未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。




店主:ten.の
日々雑感

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20080530
夢にまで見る作りかけの望遠鏡、なぜ夢に出てくるかと言うと「あ〜したい、こうしたい」と寝る前に頭の中で設計図を推敲したり大きさや操作感を想像したり、作ってもいないのに握り心地や触り心地を想像したり....そうやって眠りにつくとそのまま夢に出てきます(笑)。現在の操作感(@夢)のネックはトラスパイプ下側の固定感が良くないのとトップリング周りの「手の置き場」です。ちなみに「利き目」は右目利きさんも左目利きさんもBD1580よりはよくなっていましたよ(あくまでも夢の中ですが。笑)。この望遠鏡製作の前回までの作業から随分と経ちますが、夢の中の操作感は良くなるばかりです。次回、製作作業に着手できるのはいつになるか分かりませんが、現在の問題は別なところに生じてしまいました。それは地元ホームセンターの動向です。先日、軍手を購入するために立ち寄ったところ、随分と品揃えが悪く、いや、「入荷待ち」の札ばかりでした。某ホームセンターの灯が消えそうです。

20080529
昨日、九州南部と四国地方が梅雨入りしたと発表されました。九州北部に位置するten.の地方もあと二週間もすれば確実に梅雨入りしていることでしょう。これから梅雨入りまでの間、天気は晴れたり雨だったりしながら、湿度が多くなります。今日の長崎は昨日激しく降った雨も止み、久々に透明度の良い真っ青な空に恵まれました。先ほど(21時)外に出てみて空を見るとスッキリと星が見えています。星の瞬きが多めなのは大気が不安定で、昨日の雨の降り方を思い出してみるとそれは致し方のない事です。今夜辺り、ugemさん辺りは沢山の観測をしているんだろうなぁ。出撃できない私はちょいと羨ましい....。(苦笑)そうそう、昨夜は日々雑感をアップして就寝したら夢を見ました。新50cmの望遠鏡を見せていただきながら、自分の望遠鏡と比較している夢です。夢の中とはいえ、自分の望遠鏡はナカナカの鋭像を叩き出しています。でも、その望遠鏡はBD1580ではない別な望遠鏡でした。それは未だ完成していないBD1580の兄貴分の望遠鏡。あぁ、夢のままにしたくないです。


20080528
夕刻、某社長から連絡あり。聞けば、以前にその観望会で「出張観望会」に使用していた50cm反射望遠鏡を作り直す計画が継続していて長く完成していなかったのですが、とある小学校のI先生に製作とその後の運用を委託したところ、先日のGWを使って一気に完成したらしいです。連絡は「製作した先生から完成した50cm反射望遠鏡のお披露目を6月1日に致しますので是非皆さんに見ていただきたい」ということでした。お聞きしたところによると塗装なども大変綺麗に仕上がったそうで、某社長を通じてスタパーへの参加もお願いいたしました。「新50cm」は、これからその小学校での運用と依頼を受けた観望会へのお手伝いを行っていくそうです。いやいや、久し振りに50cmの望遠鏡を見たいなぁ。(もちろん、その望遠鏡の仕上がりも含めてです。)昔から各地の観望会で活躍した望遠鏡の復活は、形と運用方法こそ変わっていきますが、使われているミラーと沢山の子供たちに見てもらうということに変わりはありません。I先生、完成していただきありがとうございます。(社長、子供たちのための英断ありがとうございます。)

20080527
先日の日曜日に久々のスナップ撮影をしました。銀塩カメラでの一連の操作は問題ありませんが、フルマニュアル機(古マニュアル機?)でのピント操作は相変わらず難しく、AFレンズの優位さを痛感しました。多分、納得のいく瞬間を切り取ったというシャッター操作は無く、ただダラダラと撮影していたように思います(あぁ、現像が怖い)。カメラ操作のリハビリと言える久々の撮影でしたが、今週末には親戚の結婚式が控えています。カメラマンを仰せつかり気合を入れているのですが、困ったことが一つ発見されました。ポートレートレンズとも言える大口径単焦点85mmレンズのピントヘリコイド部分のグリースが固着しています。思いっきり力を入れてもフォーカシングできません。滑らかでグリーシィーなはずのマニュアルレンズがこんな風に固着してしまうとは予想外です。思えば85mmレンズを使うって、F氏の結婚式以来ではなかろうか?その後、マックホルツ彗星(C/2004 Q4)の撮影に使用したくらいではなかろうか?(2004年12月9日)天体写真ならピント位置は無限遠ですからヘリコイドの固着には気づいていなかったのかもしれません。あぁ、機材のOH(オーバーホール)にお金がかかります。いや、いっそこのまま使用しておこうかと考え中。(泣)

20080526
ポジフィルムの柔らかな画像をスキャンしプリントアウトすると「こんなんぢゃ無かったはず....」と悩むのは至極当然、それはスキャンとプリントがデジタルだからです。まぁ、世の銀塩フィルム使いの皆さんも同じ苦労をなさっていて、極力自然な仕上がりを目指し素晴らしい作品を世に出しているわけで、大した努力をしていないten.が良い出力画像を得ようとしても出来ないのは当たり前ということで納得しています。それでも「見てみたい」と仰る奇特な方はいらっしゃる訳で(苦笑)....ありがたいことです。これからも肩肘張らない「てきとーな天体写真」を撮影して行きますので(ある程度)楽しみにしてください。(本当に有難うございます。)

20080525
プリントアウトしHIKOMAに出品してしまってから、今ごろになってスキャナーで取り込む時の各種調整を色々とやってみて、再度プリントアウトしてみました。結果は....(無言)。画像処理の知識もない、ディスプレーの色調整もやっていない、そんな環境と知識で「どうなの?」って奴がten.です(笑)。あ、そうそう!プリンターも3色の染料インク廉価版です。そんな事を言いながら、撮影したフィルムを「少しでも良い状態で出力したい」という思いで色んな事を試しています....(無言)。とりあえず、出品したものが一番良かったということで....。(ちくしょー)

20080524
「Photo & Cafe HIKOMA」へ作品を預けてきました。前回も同じだったのですが、やはり天体写真を撮影している人は極めて珍しいらしく、私の写真を見た人は根掘り葉掘りと撮影方法を聞いてきます。「長時間露出すると星が動いて、星は線になるので赤道儀という架台を使ってガイド撮影をする事」や「どうすれば円形写野になるのか?」が主な質問です。今回の作品は先日撮影した「あまのがわ」。でも一人一点展なのにもう一つ作品を加えていただきました。スタパーの時にお手軽に撮影した「月」です。A4のフォトペーパーにめいいっぱい大きく伸ばした月なのですが、実はこの月、BD1580を使ってコンパクトデジカメ(200万画素相当)で撮影したものなので天体写真をされている方から見れば、少々寝ぼけた画像はご愛嬌です。それでも画像を見た人は「すご〜い!これどうやって撮影したのですか?」やら「どんなカメラで撮影したのですか?」と質問してきます。私はちょっと得意気に「ちょっとした望遠鏡を使って、眼の代わりにこのコンパクトデジカメを覗かせて手持ちで撮影しただけです。だから、使用したのはこの200万画素のコンパクトデジカメがカメラなんです」と、ちょっとビックリするような言い方をしてしまいました(笑)。Cafeのマスター曰く、「君が天体写真をみんなに見せるから、他の人が星を撮影したいとか、三脚が欲しいと言い出してねぇ。」なんて仰る始末。撮影したことが無い人でも「一眼デジカメ+広角レンズ@30秒露出」くらいならナントカなるのかなぁ。それなら撮影自体は比較的に簡単なんですが、夏は蚊に悩まされ冬は寒さに耐え秋は空腹に耐えられる奇特な人がいらっしゃるのかしら。更にマスター曰く、「そもそも、寒かったり蚊に刺されたりな上、夜中じゅう暗い所で撮影するなんて天体写真は変態写真だ!」だそうで、まさしく仰るとおり。(爆)

20080523
昨夜、プリントアウトしたフォト紙のインク乾燥が落ち着いてきました。画像を見て小さな所に色んな粗(アラ)が見えてきますが、遠眼に見れば何とかいい雰囲気です。明日は額縁を買いに行って、ギャラリーCAFEへ出品です。3月いっぱいで一旦閉店した「Photo & Cafe DEAR HIKOMA」が5月20日に「Photo & Cafe HIKOMA」として場所を変えてオープンしました。出品先はオープン記念の「一人一品展」なんです。ten.が出品するのは先日掲示板に貼り付けた円形写野アストロカメラで撮影した「あまのがわ」です。前回と比べると、ちょっとパワーアップした天体写真ですな。(苦笑

20080522
先週金曜日あたりから風邪をひいています。ピークは先週末で、今週は快方に向かっていました....けど、昨夜は頭痛いに悩まされ、頭がガンガンしている中でネタを考えることも出来ず、しばし療養をし日々雑感はお休みしました(今日も頭痛が残っています)。そんな中、今日は先日の撮影でポジをスキャンしたものをプリンターを使用して印刷してみました。ビンボーは私には珍しく高価なモノを購入。それはスーパーフォトペーパー「画彩(kassai)写真仕上げPro」のA4判です(あぁ〜高かった....。)。小さいサイズ「はがき判」も一緒に買いましたが、大きく伸ばしたときの雰囲気は違いますねぇ(ここは奮発してヨカッタ)。手持ちのプリンターで印刷してみて感じたこと。「色が合わねぇ。パソコンの画面で見るのと大違いです。どうにかなんねぇかなあ〜(苦笑)

20080520
先日の、20080515日々雑感で書きましたが、ニジミ写真を撮影するために、レンズ保護用のUVフィルター(高価な薄枠タイプ希望中。もちろんまだ入手していない)を、入手後すぐに「毒牙にかける」と言いました。今日は毒牙の内容を少しだけ。滲み系フィルターの表面は光学的な平面ではなく、その表面に極僅かな加工が施されています。チリメン状(ランダム系)であったり、水玉状(ミスト系)であったり、条痕の加工(線系)だったり。結局のところten.は新品のフィルターにそれらに近い加工を施すつもりなのであります。その具体的な方法とは....「クリアのスプレーラッカーを遠くから僅かに吹きつける」と言う方法を予定しています。いわゆる”ミスト系”のフィルターですね。ネタをバラせば単純なことなのでありますが、失敗すると(効果が大きすぎる等)高価な薄枠フィルターがオジャンとなる可能性を秘めています。先日、このネタで友人と大いに盛り上がりました。お笑い系ではありますが、薄枠フィルターを購入せず、その代わりにレンズ前面にピッタリと食品ラップ(あえて商品名は塞ぎます。笑)をピンっと張った上からクリアラッカースプレー加工を施し、「毎回ニジミ具合が変わる、日替わり効果の滲み系フィルターを作るのも漢(おとこ)ぢゃないか!」などと腹筋がよじれる笑い話を展開いたしました(それはそれでちょっと試してみたいんですけど....笑)。食品用ラップって商品を選べばかなりの光学的性能(この場合、薄膜の厚さが均一と言う事)を持っていることは案外知られていない事なのですよ。話は脱線しますが、望遠鏡(FL70S)のホコリ避けのキャップ代わりに鏡筒先端のフードにラップしていたのですが、少々の二重星なら難なく分離する程でした。ええ、びっくりです。普段、この鏡筒を使っている私ですら、観望会の最後まで違和感無く使っていましたから。やっぱり「お笑い系フィルター」も大切かなぁ〜。

20080519
生ポジを見ていると、「あの夜の風景」が思い出されます。車が2台、その両側には山の木々。2台の車の間にはテーブルと、その下には七輪。テーブルの向こうには橘湾の海が穏やかにたたずんでいます。星空を撮影に行ったのに、思い出すのは星空のある景色です。そう、最近の私はそういった景色を撮影しているのだと気づかされました。ゆったりとした時間を楽しんだ証しとして「ゆったりとした時間を思い出すための画像を記録」をしようとしているのでしょうね。

20080518
とりあえず、フィルムもスキャンして掲示板に貼り付けました。恐らくお笑いネタ画像になるだろうと思ってはいましたが、撮影のラストに撮った「M16・M17」は、やはり途中で切れてしまって思ったとおりになっていました。ちなみに同行したnobさんがプロビア400Xで撮影したことが無いので散光星雲(Hα基線)の色の出方に興味を持っていました。「E100ほど派手ではありませんけど、案外ちゃんと写りますよ」といいながら撮影していたので雰囲気だけ判る画像が得られたのではないかと。ちなみに露出時間は12分(F4.7)なんですが、暗い光学系でも案外写るものです。本日、一昨日から患ってしまった風邪もまだ体の中から出てくれないようなので今夜はこの辺で。(泣)

20080517
5月2日に撮影したブローニ判のフィルム現像が仕上がりました。35mm判の方は既に仕上がりTOPのページに置いていますが、ブローニー判の方はネタづくりしてしまった固定撮影の分も景色として見れば案外とイイ雰囲気でしたが、TOPの画像と比較すると面白みが少ないようなので、TOPの画像は暫くこのままにしておきます。今回のフィルムについては早速スキャンしたいのは山々なんですが、現像から上がってきたばかりのフィルムはロール(巻き癖)がきつくてスキャナーのフィルムホルダーに収めにくいので暫くの間は重しを載せて平面になるまで「おあずけ」です。しばしお待ちあれ。風邪ひいていて頭も痛いしね....。(苦笑)

20080516
ニジミ写真について書いていたら、今日は私の視界が滲んでいます。一昨日あたりから喉が痛くて調子が悪いと思っていたら、やっぱり風邪のようです。頭がガンガンするし熱はあるし咳が出て鼻水ズルズル....。すみません、今夜は寝ます。

20080515
今まで何にも言ったことはなかったのですが、実は今年の次の目標は「ニジミ写真」なんです。一年近く掛けて20mmレンズの画角に慣れてニジミ写真用の拡散系フィルターと保護フィルターを同時に使うと当然の事ながら20mmレンズではケラレが生じるのでNGになるところが機材構築の難しいところです。また、昨日の日々雑感、20mmレンズのケラレに早速反応を示した某友人曰く「フィルターは薄枠フィルターでもケラれるのか?」とのメールが来ました。20mmレンズに現在付けている保護フィルターは廉価な(いや、購入時に付いてきた)フィルターで、通常の厚さをもったフィルター枠なのですが、このレンズは通常の厚さのものだと確実にケラれます。薄枠タイプは使ったことがないのでケラれるかどうかは解りませんが、某有名フィルターメーカーも広角レンズ用に「薄枠タイプ」なるものを発売していますから薄枠フィルターは有用性があるのでしょう。「どれどれ?」と値段を見てみると¥7,350円!!高けぇ〜〜!!(泣)もしもこのフィルターを購入したとしても20mm用専用のニジミ写真用フィルターとして「あっ!」っというまにten.の毒牙に掛かる運命なのです。ニジミ改造の仕方如何によっては購入直後に使い物にならなくなる(可能性がある)予定のものに¥7,350円かぁ....。さてどうしよう。いやいや、今年の「あまのがわ」は今年だけしか見られませぬ。ここは一発、心を鬼にして夏までにフィルターを購入するとしましょう。

20080514
その20mmレンズ、現在ten.の手元には2本の20mmレンズがあります。一本は友人から貸与されている物、そしてもう一本はten.自身が去年の10月に新品同様の中古で入手した物です。同じ20mmレンズと言ってもその性格は全く違うもので、友人から貸与されているレンズが性能的には全て上回っています。具体的な項目では、「開放F値・周辺光量(イメージサークル)・常用F値」の三点です。ten.所有の20mmレンズはコンパクトなのと∞無限遠がキチンと出て扱いが簡単なところが美点ですから、アストロカメラではなく銀塩一眼レフに常用しております(つまり、現在のTOPの画像に使用したレンズです)。但しこのレンズ、フィルター部分の光路に全く余裕がなく、レンズ保護用のUVフィルターなどを取り付けたら四隅にケラレが出てくる難物です。滲み系ディヒュージョンフィルターの使用を考えていたのですがそれも難しそうで、大枚を叩いて購入したのにナカナカ使えない奴なんです。。。。って、自分のレンズに向かってボヤいてどうする?(笑)

20080513
去年から、ten.は撮影のほとんどが超広角レンズ「20mm」ばかりになっています。「星空と景色をバランスよく」撮影でき、短時間のガイド撮影でも景色の動きが少ないし、多数の星座をまとめて収めることが出来るのがお気に入りなんです。もちろん短所もあります。周辺減光が大き目だったり端の像が歪んでいたりと個性的な画像が出来るレンズです。広角レンズを使用する撮影には普通の赤道儀よりもポータブル赤道儀を使用した方があちこちに移動できて楽しい事に気づきました。広角レンズの友はH型赤道儀です。このH型、もうちょっと使い易くしようと架台(カメラ三脚)と赤道儀本体の機材構成を見直し中。まずは移動するたびに合わせ直す極軸セットを簡便にできるよう上下水平微動装置を取り付け予定。(あまりいろいろと取り付けるとポータブルではなくなるぞぉ〜?笑)

20080512
どピーカンの空の下、帽子も被らず一日中遊んでしまい、顔がヒリヒリするだけでなく頭のてっぺんの頭皮がヒリヒリします(爆笑)。いやいや、5月の紫外線は「恐るべし」です。ピクニックに行った後、「はまんまち(浜の町:長崎市中心部の繁華街)」にあるいつもの写真館へブローニーフィルム(ISO400ポジ)の現像をお願いしに行きました。これで今週末には現像から仕上がってまいります。撮影した10コマのうち、楽しみにしているのは2コマくらいですかねぇ。昨年から使っている超広角レンズの絞りを開け気味にし、ほんの3分くらいの露出時間がもたらす画像は果たしてスキャンできるのか?そしてその結果は?今週末を乞うご期待!!

20080511
日中の空の透明度は今年一番とも言える素晴らしい「どピーカン」の青空。昼間は長崎市の中心部近くにある山で坂本竜馬の銅像がある「風頭山」へピクニックへ行き、めいいっぱい日焼けしてしまいました。もう顔がヒリヒリです(笑)。景色を眺めるのには双眼鏡を使うのが好きなんですが、今回はコンパクトな双眼鏡を職場に置き忘れてしまい、もって行くことができませんでした。ちなみに去年のピクニックの時には「7×15双眼鏡」を持っていき、案外と大活躍しました。こんな時にまで双眼鏡だなんて....光学製品を日常に使用する頻度が多いのは天文ファン特有なんでしょうか?(苦笑)

20080510
撮影したフィルム(135サイズ・ブローニー)2本のうち、135サイズの現像を終了しました。このフィルムは桜の花が咲く頃からカメラの中に入れっぱなしにしていたISO400の安価なコンビニフィルムです。ですからめいいっぱい遊びました。メインに考えていたのは星空をバックにしたセルフポートレート。撮影現場(観望地)の雰囲気を醸し出せればと思い、LEDランタンを点灯したまま短時間露光で星空とイスに座った自分自身を撮影しました。TOPに画像を置きましたので雰囲気を楽しんでください。

20080509
天文雑誌2誌を入手しました。今月号はそれぞれ見所が満載(....かも?)ですが、今月号の「星ナビ」については保存版です。、特に食い入るように見たものと言えば、リンク先のY−Daさんの撮影した土星が「星ナビギャラリー」に入選した写真です。いやいや見事な土星です。土星の第三衛星「テティス(と影)」が土星本体を横切る所を撮像した見事な画像です。その他にじっくり読んだ記事と言えば「追悼、タカハシJP赤道儀〜趣味人と歩んだ30年〜」です。1977年に「TS式システム160mm反射赤道儀ヘッド(いわゆるJ型)」として発売され、その系列JP−Z赤道儀として販売されていたこの赤道儀。ten.は「いつかはクラウンのような赤道儀」と称して何度か紹介してきましたが、今年2月、30年余りにわたる「J型」の系列はついに生産終了となりました。J型系列の赤道儀は160型、160P型、NJP型、JP−Z型と色々な呼称がありますが、その歴史を解り易く記事にしています。とはいえ、既に生産終了し、これから入手困難になろうかという機種をこれだけの誌面を割いて特集することはten.も記憶に無く、これら「JP系列赤道儀」が天文ファン達に如何に愛され(憧れた)ていたかが判ります。もちろん私ten.もその一人で、「いつかはクラウンのような赤道儀」はこれからも憧れの赤道儀であり続けると思います。現在のタカハシに望むこと。それは「山椒は小粒でピリリと辛い」・「いぶし銀のような」P−2Z赤道儀を生産終了にして欲しくない事でありますが、こればかりは私一人のワガママなんでしょうかね。(しみじみ)

20080508
ジェットストリームな夜だったはずなのに昭和の曲が流れてきた夜。その夜に撮影したフィルムは、未だに私の手元にあります。早く現像に出したいのですが、いつもの写真館へ行く時間がありません。「今週末こそは....。」と意気込むものの、依然予定は未定のまま。ネタづくりとなってしまったコマもガイド撮影が出来なかっただけで「固定撮影として考える」事が出来れば恐らくまあまあの写りとなっているはずです(開き直り)。地上の景色も写っているのでその場の景色の雰囲気もわかる写りとなっているはずです(居直り)。さて、早く現像に出したいなぁ。(苦笑)

20080507
なんだかんだとGWには二日の出撃をしてしまった訳ですが、やっぱり5月2日夜の出撃が空も内容も良かったのです。FMラジオを聴きながら撮影していたジェットストリームな夜は、いつしかネタづくりな夜になっていきました。ラジオから流れてくる番組は、いつしか懐かしのメロディーを流す番組になっています。さだまさしの「関白宣言」やら円広志の「夢想花」(おぉ〜....。)更に世良正則(正確にはツイストねっ♪)の「銃爪(ひきがね)」などなど、昭和を代表する曲ばかり。軽快な音楽と共に時刻はいつしかあまのがわが南中する時刻へと移ろいます。「さて、勝負のコマを撮ろうかな。」暗闇の中で、P−2Z赤道儀に使っていたアストロカメラをH型赤道儀に移動し、あまのがわへ向けてセッティング致します。レンズの向こう側にあるあまのがわは地平から立ち昇り、天頂に近くなったはくちょう座まで繋がっています。ホントにこの夜の空は良かったです。この空を切り取るの撮影機材は昔ながらの機材「H型赤道儀+フィルムカメラ」と、まさに流れている昭和の曲にピッタリです。勝負のコマは15分露出(あまのがわ用)と3分露出(景色+星空)の二種類。お笑いネタを作らぬよう各箇所を慎重にチェックします。「ピント・フィルムの巻上げ・フィルム抑えノブの戻し忘れ・吸引ポンプのスイッチ」良し。アストロカメラのチェックは万全(?)です。撮影が終わって次の構図へ変更しようと雲台と赤道儀のクランプを緩めようとした時、ある種の違和感を生じます。「なんだか構図がおかしい。こんなに東側を撮影していないはず。」そうです。やっちゃいました。赤道儀が動いていないんです....。あまのがわが南中する一番美味しい時刻帯を固定撮影で写していました。ガイド撮影のつもりだったのに。何やってるんだろ?俺。(この時、私の頭の中で流れていた昭和の名曲は「ひとり上手/中島みゆき」でした。あぁ、ひとり上手と呼ばないで。笑)

20080506
昨日は朝6時15分にはお出かけしていました。目的地は大分で、玖珠郡九重町の”夢”大吊橋の見物と日田市天瀬町のしいたけ狩り、そして天瀬温泉です。それもなんと日帰りです。帰宅したのは22時前、空は良く晴れています。みずがめ座η流星群の極大と天候とGWの休み、そして新月と重なれば「まさに千載一遇のチャンス!」と断言し、一日中運転して疲れた体に鞭打って行ってまいりました。はい、でも体はやっぱり疲れていました。山の上では睡魔のために意識朦朧とし、近隣から立ち上る雲のせいで赤道儀は組み立てる気になれず、七輪の火熾しをして炭を消費しただけの出撃になりました。気温は低くは無いのですが北風が強くて寒くてたまりません。世間さんもこの場所も「風当たりが強いんだなぁ。」あぁ。人生こんなもんだ。結局、写真は撮らず、みずがめ座η流星群は一個も見えず、寒いだけの出撃でした。ああ、キツイ。。。。

20080505
本日、今の時間(05:00)は雨ですが、本日も先日の話を続けましょう。nobさんのデジカメのコントローラーの接続も事なきを得たようで、いつのまにかシャッターが切れるようになっています。私はといえば、TSA80SS直焦点用のP−2Z赤道儀を中心に撮影し、片手間にH型赤道儀に搭載したFM2を抱えてそこいらをウロウロしながら撮影を続けています。カメラレンズは20mmの超広角レンズ。周囲の景色と一緒に星空を切り取ろうと考えています。テーブルの上にはMP3プレーヤーが音楽を奏でています。一瞬、音楽が途切れて別に触ってもいないのに勝手にFMラジオに切り替わってしまいました。「ま、いいか。ここいら一帯はFM波が入るのね、たまにはFMラジオもいいでしょ。(解説:いつもはMP3プレーヤーがFM波を受信できない所で撮影しているため。)」流れてくる番組は「ジェットストリーム」【遠い地平線が消えてふかぶかとした夜の闇に心を休める時、遥か雲海の上を音も無く流れ去る気流は限り無い宇宙の営みを告げています。満天の星を頂く果てしない光の海を豊かに流れ行く風に心を開けば、煌めく星座の物語も聞こえてくる 夜の静寂の何と饒舌なことでしょう。光と影の境に消えて行った遥かな地平線も瞼に浮かんで参ります。ジェットストリ〜ム....ジェットストリーム....】いやいや、これですよ、これ。ten.の場合、星空観望の時にはAMラジオの「オールナイトニッポン」と相場が決まっているのですが、あまのがわがシッカリと見えている今宵の望みは「ジェットストリーム」です。司会はやっぱり城達也さんがいいなぁ〜と思いつつも、この番組の現在の司会を行っている「伊武 雅刀(いぶ まさとう)氏」にも頑張っていただきたいものです。この番組なら今宵、私たちの星空BGMを任せられるってもんです。あまのがわの下、二人の撮影者は、あれやこれや撮影しながらジェットストリームな夜が更けていくのでした。

20080504
「フィルム作り」の時に来た車はnobさんの車で、すぐにスモールライトに切り替えていただいたお陰で、手に持っているフィルムは感光せずに済んだようです(厳密に言うと現像から上がってくるまで解らないけど)。気温は15℃あたりを行ったり来たりですから、さほど寒くはありません。出撃したカメラはアストロカメラ(プロビア400X)とFM2(ISO400のコンビニフィルム)です。FM2に入っているフィルムは桜満開の頃から入っているフィルムで、Hα輝線は写りませんが今夜使い切ってしまおうと持ってきました。ですからDATAも取らないてきとー撮影です。一方、アストロカメラはメインのカメラです。こちらは「双眼鏡的視野の露出不足撮影」を企てています。それにしても東から南にかけてのあまのがわは久し振りです。撮影風景が入るように広角レンズで少し引いた位置から撮影してみます。LEDランタンが照らすテーブルとイス、火を熾した七輪。こういった風景は真面目なカメラで撮影してはいけません。あくまでも「てきとー撮影のFM2」が引き受けます。あっちこっちの景色を撮影し、たまにはベンチの上に上に向けて置き、そのままシャッターを切ったりしています。もちろんファインダーは覗いていません。一方、 nobさんは機材のセッティングが終わっているのにゴソゴソしています。「どしたの?」って聞くとデジカメのレリーズ(コントローラー)の接続がうまくいっていないようで、シャッターが切れないというトラブルに見舞われています。年上のnobさんにはちょっと申し訳ないんですが、「ネタ1」の称号を与えることにしましょう(笑)。ん?ネタ2ありますよ。こちらも日を改めて紹介します。

20080503
昨夜、日々雑感をアップした21時を過ぎ、外に出るとスッキリ晴れているではありませんか!5月4日は野暮用が入っているので明日(3日つまり今日の事ね。笑)夜の出撃はありえません。すぐさまPCで気象画像をチェックします。「東シナ海に雲は無い。東シナ海に水蒸気は無い。東シナ海に黄砂が無い....!」ちょっと遅いけど出撃決定です(祝)。一気に市民の森へ走ります。今夜の目的は「南中するあまのがわ」です(当然でしょ)。現地に到着すると二台の赤道儀(P−2Z・H型)の組立てと七輪の火熾しを一気にやってしまいます。撮影の開始は日付が変わった25時台です。もう既にさそり座が南中しかかっています。あまのがわもさそりの尻尾からしっかりと見えており、わし座からはくちょう座の手前あたりまで見えています(それより北の部分は長崎市内の光にかき消されていました。)。七輪の炭は煌々と橙色に輝いて、いい雰囲気を醸し出しています。あまのがわも随分とよく見えるようになっています。今年初めての久し振りに濃い「あまのがわ」です。自分の心の中で「しっかりと撮影するぞ」と決心しながら車の中でフィルムを作ります(注:ブローニーフィルムの裏紙を外すという意味で「フィルムを作る」と称しています)。裏紙を外している最中に「キラリ」と光る車のヘッドライト....。「うわぁぁぁあ〜こんなときに車が来ちゃったよぉ....しょっぱなからネタづくりかぁ?」....すると、近づく車のヘッドライトがスモールライトに切り替わります。車の主はnobさんでした。(ある意味、nobさんの車で助かりました。明日につづく。)

20080502
ついにGWの後半が始まりました。後半と言ってもten.にとっては勝負のGWです。5月2・3・4の三日間のうち、果たして出撃できるのか?それが一番気がかりです。何度も言いますが、南中する夏のあまのがわを撮影したいので出撃体勢だけは整えています。フィルムOK!カメラ三脚OK!赤道儀の準備もOK!モータードライブ用の乾電池OK!カメラの準備OK!........天候だけがNGなんです。(半泣き)

20080501
今、PCの机の上には期限切れのフィルムが2本あります。一番安い業務用カラーネガフィルム(ISO400)と、勿体無かったのがもう一本、ブローニー判のポジフィルム(プロビア100F)です。めいいっぱい期限が切れているので撮影に使用することはないのですが、他の事になんとかならないかと考え中。





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