未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。




店主:ten.の
日々雑感

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20071231
いよいよ年の瀬、大晦日です。今年の年末は初めての冬休み。もちろん12月は仕事が忙しく忙殺されてしましたが、すでに冬休みに入ってしまいましたので既にゆっくりしています。ここでちょっとだけ今年を振り返ってみるとしましょう。まずは1月。高橋製作所NJP赤道儀の生産終了に端を発し、手回しできる小型赤道儀はP−2Zだけになりそうな気配に(結局はNJP赤道儀はJP−Z赤道儀として生き残りました)、ここ日々雑感では「高橋製作所P−2Z応援企画」と称してP−2Z赤道儀のten.的な紹介をいたしました。中旬には「マックノート彗星」が白昼にも見えるようになり、南半球ではとんでもない彗星に成長しました。ten.も双眼鏡で見ることが出来ましたが、残念ながら撮影することは出来ませんでした(写りませんでした)。マックノート騒ぎが落ち着いてもP−2Z応援企画を続けてしまい、そのズルズルとした展開に「新年耐寒なべ会」の告知が大きく遅れてしまい、参加のみんなに迷惑をお掛け致しました(2008なべ会は1月26日を予定)。そして2月。6×30ファインダーを暗視野照明に改造しましたが、いつものように「ten.的、安価な」てきとー工作です。このファインダーは星空撮影架台「ten.11」の極軸望遠鏡になったのですが、2月中旬に仕事場所が変わってしまってナカナカ試せないままでした。3月「ガイド・固定の混在撮影」の構築と検証をやってみました。星空と景色の動きを目立たせない短時間露出の撮影に着手しましたが、納得できる撮影には至っていません。4月には待ちに待った「スタパーin白木峰、春の大観望会」が開催されました。前日までは晴れると期待していたのですが、思ったよりも天候の崩れが早く残念な結果でした。でも雲っても楽しいからイイのだ。また下旬にはカメラのレボルビングが出来るようにと「アイスラッガー」と称されたレボルビング装置を木材で製作にチャレンジしましたが、思った以上のタワミに、こちらも完成の域には至っていません。5月も引き続き「ガイド・固定の混在撮影」と「アイスラッガー」の不具合を楽しみました(笑)。6月は、予想外に機材が増えました。友人からの20mmレンズが仲間入り。しかし、すぐに梅雨に入ってしまい撮影には至らず。7月には「スターパーティーin白木峰」が開催されたけど、またも曇り。その他にはあまりネタがないなぁ。。。。8月は20mmレンズの試写。予想を超える広角ぶりに使いこなしを求められます。28日には久しぶりの皆既月食。夕方の早い時間帯だったので世間一般でも注目されました。他には「TSA800SS」と名付けた短焦点アクロマート鏡筒を譲り受けました。もちろん9月にはTSA80SSでの直焦点撮影と20mmレンズによる撮影をメインに頑張りました。10月はこの望遠鏡を使い、銀塩フィルムによる撮影された画像の検証をやってみました。結果は「目くじら立てないならこれで良し」としました。もちろん去年・一昨年に撮影した構図を再再度修正して撮影してみたり....。下旬には大バーストを起こしたホームズ彗星に天文界は大賑わい。でも仕事関係の試験勉強に追いかけられ「そんなの関係ねぇっ!」とホームズ彗星は黙殺しました。11月にはスタパー(今年三度目)の開催。やっと晴れました。もちろんホームズ彗星は大口径の望遠鏡、双眼鏡で楽しみました。(でも年末になっても撮影出来ず仕舞い)。月末には「ten.的、安価な星見用ランタン」の製作に着手。LEDが在庫切れで閑静に至っていませんが、引き続き製作中。そして12月。今月は撮影の出撃はしていませんが、月初めに県民の森天文台でホームズ彗星を見ることができました。とんでもなくでかくなっています(でも、ホームズ彗星はやっぱり撮影することが出来ませんでした....)。そんなこんなで結局は年明けの彗星は撮影出来ず、年末の彗星も撮影できなかった訳ですが、今年もネタづくりはたくさんやりましたねぇ。最後の最後に年賀状の西暦を間違えるし....。兎に角、今年一年間、拙HP「喫茶ten.」へのご来店、いつもありがとうございます。みなさま良い年をお迎え下さい。
店主:ten.(2007.12.31 64785)
 
20071230
百円均一のお店でランタンを買ってきました。昨日、例の「星見用ランタン」の追加購入用にと近くの店に行ったのですが、なんと別な形の商品になっていました。せっかく改造するための構造が楽だったのに、今回のランタンは作りにくい形になってしまいました。LED電球の注文もしたことだし前の形のランタンがあるお店を探しに今日は繁華街まで出かけた訳です。とりあえず三つGET。これらの改造は来月までの冬休みの宿題です。(笑)
 
20071229
私、今年一年は仕事が激動の年でした。ではten.の天文関係での動きは?と言えば、撮影用の光学系が増えました。今日はこの話題で書きたいと思います。増えた光学系、まずは広角レンズが2本です。しかも焦点距離「20mm」が2本です。これは日々雑感20070530で20mmレンズが欲しいとぼやいた5日後に「ガタガタ抜かしてんじゃねーっ!!!しばらくこいつを試してみなさい」と友人が送りつけてきた物。そしてもう一本は日々雑感20071006で「買って後悔していません。」と記載したMFレンズ「Ai nikkor 20mm f2.8S」でニコン純正です。比較した結果は....ここには今日は書きませんが、二つのレンズの描写スタイルは全く違うものでした。もう一つ増えた光学系は「TSA80SS」と命名した口径80mm焦点距離400mm(口径比4)のアクロマート鏡筒です。これに「AV−1」というレデューサーコレクタを装着して367mmF4.7という撮影用光学系にいたしました。高価なアポクロマート鏡筒と違ってポッテリ・マッタリとした星像が特徴で、ten.がこの鏡筒を選択した唯一の理由は「実視野」。円形写野アストロカメラを使用すると双眼鏡の視野と非常に近い「6.7°」です。撮影したフィルムをルーペで眺めると、あたかも双眼鏡で星空を散策している気分になるten.にとって幸せな撮影が出来る鏡筒なのです。三つの今年増えてしまった撮影用光学系の中で一番のお気に入りと言えば....残念なことに自分の所有するものではなく「しばらくこいつを試してみなさい」と友人が送ってきた20mmレンズだったりします(笑)。しかもそのレンズで撮影した景色ときたら....もうすぐ公開されると思います。しかも以前撮影した24mmレンズと比較できたりして....。(微笑)
 
20071228
年賀状を、ほぼ書き終えました。例年に無く早い仕上がりで既に24日に全体の6割を差し出すことが出来ていました。本日、残りの分を印刷した後あて名を書いて、裏に一言書こうとペンを走らせていたら....「2007年 元旦」の文字が印刷されています。しまったぁ〜〜〜!もう差し出してしまった分は取り戻しができません。もう、これ以上のネタは要りません。今年最後のネタづくりにしたいです。ちょいと自己嫌悪に陥っていますが、まぁ、ten.がやることですから許してください。>年賀状を受け取る方へ。
 
20071227
この時期になってお目当てのものを注文してしまいました。あれから丁度ひと月経ちました。そう!「星見用ランタン」の改造に必要な「LED電球」がやっと発売されていました。ずいぶん長い間在庫切れだったのですが、今回は「在庫切れをなくすために大量に作った」とWEBサイトに記載されています。選択し注文したのは一般的に豆電球に使用されている「10Eタイプ」の口金のLED電球です。乾電池の電圧低下による光量低下も少なく(と、思われる)て、電力消費量も少ないエコランタンへの道。これでやっと一歩前へ進みます。約一ヶ月でやっと進展したこのネタですが、実は商品発送予定が1月31日となっています。やっぱりひと月待たなきゃならぬのね....。(はい、ここまで来たら待ちますとも!笑)
 
20071226
日中から夜まで良く晴れてヌケていました。明日の仕事も考えずに出撃しようかな?と一瞬血迷ったものの、すんでのところで思い留まりました。出かけるには出かけたのですが、早めの時間に月が上ってきましたし、撮影機材(フィルム+赤道儀)も車載していませんでしたから何とか思い留まることができたようです。それにしても久しぶりのヌケた星空。月明かりに照らされて山の端が良く見え、その向こうには明るめの星が煌いています。こんな風景を撮影するってどのくらいの露出時間なんだろ?絞りは?あぁ、やっぱり撮影機材をもってくれば良かったかな?でもやっぱり今度ゆっくりと空を眺めようと心に誓ってしまいました。(揺れ動く心境)
 
20071225
ドブソニアンについて色々とやり取りしているS先輩(と、もう一人)が帰省しますから、その前に使いやすいドブソニアン式望遠鏡って何だろう?とまたしても考える事が多くなりました。用途や機材の大きさは人それぞれですから、ドブソニアン式の機能としての使いやすさを考えてみました。これはあくまでも私個人的な考えですからS先輩に当てはまるかどうかはわかりませんが、ten.自身が考えている「使いやすいドブソニアン」の要とはスムーズに動くこと。さらに突っ込んだ言い方をすると上下水平共に同じ力で摩擦している事と思っています。水平は軽くて上下動は重い(またはその逆)と斜め方向(南東や南西方向)へ動く天体を観望するときに滑らかに追尾しづらいのです。次にドブソニアンの要と言われるのはファインダーです。私個人の理想を言えば光学式正立ファインダーと等倍サイトファインダーの併用が望ましいと考えます(BD1580は等倍ファインダーのみ)。そして最後に、「組み立てと撤収が早く終わること」です。出すのが億劫な機材は自然と使わなくなります。パッと出せてパッと帰られる、そんな機材があれば理想です。その口径からドブソニアン式望遠鏡は大口径の中では組み立て+撤収の時間が短い部類ですが、組み立てた後の光軸調整をいかに簡便に調整し終わるかがドブソニアンの使い勝手を左右するともいえるでしょう。高価な機材を購入したばかりのS先輩の心配も良く判りますが、ま、こればかりは使いこなすしか方法はありません。「てきとー望遠鏡」の代表格であるBD1580も一緒に組み上げて、比較していただこうかなと考え中。
 
20071224
♪もう〜いくつ寝るとぉ〜お正月ぅ〜♪....はい、あと一週間で今年も終わります。今、車で帰省するS先輩が新機材(ミード、ライトブリッジ)を購入してメールを使って光軸修正+ミラー清掃のお悩み相談を受けています。S先輩は真面目な方なので新機材の使いこなしについてホントに悩んでいる様子なのですが、その答えをメールで送信している私ten.は「てきとー」な人間なので果たして悩みの解決になっているのか謎です(笑)。ライトブリッジと言えばトラスタイプのドブソニアン。開放鏡筒でトラス構造なのでten.が所有しているBOX−DOB1580との共通点が多いのも楽しいネタです。ten.はライトブリッジの実機を見たことがありませんので一般的な事しか言えませんが、質問に対する返答は当たらずとも遠からずと思っています。お正月には月がありますが、先輩の帰省をかなり楽しみにしています。(楽しみにしているのは先輩と会うことなのか、実機を触ることなのか....。謎)
 
20071223
喫茶「ten.」の、ここ日々雑感では、ポータブル赤道儀ネタを展開することが多いです。以前登場したものはといえば、星空撮影架台「TEN−10改」(手回し)、P−2Z赤道儀、H型赤道儀、星空撮影架台「ten.11」(自動)の、これらが私が所有するポタ赤の類です。所有しないまでも市販されているものに興味を抱いた物としては、ユーハン工業の傾斜赤道儀(市販しているのか?)、スターベース「スカイパトロール」、アイベル「CD−1」、タンジェント微動の高精度ポータブル赤道儀「Kendrick AstroTrac TT320」、そして今冬に発売予定の「TOAST」。これらはどれも魅力的ですが、もしも「一つだけ選択せよ」と言われるとかなり悩みます。ten.自身、かなり偏った機材を使用しているので「これだっ!」といった決め手に欠けるという雰囲気です。広角レンズのみを使用して撮影をするのであればH型赤道儀+レボ雲台の組み合わせか、「ten.11」オンリーで良いのだろうといったところ。ten.的にポタ赤を使って何が重要かというと「三脚まで含んだ重量」と「極軸合わせの簡便さ」です。前景である景色と背景である星空のために撮影地周辺をどんどん移動しながら撮影するスタイルになりつつある、そんな自分に気付きました。そして多分、私はそんな一年を過ごしたのでしょう。
 
20071222
主に写真関係のギャラリー(個人向けの個展)喫茶に行ってきました。以前は別な場所で喫茶をされていたのですが、現在の場所へ移転して、写真が好きな若い人が集う場所になっています。そこへ来るお客さんはほとんどが写真を撮られる方ですが、天体写真なんて酔狂な(笑)写真を撮影するのは私くらいです。「どんな写真を撮られるのですか?」質問されたので「星の写真を少々....」と言ったが最後、撮影方法やら「レンズはどのくらいの望遠ですか?」とか「寒くないですか?」「一人で行くと怖くないですか?」などなど次から次に質問が飛んできます。そのような中で【撮影のほとんどが広角でシャッターも無い自作カメラ】で撮影している....なんて言おうものなら次から次に質問が来そうな雰囲気だったので口が裂けても言えませんでした(笑)。更に、カメラボディは【フィルムの裏紙を外し吸引ポンプで平面に保持】なんて言おうものなら次の展開が想像できません(爆)。天体写真なんて、基本的には一般的な撮影と同じと思っていたのですが、普通に撮影している人から見ると、かなり酔狂な撮影に見えるみたいですよ。ん?今更気づくのが遅いって?やっぱり....?
 
20071221
年賀状の印刷を行っています。今年は「自分で印刷をやってみる」と張りきっていますが、すでに挫折しそうです。例年のような写真をプリントするのは問題なくOKなのですが、やっぱり難しいのは星空バージョンなのです。数枚印刷しましたが、高級なフォト光沢紙への印刷は問題なかったのですが、インクジェット紙の印刷になった途端、微光星どころか明るめの星までインクの滲みで消えてしまうのです。印刷濃度を薄くしてみてなんとか見られそうな雰囲気ではありますが、やっぱり天体写真は難しいですね。星空バージョンの枚数は少なくして正解でした。(笑)
 
20071220
昨夜は良く晴れていました。ツキが大きいのと翌日の仕事を考えて出撃しませんでしたが、頭上にはオレンジ色の火星が「火星だぁ〜〜!」ってな勢いで輝いています。それもそのはず、今期の最接近だったんですね。まあ、一日の違いでさほど大きさが変わるわけでもなく、しばらく静観するとしましょう。惑星を見るときにten.の所持機材で一番見える望遠鏡と言えば(仕方のない話ですが)BD1580です。長焦点小掩蔽ニュートン反射のその像は、気流の良い日は結構ヨサゲな像を見せてくれます。ただ、今期の火星はちょっと苦手。相手が天頂にあるとドブソニアン式経緯台の欠点を露呈してしまいます。天頂付近にある時間帯以外ならいいのですが、シーイングが最良になるのも天頂付近です。そういいながらも見ないよりは見るほうがいいのですが、あぁ〜やっぱり見たいです。(支離滅裂モード)
 
20071219
いつの間にかカレンダーの残りが少なくなっています。今日は仕事で使う手帳のカレンダーリフィルを入手しに文房具店に行きました。小さな手帳の限られたスペースに効率良く記入が出来て判り易いものを探しています。カレンダーといえば先日のクリスマス・忘年会で「ビクセンカレンダー」を戴きました。このカレンダーには月齢が載っているので重宝していますし、上半分にある天体写真がキレイで毎月めくる楽しみがあります。ひと月終わってページを破るのではなく、上へめくって翌月になりますのでキレイな写真はそのままです。毎年残しておきたくなるカレンダーってイイですね。
 
20071217
だんだんと月が大きくなってきました。上弦の月ならば夜半頃には月没になるんだろうなぁと思いきや、冬至近くの上弦の月は、白道(月の通り道)の赤緯が高くて夜半過ぎになります。しかも、賑やかな冬の星座たちが並ぶ所を通っているので写真撮影にはちょっと厳しい時期でもあります。今年の撮影はそろそろ打ち止めになるのかなぁ。そういえば去年の12月も撮影には出かけることが出来なかったですし、やっぱりこの時期は仕方ありませんね。あぁ、ホームズ彗星が遠のいていきますぅ。(泣)
 
20071216
昨夜は某天体観測会のクリスマス・忘年会でした。昔からの仲間と久々に会ったり最近入ってきた人とお酒を飲みながらゆっくり過ごします。外では曇りがちな空でしたが、天頂付近にはオレンジ色の火星が大きく輝いています。ふたご座流星群は?雲の切れ間にも飛びません。まだ夜半前だったからかな?今回のクリスマス・忘年会はお酒の量よりも食べ物の量が勝り、私自身も22時前にはギブアップです。もう胃には何も入りませんっつーくらいお腹がパンパンでした。美味い美味い!と言いながら食べるうちにあっという間に限界が来たようです。それにしても某シェフの「もつ鍋」は美味しかったです。日付変わって、今日は年賀状を作成しています。今年は今まで初めてプリンターでの印刷にチャレンジします。例年はフィルム撮影後に写真屋さんでポストカードを作っていたのですが、写真屋さんもデジタル時代で、ここ数年の年賀状は自分が思ったようなフィルム特有の柔らかさがなくコストに見合わないと感じていました。自分で印刷すると更にガチガチになりそうですが、練習と思って頑張ってみます。デジタルの時代にあって「あて名書き」については時代遅れのアナログ(手書き)です。年に一度くらいは文字の練習をしなくちゃ。(苦笑)
 
20071214
通信環境、なんとか復旧しました。ただ単にパスワードをど忘れしていただけという体たらく....。というわけでいつもとかわらずモヤモヤと過ごしています。そう、曇りなんです。せっかくの「ふたご座流星群極大日」なのに家でウダウダしています。この冬、一番の寒気が流れ込んでいるし、明日は某観望会のクリスマス・忘年会なのでふたご群は縁がないんでしょうね。ああ、ホームズ彗星の撮影にも縁が無かったし、まいったなこりゃ。
 
20071213
困ったことに、このPCがウェブに繋がりません。繋ぐためにはパスワードが必要なのですが、それがまたこのPC(ノート)は友人から購入したものなのでパスワードがその友人のみぞ知るという状態です。暫くの間はサーバーにアップできない状況です。困ったなぁ。
 
20071212
毎日毎日、クリックしているのに一向に変わらず「売り切れ中」のままです。先月作った「星見用ランタン」の最後の要、「LED電球」のメーカーサイトを毎日巡回しています。画竜点睛を欠くともうしましょうか、せっかくのランタンも消費電力が多ければ電池の使用量が多くなるので「エコ」にはなりません。配光も良好ですしあと一つの部品を心待ちにしているten.でした。
 
20071211
さて、今週末は「ふたご座流星群」の極大日です。今回のふたご座流星群は条件が良く、月の影響も少なくてしかも週末です。去年は天候が思わしくなく、観望に出かけなかったおかげで15年ぶりの「中島みゆきのオールナイトニッポン」を聞くことが出来ました(笑)。この時期、仕事が忙しくなっていたり、加えて忘年会などのイベントが目白押しの時期です。今年のふたご群は?といえば....「某観測会のクリスマス会」で見に行くことができません。(うちの会はふたご群を見る気はないらしい。(大笑)
 
20071210
月刊天文ガイドへ応募した「大村湾に昇る冬の星座たち2007」は落選したようです。残念といえば残念ですが、同じようなアプローチの作品が今月号の入選作品にあり、それはもう素晴らしい作品でした。見開きの固定撮影で、冬の星座たちと雲海の空気の透明感が素晴らしいです。あのような作品を撮影したいなぁと常々思うわけですが、まだまだ修行と撮影に行くチャンスが足りません。写野には冬の星座と月の光。ten.の落選した作品も同じ撮影日です。
 
20071209
今月号の天文ガイド(2008.01)にポータブル赤道儀「TOAST」の詳細が掲載されています。赤経微動の構造は大径ウォームギヤによるものと以前の記事で紹介されていましたが、その保持方法はウォームギヤを二枚の板で挟む「ポーラーディスク方式」という形態であることが記事から分かりました。これは過去の天文ガイドの工作記事にタンジェントスクリュー式のポタ赤で作ったものとほぼ同様の原理と思われます。搭載する雲台やカメラのアンバランスに対応するために接触面積を大きくとり、全体の強度をアップさせるためと思われますが、この構造なら高価な大型ベアリングの必要はありません。そしてten.とN草野氏が以前に製作した「星空撮影架台ten.11(ten.)・簡易赤道儀(N草野氏)」は、微動形式と強度の違いこそあれTOASTと比較しても遜色ないスタイルだと感じました(ホントかよ?笑)。良く似た点としては「外付け式の極軸望遠鏡」です。ten.もN草野氏も外付け式極軸望遠鏡でのセッティングを行っていますが、双方とも取付精度というよりは極軸望遠鏡の調整に時間をかけるべきで、キチンと調整されている極望であればセッティングに不満な点は生じない事を経験しています。追尾精度については、ten.11と簡易赤道儀は「広角で使用する」事を前提に作られたポタ赤ですから高精度なウォームギヤにこだわる必要はありません。今の時点でも中望遠レンズを数分ならガイドが可能です(135mmレンズで10分程度、広角レンズなら楽勝で30分程度OK)。ten.11と簡易赤道儀の優位点といえば、無骨ながら手作りですから安価に仕上がります。TOASTは、消費者がお金を出して購入する商品ですから、デザインや構造上のスマートさや工業製品としての高精度さといった優位点があります。また、同様の製品にアイベル「CD−1」やスターベース「スカイパトロール」などがありますから、自分のスタイルに合わせて(これが一番難しいのですが。)選択すれば良いわけです。さしずめten.は、TOASTは気になる存在ですが、星空撮影架台「ten.11」の不完全さが格好のネタ作りになりますので、もうしばらく「こちら側」で遊んでいようと思います。

20071208
新月期の週末、やはり曇っています。出撃した後に曇られるのはいいのですが、出撃前に曇られるとどこにも行けません。現地に到着して機材を組み上げ、テーブル・イス・火熾しをした場合は炭の火が落ちかけるまでお茶でも飲んでゆっくりします(機材を組み上げる前に諦めることがありますが、それは完全にベタ曇りの場合です)。星を見に行って星が見えないなら、それ以外で楽しめば良いだけです。ten.の場合、だいたいお茶をしながら七輪の炭の相手をしていることが多いのですが、この時期は暖を取りながら食べ物(餅やスルメ)を炙り、飲み物を温めて時間を過ごします。曇ったままで一晩中過ごすことはないのですが、風の音を聞き、木々の枝の音を聞いて過ごす時間もオツなものですよ。

20071207
12月に入り一週間。この時期に来て冬らしい天候になってきました。ここ長崎では気温が低くなると雨が降らずとも雲が多くなります。佐世保方面では秋口から降水量が少なく制限給水や時間給水となる事態になっています。新月期の雨はいただけませんが、ここいらで一発まとまった雨も欲しいとワガママを言いたくもなりますね。晴れて欲しいけど雨が欲しい。さて、週末の天気はどうなりますかね。。。。

20071206
ここ数ヶ月、星見に行くときのお供の飲み物は魔法瓶マグに入れていく「白湯」が多いです。ま、単にお金がもったいないというだけでなく、なんだか体に合うんです。追加でブラックの缶コーヒーも買っていきますが野外ではすぐに冷めてしまいますよね。そこで魔法瓶マグに入った白湯を口に含んで少し暖めます。魔法瓶マグに入った白湯だけを飲むと口の中を火傷しそうになるくらいに保温性が良いものですから、冷めた缶コーヒー+火傷しそうな白湯の組み合わせが絶妙だったりします。こんな話をするとなんだかおかしい話なのですが、缶コーヒーを飲み終えたくらいの時刻には白湯も丁度良い熱さになっていますので胃の中を暖めたい時には重宝します。「ゴクンっ!」と飲んだ白湯の塊(?)が胃の中に落ちて行き、胃全体を暖める感覚が寒い時の体を暖めてくれます。

20071205
天文ショップTOMITAさんへ行きました。そこでten.が見たものは、「いつかはクラウン」のような赤道儀、NJP(@高橋製作所)です。オーバーホールのためバラバラに分解され、部品一つ一つがどのようなものかがよく判ります。どれひとつも無駄な部品が無く、そして一つ一つの部品が丁寧に作られ、ネジ一本一本の加工も美しいです。同じような太さのネジでも使う場所によってネジ山のピッチが違い、そして意味があります。また、その構造は、初代「160型赤道儀」からほぼ変わらず、赤道儀ハウジングのデザイン=フォルムも、内側から見るとそれぞれの部品やネジ止めのための結果としてのデザイン=フォルムと分かりました。「質実剛健でデザインも無骨」といわれることが多い同赤道儀ですが、ten.は、分解されたNJPを見て、機能を優先させた「機能美」と感じました。やっぱりten.はこの赤道儀が好きだなあ。

20071204
そういえば、先日の県民の森へは例の「星見用ランタン」を持っていってみました。暗くしたドーム内で眩しくないか実用的な明るさかを確認して改良点を見つけようという目論見でした。結果は....現在(豆電球)の状態で遮光も明るさも文句なしです。当日一緒にボランティアの当番だったTau先生も「こういうものを作ったときには一緒に5個くらい作ってから感想を聞くものだよ。そしてその一つを僕にプレゼントすれば非常に良いと褒めてあげるのに(笑)。」なんて冗談交じりの褒め言葉をいただくくらい実用的だとおっしゃってくださいました。ドーム内で使ってみての感想ですが、暗順応をしたお客さんの眼を刺激しない明るさでしたし、街中の光害についての「傘を被せた街灯」に例える話をするときにも非常に有用でした。「眩しくない電灯は暗くても充分に実用できる」といった話を実物で裏づけするのに分かりやすく説明ができました。星を見るときの妨げにならない常用灯として作った「星見ランタン」ですが、肝心のLED球が売り切れの状態が続いています。

20071203
冷静に考えてみても、昨日の日々雑感に記載したとおり「ホームズ彗星の撮影」とは無縁なten.です。思えば10月の大バーストの時には試験で見れず、その後は月が大きくなり出撃せず、やっとまともに見たのがスタパー秋の大観望会。その時にも撮影機材は持っていきましたが広角レンズ@固定撮影のみでした。「やっと、やっと撮影が出来るかも?」と思って出撃した県民の森天文台のボランティア後の「いつもの公園」では赤道儀を持っていっていない「ネタ作り」を醸し出しましたが、どちらにしても薄曇りの空に加えて月の出が早く撮影できませんでした。さて、今月もそろそろ新月期です。次回の出撃は「ホームズ彗星をGET!」を目標に爪を研ごうと思っています。(ん?....。そういえばランタンが未完成だなぁ。苦笑)

20071202
月末の11月30日に職場の忘年会が開催され、もちろん帰宅は午前様(笑)。昨日(12月1日)は昼頃までゴロゴロと寝ていました。昼から自分の用事を済ませて、当番になっている県民の森天文台へ行きました。久しぶりに見るホームズ彗星は大きくて、20cm屈折望遠鏡の最低倍率の視野からはみ出すほどになっていました。普段よりも遅く23時に天文台のボランティアが終わった後に近くの公園でTSA80直焦点で撮影しようとブローニーフィルムを買っていたのですが、日ごろの準備不足が祟りました。車に積んでいったのは「TSA80鏡筒+アストロカメラ+フィルム+FC−M伸縮三脚」....。ガ〜ンっ!P−2Z赤道儀が積まれていません!これじゃ撮影できんやないかぇ?ten.は未だホームズ彗星の撮影をしていないので「今夜こそは!」と張り切っていたのですが、ホームズ君とはとことん縁が無いようです。もうずいぶんと薄くなっている同彗星ですが、新月期に入っても年末の仕事が忙しくなってきています。果たして撮影できるのか?>ホームズ君。





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