未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。




店主:ten.の
日々雑感

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20090531
白木峰に到着したのは22:30過ぎ。数名の人が星空を見ています。時折、雲が通過しますが、機材をすぐに組み上げました。今夜の目的はピントチェッカーのピント位置調整です(まだ出来ていないのかよっ!)。機材を組み上げたら月を観望です。低倍率から高倍率まで使いましたが、赤道儀に搭載したので楽に観望できますね。月没直後から完全に晴れて「あまのがわ」もバッチリ見えています。お越しの方に双眼鏡を貸し出して、二重星・散開星団を散策案内し、望遠鏡でも見ていただきます。その繰り返しをしていると....テーブルの上に置いていた双眼鏡の革ケースが夜露でグッチョリになっています。空は晴れて肉眼では天の川が見えていますが、機材は夜露でドンドン濡れていきます。25:00を過ぎた頃、「撤収しましょうか....。」の声が掛かったので残念ながら撤収に入ります。準備してきた黒白フィルム(120)も使うことがなく、そのまま帰宅するのはもったいないのでコンパクトデジカメでの星空てきとー撮影を行いました。コンパクトデジカメを使って星空がどこまで写るのかというと、私の機種(Canon Powershot A590is)だと概ね3等星くらいまでは楽に写ります。さそり座を構成する星は全て写るので、これでいいぢゃん。機材を撤収し、星空に後ろ髪を引かれながら帰途につきます。とにかく久しぶりに星空を見て満足満足....あ、ピントチェック、また出来なかったわい....。(苦笑)

20090530
今夜は晴れています。白木峰で星空を眺めに行ってきまーす!(21:30記)笑

20090529
来月にあまのがわを撮影しようとすると梅雨が始まっていますね。ちょうど今夜は晴れていますね。今夜は月齢も4.9ですから夜半前には月没になるし、撮影に行くには本当に良い夜です。ところが....明日は朝から予定が入っているので撮影には行けないようです。ホンの少しだけでも無理そうです。何せ月末の仕事でクタクタ+既に寝落ちしそう。(泣)

20090528
アメリカンサイズの接眼レンズで見かけ視界が50°ほどで実視野が広いものといえば30mm〜32mmあたりの物になります。ten.はPL(プローセル)32mmとLE30(タカハシ)を所有しているのですが、これら接眼レンズの視野環とスリーブ内壁はほぼ同じ径になってきます。最近の接眼レンズの迷光対策(艶消し塗装)はナカナカ良い雰囲気なのですが、「もう一押し」したい場合はスリーブ内壁に植毛紙を貼付すると良い雰囲気になるのも低倍率の接眼レンズです。接眼レンズを明るい方に向けて内壁が光っているところがあれば試してみる価値ありですぞ。

20090527
月末に近づき、仕事も忙しくなって体がキツイので今夜はちょっとだけ。見かけ視界50°ほどの接眼レンズの他に、人それぞれの選択の要因として「アイレリーフ(最も眼に近いレンズ面の頂点から射出瞳までの距離)」があります。私は裸眼で見る事が出来るのでアイレリーフは短くても大丈夫なのですが、眼鏡使用者の方はアイレリーフがある程度(15mm程度)あると視野を楽に見渡せます。一方、Or(オルソスコピック)やPL(プローセル)形式のアイレリーフは接眼レンズの焦点距離の80%くらいですから、焦点距離5mmの接眼レンズならばアイレリーフは約4mmとなり、文字通り「接眼」レンズとなってしまうので選択に際して注意が必要です。実は私もOr5mmの接眼レンズは使用頻度が少なかったりします。いやいや、なかなか難しいですねぇ。(汗

20090526
先日、接眼レンズのネタを振った割には話題が深くなくて「?」状態の人も多いよう。今夜はそのあたりの話をもう少し書いてみます。現在、ten.のメインは「アメリカンサイズ」の接眼レンズとなっています。可もなく不可もなしの大きさと値段で2インチサイズほど大きくもなく、ツァイスサイズほどみかけ視界も狭くなく....。選択の基準にしているのは例外もありますが、スマイスレンズ(バロー組み込み系)ではないものにしています。それは主鏡が短焦点のものが多くバローレンズを使用することが多くなるためです。また、選択基準として見かけ視界が広い物よりもレンズ構成枚数が少ない物を優先しています。ten.は見かけ視界は50°ほどあれば満足してしまうのでアメリカンサイズの接眼レンズだと低倍率のPL(プローセル)でもそのくらいなので充分なんです。実はその他の理由としてレンズ構成枚数が多い、見かけ視界が広い接眼レンズって高いんですよね。やっぱりビンボー症からは逃れられないようで。(苦笑)

20090525
昨日、砂埃舞う運動場での撮影を行ったため、今夜は先ほどまでカメラレンズの清掃をしていました。久々に一眼レフボディーとレンズ類を隅々まで埃を落としました。ついでにといいましょうか、4月18日の笑いネタになった吸引ポンプ(乾電池の液漏れで接点腐食)の中身も掃除しました。掃除はやるにはやりましたが、試運転の乾電池がなかったので本当に動くかどうかは分かりません。新たなネタづくりを避けるためには試運転はしなきゃでしょ。でないとまたもゴムチューブを口にくわえての撮影になってしまいますからね。(笑)

20090524
TOMITAさんに立ち寄った時に日食関係の商品在庫を確認してきました。本来ならここで書くよりも実際に来店された方が確実なのですが、緊急を要するものから。日々雑感20090511に記載していましたが、眼視観望には欠かせないバーダープラネタリウムのアストロソーラーフィルタの在庫が本当に僅少になっていました。去年の末に「絶対に直前になったら品薄になるから大量に仕入れておいた方が良いですね。」と言って在庫していたものが既に品薄状態です。相手は危険な太陽ですから、安全に観望するための機材は確実に入手しておいた方がよろしいかと(特に子供さんに日食を見せたい場合など!)。実際に7月22日になって「今日は良く晴れて日食の日だから、ちょっとだけでも見たくなった!」と思っても確実に網膜に影響あります。ここをお読みのみなさんは既に入手していたり、以前から所持していたりだと思いますが、間違っても文房具の「下敷き」とか観光済みのフィルムとか、ガラス板にロウソクの煤(スス)を付けて減光しての観望は紫外線・赤外線を透過するので本当は危険なのです。

20090523
昨日は職場の飲み会(上司の還暦祝い)のため、日々雑感をオヤスミ致しました。帰宅した時刻は午前様ではありません。ちょうど良いくらいの酒量でしたし、今日は2日酔いでもありません(笑)。今日はショップのTOMITAさんに立ち寄りました。そこには高橋製作所「90S赤道儀」にTOMITAオリジナル「アリミゾSP」を取り付けるための特殊加工がされていました。90S赤道儀の赤緯上端は、ボルトの頭が出ており、ちょっと大きめなアリミゾSPが取り付け出来ませんでした。今回は90S赤道儀の赤緯上端の形状からアリミゾSPの裏面にボルトの穴が収まるような穴加工を施して取り付けを出来るようになったそうです。あぁ、これいいなぁ。

20090521
そういえば、ここ日々雑感で話題にのぼる事が少ない物がありました。それは「接眼レンズ」です。望遠鏡用の接眼レンズのサイズは主に3つあり、24.5mm(ツァイスサイズ)、31.7mm(アメリカンサイズ)50.8mm(2インチサイズ)があります。ここ数年の間に巨大な2インチサイズの接眼レンズにも見慣れてしまい、アメリカンサイズの接眼レンズは(サイズ的に)小さく見えてしまいます。ten.はまだ2インチサイズの接眼レンズを所有していません。貧乏以外の理由はありませんがアメリカンサイズの接眼レンズが性能的に劣っているとも感じないからという事もあります。それに昔からの24.5mmサイズに慣れていたという事もありますね。どのサイズが一番良いというのもありません。サイズ選択は個人の自由ですからね。どれか1つお気に入りの物があればいいんですよ、きっと。(微笑)

20090520
双眼鏡のネタを話す時に、ten.の基準は自身が中古で入手し所有する7×35双眼鏡です。集光力とひとみ径、手に収まる程良い大きさと軽さ、そして双眼鏡本来の持つ性能である像質です。「旅行に行くならこの一台を持っていく」と明言するほど、ten.にとっては本当に丁度良い双眼鏡です。口径・倍率・ひとみ径・握り心地・重量・像質これらは人それぞれの好みがあり、万人にベストと言える物はないのではないかと思います。ten.はたまたま中古で出会った一台がお気に入りになってしまいました。しかも、それがキッカケなのか、以来どんどんと双眼鏡が増えてしまいました。それだけ増えても一番手に取ることが多いのもコイツです。やっぱり好きなんだよなぁ....コイツ(7×35双眼鏡)

20090519
先日からの悩み事は未だ解決せず。でも明日・明後日中には答えを出す期限が迫っています。「どうしよう?」という部分についてはある程度の答えを出しているんですけど、後悔しないかどうかの大きさが理解できていません。きっと後で後悔するかも。最近は、訳のわからん日々雑感でスミマセン....。

20090518
一昨日の土曜日の飲み会のこと。「ten.さん、写真展(個展)はしないの?」と、ギャラリー喫茶の常連さんから尋ねられました。常連さんたちは写真を撮影したら積極的に個展などで発表することに慣れています。その質問に対しては「自分自身ではまだ時期尚早です」と答えました。その他、「自己表現の一種として是非個展をするべきだ」とか「一点でも二点でもやっていいんじゃないの?」などの話をいただき、今のところ個展は出来る状態ではありませんが、「いつかは....」と濁しています。実際のところ、写真展(個展)を行うに際し、機会や作品点数の問題ではなく、費用の問題や準備の時間など私にとってはたくさんの問題を抱えることになります。それらを解決するのは「今」ではないということです。そんなに良い写真を撮影している訳でもなく、自身としても納得できないというのもあります。ま、強いて言えばここ(HP)がten.のギャラリーな訳ですが、バーチャルな画像よりも出力した紙媒体で見たいのも理解できますが、もうしばらく(数年?)はこのまま(HPで)おつきあい下さい。(笑)

20090517
先週土曜日に天文ハウスTOMITAへ立ち寄った際に所持していた蛇腹カメラ「BARON J 」のシャッターの不調を相談すると、社長は有無を言わさず修理に預かってしまいました。蛇腹カメラのシャッター不調、直ればいいなぁ。「BARON J 」は、シャッターはメカニカルで、一応「B(バルブ)」が使えますが、フィルムの平面性は良くなさそうなので天文用としての適正はさほどないカメラですが、スナップ撮影用として考えれば柔らかい描写と言い、その風貌と言い、ホントに楽しいカメラです。でも、いつかはそのレンズを星空に向けてみたいなぁと思う、今日この頃でした。

20090516
ten.は普段からメガネを愛用しています。望遠鏡や双眼鏡を覗く時やカメラのファインダーを覗いて操作している時にはにはメガネを外します。ここで意外と便利なのが「メガネチェーン」です。ten.本人をご存じの方はお分かりだと思いますが、メガネチェーンはメガネのテンプル部分に取り付けている紐やチェーンで、顔からメガネを外した時に首からメガネを垂らしておけるものです。「ん?外した眼鏡は何処にやったかな?」などとボケをかませていると、「ten.さん、首から下がっていますよ?」とツッコミを受けるのも楽しそう。値段も案外と安くて800円〜1200円とリーズナブル。メガネ使用者の双眼鏡使いにはお勧めですよ。(微笑)

20090515
昨日からの悩み事はまだ解決していません。また、考え込む時間すらありませんでした。唯一、光明が差したのは実行者である方へ電話して会話をしたこと。そして、今夜の段階でも解決は無理でした。もうしばらく悩んでみます。

20090514
今夜はちょっと悩み事あり。それもずいぶん重要事項です。よって日々雑感のネタを考える事が出来ません....。あ、身体的な悩みとか生活の悩みではありませんよ。ご心配なく。と、言う訳で今夜はオチますね。(苦笑)

20090513
先週土曜日に「天文ハウスTOMITA」へ立ち寄りました。2階の展示室に行くとポータブル赤道儀の注目株「ASTRO TRAC TT320X(国際光器扱い)」がありました。WEB上で見ていたり、今月号の月刊天文ガイドでインプレッション記事が掲載されていたので器になっていたのですが実機を見るのは初めてです。「500mmレンズも追尾できる超高精度!」「軽量・コンパクト」の噂どおりで、その作りを見て納得しました。以前、ten.が自作した「ten.11(星空撮影架台)」とほぼ同じ原理です。もちろん違うのは工作品か製品かということ。こういうタイプのポタ赤って、使いこなしにもちょっとだけコツがいるんですよね。架台全体のバランスとか、カメラの搭載方法とか。また、「ASTRO TRAC TT320X」を見て、自身の工作品である「ten.11」の後継機種(って、また作るのか?爆)の精度向上ヒントも戴きました。このTT320Xは仕上げも精度も凄く良さそう。無骨な自作品と違ってデザインもスマートです。自分が作ったten.11も大好きなのですが、何だか挑戦されている気分です。このようなポータブル赤道儀が欲しいは、作りますか?それとも買いますか?って雰囲気ですね。(って、ポタ赤が欲しい人がten.以外に居るのかどうか。笑)

20090512
ソーラーフィルタの枠を作るのは比較的簡単です。ただし、安全面に注意しなければならないのは当然のことですね。2006年11月9日の水星日面通過で使用した屈折望遠鏡のソーラーフィルタの枠は、鏡筒フードの先に「かぶせ式」で取り付けるのではなくフード内に収める方法で作りました。その理由は3点あります。まず、フードの外側に被せて取り付けるとソーラーフィルタの面積が多く必要になるし平面に仕上がりづらい事。フード内に収めることによってフィルタの面積が少なくなります。そして2点目は安全面。風や体の接触でフード先から外れた時を考えてのことです。相手は太陽ですから観測中にフィルタが外れることがあってはなりません。3点目は、ソーラーフィルタは非常に薄いフィルターなのでちょっとの接触で穴が空きますが、接触による穴あきの危険性も少なくなりますね。今回は昨夜見つかったフィルタの切れっ端で新鏡筒用のフィルタの枠を作ろうと思っています。ギリギリですが口径分のフィルタ面積は充分にあります。相手はボール紙ですから製作時間は10分もあれば充分でしょう。これでいつでもOKですね。ただ、1つだけ問題があります。実はもう少しだけフィルタの面積が足らないんですよ。ほんの少しだけ。はい、新鏡筒用の5cmファインダーの分が足らないんです。(笑)

20090511
「必要になるものだから多めにね」。年末にそんなことを言って大量に入荷していたはずの物=太陽観測フィルター「アストロソーラーフィルター」が既に品薄になっています。しまった....。この前、SHOPに行った時に一枚買っておくべきだったか....。とりあえずFL70S(屈折式望遠鏡)のフィルターは前回の水星日面通過の時に作ってそのまま保管してます。同時に6×30ファインダー用対物レンズのフィルターもあります。あとは肉眼観察用の自作日食メガネもあります。新鏡筒用のフィルタは....まだ作っていません。「ん〜どっかにフィルターの切れっ端があったはずなのになぁ〜....」あったっ!よしよし。あとは枠を作るだけ。問題は....日食をどこで見るか?ですよ。(悩)

20090510
昨日話題にした「A80SS鏡筒」は、接眼部の作りが大口径(60mm)であり、ビクセン鏡筒共通のものを使用しています。また、軽量で短い鏡筒でありながら80mmという口径で、さらに安価なのでオートガイダー用のガイド鏡に使用している例が多いようです。ten.的には、ガイド鏡に使用するよりも、2インチミラー+2インチ接眼レンズ30mm接眼レンズで13倍・ひとみ径も6.1mmと大きくなり、低倍率RFT(リチェスト フィールド テレスコープ)に仕上げた方が面白そうです。このあたりはBORGの77mmアクロマートと重なる部分があって「果たしてどぉ〜よ?」と聞かれると困るなぁ。でも、A80SS鏡筒って、散開星団巡りをするには面白い鏡筒だという事ね。あ、そうそう、アクロマートレンズ(BK7・SF2)でF4の短焦点ですから、高倍率は苦手ですよ。そのあたりを踏まえて検討して下さいね。小学生あたりが購入する初めての望遠鏡ならお薦めしません。だって、土星の輪っかを綺麗に見たいもん。つまり、この鏡筒は使用用途が限定されているけど、ドンピシャはまった人には面白い鏡筒ってことですね。特に短くて軽い鏡筒は凄く楽なんです。(なんだか、今夜は支離滅裂だなぁ。文章にまとまりが無いです。<俺)

20090509
ten.が所持する短焦点アクロマートレンズを使った「TSA80SS」と名付けられた鏡筒は、元々アウトレット商品であります。鏡筒の微妙な長さの違いや鏡筒の色が市販のものと違います。市販されている商品はビクセンの「A80SS鏡筒(口径80mm、焦点距離400mm)」ですね。「そして、撮影に使用しているレデューサーコレクタ「AV−1」は元々別鏡筒の「AV−103SS」(AV−102SS)用の付加光学系レンズです。A80SS鏡筒は短焦点でアクロマートレンズですから、眼視では球面収差や色収差が目立ちます。その代わりに抜群の鏡筒長の短さで取り回しも重量も軽くて低倍率で楽しい望遠鏡であります(個人的な感想)。また、レデューサーコレクタAV−1を使うと直焦点撮影よりも周辺像や像面湾曲が少し改善し、F値も明るくなって使い易い鏡筒です。特に散開星団などを撮影すると輝星がポッテリと目立ち、カリカリな点像のアポクロマート系とは違う楽しい映像を得ることができます。直焦点撮影初心者向けの「楽しい鏡筒」と思っています。また、鏡筒本体の値段も¥36,750円(税込み)と安価です。今夜の日々雑感でA80SS鏡筒を長々と紹介したのは何故かと言うと、「在庫がなくなり次第販売終了となります」(ビクセンHP)なのだそうです。遊び心満載の鏡筒が無くなったら次は何が出るのでしょうか?高価なED81S(¥110,250円)やED80Sf(¥93,450円)を選択する事になるのでしょうか?ビクセンさぁ〜ん、何か安価で楽しそうな鏡筒を準備しているのでしょうか?それとも最新フラッグシップ製品「AX103S鏡筒(¥351,750円)」のような高級路線になっていくのでしょうか?ビクセンさぁ〜ん....。

20090508
今年に入ってからと言うもの、ルーリン彗星や4月のツツジ撮影の時にも気付いていたのですが、最近はとにかく大気のヌケが悪いです。そのような中、本日の長崎には「光化学スモッグ注意報」が発令されました。今日の午後は長崎市の防災放送が流れるなど、その空の色のようにドンヨリとした気配が流れました。このヌケの悪い空を見て思い出すのは昨年の8月2日、外海町から五島列島を臨む角力灘に映える天の川です。あの夜は素晴らしい透明度で、海にあまのがわが映っていたのを忘れることが出来ません。その時、隣国・中国ではオリンピック一週間前。世界の工場もオヤスミだったのでしょう。そしてあれ以来、あのような空を見ることもありません。ひょっとすると、正月前後のヌケの良さも2月の晴れ間(ten.的、晴れの特異日)も「それ(オヤスミ)」なのか?う〜ん、あまり考えたくないけど、大気汚染と隣国はあまりにも関連がありすぎるような....(謎)。そういえば、2月の晴れ間って、隣国は旧正月でオヤスミだったり....。(悩)

20090507
自分以外の人には天の川の撮影を勧めておいて、ten.自身はまだ今年のあまのがわの撮影をしていません。今月はそろそろ満月期に突入し、次の新月直前までは撮影の機会を待たなければなりません。今年のあまのがわ撮影のテーマは「モノクロ」です。昨年夏に「角力灘に沈むあまのがわ」を撮影しました。その時の感触(撮影・現像・焼き付け)を思い出さなければなりませんね。それに加えて、今年はいつもの20mmレンズ以外の撮影も考えています。また、その他ロケハンも必要かもしれません。こうやって色々と考えるのもこの趣味の楽しさなんでしょうか。(笑)

20090506
「ten.さぁ〜ん....今夜の月ば写そうと思うとっとばってん、シャッタースピードはいくらね?」先日のスタパーで天体撮影デビューした娘さんとGWキャンプへ行っている「熊んたけの主」からの電話です。ten.:ん〜、まずフィルムの感度を教えてよ。熊主:400のネガっ!ten.:レンズは?135mm?熊主:(おそらく)ぢゃろ!ten.:んじゃ、1/500秒でF8ばい。そいからさ、前後の段階露光も一コマずつしといた方がヨカとぢゃ?熊主:りょ〜かぁ〜い。ちなみに今、清和(高原天文台)さね。ten.:(げっ?ヨカところに居るなぁ。それなら....。)あ、そいからね、今夜の月没は午前3時過ぎだから、南中すぎの天の川が綺麗よ。35mmレンズをF4に絞って7分と10分と15分の3コマくらい撮ればいいんぢゃ?熊主:その時間まで起きとけっちゅーんかぃ?ten.:いやいや、無理は言わんよ。今夜は、みずがめ座流星群だし。(数分後、電話終了)さて、彼ら親子は無事帰宅したのでしょうか?また、無事に撮影出来たのでしょうか?気になる気になる。(微笑)

20090505
例年、GWといえばみずがめ座流星群です。今年のピークは5月6日午前9時という事ですので、明日未明が見頃(つまり、今夜〜朝です)ですね。流れ星の輻射点(放射点)がある「みずがめ座」が東の空から上ってくるのは午前1時過ぎ。まだ西の空には半月過ぎ(レモンのような形)の月が残っています。この月が沈むのが午前3時過ぎですが、南の空には天の川が南中していますので、これだけでも見る価値があるかと思います。みずがめ座流星群は東の空にある輻射点(放射点)を中心に流れ出るように見えますので天の川を横切る様なものが多いのも特徴です。夜更けには随分と気温も下がって寒いかと思いますが、夏の大三角も天頂付近まで登りきっていますので、グランドシートなどを敷いて寝袋などに入り寝転んでの観望が幸せです....。けど、そのまま熟睡しないようにしてくださいね。

20090504
「クジラ」さんがフィリピンの東〜太平洋を東進しています。ここで言う「クジラ」とはフィリピン付近で発生した今年最初の台風1号のアジア名です。今のところ日本本土への上陸は無いようですが、とりあえず今年最初の台風という事でご紹介しておきます。せっかくのGWも今日は雨天ですが、この雨も台風1号の影響によるものだということです。連休後半の天気は回復しそうですが、そろそろ月明かりが大きくなってくるんですよね。次の土曜は満月かぁ。スタパーも終わったし、何か楽しそうなネタが無いかなぁ。(笑)

20090503
昨夜の所用は県民の森天文台の担当さんでした。県民の森キャンプ場は満杯で、宿泊のお客さんの天文台への来場が延べ人数60人を超えていました。さすがにGWですね。人数が多いと見ていただく一人当たりの時間が少なかったりお見せする天体の数が限られてきますがこれは仕方ない事です。また、途中から薄雲やうろこ雲が来襲してきましたので星雲星団などの微光天体には向けず、月と土星をじっくり見ていただきました。ただ、シーイングの状況はさほど良くない上、薄雲で光量が不足がちだったので最高倍率も266倍に留めました。それでも県民の森へ来て「初めて望遠鏡で天体を見る」子供さん(大人も含んで)は喜んでいたようなので良かったです。

20090501
今日から5月。先週のスタパーで言われた一言。「ten.さ〜ん。日々雑感、いつまで続くんですかぁ?(笑)」あはは!いつまで続くのか分かりません。「そろそろ辞めたいんだけどねぇ。とりあえず続く限りやってみますよ。あはは!」ten.自身もこんなに続くとは思っていませんでした。「最近はネタに苦しんでるよね。(苦笑)電池ネタが多いし。(爆笑)」うんうん、そうなんです。でも、とりあえず天文ネタに何とか絡めて書くようにしています。今夜か明日夜に、先週の強風に悩まされたスタパーのリベンジ「プチスタパー」が開催されるようです。ten.は残念ながら所用で行けませんが、相変わらず白木峰は楽しそうです。





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