未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。




店主:ten.の
日々雑感

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20080131
さて月末です。ここ数ヶ月の月末の話題と言えば「ten.的、安価な星見用ランタン」のネタを書くことになっています。まずはランタンの使用感についてですが、独りで星見に行った時の使い勝手は良好です。複数の人が写真撮影を行っている環境であれば遮光に加えて照射範囲を狭める必要がありました(1月5日太良観測所にて)。そして大人数でランタン本来の使い方をするキャンプ等(1月26日新年耐寒なべ会にて)明るさが必要な場面ではもちろんパワー不足です(当たり前ですよ)。そして現在、電力消費を抑える方向への改造としてLED化の途中ですが、注文先の「サイキット」社のページを確認すると本日「1月31日、出荷完了」となっていました。普通郵便での郵送となっているので来週の月曜日あたりの配達のなるのではないかと予想しています。ついに「エコランタン」の完成形に近づいてきましたが、困ったことにこのLEDは豆電球よりも明るいらしいんですよ。星見には明るすぎてキャンプなどになパワー不足とどっちつかずの困ったチャンにならないように気をつけたいと思っているのですが、こればかりは「LED」が到着してから考えることになりそうです。  (2008.01.31 66684)

20080130
TOPのページに置いてあるカウンターの数は現在「66624」となっています。(現在23:13)、もうすぐ66666のキリ番となります。このHPを開設してから早いもので4年2ヶ月になりますが、最近はコンテンツの新規ネタが少ないのにカウンタの数はコンスタントに上がっているようです。動きのあるコンテンツは「喫茶室(掲示板)」とここ「日々雑感」なので訪問していただいている方はこれら二つのコンテンツを見に来ているのでしょうか?掲示板は訪問される皆さんが書き込んでいただく頻度が多いので嬉しく思っていますし、それを見に来ていただくのもわかります。でも日々雑感は私本人だけの文章なので恥ずかしいやら複雑な気分です。

20080129
CANONからEOSkissX2が発表になったのもつかの間、今度はNikonから「D60」が発表された。こちらも1020万画素、イメージセンサークリーニング機能を持ち、「だれもが簡単に楽しめる」といったもの。たぶんD40Xの後継機になるのだろうけど、悩むのをやめたten.にとっては馬耳東風かもしれません。とりあえずコンパクトデジカメはあるし、PCも重いファイルの作業をしないようにしたし、なんとかフィルム(アナログ状態)をスキャンできる環境(デジタル化)が出来たし、現在のところは今のまま推移しようかと思っています。思っています....。思い込みます...。ISO1600やISO3200が常用できて(ノイズが少ない機種)、星空と風景を自然な雰囲気で撮影するのはデジタルの得意分野なんですよねえ。い、いや、悩みません....(苦悩)

20080128
製作して試運転と不具合を確認しないままS先輩のところへ旅立っていった「ten.的、安価な光軸修正アイピース」ですが、律儀なS先輩は以後3回に渡って掲示板へレポートをしていただいています。使用感については、自分が使うのなら「てきとー」に光軸修正したり、不具合の点があっても高精度な市販のものを使用して光軸の修正については自分を納得させてしまう「主観」というものを発動させてしまいます。ところがS先輩は市販のものに取って代わるかどうかの可能性をレポートをしてくださいました。製作者本人の主観が介在しない状態でのレポートというものは非常にありがたいもので、多少褒め言葉が入っているにしてもタダ同然の工作物で「光軸の修正が出来た」という事実を立証していただけたのは製作者としても非常に嬉しい事なのです。私のつたない工作に対して3回もレポートをしていただいてどうもありがとうございます。>S先輩へ。

20080127
天候は、開始直前まで霧雨。そして曇りに変わりました。準備も整って鍋を食べ始めたのが21時です。参加者は例年のメンバーたち。途中で到着する人、早めに帰途に着く人(それでも2時30分)。そして3時過ぎに到着した人(もちろん午前3時です)。毎年「今年はこれで何回目?」という話になりますが、なんと10回目になるようで、これはこれで凄いことだなぁと一同感心することしきり。1998年6月27日夜、ポンウィネッケ群の突発出現の日に発足した肉体派観望集団「CrazyBinoculars(双眼狂)」、その翌年1999年1月に同会最初の「新年耐寒なべ会」が開催されています。寒さにも悪天候にも負けず開催されるなべ会はきっと来年も行われることでしょう。

20080126
今日は新年耐寒なべ会なので日々雑感はお休みしようと思っていましたが、PCを立ち上げたのでちょっとだけ。昨日、ten.の携帯電話へ友人からメールが来ました。「EOSkissの安売りが始まった。そろそろ次期キスデジが出る」と言っていた矢先、キヤノンのHPには「EOSkissX2」が発表されていました。ライブビューやら画素数も1220万画素と多くなり、ten.にとっては魅力が薄くなってきました。ten.的には800万画素くらいでノイズが少なくて感度が高いだけでいいのです。画素数が多いとPCの負担も重くなりますし、何よりそこまで引き伸ばすこともフル画面でHPにアップすることもないと思うからです。2Lサイズ程度の写真プリントなら200万画素でも充分に綺麗なのに、どうして画素数が多い方が「偉い」みたいな風潮があるのかが不思議です(注:200万画素に全てを求めるのは無理と言うものですが、800万画素あれば充分でしょと思っている)。今のうちにkissデジXを入手するか、kissデジXが中古で安くなってから買うか、Nikonの1000万画素CMOSのノイズが少なくなるのを待つか....そうしているうちに銀塩フィルムの人気が復活するかもしれないし。悩むの、や〜めたっ!それよりも「新年耐寒なべ会」ぢゃよ。んじゃ、イッテキマース!(笑)

20080125
いよいよ明日は新年耐寒なべ会です。お鍋の材料は地元の主にお任せし、あとは私がお酒と木炭をGETすれば何とかなりそうですが、会費が発生しているので予算の関係がどのようになるのか未知数なのが不安材料です。雨天決行のなべ会、今年の天候は曇りの予報で雨が降る確率も少なそうです。さぁ、食うぞぉ!というわけで明日の日々雑感はお休みいたします。

20080124
明日は大事な仕事が入っているので、今夜は早めに就寝します。相変わらずアイディアは出てきませんし、明後日には新年耐寒なべ会もあることだし、万難を排して体調も整えておかなきゃです。

20080123
まとまらない考え、出てこないアイディア....昨日の「変なこと」がモワモワと浮かんでは消え、アイディアが出ては問題点が噴出する。「どうしたら面白くなるだろう?」解決策が無いまま時間ばかりが過ぎて行き、この時間(23:46)になりました。そろそろオネムの時間です。あ、業務連絡!新年耐寒なべ会へ出席する方、ご連絡をお待ちしています。

20080122
ten.の天体写真でメインのカメラは「ヒノサワさんちのアストロカメラHB120T」です。ブローニーフィルム(120サイズ)の中判サイズフィルムを使うこのカメラで、また変なことを考えています。今まで色々な部品やチョコチョコとした工作(しかもお金がかからない工作)を行っていますが、その「変なこと」がまとまらないままウェブをウロウロしていました。さて....私は何をしたいのでしょう?(実は、当の本人もよく判っていないんです....。)

20080121
郵送した「ten.的、安価な光軸修正アイピース」が無事に到着したらしい。とりあえず「使い物にはなる」ようで、これまで私ten.が作った光軸修正アイピースと同じ形式ではなく、初めて作った形式なのです。よって使用感を試すこともできないままに送ったので「使い物になる」様子がうかがえて、ちょっと安心(S先輩はモニター兼人柱状態です(爆))しています。これからは使った雰囲気やら改善点をインタビューしたいので追加の質問を行っていますが、いつのマニヤらモニターにされてしまったS先輩はきっと律儀に答えてくれるだろうと確信している。(微笑)

20080120
昨夜は仕事の勉強会と夕方からそのまま飲み会に突入して帰宅したのは午前3時30分....当然ながら日々雑感はオヤスミいたしました。ネタも無かったので丁度よかったかな?(笑)飲みに出たのも久しぶりだったのでホントに良く飲みました。もうチョット間違えれば朝帰り状態です。飲み会の話題が出ましたので来週の飲み会のことも確認しておきたいですね。TOPにも掲示板にも書いている「新年耐寒なべ会」がいよいよ6日後となり、参加者の把握が必要な時期になってまいりました。参加をされる方、ご連絡宜しくお願い致します。

20080118
年明け早々にS先輩のライトブリッジ「光軸調整大作戦」と命名し、ドブソニアンの調整方法を確認していただきました。その後、S先輩は順調な星見生活をしているようで、欲しくなった機材をどんどんリストアップしているようです。実際にten.がお手伝いしたのは光軸調整方法だけなのですが、先日はプレゼントとして「ten.的、安価な光軸修正アイピース」を郵送しています。アメリカンサイズの接眼部に大きさがほぼ同じの「フィルムケース」を加工したタダ同然の光軸修正アイピース「もどき」なのですが、心配しているのは「ホントに使えるの?」という事。一応、理論上は全く心配ないのです。ただメーカーが発売した商品では在りませんので使用感については未知数であり、そこんとこチョットだけインタビューしたい気持ちがあります。そのうち何らかの回答があると思うので楽しみにしようと思う、今日この頃でした。(そろそろ郵送したブツが到着するはずなので。)

20080117
天気図は北に偏った高気圧が日本の北を通過していきそうです。寒気が入り込み、明日からの気温は低くなりそうだし加えて月も上弦を過ぎて大きくなってきています。仕事も月末に近づきつつありますし星見や撮影にはしばらく行けそうにありませんね。ちょっとぼやいてみました。(笑)

20080116
毎月ではありませんが、アウトドア雑誌の「BE−PAL」をたまに購入します。今月号ではルポルタージュ「野の人」の記事をじっくりと読みました。星空を愛する宿、フィールドイン楓林舎というペンションオーナー三野輪真明さんの話です。最近のBE−PALは星空や野外遊びの中での夜の楽しみ方を記事にすることが多くて、お金も少ないのに思わず買ってしまいました。その他、読みふけたのは「静かなひとときの道具術」です。この記事の冒頭に〜「たまには五感を研ぎすませて、ただゆっくりと時間の過ぎるのをたのしむのはいかがでしょう?」〜〜とありました。私にとって「静けさを楽しむ」のは星空を眺めて撮影している時に楽しめる記事だと思い読んでみました。「キャンドルランタン、お気に入りの音楽を自然の中で静かに聴く、森の中でフォレストティー、宇宙に融けるコット+双眼鏡、森の中のたった一つの特等席(チェアー)」などなど、これらの記事は私たちが星見に出かけた時と同じ事を行っています。さしずめ最近の日々雑感で書いたことと言えば、「星見用ランタン」「撮影中にMP3プレーヤーで音楽を」「山の中で飲む珈琲と胃に優しい白湯」「撮影中にはイスに座って対象の天体を双眼鏡で眺める」と、記事に共感を覚えてしまいました。

20080115
ネタが満載だと言っていた今回の撮影ですが、肝心のラストを飾るはずの日々雑感20080108と20080111で書いた「感光したか指紋ベタベタになったコマ」はどうなった?の検証です。ラストのコマを見ると光線漏れはそう酷くありません。ベースには少々の傷がありますが乳剤面に傷は無く、思ったほど致命傷にはなっていませんでした。「なぁ〜んだ、面白くないなぁ....。」とどこからか聞こえてきそうですが、撮影終了後に裏蓋を開けてフィルムと「こんにちは」してしまったten.はかなり意気消沈していたんですよ。これだけでもネタになるっつーものです。このままではここをごらんの皆さんが納得いかないでしょうから、これから掲示板に貼り付けようと思います。

20080114
一日中、ひさしぶりにスッキリと晴れました。今日は「成人の日」、繁華街にはハレ着を着た若者が闊歩しています。思えばホンの数年前、買ったばかりの一張羅のスーツを着て友人と成人式に出席しました。買うのを忘れたのは革靴。まあ、それでも成人式には変わりなく、夜は中学の時の友人らと呑みに行きました。あれから数年経った本日の天気は快晴。夕方の空には月齢6の月が凛として輝いています。あ、そういえば月の形を見て思い出しました。私の成人式の日、買うのを忘れた靴、当日に慌ててどうしようもなく、親父の靴を借りて履いて成人式へ行きました。親父の靴は今日の月のように若者が履かない様な先の尖ったメッシュの革靴.......あぁ、思い出してしまった。(自己嫌悪)

20080113
TOPの画像を入れ替えました。やっと、やっと撮影できたホームズ彗星です。TSA80SSによる円形写野カメラの撮影での実写野は直径約6.6度。そう、7倍程度の双眼鏡で見た雰囲気な写野なのですが、それにしてもホームズ彗星はすごく拡散してしまっています。実際に眼視で見た時もホンワカとしたコマが淡く広がっていて、どこからどこまでがコマなのかが判りませんでした。ですからTOPの画像は眼で見るよりもちょっとだけ写り過ぎているということになります。実際に初めてホームズ彗星を見ることになった人が双眼鏡で探そうとすると淡い光芒に気づかず通り過ぎてしまいそうですが、頭の中のイメージを増幅するのには丁度良い画像かもしれません。(微笑)

20080112
ネタが満載のフィルムが仕上がってきました。今回の撮影で使えそうなコマはありません。ん〜もとい、笑いに使えるコマばかりと言ったほうがよろしいようです(笑)。まず第一陣としては赤経微動モータのクラッチをリリースして日周運動の撮影を行ってしまったひとコマを先ほど掲示板に貼り付けましたので思いっきり大笑いしてください。初撮影は「お笑い」にして福を呼び込もうというten.の心意気に感動していただければ幸いです(自暴自棄)。明日は「TOPの画像」を入れ替えます。もちろん旬の画像ですから「ホームズ君」です。

20080111
先週、太良観測所へ撮影に行って一週間。そろそろ現像が仕上がる頃です。最後付近の数コマは指紋べたべたに加えて裏紙が外れて感光されてしまったコマ。あまり期待はしていません。楽しみにしているのは最初あたりに撮影した「ホームズ彗星」です。多分、最初付近までは光は漏れていないはずですから。さらに、私以外で楽しみにしている友人がいます。彼が楽しみにしているのは....感光されてしまったコマ。あ?これを読んでいるあなたも楽しみにしているんですか?仕方ないなぁ。。。。(いや、実は私も楽しみにしているんです。苦笑)

20080110
さて、そろそろ新年耐寒なべ会の開催日を告知しますね。今年は1月26日(土)夜です。開催要領は例の如く「雨天決行!延期なし」。そして夕方から準備、解散は参加者の都合によりOK。例年と違うのは、今年から「会費制」となることです。料金はお一人、1500円(これはまだ正式決定ではありません)ほどを予定しています(余れば来年用に繰越しか?)。購入予定の品物は事前に準備いたしますが、参加ご希望の方は「喫茶『ten.』喫茶室(掲示板)」へ書き込みをお願い致します。締め切りは準備の都合上、1月24日(木)といたしますので宜しくお願い致します。参加の方は万難を排し、決死の覚悟で登場くださいね。(笑)

20080109
ネタづくりには関係がありませんが、太良観測所での撮影には先日からネタにしている「星見用ランタン」を持っていきました。いよいよ実践投入し不具合を見つける目的もありました。現在の仕様は豆電球なのですが、パッと見ると暗いようで実は結構明るかったです。ランタンは水平以上の光線をちゃんとカットし周りへの影響を極力減らしたつもりだったのですが、かなり遠く(7m先のU草野氏の辺り)まで光線が届いているし、自分の手元を照らすのには明るすぎるし、自分一人の観望中・撮影中なら良いけど同行の方がいるときには注意が必要かもしれません(このあたり、U草野さんに正直な感想をいただきたいなぁ)。星見用ランタンはこれからLED電球への換装が予定されています(本日、お金を振り込みました)。豆電球よりも明るく輝くという触れ込みだったのですが、明るすぎに注意が必要な気がします。いっそのこと、ランタンそのものを窓をつけた箱の中に収めてしまおうか?とも考えたくらいです。これからまた使ってみて色々と考えようかなぁ。とりあえず乾電池仕様で必要充分な星見用ランタンが出来つつある実感ありということで。

20080108
出来れば書きたくなかったのはやらかしてしまった「ネタ」。いよいよ、その内容を明かす日がやってまいりました。撮影が終わり、ten.11を撤収、ヒノサワさんちのアストロカメラのブローニーフィルムを取り出そうと残りの裏紙を巻き上げるために巻き上げノブを回していました。もう少しで巻き上がるという手ごたえがあり、「次はスプール(フィルムの中心軸)から裏紙が外れる音、カサカサ....と聞こえるはず。」そう思った次の瞬間、「ガサッガサッ!シャラララララ....」ん?何か違う。なんかフィルムっぽい音です。ノブを回してももう音は聞こえませんから巻き上がってしまったのでしょう、そう思ってカメラの裏蓋を開けたら....開けたら....そこに見えるのは、見えるはずのないフィルムです。そうなんです、先ほどの違和感がある音はフィルムと裏紙を繋ぐテープが外れた音。巻き上げられたスプールにはフィルムのみ、そして何も残っていないはずの元スプールには裏紙が残っているんです(日々雑感20080106のネタその1の予兆を参照)。分離した裏紙とフィルム、キチンと巻き上げるためには裏蓋を開けてフィルムの末端と裏紙を再度テープで繋ぐ必要があります。泣く泣く暗闇(と言っても野外ですから薄明かりがある)でフィルムを探り(この時点でフィルムベース面に指紋がべたべた)、テープを手探り(この時点で最後の数コマが感光したと思われる)、そして撮影済みのフィルムをカメラから取り出しました(ネタづくり1完成)。撮影開始直後に「ホームズ彗星」を撮影したので感光の影響は少ないと思っていますが、それでもなおこれだけの「ネタづくり」をやらかしてしまうとつくづくホームズ彗星の撮影は難しいなぁ。と思ってしまいます。(やっぱり縁が無いのか?ホームズ!

20080107
楽しい時間は過ぎ、冬の星座も南中後、ずいぶんと西に傾いてきました。夜半過ぎまでの間で目的とするホームズ彗星の撮影が出来たので、その後はTSA80SS直焦点のまま光学系を変えずに派手目の星雲星団を撮影していました。この時刻(26時)になると西空に傾く冬の星座に淡い冬の天の川が真横に流れています。撮影に訪れた太良観測所は今まで何度も訪れているので私にとって初めての景色ではありませんが、今までここで一度も撮影をしたことがありませんでした。「やっぱり広角で撮影しなきゃなぁ....直焦点だとten.らしくないって言われそうだし。あぁ、H型赤道儀も持ってくれば良かった(落胆)」悩みながらも車載しなかったH型赤道儀の事を悔やんでもしかたありません。「おっ?そういえば!!」あったあった、ありますあります!こんなときの車載常備赤道儀「星空撮影架台ten.11」の登場です。チャチャッ!っとセッティングします。大変暗い空なので極軸望遠鏡(6×30)の視野内は8等星が見えており、北極星野での直接セッティングも楽です。これからの時間は広角20mmレンズで西空に傾く冬の星座たちを撮影します。おおいぬ座〜オリオン座〜おうし座が西の山の上に横一直線に並び、それらの星座の上にはこいぬ座、ふたご座、ぎょしゃ座が並びます。いわゆる「冬の大六角形」の真ん中付近にはオリオン座のベテルギウスとオレンジ色に輝く火星が鎮座しています。「ここは空も暗いし、普段撮影しているような5〜10分の露出時間じゃもったいないなぁ。」と思い、心持ち長めの15分露出に挑戦(←簡易赤道儀にとっては挑戦なんです。笑)します。あ、もちろん普段のような短めの露出もしましたよ。広角レンズの撮影を3コマほど行ったところでフィルムが終了です。今夜は空も良かったし、ホームズ彗星も撮影できたし、いわゆる「ネタづくり」も少なかったしヨカッタ良かった....と喜んでいたのもつかの間、これから起こる事が今夜一番の「ネタづくり」になったのでした。U草野氏もU町F氏もビックリ!どんなネタづくりをやらかしたかというと....ちょっと悔しいので、「明日へつづく」といたします。(笑)

20080106
昨日の天気図どおり、朝まで良く晴れてくれました。気温は到着時8℃〜撤収時2℃でした。あ、昨日書いた出撃先「県民の森」ではなく佐賀県太良町の太良天体観測所@佐賀天文協会へ行ってまいりました。出撃直前に誘われたんですよ。ずいぶん迷ったのですが「翌日は休みだし、誰からも連絡無かったし、連絡あったのは【太良へ来ませんか?】の誘いだし、せっかくの誘いだからそちらに行こうっと。」考えがまとまった訳です。現地へ到着したのは22時。まだ早い時間帯なのに淡いはずの冬の天の川がホンワリとキレイです。ホームズ彗星も淡くなったとはいえまだ肉眼で確認できます(それくらい良い空なんですねぇ)。そそくさとP−2Z赤道儀とTSA80SSを組み上げてささっ!っとブローニーフィルムの裏紙を外します(ネタその1の予兆)。狙うはホームズ彗星!やっと君にカメラを向ける事ができたよ。まずは一枚(10分露出)、そして勝負の15分露出。367mmの焦点距離は、P−2Zによる追尾の限界に近いはず。そう思っていた勝負のコマ。撮影後、「・・・・赤経微動のクラッチがリリースされてる....(いわゆる固定撮影@367mm)」(ネタその2)気を取り直してもう一度チャレンジします。数コマの撮影後、いわゆるメジャーな星雲星団の撮影をしました。私の横ではU草野さんのFSQ106ED+EM200+冷却CCDがずっと同じ対象を狙い続けています。一つの対象(天体)に何枚も何枚も画像を構築していく姿を目の当たりにして「あぁ、このお方にはネタづくりという言葉は無縁なんだろうなぁ。」と感じずにいられません。反対側ではU町F氏が久々の銀塩撮影@4×5を行っています。機材は久々に登場するBORG125(F2.8)+高橋90S+45フォーマット。機材も久々ならば撮影するF氏を見るのも久しぶりです。こちらはネタづくりの匂いがプンプンです(笑)。「ん?そういえば、撮影し終わって、45フィルム、入れ替えしたっけかなぁ?あれっ?覚えていないや....」そりゃ多重露光だろ。「ん〜どうだったっけ?フィルム入れ替え....。あ、吸引ポンプを停めて、そうそう!ちゃんと入れ替えていました!あ〜よかった」(F氏、ネタづくり1未遂)そうこうするうちに楽しい夜は過ぎていきます。(明日へつづく)

20080105
今日の日中は風も無く暖かい一日でした。天気図を見ると東シナ海に移動性の高気圧がドッカリといます。このまま明日までは良い天気のままだと確信し、出撃を決めました。狙うは「ホームズ彗星」(って、今ごろかよ?笑)。大きく淡く広がった同彗星を捉えることが出来るかが鍵です。心配なのは夜露。夕方から湿度が上がってきているようで18:30現在の空はちょっとドンヨリとした雰囲気。これから夕食を摂って実家へP−2Z赤道儀を取りに行き、県民の森へトンボ返りという行程です。22時に現地へ到着すればいい方ですが、機材を設置して撮影開始がタットル彗星没に間に合うかなぁ。

20080104
昨日のライトブリッジ「六角形の星像」問題は、トラスカバーが光路に入っていたのが原因と判り一段落です。電話でのやり取りで、どうも私が勘違いしたらしく焦点像が六角形ではなく焦点内外像が六角形と言うことだ。しっかりと聞いていたらその場で解決したのかもしれなかったが後の「笑い話」として語り継ぐ事にしましょう(爆)。話変わって「星ナビ!2月号」のギャラリーに不肖ten.の作品が入選していました。その件は年末に判っていたのですが、昨日にはその投稿した作品が郵送にて返却されていました。以前、天文○○ドに入選したときにはかなりの時間を経て返却された記憶があったのでこれはこれでビックリ!しました。どちらがあるべき姿なのかは考えればわかることなのですが、返信の封筒の中にはご丁寧にもステッカーと私が記載した「応募DATA」も返却されており、こういった雑誌社の姿勢は評価に値すると思います。

20080103
実際に見ていないので何ともいえませんが、昨日触り倒して遊んだS先輩の「ライトブリッジ」は、運搬による光軸ずれ耐久テストという名目の元にもう一人の先輩と共に近くの山へ観望に行った様子。私は自宅でマッタリと過ごしていましたが、どうも気になって電話してみました。もう一人の先輩にインタビューしてみると「光軸は問題ない。焦点内外像の光軸偏りもなかったので斜鏡はやはりシフトしていないようだ。総て同心円のセンターを出していけば良いだけなのでシフトしていない方が楽かもよ?」との事。ほっと胸をなでおろしたのもつかの間、「厳密に言うと倍率を高くして星像をよくよく観察してみると六角形になっているが、目くじらを立てるほどの問題ではない。」との事。ここで悩んだのが、ライトブリッジの光軸修正ネジは押し引き60°ごとに6ヶ所あるけど、多点フローティング支持のセルだから光軸修正ネジによるセルの歪みがミラーまで伝わっているとは考えにくい。次に主鏡押さえは3ヶ所だから主鏡の押さえ過ぎが原因ならば星像は三角形になるはずだ。だとしたらスパイダーによる光条か?と一瞬だけ考えたが、ライトブリッジのスパイダーは90度ごとの4本だから「スパイダーが原因」ではないと直ぐに理解する。では、観測者の見間違えか?と思ったが、電話の相手は「鋭眼」と「理論」を併せ持つ方だから、その方が「六角形」と言えばそちらを信じる。どうも納得いかないのだが、所期の目的である光軸は合ったようだし、六角形の星像ってのも目くじらを立てる問題ではない程度という事なので、気にしないほうがスッキリすると思います。そのうち原因もはっきりするでしょうし。あ、そうそう!ここを見ていないだろうS先輩へ。フィルムケースを渡し忘れてすみません。こちらで「光軸修正EP」を作って送付しますのでお楽しみに。(と、見ていないだろう方へ言ってもしょうがないか?笑)

20080102
S先輩のライトブリッジを見て触ってきました。30cmF5のトラスパイプ式ドブソニアンは接眼部の高さも程よく、動きも軽やかでした。特に水平の動きは滑らか過ぎる部分がありましたが、滑る分は渋くし易いので良い傾向だと思います。今回は光軸修正の手順を主に、そして最初の光軸修正の追い込みを行いましたが、失敗したのは斜鏡の調整です。ライトブリッジの斜鏡は光軸に対してシフトしているのかいないのか、最初の段階で各部の寸法を測っておくべきでした。とりあえず大丈夫だろうと思いますが、実際の星像での確認を行っていません。本当のところはどうだったんでしょう?次回からは自分一人での光軸調整になりますので宜しくお願いいたしますね。あ、スタパーでお会いするのも楽しみにしていますが無理はなさらぬよう。>S先輩

20080101
新年明けましておめでとうございます。年末年始の悪天候でせっかくの正月休みを星見に活かせません。こうなりゃ機材ネタに走ろうかと思いましたが、まぁ正月くらいゆっくりします。明日は帰省したS先輩の「ライトブリッジ光軸大作戦」で楽しむ予定なのですが、肝心の天気は無理っぽそう。準備するのはサークルカッターとピンバイスと反射テープなのですが、肝心の反射テープの在庫が無いんです。さてさて....(苦悩)





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