未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。




店主:ten.の
日々雑感

喫茶『ten.』HOMEに戻る  BACK   前回までの「日々雑感」




20090630
「角力灘に沈むあまのがわ」撮影について、もう一つの課題はカラー撮影です。黒白フィルムによる撮影での露出DATAは雰囲気が判ってきましたが、カラー撮影については残念ながらイマイチなのです。イマイチの理由は高感度・高コントラストのフィルム感材が無いこと、長時間露光によるカラーバランスの崩れがあること、そしてそのフィルムを如何にプリントするか、です。デジタル出力するのであれば最初からデジタルで撮影すれば良いこと。フィルムを使うのであれば極力アナログ出力したいのが趣味の人である所以です。ただしねぇ、アナログ出力には資金力が必要なんですよ。最近のダイレクトプリント(ポジのアナログプリント)は超高価なんです....。でも、一度やってみたいなぁ。 (2009.06.30 95886)

20090629
先日の黒白撮影の天の川は、DATA取りのための黒白フィルム撮影でした。それは昨年夏に見た「角力灘に沈むあまのがわ」を撮影したいがためのDATA取りです。目的を達成するためには高コントラストと高感度、そして海の表情を切り取るための短時間露光が必要です。最近のデジタル一眼レフならば撮像出来そうですが、画像処理の知識を持たないten.にとっては難関です。これまでどおりフィルムで撮影したい気持ちも後押ししています。黒白フィルムとカラーポジフィルムで挑戦しようと思ってはいるものの、大気の透明度が一番の条件になりそうな予感です。隣国の大気汚染が流れてこなけりゃいいのになぁ。

20090628
これからの時期、梅雨の晴れ間の撮影はひとまずお休みします。もし晴れたとしても恐らく出撃することは無いと思います。そう、日食対策の準備です。え?撮影しないんでしょ?はい。主に眼視で観望(見物とも言う)で、撮影はコンデジなどで片手間撮影です。「じゃあ、準備って何よ?」日用品を運ぶための「旅行用のトランク」が無かったり、ウエストバックがなかったり。いつも車で出掛けるので徒歩や交通機関での移動に慣れていなかったりします。トランク、どーしよぉ〜....。ウエストバックは丁度欲しかったので買うとして、トランクはやっぱりレンタルだな。よし!

20090627
とりあえず、ポジがスキャンできそうだったのでスキャンし、掲示板に貼り付けておきました。あの「ルーリン彗星ピンぼけ事件」から丸4ヶ月。悔しさを滲ませ、涙で枕を濡らした(事はありませんでしたが。)ピント合わせの項目はこれで一応終了です。ちなみに追尾撮影は、ガイド鏡無し、モータードライブ任せのノータッチガイドでした。極軸望遠鏡のセッティングパターンも旧型の物で、いつものように「てきとー」に合わせたのですが、全コマガイド不良はありません。搭載重量に余裕のある架台をつかうと駆動系が楽なのに加えて、私の撮影って露出時間も短いんですねぇ。ウォームネジは一回転もしないくらいです。

20090626
先週に撮影したポジフィルムの現像が仕上がりました。今回の課題は新鏡筒のピントチェックです。アストロカメラを鏡筒に付け、ピントを合わせて光束を切った時に大気の揺れが見えたのが勝因でした。これでピントが合っているかは判りませんが、今まで見たことがない模様に、恐らくこれがピントが合っている状態だと思いました。同様にカメラを取り外して自作ピントチェッカーに取り替え、同じ模様が見える状態に調整しました。そして本日。仕上がったポジフィルムは見事にピントがきていました(万歳)。いつもてきとーな事をやっているので鏡筒が来てから半年以上経ってやっと調整できたのは嬉しい事です。もちろんこれからピンぼけ撮影をすることもあると思いますが、眼視観望に撮影にボチボチやっていきます。ちなみに現像が仕上がったフィルムですが、まだロールがきつくてスキャン出来ない状態です。重しを載せて平面になったらスキャンしてHPのどこかにアップいたしますので暫くお待ちあれ。

20090625
レンズや反射鏡などの光学面に埃や曇りがあった場合....「早く拭き上げたいけど怖くてそのままにしている」ということが多いです。ten.の場合、安価な機材ばかりなのでてきとーに拭き上げていました。例えばクローズアップレンズを使った天体望遠鏡(口径50mm)や10分で完成!組立天体望遠鏡(口径40mmノンコート)、BD1580(口径150mm反射鏡)です。カメラレンズ関係は保護フィルターとしてUVフィルタを使用していますので例えキズが入ってもフィルタ交換すればいいので神経質な拭き上げをしません。ここで問題になってきたのが昨年11月に購入した新鏡筒です。先日の撮影の時に対物レンズにうっすらと埃があったり、夜露の付着でレンズ表面にヤケらしい模様が....。さてどうしよう(悩)

20090624
ten.は学校の先生でもなく天文台の人でもない、ごく普通の会社員なのに、日食関連の電話が掛かってくる事が多くなってきました。「どんな風に見ることが出来ますか?」「何を使えばいいですか?」「太陽観測フィルターはまだ在庫ありますか?」(う〜ん、あたしゃSHOPの人ではありませぬ....汗)出来るだけ丁寧に、そして安全に見るための方法を案内しています。得てして「日食なんて興味なかったんだけど、ニュースや周りの人が騒ぐから見てみようかと思って」....そう、事前に興味を持った人に対しては日食グラスや太陽フィルタを準備するでしょうから心配が少ないのです。心配なのはこれまで興味も少なかったのに話題になっているからとフィルタなどの何の準備もせずに見てみようとする人たちだと思います。今回の日食で網膜に異常を来すことがないように、失明する人がいませんように。

20090623
先日の撮影で動作確認出来た物があります。そう、アストロカメラに使用している「吸引ポンプ」です。乾電池の液漏れで接点が腐食してしまったのですが、両極の接点を掃除していたものの動作確認をしていませんでした。動作確認が撮影の時になるなんて、ten.らしい「いきあたりばったり」人生まっしぐらです(笑)。案の定、乾電池を入れても接点の接触が悪いのか動かず。結局、その場の石ころを拾って接点をゴシゴシと擦って事なきを得ました。ま、モノが単純だからその場で大丈夫だろうと思っていましたが、このあたりが「いきあたりばったり人生」の象徴だったりする訳です。当夜の撮影は、黒白フィルムの現像が終了したので、あとはポジフィルムの現像が上がってくるのを待つばかり。さてさてピントは合っているかなぁ。天国か地獄か。ピントが外れていたとしても笑って許します。(悪いのは自分だし。微笑)

20090622
「あ゙〜〜ぁ!!」....明るくなってから機材の片付けをしようと思ってゆっくりしていましたが、周りの景色が見えるようになってテーブルの上あたりから少しずつ片付けていた時に発した奇声です。「まず最初に使っていたレンズを収納。それから先ほどまで使っていたレンズを外す前にフィルムを巻き上げてっと、んでもってレンズを直す前にキャップを閉めて....ん?キャップが無い。どこだ?」(ここで文頭の奇声を発します。笑)「・・・・(絶句)」またやっちまったよぉ。お得意のキャップを付けたまま撮影です。別名、ダークフレームといいます(汗)。えぇ。一眼デジカメをお使いの皆さんもダークフレームの撮影はしますよね。それですよ、きっと。いえいえ、私はフィルムですけどね....。(汗)広角レンズを使って「直立したまま沈んでいく天の川」を普段よりもちょっとだけ多めに露出した楽しみなコマも、後々DATAになるからと言い聞かせて絞りを変え露出を変えて露出した大切なコマも全て「ダークフレーム」となりました。恐らく生き残ったのはレンズ交換をする前の最初の4コマのみ(昨日、現像が終了し確認済み)。いやいや、ホントに何かネタをやらかさないとダメなんですねぇ〜私。その生き残ったコマが案外と良い雰囲気で写っていただけに、ダークフレームとなった6コマが残念でなりません。でもイイんです!この夜は鏡筒のピントチェッカーの追い込みも出来たし、ポジフィルムでの撮影も出来たし、夜明け前の「ISS」も見ることが出来たし、ダークフレーム撮影をしてしまったとはいえ黒白フィルム用のDATA取りを4コマ撮影できたし、梅雨明けまでの一ヶ月に突入して撮影が出来なくなる前に出撃できたし、全てヨシとしましょ。ちなみに丁度一ヶ月後の7月22日にはいよいよ「日食」ですね。もうあと30日しかないのかぁ。早いなぁ。私、ten.の日食は「上海旅行」を計画しています。子供の頃から図鑑や百科事典で見た「2009.7.22」を実現できればいいなぁ。あ、日食ではどんなネタをやらかすか楽しみな皆さん!大丈夫です。ネタはありません(きっと)。恐らく大丈夫(しつこい!)。なぜならten.は双眼鏡で観望中心の予定ですから。

20090621
(前日のつづき)直焦点撮影でのピント合わせチェックをするため、メジャーな星雲星団を撮影し広角レンズでのあまのがわを一コマ固定撮影し、秋の惑星状星雲NGC7293を一コマ撮影したところでポジフィルムが終了しました。気持ち的にこのまま終わりたくなかったのはもう一本黒白フィルムを持ってきていたから。黒白フィルム用の別な試写があったので、テンションを上げめの音楽を流しながらカメラに黒白フィルムを装填します。ten.が所持している明るめの広角レンズを使い、露出時間を変えながら撮影をしていきます。途中、2本目のレンズに交換して、再度露出時間を変えながら撮影。ふと気付くと何だかあまのがわが薄くなった様な気がしました。いや、気のせいではなく本当に。あたりをじっくり観察すると、東の空には大きな輝きの金星が目立っています。「金星だけで空がこれだけ明るくなるのかなぁ?」よく見ると、東の方にある林が明るくなっていました。「これだな。もう月が出てきたのか。それにしても綺麗な地球照だなぁ。久しぶりにクリヤーな灰色だぁ。」撮影の方は、最後のコマと決めて長めの露出時間を設定。撮影中は直焦点に使っていた鏡筒を眼視用にチェンジして南中過ぎの木星へ向けます。木星は色の無い大赤斑が正面に見え、中央付近の縞が蛇行しています。また、木星本体の真ん中付近には衛星のシャープな影が黒々と落ちています。「こりゃ、凄い描写だ。衛星の影があんなに濃いのはいつ以来だろう?」ten.は、暫し時間を忘れるほど木星に見とれていました。おっと!撮影中ってのを忘れちゃだめよね。シャッターを操作し、次は東の空に向け、「地球照が写らないかなぁ....いや、金星以外の星が写らないかなぁ....」独りブツブツと呟きながら最後のコマまで撮影します。次はまた眼視観望、金星と月をじっくりと見ます。いやいや、月が綺麗です。コンパクトデジカメを使ってどこまで写るのだろう?手持ちで「てきとーな撮影」を敢行します。空は随分と明るくなっています。後かたづけは明るくなってからやるとして、とにかく綺麗な月をじっくりと見て撮って楽しみました。空と景色が綺麗で、体調不良の事も忘れるほど立ちっぱなし動きっぱなしの夜が明けていきます。(続きはまた明日)

20090620
まだ、体調が万全ではないのに....。空は良く晴れていました。少しだけ筋雲が出ていました。日中は30℃を超えました。こういう日の夜は、この時期、夜になると(特に撮影ポイント付近)気温が下がってピンポイントで雲が湧いたりします。「天気予報では来週から本格的な梅雨空の予報を伝えている」今夜はどうだろう?気象画像を見ると前記のピンポイントで曇る可能性はあるものの、晴れ間を探して移動すればドン曇りになることはないようだと思われる画像でした。土曜日の夜は?うーん、曇るかも。体はきついけど、天候の関係で来月まで出撃できないかもしれないと思うと、体調のことを考える余裕はありませんでした。幸い、撮影ポイントの気温は23時の時点で23℃と過ごしやすく、適度なそよ風で夜露も付きませんでした。もちろん、第一の目的は「ピントチェック」です。ずっとやれなかった事だったので、今夜は最優先でやっつけます。ナイフエッジで明るい恒星の光束を焦点位置で切るのですが、高度の低い恒星で試してみるとピント位置で大気の模様が見えるんです。いや、大気の模様ってのは間違いだと思うのですが、シーイングの瞬きでピントチェッカーで見ている光束に模様が見えるのです。あぁ、これならピント位置が判りやすいです!恐らく、今夜の試写のピントは大丈夫でしょう(現像結果待ちではありますが。笑)。次のやるべき事は新鏡筒での露出感覚です。TSA80SSよりも写野が広くて明るい光学系になったので、露出時間が同じ8〜10分だとしても、明るく写るのか、それとも6分も8分もさほど変わらないのであればガイドミスのリスクを少なくするために露出時間を抑えることも選択肢に上げています。一応、TSA80SSと同様に8分露出を基準にメジャーな星雲星団の撮影を致しました。空は今年一番のあまのがわが見えています。「これを撮影しないのも勿体ないなぁ〜」と思ったので、広角レンズに切り替え、固定撮影でも撮影したり。体調不良の事も忘れて立ちっぱなし動きっぱなしの夜が更けていきます。(続きはまた明日)

20090618
喉からきた風邪で丸二日間、床に伏せていました。正直、約一ヶ月後の日食の時期でなくて良かったです。日食ネタには関係ありませんが、今日は私の元に「新しい中古機材」が来ました。「重くて、もう使うことはないだろうから、使っていただけるならばten.さん使いませんか?」と言われて戴いたのがSLIKのカメラ三脚とベルボンの自由雲台でした。どちらも重くて赤道儀やら固定能力が必要なカメラにはうってつけの性能を持った機材だったのです。「ten.さんに使ってもらえるならこれらも幸せと思うから、どんどん使って下さい。」と過分な褒め言葉までいただいて、(「こんな良い品物を戴いていいのだろうか?」)と思うくらいのカメラ三脚と自由雲台が私の元にきてしまい恐縮しています。せっかくのお志ですから、しばらくお預かりすることにして使用したいと思います。三脚は、P−2Z赤道儀を搭載しても大丈夫なほど頑丈な物でした。これからはおそらくH型赤道儀の標準三脚になると思います。本当に有り難く使わせて戴きます。

20090616
一昨日の朝あたりから喉の痛みを伴い、体の調子も悪くなっていました。熱はさほどでもなかったのですが、今日はどうにも我慢できずに午後から仕事を休んで内科に行きました。今、流行のインフルエンザではなかったので一安心です。と、言う訳でこれからオヤスミしまーす....。

20090615
「PHOTO CAFE HIKOMA」にいらっしゃったお客さんの中で、「天体写真を撮影したい」と質問をしてきた方がいました。実は以前にもそのようなことをマスターに言っていて、「それならten.君に聞けばいいよ。」と言っていたそう。そこで私がお聞きしたのは、1.どのような雰囲気の写真を撮影したいのか?2.現在の撮影機材はどのような物を使っているか?3.撮影後の画像処理についてどこまで知識があるか?です。所持している撮影機材はデジタル一眼レフで、撮像後の処理のソフトも持っていらっしゃるようだし、撮像は、長時間露光ではなく短時間露光で出来れば景色も写したい。ということでした。必要な物は揃っているようなので、あとは夏場でも寒さ対策と電源確保をするだけで撮影できそうでした。お聞きしたところによると九州内なら遠征も考えている(旅行気分で)とのことで、いつも近場でてきとーな撮影をしているten.からすればえらい力の入れようで....空の良いところでの遠征撮影の話を聞いて....「あまり力を入れずに頑張って下さい」と言う私がいました。(汗)

20090614
天体写真を撮影するにもお金が無くて(今もだけど....)、5〜6コマ撮影した黒白フィルムをパンドール20℃13分という強大な増感処理で”切り現像”し、「トライXで万全!」「これを4号か5号で焼いてこそ味が出る」という台詞を言っていた当時(1985〜1987年。「究極超人あ〜る/ゆうきまさみ作」を参照)。あの頃に撮影したフィルムを保管しているはずの缶箱があることを思い出しました。♪mama〜Do you remember♪「母さん、僕のあのフィルム、どうしたでせうね....。」(「人間の証明」調で。@1977年)あの頃のフィルムが出てきたらもう一度焼いてみたいと思う今日この頃。いや、是非に。

20090613
黒白フィルムでの撮影が少ないと気付いて、撮影に必要な小道具の動作確認をしていない事にも気付きました。これが動かないと、また「撮影ネタ」を作ってしまいます。電池を入れて動くかどうかを確認するだけなのに、それすらやっていませんでした。もうゴムチューブをくわえて撮影するのは嫌だなぁ....。動作確認しなきゃ。<吸引ポンプ(笑)

20090612
星空の写真に黒白フィルム(自家現像)を採用して約一年。その間、「露出の感覚がまだまだつかないなぁ。」と考えて調べてみるとたったの3本だったことに気付きました。増感現像の処理温度や現像時間、そして撮影時の感度設定。たった3本じゃ、まだまだだね。(苦笑)

20090611
4〜5月あたりのひと頃と比べて「皆既日食ツアー」を話題にするTVやラジオが少なくなりました。と、言うのもそのほとんどが締め切り状態だからです。入島制限のあるトカラ列島は仕方ないとして、隣国、中国の上海ツアーが沖縄周辺と比較して料金も安く、観測地の広さの心配がないので人気があるようです。ちなみに天文雑誌に掲載されている「皆既日食2009上海ツアー」旅行は平均的に19万円程度が多いようです。今頃になって行こうか行くまいか悩んでいる人期日限定締め切り間近のツアーがあります。悩んでいる人、必見です!佐賀県の人たちを中心に福岡・長崎の(いや、九州の、と言った方がいいでしょう)同志が独自に企画したツアーに若干の空きが出ました。恐らくこれが最後でしょう。料金は福岡発3泊4日126,000円など、それぞれが格安ですし観望地もオススメです。ただ、締め切り直前のためタイムリミットは6月15日(と言っていたような噂)だそうで、最後の最後に悩んでいる人やこのツアーを知らなかった人には(直前の弾丸ツアーを除いて)ラストチャンスとなるでしょう。皆既日食を見たことがある人は行くのに悩んでいる人に必ず言う台詞が、「日食を見に行こうか悩むくらいなら、見に行った方が絶〜対に後悔しないよ。」だそうです。

20090610
梅雨入りしたばかりだというのに、梅雨は九州のみならず東北南部まで、ほぼ全国的に梅雨の季節となりました。これから梅雨明けまでの期間はジッと我慢の約ひと月半となりそうです。とは言っても梅雨の期間は全て雨というわけではありません。曇りの日にはロケハンが出来ますし、「梅雨の中休み」と言われる晴れ間もあります。この時期は速写性に富む機材準備が必要となりますが、一番必要なのは、自分自身が出撃できるかどうかだったりします。(笑)

20090609
気象庁のHPによると、本日6月9日に九州北部地方は梅雨入りしたとの記載がありました。昨年の日々雑感をふりかえると平成20年度は6月10日に梅雨入りしているのですが、気象庁のHPには5月28日ごろとなっています。一体このタイムラグはどうなっているのでしょう?私ten.は、一応いろいろなところ(ウェブ上やTVニュースなど)から情報を入手し、毎日日々雑感を更新しているのですが、おかしいなぁ〜....記憶違いなのかなぁ。まさか、後で「6月10日発表の梅雨入りについて、実は5月28日でした」なんて変更しているのかなぁ〜と思い、気象庁HPをウロウロしていると....見つけました。「梅雨入りと梅雨明けの確定値」これによると、「気象庁では、気象予測をもとに行う梅雨の入り明けの速報とは別に、梅雨の季節が過ぎてから、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を行っています。ここに掲載した期日は、検討の結果、統計値として確定したものです。」....なるほどー。梅雨入りの発表後に梅雨が終わってから梅雨入り明けが確定するなんて知らなかったなぁ。(驚・いや、ten.の不勉強なだけです。)

20090608
コンパクトな機材をメインに、と言うよりも大型の機材を購入するのは値段も重量も重いので所持していないのであります。だからといって、コンパクトな機材をコンパクトに収納するのも苦手であります。あっち出っ張りこっち出っ張り....コロコロ、ネジネジ、ガタガタ。さてさて、どのようにして最小体積に収める事が出来るでしょうか?....あぁ無情なり機材選定。今夜も支離滅裂なり日々雑感。(苦笑)

20090607
そろそろ書類提出の締め切りが近づいています。あぁ、まだなにもやっていないですー....orz (←実は初登場の文字列)

20090606
長崎県では高校生の祭典「長崎県高総体」が昨日から開催されました。丁度、このころから梅雨の気配がしてきます。さて、今年の梅雨入りはいつになるのでしょうか?ちなみに去年の梅雨入りは6月10日。今年の気圧配置を見る限りはもう少し先になりそうな気がします。そして、長崎市の中学生の祭典「長崎市中総体」は6月13〜14日。例年、このころには梅雨入りしている事も多いんです。さて、今年の梅雨入りは果たして何時でしょうか?

20090605
K(ケルナー)形式の話をしていて思い出したのがファインダーの接眼レンズです。昔の(もしかして現在も?)6×30ファインダー(特にV社)に使用されていた接眼レンズはK(ケルナー)形式が多い事はよく知っていますが、最近の8×50ファインダー、特に輸入された標準品(あえて国名は書きません)の星像が綺麗だったので分解してみるとPL(プローセル)形式であった事を以前の日々雑感に記載した記憶があります。あと、不明なのが国内メーカーのT社のファインダー(6×30、7×50)は星像のシャープさと十字線(スケール)の細さで定評がありますが、接眼レンズはどの形式を使用しているのか、ten.は知りません(だれか教えていただけませんか?)。安価なファインダーならサクサクと分解するのに、高価なファインダーだと尻込みしてしまう私はやはりビンボー人なのですね。(爆)

20090604
短焦点屈折望遠鏡に使用する接眼レンズですが、以前のK(ケルナー)やHM(ミッテンゼーハイゲン)やOr(オルソスコピック)などの接眼レンズは使用できるのでしょうか?いや、使用は出来るけど中心部だけとかはないのでしょうか?短焦点屈折とオールドタイプの接眼レンズの組み合わせ、ここんとこ一度確認してみたいですね。だれかFS−60CBとかZENITHSTAR−66SDとか購入してオールドタイプの接眼レンズの接眼レンズとの組み合わせを試す人がいませんかねぇ。ちなみにten.の希望は、FS60CBにフィールドスコープ用21mm接眼レンズを挿してみたいっす。(微笑

20090603
屈折望遠鏡の硝材や光学設計技術、加工技術の向上によって優秀な鏡筒が増えています。以前にはなかった安価でコンパクト、しかも優秀な鏡筒が増えていますね。昔の屈折望遠鏡と言えば、6cmでも8cmでも口径比F(焦点距離÷口径)はF15とかF12で長くかさばる物が多く、誰に聞いても望遠鏡のイメージは「白くて長い物」でした。それがEDレンズやフローライトレンズの製造が安定し、一気にF8ほどになりました。また、付加光学系(レデューサー等)を使用してF5〜6ほどになり、高価ではありますが明るさと取り回しのし易さも特徴です。ここ数年は、フィルムと比較して長時間露光時の感度低下のないAPS−Cサイズ一眼レフデジカメの普及によって、短焦点化と小口径化に拍車が掛かり「miniBORG」や「FS−60CB」「ZENTHSTAR−66SD」などなど、低倍率から高倍率までの適性を有した小口径アポクロマート屈折が多くなってきましたね。ten.は、このクラス(口径50〜70mm)の短焦点屈折望遠鏡が、観望用であれば、自作した方が楽しくてオススメなのですが、撮影用となると付加光学系を含んだメーカー製の購入になるのだろうと思っています。お手軽サイズで優秀な光学系を持つ望遠鏡なら誰でも「一本くらい」欲しくなるのだろうなぁ。選択肢が多いと悩ましいでしょうねぇ....。(ダレ?

20090602
昨日の日々雑感(日食関係)の表現が過激だったかも?と反省中のten.です。しかしながら、太陽を見る危険性を知らずに見ることが一番危ない事だと知っているのも天文ファンですから、私たちのような天文ファンはキチンとした啓蒙活動を行うことは必要だと考えます。もし、自分が学校の教員だったら?観望会を依頼されたら?日食の見方を人に教える立場だったら?と考えた時に、まず考えるべきは「安全に観望する」事だと思います。現段階では太陽観測用のフィルタがありますが、日食が近づくにつれて品薄(もしくは品切れ)になったときにどのようにして安全に観望するかということも考えなければならないのではないかと思っています。日食が終わった後に「眼科が大盛況!日食の影響か?」なんて新聞の見出しが出ないことを祈るばかりです。

20090601
最近、色々な所でニュースで流れていたりラジオで話題になっていたりするので天文趣味ではない人も興味を抱いている「日食」について、ten.は「日食を見てはいけない」と言っています。もちろん、語弊があるので詳しく言うと、「確実に安全を確保しない限り、簡単に見られると思わないで下さい。太陽専用のフィルタを準備するか、投影法で見る以外の方法では日食(太陽)を見ないで下さい」という事ですね。知人からの質問では、1.「いつあるの?7月だったっけ?」2.「どんな風に見えるの?」3.どこにいけば見られる?4.「TVで日食の話題があったから、君に会った時に聞いてみようと思ってさ。」というのが多いです。さて、みなさんはどのように答えますか?今日、行きつけの喫茶店で常連さんの話題に、こういう話がありました。「日食を見ようってTVで言っているけど、日本ほど太陽を見る事に対して危険性を話題にしない国は無いですよね。欧米では太陽を見ることに対しての危険性や安全な見かたをTVでやっているのに、日本は日食が見られる事を言うだけですものね。」....おぉ!なんて素晴らしいご意見なんでしょう。新聞、TV、雑誌、旅行会社、などなど、あとひと月半後に迫って、日食を話題にする人には目に対する危険性を回避して見た時の、素晴らしい太陽系のドラマ「日食」を話題にして欲しいなぁと感じています。 (2009.06.01 94381)





喫茶『ten.』HOMEに戻る  BACK  前回までの「日々雑感」