。文頭にて「珍しいことに」と記載しましたが、地震などの天変地異はいつ・どこで起きるのか分からないし、頻度が少ないからといって大地震が起きないとは決して言えません。「備えあれば憂いなし」という言葉を小規模の地震で再認識しました。

20070923
昨夜の「県民の森天文台の担当さん」はちょっと忙しかった。というのも、いつもの天文台の公開に加えてドームの外では「双眼鏡と望遠鏡をつかって星を見よう」というイベントが重なっていたのだ。もちろん、イベントがあるのでボランティアスタッフが 増員されているし、担当の日ではないのに手伝いにきてくれたスタッフもいました。ありがたいことです。「双眼鏡を使う」コーナーではカメラ三脚に載せた貸し出し用の7×50双眼鏡を使用します。双眼鏡自体の操作としては「眼幅の調整」、そして使用する双眼鏡はCF(中央繰り出し式)双眼鏡なので「左目でのピント調整(中央繰り出しピント調整)」のあとに「右目のピント調整(視度調整)」となります。ところが、参加者のお客さん達は、目標物へ向けるためのカメラ三脚の操作が難しいようでした。三脚の操作については「パン棒」を緩めて(クランプを緩め)目標物へ向けたあとにパン棒を締める(クランプを締める)....それだけの操作なのですが、見ているとやっぱり難しそう。「どれどれ?」と交代してみたらパン棒が緩んでいるのか締まっているのか良く分からない操作感です。締まっていても架台全体が「しなって」目標物に向きそうな動きをするし(もちろん手を離すと元に戻るので使っている人は???状態になる。)、パン棒のクランプも緩めている時でも重たい動きをしているし。双眼鏡の操作というよりはカメラ三脚の操作が難しいとは意外でした(苦笑)。どの施設も「予算の範囲で」機材を購入するので貧弱なカメラ三脚に文句は言えませんが、操作しながら「???状態」になっている参加者を目の前にして苦笑するしかない自分がいました。

20070924
県民の森での観望会では備え付けの貸し出し用望遠鏡を使って月を見てもらいました。本当は大型の星雲星団を自分で望遠鏡を操作して見てもらいたかったのですが、残念ながら月しか見えない天候だったのです(笑)。貸し出し用の望遠鏡は80mm屈折経緯台と130mm反射経緯台の二種。望遠鏡の操作には上下水平の「粗動と微動」の動きだけなのですが、望遠鏡の操作をしたことがない人にとっては微動という概念がないのか結構苦労していたようです。これってやっぱり「慣れ」の問題なのでしょうかねぇ。あ、でも自分で操作して見る月というのは良いようで、参加者の方たちから楽しい会話が聞こえていましたね。

20070922
昨夜は職場の飲み会があって、日々雑感をお休みしました。今日は「県民の森天文台の担当さん」になっていますのでこれから行ってきます。今日も日中は凄い暑さで、16時の時点で気温は34度でした。県民の森は涼しいかなぁ。、

20070920
屈折望遠鏡。中でも最近のアポクロマートレンズを使用した望遠鏡は、頭に「超」が付く程の高性能化が進んでいます。当然ながら価格も「浮世離れ」した額面が付いているものが多いのですが、ここ10年の間にアクロマートの鏡筒も進化が進んでいるように思います。一見すると作りが簡素で安価なので初心者用の望遠鏡と間違われそうなアクロマートレンズの望遠鏡ですが、その意識を払拭したアクロマート鏡筒の革命児と言える望遠鏡を挙げるとすれば笠井トレーディング扱いの「シュワルツ120(非現行機種)」です。写真撮影を前提としない眼視用の望遠鏡とする位置づけで発売されたシュワルツはアクロマートレンズの欠点とも言える色収差を肉眼の感じる色・感じにくい色の結像を肉眼向きの設計にしていたようで、それは紫〜青の色を焦点位置から大きく離し、その他の肉眼の感じやすい色をまとめた設計と言う事です。ten.自身も周りの友人らが所持しているので実際に見る機会が多々あり、その高性能を目の当たりにする経験をいたしました。もちろん月や木星などの明るい天体の場合は紫〜青の色収差が周りに見えますし、本体の色も「若干黄色っぽいかな?」と感じる程度で惑星などを見ると模様が本当に良く見えてました。アクロマートの鏡筒でもF値が大きくて「球面収差の少ない鏡筒は良く見える」と言われてきましたが実際にその通りでした。最近も超安価な「10分で完成!組立天体望遠鏡」や「STL80A−MAXI」なる8cmF15の長大な望遠鏡が良く見えるという経験をしましたし、当掲示板ではMiniBORG50やらAV102SS(A80SS)などでの撮影が話題になるなど、まさに「アクロマートの復権」と言える昨今ではないかと考えているところです。

20070919
「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、あと数日で彼岸の入りというのに猛暑日(日中の気温35度以上)とは驚きます。秋のヌケの良い青空のせいか日差しがとても暑く感じます。「ああ、このまま夜まで晴れて出撃したいなぁ。」と心の葛藤が始まります。夕方、南の空には半月前の月がありましたが、とても白く輝いていて、「秋の空はイイなぁ....。」と感じます。秋の散開星団と夜半あたりから昇ってくる冬の星座たちがヌケの良い空に輝く姿は本当に綺麗ですよ。明日あたりが半月ですから撮影をするなら明日までかな。(どうも無理っぽい....)

20070918
ネタは作ってもメゲません!なぜならそれが楽しいからです。銀塩フィルムでの撮影は「失敗の悔しさ」も楽しみの一つです。多分、悔しさはデジタルでも同様なのでしょうが、先日の日々雑感で書いたとおり、ten.にとっては撮影に至るまでの経緯が重要なので「悔しさ」も一入です。ですから自らが思い描く光をフィルムに納めるその日まで満足はしません、失敗しながら遊び倒しますっ!

20070917
昨日の続きでネタ作りその2の話です。ひのさわさんちのアストロカメラを使って80mm短焦点屈折での直焦点撮影の試運転でものの見事にピンボケした4コマ。これが昨日バラした「ネタ1」です。直焦点撮影はそこそこに友人から託された20mm広角レンズでの撮影をしようとカメラを鏡筒から外してカメラ三脚へ取り付けます。狙うは大村湾から昇る冬の星座たち。順調に撮影をこなし、薄明が始まる時刻になろうとしています。最後のコマに月明かりで浮かび上がる景色と透明度の良い空に頑張って見えている北天のあまのがわを撮影しようと三脚とカメラを移動し構図を決めます。北天は、今年の出撃した中でも透明度も最も良くこのコマがTOPページに置かれるであろう期待バリバリです。露出はF4.0で10分。この空ならば十分な露出時間です。きっと松林と芝生の景色とカシオペヤ付近のあまのがわが浮かび上がり....この時点までは凄く期待していました。現像から帰ってきたフィルムには、そのコマは無く....フィルム切れで撮影されていませんでした。(えーん!大泣)

20070916
フィルムの現像が仕上がりました。掲示板に80mm短焦点屈折による直焦点撮影の「M31(アンドロメダ大星雲)」の画像を貼り付け、TOPのページには「大村湾から昇る月と金星と冬の星座たち」の画像を置きました。相変わらずコンパクトデジカメによる「.jpg化」での画像で、荒れ荒れですが、いつものように雰囲気で見てください(笑)。現像が仕上がってから分かってしまう「ネタづくり」(いわゆる笑い話)ですが、ネタは2つあります。まずその1。短焦点屈折を用いた直焦点撮影M31(その他3コマ)についてはナイフエッジピントチェッカーを使用したにもかかわらずピンボケをしていました。ポジをルーペでチェックしてみると中心部分はピンボケ、周辺部分は案外ピントが出ています。これは像面湾曲で中心部のピントを外した分、周辺のピントが出ているのか?それとも元々ピントはきちんと出ていてフィルムの中心部分だけフィルムが浮き上がっているのか(吸引ポンプによる吸引は施していたはず)?残念ながら原因が不明です。もう一度、ピントチェッカーのピント位置をチェックすることが必要かもしれません。また、フィルム浮き上がりの場合は吸引ポンプの不具合も考えられるのですが、これは追々チェックするとしましょう。明日はその2のネタを明かします。

20070915
台風11号が近づいています。最初は「中心気圧は980hpだし、さほどでもないな。。。」とタカをくくっていたものの、一気に成長し、本日15日19時現在で中心気圧940hp、最大風速50m/sです。着目すべきは、その11号が通過してきた進路の元を辿ったところの南の緯度が低い所に熱帯低気圧が発生していることです。二つ目の台風は同じような経路辿る事が多くて警戒を怠ってはいけません。こちらの熱帯低気圧は現在998hp、最大風速15m/sとなっています。同様に成長しそうな予感です。せっかくの新月期に天候が悪くて撮影に出かけることができないのは仕方ないでしょうねぇ。

20070914
月探査機「かぐや」が本日午前に打ち上げられ、無事順調に飛行しています。かぐやは15ミッション14種類の観測機器を載せ、月を極方向に周回しながら探査をする予定になっています。14日20時の時点でも太陽電池パネルが無事展開し、順調に飛行中。とりあえず一安心のようです。この「かぐや」は、月の上空100kmを周回する予定だそうで、月の直径は3474kmで地球から見る月のみかけの大きさは角度にして平均31′ほど。つまり月の直径30分の1の外側(つまり1′)を周回する訳で、しかも極半径方向に周回ですから、ほとんどの期間は月とかぐやは重なって見えるはずです。ほんの僅かな期待をするとすれば極方向を折り返すときに一瞬だけ月から月の直径30分の1離れるはずです。かぐやの大きさは長さ約5m、高さと幅はそれぞれ約2mとマイクロバスくらいの大きさです。月の極付近で月から100kmほど離れたところを折り返すマイクロバス....考えただけでも見えそうにありません。もしも見えるとすれば、極めて稀なタイミングですが太陽電池パネルが太陽の光を反射する事がある(かもしれない)瞬間なのか?それとも優秀なアマチュアの撮影機材がその姿を捉えるのか....。なんとなく誰かが挑戦しそうな気がします。日本のアマチュアの撮影技術を試すにうってつけの対象かもしれません(汗)。ほんとに挑戦する人がいるのかなぁ....。

20070913
去年の日々雑感20060413と20060506、そして20060607の三回にわたって記載した記憶のある「ユーハン工業」の赤道儀が画像となって広告に入っていました。月刊「'07.10 天文ガイド」のP.46に「傾斜回転架台」として掲載されています。残念ながら価格や仕様などは相変わらず記載がありませんが、およその雰囲気が掴めます。以前にはなかった極軸望遠鏡と思われる小ファインダーが側面に外付けされていますし、全体の造りから強度もありそうですね。これなら色々な鏡筒やカメラを同架できそうです。でもねぇ、各部の造りを見るとコストも相当かかっていそうな雰囲気。精度も強度もありそうなだけに誠に残念です(笑)。広角レンズを用いた単なる撮影用と割り切る架台であれば、まだ安価な赤道儀があるだけに惜しいです(って、傾斜回転架台は価格が発表されていませんが。)。「広角レンズ+一眼デジタル+10分までの露出」と限っての他の選択肢としては「アイベルCD−1」が台頭します。小型・軽量・安価の三拍子がそろった架台で、ten.自身も好みです。VIXENポルタ経緯台の回転軸と一軸モータードライブがあれば同じ様なものを作るのも可能ですが、(笑)。作るのかな?と、ちょっとだけ期待された方がいるとすれば、私には「ten.11(星空撮影架台)」というじゃじゃ馬架台があるので作りませんよ。残念でした。(って、誰に向かって言っているのだ?微笑)

20070912
「TSA80SS」と名付けた80mmF5短焦点アクロマート屈折望遠鏡を、円形写野アストロカメラ直焦点撮影と「ちょっとだけ観望」に使ってみて思った事です。まずは鏡筒の仕様についてですが、別途購入しておいたφ90mm鏡筒バンドを装着し天文ハウスTOMITAオリジナルアリ型プレートを介してP−2Z赤道儀に取り付けました。これがまた妙にしっくりとくるのです。操作したいハンドル類にすぐに手が届くといった感覚的なものなのか、それとも赤道儀と鏡筒の大きさ・長さが大きすぎず小さすぎずとバランス良く見える視覚的なものなのか分かりませんが、数コマの撮影とチョイ見観望において非常に使いやすかったです。直焦点撮影仕様と眼視観望仕様では延長筒の有無で切り替える事になるのがちょっとだけ面倒と言えば面倒ですが機材の切り替えに伴うバランスの崩れもアリ型プレートによりスムースにバランスを合わせ直す事が可能です。撮影も観望もまだ詳しいレビューが出来るほど使っていないのですが、眼視モードでの楽しみは18mm接眼レンズと32mm接眼レンズ(+スーパーネビュラーフィルター)での星雲星団観望です。それぞれの「倍率/実視野/ひとみ径」について記述しますと、18mm接眼レンズ使用時=「20.3倍/2.5度/3.9mm」、32mm接眼レンズ使用時=「11.4倍/4.5度/6.5mm」となります。特に楽しそうなのが32mm接眼レンズ+スーパーネビュラーフィルターの組み合わせですね。実視野の広さとひとみ径の大きさが星雲観望に期待が持てます。北アメリカ星雲(80mmで見えるのか?)・網状星雲・NGC7293惑星状星雲などなど淡くて大きな星雲に威力を発揮してくれそうな予感です。次回の観望ではTG−WM経緯台とのコンビを予定しています。楽しみ楽しみ。(....って、いつ?笑)

20070911
いつもの事ですが、現像が仕上がるまでの間はドキドキします。ここ日々雑感に於いてだけの事で正式な使い分けではないと思うのですがten.自身で言葉の使い方を決めています。それは「撮影と撮像」。銀塩では撮影とし、デジタルでの撮影をあえて「撮像」と使い分けています。双方とも撮影という行為に変わりはありませんし、どちらが優れているとも言いません。ただ、以前から言っていることですが、横着者のten.は現像もノーマルですし、その後の画像処理をいたしませんから現像へ旅立っていったフィルムが手元に帰ってきても何もしません。銀塩フィルムでの撮影、特にポジフィルムに於いてはフィルム上に光を与えてナンボのてきとー撮影ですから撮影までの経緯は重要です。ですから尚更に「現像仕上がりの期待」が募ります。今回撮影したコマは11コマ。気に入ったコマは何コマあるかな?期待しているのは「あれとあれ」の2コマなのですが。

20070910
母艦PCのスイッチが入らなくなって早2ヶ月、友人から部品が送ってきました(ありがとう>友)。後は取り付けだけなのですが、スイッチの形状が少し違っているのでちょっと苦労しそう。なんにせよこれにて光明が差してきました。次の楽しみは先日に撮影したフィルムの現像上がりです。仕上がり予定は14日(木)の予定ですが、写真館の営業時間が18時までなので仕事が終わってからでは間に合いそうにありません。取りにいけるのは土曜日ですね。楽しみたのしみ。

20070909
昨日の続きです(微笑)。セッティング終了後、撮影しようとしたときに昇って来た月は、細く鋭い月です。雲の切れ間から覗くその月は大村湾に映え、とても綺麗でした。月は出てきましたが空気の透明度が良かったらしくて星空の輝きは失われていません。カシオペヤ付近の「あまのがわ」も月明かりに負けずにしっかりと見えています。薄明まで2時間弱、まずはTSA80SS直焦点での円形写野撮影(試写)です。ten.は367mmの直焦点であってもガイド鏡を使用せずP−2Z赤道儀にお任せの短時間露出です。今回の撮影は試写だし、月明かりもあるし、淡い星雲を狙う訳ではなく星像を確認するための大型星団狙いですから露出時間もせいぜい10分程度です(多分、これからも同じでしょう)。数コマの撮影後、東の空を見ると冬の星座が高く昇り、大村湾には月明かりが差し込んでいます。ここから薄明が始まる時刻までは20mmレンズによる固定撮影です。20mmレンズをアストロカメラに装着しての撮影は初めてですし、このカメラにはファインダーがありませんから構図は失敗覚悟です。「てきとー」に東に向けて撮影しようとすると月の下、低い所に金星が輝いています。オリオン座に冬の大三角に地球照をまとった細い月、強烈な輝きの金星。こりゃ、役者が勢ぞろいで素晴らしい眺めです。今回は失敗覚悟の構図なのに、失敗したくないなぁ....。ま、現像が仕上がってからの楽しみです。「おぉっ!」っと言うか「う〜ん....」と言うか、現像が出来上がってお気に入りの画像があればTOPの画像を差し替えますのでしばらくの間お待ちください。。ちなみに下の画像は携帯電話「Docomo FOMA P902i」による薄明時の画像です。写っている星は上が月、下が金星です。地平近くには薄明に照らされた大村湾も分かります。最近の携帯電話は凄いなぁ....。

 

20070908
いてもたってもいられず、いつもの公園まで星を見に行ってきました。目的はもちろん「TSA80SS」のシェイクダウンと20mmレンズを使った円形写野での撮影です。出撃するのが遅かったので公園に到着したのは23時30分頃。久々のP−2Z赤道儀を組み立ててTSA80を搭載し赤経・赤緯のバランスを取ったあと、「さぁ、極軸を会わせようかな。」と思ったら曇っています。「こりゃ困ったな。」と思っていると道路の向こうから一台の車が。仲間の○○○さんです。ふたりでマッタリと過ごしていると26時30分頃から雲の切れ間が多くなってきます。急いでフィルムの裏紙を外し、撮影の準備を整えます。極軸をしっかりと合わせて撮影しようと思ったら....東の空に月が昇ってきました。あらま!どうしましょう(笑)。この続きはまた明日....。

20070907
長崎近辺、気象画像を見ると水蒸気がありません。今夜は出撃のタイミングを失い、悶々としております(苦笑)。どっかに行こうかなぁ....。

20070906
下弦の月を過ぎて、なかなか良い月周りになってきました。期待しているのは週末の出撃とTSA80SSのシェイクダウン、更に20mmレンズ使用のアストロカメラでの撮影....。ん〜、時間には限りがありますので一度の出撃で色々と欲張ってはいけませんが、せっかく出かけるのなら出来る限りの事をしたいなぁ〜という願望を持っています。とりあえず一縷の望みを持っていようかな。(笑)

20070905
日々雑感20070716をアップした後、母艦PC(デスクトップ)の電源スイッチが死んでしまい、以来、母艦PCへのアクセスが出来なくなっています。撮影した画像、仕事用のファイル、工作の図面、HPのファイルなどなどメインパソコンが使えないと何もできないほどPCに依存していた自分に気付きます。これでもほんの10年ほど前までPCには全く疎くてキーボードすら触れなかった自分がこうなってしまうのですから「必要だから」という一歩目を踏み出した自分に驚きます。スイッチさえ直ればHDDが飛んだ訳でもなくウィルスに冒された訳でもないので心配ないのですが、色々な作業をしようとすると「あ、DATAは母艦PCだった。。。。」と阻まれます。しばらく落ち気味なのはそういうことなのです。(泣)

20070904
月食、つまり満月から一週間が経ちました。昨夜、深夜の空に見事な下弦の月がクッキリと見えていました。そろそろ撮影に適した期間が来ます。必要なのは翌日の休みと晴れ間、そして出撃しようとする決断....あ、フィルム代も必要だったね(笑)。

20070903
この時期になると写真撮影のテーマを二つばかり持っています。双方ともに固定撮影なのですが、一つは「秋のあまのがわ」の次回作になるもので、以前に無かった電灯が構図に入るようになり前景の処理にひと工夫が欲しくなったからです。そしてもう一つは10月半ばに撮影する「大村湾から昇る冬の星座たち」です。このコマは大気の透明度が勝負で、大村湾の表情と光害と低空の透明度が作品を左右します。こう言うと、いかにもフォトコン用のソレっぽい撮影だと思われそうですが、そう思わずに焦らず毎年毎年撮影するのが好きです。昨年の構図の不備や天候の良し悪しを見ながら気長に納得いくコマを作る楽しみがあるからです。毎年同じようなコマを撮影するのは一度撮影すると次の撮影まで期間が開いてしまい「また来年」となってしまうからなのですねぇ。

20070902
日中は激しい雨が降り、ピタリと止んではまた激しく降るの繰り返し。さながら梅雨末期の雷雨を思いだします。こうなると夏の猛暑ともお別れが近くなります。「暑さ寒さも彼岸まで」と言う言葉がありますがそれももうすぐです。彼岸を過ぎるとスッキリとした秋の空が待っているような気がします。今年の夏にやり残した事は夏の散開星団・球状星団の一気観望ですが出撃していないので仕方ないです。これからは秋の散開星団を観望するのを楽しみにしようかな。涼しい風に吹かれながらの観望に思いを馳せましょう。

20070901
9月。日中は夏、夜空は秋。9月はそんな季節です。日没後、急いで空を見ると夏の天の川が西空に傾き、沈んでいく様子が寂しさを醸し出します。それは南中しようとしている秋の星数の少なさが寂しさを助長しているのかもしれません。一方、湿度は夏と違って空気感はスッキリ感を増していきます。秋空が主役となった南の空を見上げる一方で東の空には冬の星座が空に駆け上がってきます。秋の散開星団を双眼鏡で流すのは空気感と湿度、そして周囲の空気がスッキリしているので気持ちイイものです。さてそんな9月の空を何度見ることができるでしょうか?新月期の中旬が楽しみです。





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