未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。




店主:ten.の
日々雑感

喫茶『ten.』HOMEに戻る  BACK   前回までの「日々雑感」




20090930
今日は仕事帰りに吸引ポンプ....もとい、乾電池式エアポンプを見に大型量販店に立ち寄りました。以前はそのお店で購入したので多分あるだろうと思ってのことです。久しぶりに立ち寄った店内の品揃えはずいぶん変わっていました。売れ筋の商品は在庫していますが、乾電池式エアポンプの需要は少ないので商品棚にはありません。そのまま帰宅しましたが、次に行くお店はホームセンターかなぁ。現在使用している吸引ポンプが全くダメではないのでじっくりと探します。 (2009.09.30 101144)

20090929
最近、次の撮影準備で頭の中がいっぱいです。というのも、先日の撮影で納得できなかった事と別の撮影地のタイミングを図る事です。今年の月齢による露出予測をしなければならない事など去年の撮影のDATA掘り起こしも必要だなぁ。いろいろと事前準備も必要だなぁと気付きました。さて残るは天候次第と思いきや、今、冷蔵庫の中を見るとカラーポジの残り本数が、あるにはあるけど調子の良い撮影(一晩に2本とか)なら足らないかもという微妙な状態なのにも気付きました。ちょっと近くのカメラ屋さんで仕入れなきゃですかねぇ。

20090928
そろそろ新しい物に買い換えをしなければならないのが「吸引ポンプ」です。先日の撮影、いやいや以前から運転中に停止したりモータの回転が安定しなかったりと電池ボックスの接触不良やスイッチ部分の接触不良などten.の使い方の荒さにいろんな不具合が出てきています。一昨日にアジ釣りに行った時、釣具屋で同じモデルのポンプが無いか見てみたのですが、残念ながらありませんでした。さてさて、今度は吸引ポンプ探しの放浪の旅に行かなきゃならないようで。(笑)

20090927
現像中だったポジフィルムが仕上がってきました。出来上がって見た最初の一コマ(カリフォルニア星雲)を見て「へぇ〜、案外と写るんだぁ....。」スキャンして画像化にするには淡いけど、ネガフィルムでは写らなかったHα輝線が濃紅色に写っています。今回は北アメリカ星雲・カリフォルニア星雲・アンドロメダ大星雲・M33などフィルムのテストを兼ねてメジャーどころを撮影してみましたが、今まで撮影した事がない大型星雲にワクワク感を感じました。。その他、帰宅途中に撮影した星景写真については露出の見切りとファインディング(レンズ選択←難しいねぇ。)に大きな課題が残されました。自分が納得いく撮影が出来なかったのは悔しいですね。やはりスポーツファインダーの自作が必要ですかねぇ。今回はこの画角を研究したと思って次の撮影に繋げるとしましょう。画像のアップについてはフィルムのカールがキツくて、今はまだスキャン出来ません。もう少しお待ちください。

20090926
新月を過ぎて、最近は毎晩のように宵の月を見ることが出来ます。今日は南西の低いところに月があったので、おもむろに車に常備している「10分で完成!組立天体望遠鏡」を使って手持ちで月を見ました。月の直ぐ近くには2等星くらいの星がありました。2時間経ってもう一度見ると、月はその星を追い越していました。月は毎日毎晩その位置を変え、星座の中を進んでいきます。カレンダーの日付が進んでいくのを月を見て実感できるのは天文ファンの特権かもしれません。いろんな趣味の中で月に関連するものと言えば「釣り」もあります。彼らはカレンダーを見ると旧暦の日付で「あ、明日は6日だから中潮に近いねぇ。」とか大潮・小潮の干満を月に関係していることを実感しています。現代の人たちよりも昔の人達の方が天体(日・月・星)はもっと身近だったと思いました。

20090925
現在使用しているカメラ、ひのさわさんちのアストロカメラにはファインダーがありません。ten.はこのカメラを使って撮影する時には、いわゆる「ノーファインダー」で構図を決めます(おっ?なんかかっこいいぞ?)。で、20mmレンズなどの超広角レンズを使うと現像が仕上がってから「うぅーむ。コイツ(木星)が画角に入ってきたかぁ〜....(失敗ぢゃん....笑)」と曰うことも多くなりました。例えば先日の撮影では画面左端に木星が入っていますが、ten.的には画角に入らないと思っていたのです。画角を確認しないノーファインダーだから仕方ないです。でも、そろそろ簡単なスポーツファインダーなる外付け等倍ファインダーを作ってみようかなぁ。

20090924
先日の、カラーネガでの撮影分で顕著になったことがあります。ポジを使っていた時には気付きにくかったのですが、常用レンズは開けずにもう一絞り必要だという事(TOPの画像&掲示板)。周辺までキリッとシャープ、そして画面全体がフラットな光量となり見ていて気持ちいいなぁと思う絞りが「もう一絞り」でした。これまでやって来た事が、感材を変えて気付く。固定観念を捨てて、いろいろ試してみると新たな部分が見えてくるものだなぁと感じました。週末に仕上がってくるカラーポジフィルムはまた別の視点からの試写をやっているので、こちらの方も楽しみです。

20090923
極軸オンリー式ポータブル赤道儀に取り付けられた自由雲台は、極向きに取り付けられた場合にはさほど自由ではない事が分かっています。この場合は、極向き以外に取り付ければ良い訳で、例えばLアングルなどで直角方向に取り付けたり、T社のスカイポート用の「V金具」などを使うと自由雲台を垂直方向に向けて取り付けることができます。ただし、この場合は回転方向を考えないと(緩む方向に重心があると)、回ってしまってガイドミスを引き起こすことになります。また、東西方向の高い位置を撮影する時のカメラバランスの崩れについては小型のアリガタ・アリミゾを取り付けてカメラをスライドするとバランスが取りやすくなり微動ネジへの負担が少なくなります。ただし、これら追加部品に問題点が一つあるとすれば、「お手軽をヨシ」とするこれらポータブル赤道儀に金具やアリガタ・アリミゾが必要か?という事です。機材の使いこなしという点で追加購入するとしても高額な部品ではありませんが、これからポータブル赤道儀を購入しようとする人がまとめて購入すると結構な金額になるのではないかと考えます。いずれにせよ、必要だと考える人は高額でも購入してしまうのがこの趣味の世界の人達なのですが、あまり考えずに購入して「使えなかった・使いづらかった」と手放すのなら手を出さないのが賢明だと考えるのはビンボーなten.のボヤキでしょうね(笑)。いろいろな部品をまとめて買わず、「とりあえず極軸を買う」と考えると、どの機種を購入しても幸せになるのではないでしょうか?

20090922
さて、やっとポータブル赤道儀の話題に戻れます。記事にて紹介されている4機種(CD−1、CD−1+、TT320X、TOAST−pro)の形式上の特徴といえば赤緯軸を持たない「極軸オンリー式」が主流です。ten.は高校生の頃から板2枚と押しネジで自作できる「星空撮影架台」を使ってきました。北側に面する板に自由雲台を取り付けて撮影しますので、これも極端な形とはいえ極軸オンリー式なのです。作って使ってみて良く判りますが、東や西の高いところへ向けた時には架台のバランスが大きく崩れます。南の低いところを撮影するのには良いけれど、南の高いところを撮影する時にはファインダーを覗くのが困難です。そして、一番の死角は北向きの高緯度(例えば南中するカシオペヤなど)の場所を横位置で撮影する時なのです。こういった極軸オンリー式のポータブル赤道儀は自由雲台で撮影するのが主流なのですが、撮影する方角や高度によって大きくバランスを崩したり死角となって撮影ができなかったりします。この弱点を克服するには数点の部品が必要になりますが、今夜は誌面が尽きたのでまた次回。(誌面って何よ?大笑)

20090921
二本目のフィルムを半分近く消費した所で、時刻は27時(午前3時)を回ります。帰宅途中でロケハン済みの場所での撮影をする予定だったので機材を片付けます。nobさんはこのまま撮影を続けるそうで、私は先に帰途につきます。次の撮影場所へは車で10分ほどで到着します。撮影地は8月28日の出撃の際にロケハンを済ませておいたのですが、前回は曇っていたので星空と風景を同時に眺めるのは初めてで、今回の撮影もロケハンのロケハン、つまり試写になりそうな予感....。出来れば一発で決めたいところですがそうは問屋が卸さないでしょうね(汗)。この撮影地での目的は、星空メインのガイド撮影ではなく風景優先の固定撮影なので、準備は簡単な「カメラ+カメラ三脚+吸引ポンプ」の三点セット。到着後、そそくさと5分で準備を済ませて撮影開始します。ここでちょっと問題が発生しました。吸引ポンプの電池BOXの接触が悪くて動いたり止まったりしています。ポンッ!と叩いてやれば直ぐに動き出すのですが、ここでは常に叩いていないと直ぐ止まる状態です。「おぃおぃ、人間吸引ポンプなんてしたくないぞぉ、勘弁してくれよぉ。」と呟きながらもポンプを「ゲシゲシ...。」叩きながら撮影を続けます。結局、天文薄明開始時刻まで撮影しました。この夜は計三ヶ所での撮影で動きっぱなしだったので、かなり疲労してしまいました。帰宅したのは朝5時30分。自宅駐車場に車を入れたその瞬間に寝落ちしてしまい、起きたのは陽が高く上った午前8時でした。いやぁ〜かなり充実した一晩だったんだなぁ。これらのフィルム現像は今週末あたりに仕上がる予定で、気に入ったものがあれば掲示板にでもアップしたいと思います。

20090920
その夜は、しびれるような夜で、こんな濃いあまのがわを見るのは久しぶりでした。nobさんも待ち合わせ場所に到着したので、準備していたフィルムをカメラに装填し「角力灘に沈み往くあまのがわ」を撮影します。去年は赤道儀+モノクロで撮影しましたが、今年は海原が写ればと思って固定撮影でチャレンジです。nobさんのデジタル一眼レフでの撮影画像にはイッパイの星空と海原が写っていました。画像がその場で確認できるっていいですねぇ(汗)。5〜6コマの撮影を終了し、今度はnobさんが発見した新たな観望地へ移動します。ぐねぐねとした道を上り、到着した場所は東に小高い山があるものの、南から北までの視界が良好でナカナカ良い観望地でした。そこでは赤道儀を組み上げて短焦点屈折による直焦点撮影に勤しみます。撮影は、先ほどのフィルムが半分残っているのをそのまま使用。今まで撮影しなかったメジャーな大型星雲星団を撮影していきます。フィルムが無くなって、次のフィルム(いつものプロビア400X)に交換。こちらもボチボチ撮影します。この夜は風が強いけど凄く乾燥していて、夜露の心配が全くありません。絶対にありません。だって、乾燥しすぎで静電気が凄いんです。nobさんは静電気の発生がなかったようですから、きっとten.の衣服の組み合わせが悪いのでしょうね。ちょっと休憩とばかりに車のドアノブに手を触れた瞬間に(バチッ!)「いてぇ〜!」....。露出を終了しようとシャッタ板がカメラに触れた瞬間に「バチッ!」と火花が飛びます。nobさんにおにぎりを渡そうとしたら「いでぇ〜!(nobさん)」....。あぁ、しびれる夜になりました。(爆)

20090919
お昼と夕方、そして夜半前に呟いた言葉。「きっと今夜は凄い空になるぞ。」長崎はお昼過ぎから青空の色が濃くヌケ始め、夕方の西空は水平線までクッキリとしています。冒頭の言葉はそのまま夜中まで使っていました。昨夜の撮影に同行していただいたのはnobさんです。夕方、携帯電話に出撃の件で履歴が入っていたので、お互いに連絡を取り合って同地への出撃となりました。これだけ晴れるとやりたい事がいろいろあるんです。例えば昨年は撮影を諦めた「大村湾から昇る冬の星座たち」、現在のTOPページに置いている「黒崎永田湿地公園から見た星空」さらに....85mm屈折による「直焦点撮影」などなど。でも、今夜優先すべき「角力灘に沈むあまのがわ」でした。そのための感材も準備してきましたし、昨年の凄い空の時にはフィルムの裏紙を外していなかったので撮影できなかった悔しさを憶えています(日々雑感080803)。今夜のten.は去年とは違います(笑)。nobさんが到着するまでの間、2本のフィルム裏紙を取り外し、今夜の撮影準備(だけ)はバッチリです。肝心の当夜の天気は相変わらず良い状態。この夏、梅雨明けから数えると今季最高の星空です。日本の南にある台風14号の影響か、北からの風が強いものの、涼しく乾いた風が一晩中吹きました。ten.は大瀬戸方面へ出撃し、ブローニーフィルムを使って撮影してきました。西空に見える天の川も濃く、水平線に沈んでいく風景を撮影で切り取ろうと頑張ってきました....。ほんの少しのネタはありますが、この出撃の話題は明日以降につづきます。(あ、ポータブル赤道儀のネタがぶっ飛んでいる....汗)

20090917
ここ日々雑感における私の戯れ言は、ちょこちょこと言葉の帳尻を合わせることはあっても、基本的には修正せずにそのままにしておきます。これは私が言い放ってしまったことに対しての文責があるからと思っています。で、昨日の日々雑感には大きな間違いがありました。県知事宛のメールと称したリンク先は「かずはんさん」の意見であり、私の提言したものではありませんでした。かずはんさん、すみませんでした。恥を上塗りするようですが、私の分はここに載っています。ただし、ten.が送信したメールと「知事への提言」に寄せられた声に記載されている文章が若干校正されています。文脈が変わらなければ大した事ではないのですが、私が重要だと思った文章の一部が削除されているので、その部分を紹介しておきます。「12月11日に供用開始される「女神大橋」についてです。ライトアップされていますが、光量が非常に強く港外の伊王島から見ると雲をも照らす光量です。エネルギーの使い方や地球温暖化の観点から必要ないように思いますが、知事のお考えをお聞きしたいと思っています。」と記載しました。やはり光量が非常に強いのだと揶揄する私にとって大事な文章が削除されているんです。その他、一般の人が知事への提言の意見を見ることが出来るようになっていたため「環境省光害関係」「光害対策ガイドラインの策定について」のURLを根拠文書として貼り付けていましたが、その部分も削除されています。これらの提言に対しての県知事と都心整備室長の共通する回答として「狭い角度を照らす投光器を主に使用し、漏れ光を抑えるため、照明の回りにフードを取り付けるとともに、ライトの全面に光が拡散せず真っ直ぐに投光できるルーバーと呼ばれるものを取り付けるなど、「環境にやさしい電力の使用」についての工夫を行っています。」の記載がありますが、私が言っているのはそのフードとルーバーを取り付けたHIDライトでも強力な漏れ光がある事を提言したつもりなのです。いくら超狭角で投光しても橋のワイヤーを照らすこと自体がおかしいのだと県は気付いていないのだなぁとten.は思っています。(あぁ、今夜も過激発言....。)

20090916
ポータブル赤道儀の事を書こうと思っていましたが、今夜はちょっと危険(?)な意見を書くことにします。TVで「橋のライトアップは無駄遣い。効果は不明」との県議会のニュースが入りました。ten.は個人的に普段から女神大橋のライトアップはエネルギーの無駄遣いで巨費を投じる効果はないので不要と言い続けてきました。2005年11月には県知事あてに直接メール(知事への提言2005年12月)をしましたが、都心整備室からの返答は玉虫色の回答(ルーバーを取り付けているので拡散していない、など)でうやむやな状態でした(私の質問も的を射ていないのですが。苦笑)。この記事(西日本新聞HP内のニュース)によると「本年度から年間2億円ずつかけて、順次投光器を設置。13年度の完成を目指す。今後、地元自治体などの意見を聞いた上で、対象となる橋や整備方法を最終決定する。」という。2億円×5年=10億円ですよ。しかもこれは設置費用だけで、その他、「女神大橋の場合、年間の電気料金は約540万円、保守点検費は約100万円に上る。」と書いています。私は以前にここ日々雑感で電気料金や保守費については正確な数字を知らないので「いくらになるんでしょうねぇ〜」と、敢えて濁して書いてきました。今回、記事になった数字(5年で10億円+電気料金540万円+保守点検100万円)を見てみなさんはどう感じますか?同課はライトアップを観光客の増加につなげたい言っていますが、ライトアップが観光客の増加に繋がるのならこれらの費用を上回る「費用対効果」をきちんと示してから言っていただきたいものです(例えば女神大橋が出来る前と後の観光客の増減など)。しかもライトアップ不要の意見は今回の選挙で政権が変わったからと言っていきなり浮かび上がった事ではないのです。以前からいろいろな人達が、少しでも良いから声を出している・行動している事がやっと日の目を見たと感じています。税金の使い道という切り口からでもいいので、結果的に環境へ配意した光環境になるよう願うばかりです。

20090915
昨日まで記載したポータブル赤道儀(以下、ポタ赤と略す)の記事は、あくまでも「個人的な意見」として記載したので面白くないと思う方もたくさんいらっしゃると思います。でも、今夜も個人的な意見として続けます(笑)。前出の4機種以外のポタ赤(例えばH型やスカイメモなど)の撮影中の姿を思い浮かべると北側に重心が偏っていて見た目にも不安定です。ten.が使用しているH型はバランスウエイトがあるので北側は更に重たいです。これはドイツ式ポタ赤の欠点の1つでありますが、赤緯軸を持っている事は構図決定の時に楽なこともありますので、これは人それぞれのスタイルです。ここで言うポタ赤のほとんどは極軸オンリー式を前提にしていますが、極軸オンリー式であっても重心が北側に偏っているものも少なくありません。(私は所持していませんが)出来ればカメラを取り付けられた状態での重心が、赤道儀のカメラ三脚取り付け部にあるポタ赤がセッティングなどに関して楽になります。なぜなら、カメラ三脚の上に搭載されるポタ赤の重心が北に偏っているとシネ雲台のパーン棒だけで極軸を合わせるのは(無理ではないですが)ストレスを生じるからです。セッティングを快適にするにはマンフロット社の410雲台や微動付きガイドマウントなどを使用する方法もあります。これらポタ赤は広角レンズを使用するという前提であれば、どの製品も追尾精度は過剰性能といえる製品ばかりなのですが、撮影システム全体のバランスや使い勝手はどれでも一緒という訳ではないことが判ると思います。(以下、ちょっとだけ後日に続く。笑)

20090914
先日、ポータブル赤道儀の掲載記事を紹介しましたが、ポータブル赤道儀大好きなten.が機種選択のために必要としている個人的な意見を紹介しましょう。その前に撮影機材の条件として、1.望遠レンズは使用しない。2.デジタル一眼レフによる短時間の撮影。3.撮影地までの運搬は徒歩ではなく車。としておきましょう(この時点でココを読んでいる皆さんの条件と違う事が考えられますね)。そうすると、撮影地に到着してからの作業はカメラ三脚を出して、赤道儀を組立てて、カメラを搭載、極軸のセッティングをし、構図を決めて撮影。そして撤収となります。さらに撮影地フィールドを歩き回って前景の景色と星空のバランスを変えて撮影するならば、再び極軸のセッティングすることも考慮します。そうすると、三脚+赤道儀+カメラ=「全体の重量」が軽量な事と、再セットが簡便であること、組立て時間と撤収時間を少なくする事が必要になると思います。ポータブル赤道儀として必要な事は撮影開始から撤収までの間、いかに簡単に、時間を掛けずに使う事が出来る道具かどうかだと思います。さて、前出のポータブル赤道儀を使おうとした時の使い勝手はどうなのでしょうか?(微笑)

20090913
予想通り、9月11日に拙HPのアクセスは10万を記録しました。踏んでいただいたのは「utsumiさん」です。いつもご訪問ありがとうございます。昨日は県民の森のボランティア担当さんでした。昨日はちょっとしたイベント「望遠鏡・双眼鏡使い方教室」だったのですが天候が思わしくない中で、主に木星へ望遠鏡を向ける(導入)と倍率の変更(視野中心部に導入し、接眼レンズを素早く交換)を出来るようになりました。普段は天文台の望遠鏡で「導入された」天体を見るのと違って、自分で導入して経緯台で追尾していくとお客さんから「うわぁ〜どんどん動いていく!地球の自転ってこんなに速いんだぁ〜」と言っていただけます。そうなんです。ドームの望遠鏡は良く見えて立派なのですが、地球の自転は体験出来ないのですよね。本来なら双方を楽しむことが出来れば良いのですが、人員不足でままならないのがつらいところです。県民の森を21:30に後にして、ten.はいつもの公園(赤水公園)の駐車場で一休み。22時には街灯が消えるので夜半から晴れた時に撮影できるようフィルムの裏紙を外そうと思ってこの公園に来ました。ところが、22時過ぎても22時30分を過ぎても22時45分を過ぎても街灯が消えません。なぬぅ〜!!ここは「光害環境向上とCO2削減のため、タイマーで22時に消灯する」と以前に長崎市役所・琴海行政センターに確認しています。その環境向上&CO2削減の取り組みが変わったのか、それともタイマーの時間が狂ったのか判りませんが、以前は22時に消灯されていた街灯が少なくとも22時45分に消えていないのは事実です。さて、行政センターに確認の電話をしてみようかなぁ(いや、しないかも。笑)。さて、肝心の夜空は晴れず、県民の森一帯は霧の中っぽい様子。ならばこれから山を西へ下って海沿いの景色を見に行きます。下って海へ出ると....やはり曇っています(泣)。道の駅「夕陽が見える丘公園」で小一時間ほど様子をみましたが、雲は一向に晴れません。後ろ髪を引かれる思いで帰宅の途につきます。そのまま帰宅するのも癪に障るのでいくつかの場所のロケハンをしました。昼のロケハンでは判らないところがありますね。夜のロケハンも重要です。抱いていたイメージがずいぶんと変わりましたよ。また最初からやり直しかなぁ。(苦笑)

20090911
「おわっ!?やばかったぁ〜....」TOPページの現在のカウンタ数が99990となっていました。おそらく今夜中には10万アクセスの大台に乗るのではないかと思います。2003年12月1日に貧相なTOPページからスタートした拙HPでありますが、いつの間にかこのような数の閲覧をしていただきました。これもひとえに皆様方のお陰であります。今夜これからten.は自爆を恐れて明日までアクセスいたしませんので、ひとまず落ちますがTOPのカウンタが10万を踏んでいただいた方は掲示板にでもその旨を書き込んでいただければ幸いです。

20090910
ten.は昔から銀塩フィルムカメラを使っているので露出不足で写りにくいのは気にしていませんでしたが、デジタル一眼レフを使う方の画像を見ると、30秒露出の固定撮影でトンデモナイくらいの星空が写る時代になりました。しかしながら、30秒露出の星空は(超広角レンズで無い限り)一部を拡大すると星空は動いています。この撮影をほんのちょっとだけガイド撮影をすると星空の雰囲気はグッと良くなるのですが、今度は風景が動きます。モータードライブを1/2速にすると星空と風景両立が出来ると言うのは固定撮影で点像になる時間の倍の露出時間までとなります。それを超える露出時間だと星空も風景も微妙に動いてしまい、星空と景色の両立どころか双方共倒れの画像になってしまいます。その微妙なセンを探るのが楽しいのですが、特集記事になるくらいですから、ひょっとするとやっぱりポータブル赤道儀って凄いんぢゃないか?と思うようになってきました。何より、「軽量・気軽・手軽」の3軽が揃っているんですね。(決して3K「きつい・きたない・苦しい」ではありませんのでご注意を(笑)。)

20090909
今月号の天文雑誌2誌を購入してきました。両紙とも「2009.7.22皆既日食」の特集で、全国各地・海外皆既日食帯で見られた日食の写真が掲載されています。これらの記事を見て、ten.も記憶の反芻をしながらあの日の事を思い出しています。両紙とも、まだ読み込んでいませんが、その他の記事で気になるのは月刊「星ナビ」の「ポータブル赤道儀特集」です。ten.自身、ポータブル赤道儀の類は大好きなので食い付くのは当たり前の事ですね(笑)。アイベルオリジナル「CD−1/CD−1+」、トーストテクノロジー「TOAST−pro」、AstroTrec「TT320X」の記事に加えて、大きさ・重量の比較としてスターベース「スカイポート」とビクセン「GP2ガイドパック」も紹介されています。記事内では恒星時追尾の精度の他に、減速追尾についての紹介もありました。機動性を重んじるポータブル赤道儀に避けて通れない「極軸望遠鏡のスケールパターン」や「素通しパイプ」の使い勝手も少し紹介しています。特集記事の1ページ目にCD−1・TOAST−pro、TT320Xの3機が並べてありますが、それらの極軸望遠鏡の取り付けられている様子が私の「ten.11」と同じ方法(背面にネジで取り付け、180°回して極軸と平行を確認する方法)だったのが痛快です。自分が選択した方法が売られている製品と同じ方法であれば安心ですものね。ちなみに手前味噌ですが「ten.11」の極軸望遠鏡はこれらよりも優れた点があります。それは、これら3機よりも「ten.11」の極軸望遠鏡の口径が大きいことなのです。(だから何だ?と言われそうですが、ten.的には大きな意味があることは既出コンテンツの通りです。)

20090908
今年の秋の目標は、昨年と同じ「ダブルコスモス(秋桜と星空)」の撮影です。晴れた夜に出撃できるかどうかは致し方ないとして、今回の目標に対して絶対条件は「ヌケの良い空と快晴」です。そして、月明かりのある夜ならば昨年の露出DATAがかなり参考になります。えぇ〜っと....去年に撮影した時の月齢は12.2で、満月前の大きな月でした。さて今年は....秋桜が満開になるのはいつ頃でしょう?丁度、ひと月後の話になりそうです。頑張れ、俺。(連続叩き)

20090907
本日、新たな目標が出来ました。というのも、地元の「写真コンクール」に私のカテゴリー(円形写野の星景写真)で応募をしてみようかと思っています。まず、これから撮影する第一弾としては(昨年も撮影しましたが)、白木峰の「ダブルコスモス」です。コンクール応募に挑戦なんてten.のガラでは無いのですが、今回はちょっと本気です。今秋も月明かりで撮影する「秋桜(コスモス)と星空」に再度挑戦いたします。さて、今年はどんな風景になるでしょうか?頑張れ、俺。(尻叩き)

20090906
偶然かもしれませんが、なぜか満月期になると良く晴れますね。昨夜はいてもたってもいられない人が「リハビリ」と称して出撃した人達がいたようですが、どうだったのでしょうか?月が大きくても木星の巨光がやぎ座に鎮座していて長時間の惑星観望が出来ますし、シーイングが良ければ二重星観望にいそしめますので比較的楽しい夜になったのではなかったでしょうか?「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、今頃の時期は、夜はかなり涼しくなります。普段から星見に慣れている人は心配ありませんが、秋の夜長に夜空でも眺めに行く時にはもう一枚上着を増やしておきましょう。あぁ、昨夜は出撃したかったなぁ。(憧)

20090905
高橋製作所、頑張るなぁ〜。今度の鏡筒は「TSA−120」ですよ。2006年春に発売されていたTSA−102とレンズ構成がほぼ同じと思われますが、口径がちょっと大きくなりました。高橋製作所のHPにも記載していますが、「フラッグシップ機であるTOAの性能はすでに多くの方がご存じかと思いますが、高価なため二の足を踏んでいる方も多いと思います。そこで、軽量、コンパクトでコストパフォーマンスに優れ、もっと手軽に大口径屈折の魅力を堪能していただける望遠鏡、それがTSA-120です。」とのこと。ten.的にも、鏡筒の重量についてはTOAと比較するとずいぶんと軽くなってワンクラス下の赤道儀でも搭載できそうなので上位機種の高価な赤道儀を使わずともOKなところがイイ感じです。ここ数年の高橋製作所の新型鏡筒は何故かスタパーとご縁があるようで、TOA−130もTOA−150もTSA−102にFSQ−106ED、FSQ−85EDなどなど、発売して間もない時期にスタパー会場で見ることが出来ています。今回のTSA−120はご縁があるかは判りませんが、中型赤道儀に搭載できる鏡筒で浮世離れしていない価格帯で(それでも高価ですが。苦笑)、いつか見ることが出来るのではないかと楽しみにしています。(誰か買わないかなぁ〜微笑)

20090904
「暗いっ!やっぱり露出が足らねぇ〜〜〜!」先週の金曜日に出撃した時のポジフィルム現像が出来上がってきました。空は水蒸気が多かったので星の写り(星数)は予想通りです。撮影時刻は月が沈んだ後だったのですが、それが災いしてか景色は全く写らず。なんとも複雑な気分になりました。と言いながらも予想以上に星空の写りが良かったのは最近使っていなかった35mmレンズでした。星座をひとまとめにするには使い易い焦点距離ですが、比較的明るいレンズなので星数もなかなかのモノでした。このレンズ、最近使っていなかっただけにちょっと見直したなぁ。その他、場所を変えてのロケハン試写では予想通りの光害に襲われています。ま、これはこれで景色と思い込めば許せる範囲かなぁ。このコマはフィルムのカールが平面になった後に掲示板にでもアップしようかと画策中。

20090903
最近、どんどんと時代に逆行している自分に気付いています。デジタル化の波に乗り遅れた私はアナログ一辺倒。さらに時代の逆行は進み、去年からモノクロームの自家現像へも手を伸ばし、普段、街歩きスナップに使うカメラもブローニー判の蛇腹カメラです。天体機材には自動導入架台が無く、古い双眼鏡と手回し出来る赤道儀(一応、モーター追尾ですが。)に、手で動かすドブソニアン反射と、デジタル化とは全く無縁な環境です。唯一、昨年に清水から飛び降りる気持ちで入手した新鏡筒だけが、最新の機材だったりします。スタパーが終了して、そして更に時代に逆行しようとしている自分がいます。このネタはごく一部の人が判るネタなのですが、いつになったら入手や加工できるやら疑問符も付いています。うーむ、危険な道のりに進んでいるぅ〜....(悩)

20090902
浅田英夫さんが、私の望遠鏡を使って星を見ていただくことは叶いませんでしたが、浅田さんの著書である「星雲星団ウォッチングガイド」にサインをしていただきました。通常、著書にサインをいただく時には新品の本を購入して書いていただくのが筋だと思うのですが、(恐れながら)ten.が普段使っている使い込んだ著書に快くサインをしていただけました。書いていただいた言葉は浅田さんの人柄を表しているのだと思いました。浅田さんが記載した言葉は「天に星、地に友」

20090901
スタパーで浅田英夫さんにBOXDOB1580を使って星を見ていただく望みは残念ながらかないませんでしたが、お会いできないかもしれないと思っていたのにお会いできて少しの時間話すことが出来たのは幸運でした。ten.が浅田英夫さんの著書「星雲星団ウォッチングガイド」と出会ったのは約10年以上前の事。それまで広域で6.5等星まで記載している「全天恒星図/中野繁」を使用して双眼鏡で星雲星団めぐりをしていました。この星図も良くできているのですが、どうしても小さな星雲星団、特に系外銀河などを探す時には視野内に見える星数の多さと星図に記載されている星数に大きな隔たりがあり、更に見えているかギリギリの天体を「それだ!」と自信を持って同定できる事が少なかったのです。しかし、同著に出会ってからは35mm〜50mmの双眼鏡で探索できる天体の数が飛躍的に多くなり、本当に楽しい星空観望が出来るようになりました。小口径の望遠鏡でも、低倍率の双眼鏡でもここまで楽しめるのだと私に教えてくれた本なのです。今回、浅田英夫さんにお会いできる機会を経て、是非お礼を言いたいと強く願っていた事がかなって本当に嬉しいスタパーでした。(2009.09.01 99434)





喫茶『ten.』HOMEに戻る  BACK  前回までの「日々雑感」