未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。




店主:ten.の
日々雑感

喫茶『ten.』HOMEに戻る  BACK   前回までの「日々雑感」




20100430
いよいよGWが始まりました。撮影に出掛けようかと思っても月が大きいし、なぜか大気の透明度も悪く見えます。そんなときには夜通し星空を見に行かず大人しく英気を養っておけばよいのでしょうけど、いろいろな事があるのでそう言う訳にもいかず....。きっと疲れない程度に遊ぶのでしょうね。さて、明日から5月です。ten.的に、5月は紺碧の青空、夜はヌケた夜空に天の川というイメージがあるのですが、今年の春はなんだかヌケが悪そうなイメージもつきまとっています。どう転ぶのかはわかりませんが、とにかく新月期に一度くらいは撮影に行きたいと希望しています。(2010.04.30 112063)

20100429
最近の夕方、西空には金星が輝いています。今、あの金星を見たらどんな形に見えるんだろう?と素朴な疑問を持ってしまったten.です。如何に望遠鏡で星を見ていないかが良く判りますね。これから10月中旬までのしばらくの間、金星は西空に見えますので夕方の空が賑やかです。ten.的に好きなのは8月20日の「東方最大離角」を過ぎて10月29日の「内合」までの間、金星はどんどん地球に近づいて見かけ上、大きく見えてきます。特に内合直前の西空低い金星が三日月型をしているのは驚くほど大きいです。それまでにあと半年ほどあってかなり先の話な訳ですが、でもやっぱりちょっと楽しみにしておこうかなぁ。

20100428
ちょっと時間が空きましたが、スタパーの濃い記憶を呼び起こしておきます。10年前に作られた15cm反射望遠鏡との再会が嬉しかったのに加えて、ほうき星さんが使っている星空撮影架台にも再会して嬉しい思いも倍増しました。この星空撮影架台は(もう何年になるか忘れてしまいましたが....)、ほうき星さんの依頼でten.が作った架台です。自分で作った物を自分が使うのは当たり前ですが、受け渡しした後に「Ten-10改」が実際に使われているのを見たのは初めてです。ほうき星さんの使用スタイルをお聞きすると、極軸のセッティングは方位磁針で偏角補正をしながら方角を合わせ、クリノメーター(傾斜計)で架台の傾きをセットするそうです。ほうき星さんによると、広角レンズを使ったデジタルカメラで数分の露出をするのであればこれで充分な精度が出るそうで、方位・傾斜の誤差が1度と仮定すれば28mm程度の広角レンズを5分の露出くらいならガイド出来そうです。また、デジタルカメラの露出終了後の「ノイズリダクションの間に微動ネジを巻き上げておく」という繰り返しが丁度良いとの事で、お気軽・お手軽撮影システムの構築に良い選択肢なのかなぁ、と思いました。実際に撮影された画像(星像)を拡大して見ましたが、ガイドミスなどもなく、製作者として「ホッ....」とした瞬間でもありました。

20100427
ちょうど月末の仕事と来月初旬のすべき仕事が重なって、GWを前に仕事が忙しくなっています。今日も残業し、暗くなってから駐車場にある自分の車に向かって歩いていると、目の前に見える海の海面がいつもより高いのに気付きました。「ああ、満潮の潮位が高いのは大潮に入ったのね。と、するとお月さんは満月近くぅ〜....」背後の東の空を見るとポッカリと浮かぶ月。黄砂の舞う空で柔らかい光になっていましたが、海の干満と月の関連を感じる事が出来て少しだけ疲れが癒されたような気がします。

20100426
ネットSHOPで購入した工作用の材料が贈られてきました。日々雑感20100414で記載しました「真鍮角棒」の事です。たった10cmの部材でも、無ければ無いで困るのがこういったショートパーツの類です。大量生産の商品ならば部品一つ辺りの単価も安くなるでしょうし効率的な造りになるのでしょうけど、いかんせん素人工作の部材ですから、無骨&非効率的な部品です。しかしながら自作中の品物が出来上がってしまえば「ワンオフパーツで作ったオンリーワン」の機材になると思い込んで、完成に向けて「少しずつ前進あるのみ」と思っています。

20100425
せっかくの晴天なのに色々とあって出撃出来ません。特に昨夜(土曜日夜)、出撃の機会を伺っていたのに、直前になって薄曇りになって出撃を断念。ところが本日の朝は抜けるような晴天だったので、かなり愕然としました。そして今夜、日中のドピーカンの青空が恨めしいくらいで、明日が仕事でなければ撮影に行きたかっただけに残念です。実は本日の昼間に撮影地のロケハンだけはやってきたのですが、これも残念な事に時期を過ぎかけています。今夜はおそらく出撃出来ないので4月のテーマは「また来年〜」となりました。(泣)

20100424
本日、スタパーでお会いした15cm反射望遠鏡を所持している親子さん(S大学生)が長崎のSHOPにいらっしゃるという事でぇ〜そそくさとご迷惑承知でSHOPに伺ってきました。スタパーの時に持ってきた赤道儀の使いこなしについて、目盛環導入の方法を言っていなかったので教えておきたくてですね....それに、「どの双眼鏡を買ったらいいですか?」って言われていたし。で、双眼鏡の話になった時に、丁度「ugemさん」もいらしていたんですよ。ブログ「ugem通信」での双眼鏡列伝もシリーズ12(+番外編あり)を数えるugemさんとten.の強力な双眼狂タッグに「頑張ってこの双眼鏡を買うためにバイトします。」と言ってしまったS大学生。頑張ってお金が貯まったらちゃんと言ってね。(店長にコソっと言うとくけん....微笑)

20100423
一昨日の「HI−LE3.6」と「バローレンズ+LE7.5」の比較について、確認しておかなければならないのは、あくまでもLE7.5を単品で使用した時には像質は悪くないという所です。LE7.5はバローレンズとの併用でも案外と良い像を見せてくれます。HI−LE3.6単品使用と比較すると「その違いが判る程度」という事を強調しておかなければなりません。で、話変わって、「ten.さん、最近のスタパーでは珈琲を点てるのではなくて野菜コンソメスープを作る事が多いですよねー。」と話しかけられました。はい、そうなんです!ここんとこ、珈琲を点てるよりも野菜コンソメスープの後片付けが楽なんですよ〜(笑)。でも、コンソメスープを作る事が多いって言っても前回の秋の大観望会と2回連続だったくらいで、その前のアウェー夏スタパーでは何も作らなかったし、春の大観望会と08秋の大観望会も08夏スタパーも珈琲点ててるんですよ。なんだか野菜コンソメスープの方がインパクトが強いのかなぁ(笑)。ホントは珈琲もコンソメスープも双方あった方がいいんでしょうけど、そうなっちゃうと....星を見る時間が無くなっちゃうのよねぇ〜。(爆)

20100422
今夜もスタパーの記憶を反芻しているten.です。S大学天文愛好会の学生さんらが持ってきた機材の中に10年前に作った15cm反射望遠鏡(ドブソニアン形式)がありましたので、比較のためにten.のBOX−DOB1580(15cm反射望遠鏡ドブソニアン形式)を素早く組み上げました。なるべく早く見せてあげたかったので光軸調整もせず、素組みのままでの観望です。BD1580はF値が大きいので光軸には鈍感ではあります。ただ、組み上げを雑にしたので、ここで光軸を合わせると次回の使用時にも光軸調整が必要になるとの判断であえて調整を省いたのです。実際にその状態で見た土星はまあまあだったし、ダブルダブルスター(こと座ε星)も分離はしていたので良しとしました(実は、この判断は誤りでシーイングが良かったから良く見えたのでした)。当夜のBD1580は振り回し観望用に低倍率で使っていたのですが、その後の時間で85mm屈折の観望にハマってしまってBD1580をほったらかしにしていました(誰かてきとーに使っていいし。笑)。ところが、ご存じのように超絶的なシーイングでアンタレスの伴星が見えるようになったところで後の祭り。15cmでも見てみようとしてもダブルダブルスター(こと座ε)ですらジフラクションリングの偏りが目立ってしまう事に気付いたのです。もちろんアンタレスの伴星は難物中の難物です。「この超絶的シーイングで、キチンと光軸調整をしているBD1580ならきっとアンタレスの伴星を分離出来るはずなのにぃ〜....」この時ばかりはBD1580の光軸調整を「てきとー」にしていた事を後悔するのでした。

20100421
さて、「HI−LE3.6」と「バローレンズ+LE7.5」の比較についてですが、考えていたとおり単純な答えが出ていました。HI−LE3.6は188倍、バローレンズ+LE7.5は181倍で両者はほぼ同じ倍率となります。ten.が所持している「バローレンズ+LE7.5」の組み合わせで土星を見ると「まぁ、良く見えるわな。」という感じです。これが「HI−LE3.6」だと「スッキリして見える」となります。横にいたかずはんさんが「こんな時は二重星を見ると違いが更にわかるよ」と言ったので、望遠鏡を「うしかい座ε星(プリケリマ)」に向けます。双方のアイピース共に分離して見えるのですが、二つの星の切れ方が違いますし回折リング(ジフラクションリング)の見え方も違います。これが「さそり座α星(アンタレス)」になると更に違いが分かります。主星のジフラクションリングが「バローレンズ+LE7.5」だと2〜3重の環が見えているのが、「HI−LE3.6」だと3〜4重の環になり、伴星の見え方も芯がある見え方になります。冒頭に記載した「単純な答え」どおり、「バローレンズ+LE7.5」はバローレンズ+スマイスレンズ+マスターレンズ(主接眼レンズ)となっており、HI−LE3.6のバローレンズ+アッベ式オルソと比較してレンズ構成枚数が少ないのです。HI−LE3.6については日々雑感20100316と20100318に記載し予想したとおりのスッキリした像を見せてくれたのですが、今回のスタパーでアンタレスの伴星を楽に分離するほどの「白木峰の好シーイング」に感謝しなければなりません。

20100420
今回のスタパー「春の大観望会」の夜は一晩中ほぼ快晴に恵まれました。透明度はイマイチかもしれませんでしたが、明け方には天の川も見える空になっていました。火星も土星も揺らぎが少なく良く見えていました。そうです、今回の天候の大きな特徴(?)は超絶的なシーイングに恵まれた事です。それを示すが如くアンタレスの伴星が8.5cm屈折で見えました。回折リング(ジフラクションリング)が幾重にも見えていたシーイングと言えばご理解出来ると思います。小口径の屈折でアンタレスの伴星が分離しているのを見たのはもう何年前の事でしょう?前回ten.が見たのはFL70Sを使って見たのですが、その時の場所も今回と同じ白木峰です。今回のスタパーで目的のひとつが「タカハシHI−LE3.6」と「バローレンズ+LE7.5」の比較だったので、このシーイングの良さは本当に助かりました。比較の結果についてはten.の主観が大いに入りますので信憑性が薄くなりますが、その主観で良ければ明日の日々雑感にて展開したいと思っています。

20100419
今日から数日間、日々雑感ではスタパーの濃い時間を紹介しようかなと思っています。今回のスタパーで嬉しかった事ですが、10年ぶりに見た自作15cm反射経緯台(ドブソニアン形式)です。およそ10年前、望遠鏡自作講座でご一緒した親子さんの望遠鏡と再会しました(もちろん親子さんとも再会)。ten.は、その講座で工作のお手伝いをしたのですが、結局は時間が足らず、参加者の望遠鏡は作りっぱなしの状態(無調整)でお別れしてしまいました。その望遠鏡の主鏡セルと斜鏡スパイダーの強度不足からくる使用中の不具合やピント合わせのしづらさなど、自作望遠鏡の設計にも関与したten.はそれらの不具合を後悔していました。しかし今回のスタパーでその望遠鏡と再会して涙が出るほど嬉しい思いをしました。作りっぱなしで素材のままだった架台や望遠鏡本体はキチンと塗装されていましたし、斜鏡のスパイダーも適切な部品を作って強度アップもされていました。「ずっと使い続けていただけたんだなぁ〜」と思うと本当に嬉しい再会だったのです。スタパーの会場で、実際に星を導入して見せていただきましたが、さっそく会場参加の人たちに囲まれて光軸修正されたりして更に良い状態になっていたのは言うまでもありません。(笑)

20100418
午前10時です。ただ今、帰宅致しました。いやぁ〜!凄い濃い一晩でした。到着して機材を組み上げた直後、夕刻の月とスバルの接近は薄雲でしたが、そのお陰で地球照をまとった月とスバルとの遠近感を増しており、神秘的な眺めでした。その後、S大学の天文愛好会の初々しさと彼らが持参した機材に楽しい時間を過ごし、コンソメスープに舌鼓を打ち、夜半過ぎて26時頃からの好シーイングにマニヤな時間を朝までノンストップで過ごす事が出来ました。今、少々眠たいので詳細はまた後日という事にいたしますが、白木峰で過ごした12時間はとてつもなく濃い夢のような時間になった事を書きとめて、これから本当の夢の時間(就寝しまーす)へ突入致します。ではオヤスミなさいませ。

20100417
現在時刻17時45分。野菜コンソメスープの仕込みは終わりました。スタパーに行く準備を済ませ、出る前に天気を確認。今夜は朝までイイ感じの天気になりそうです。ではみなさん、現地でお会い致しましょう。いざ出撃!

20100416
「あ....まだ取り付けてないや。」3月初旬に作った短焦点屈折用の「パーン棒」を鏡筒への取り付けがまだ済んでいませんでした。しかも、角にヤスリをかけていないので握ると痛いし....。掲示板で画像を公開したのでスタパーに持参しない訳にもいかなさそう。どうして取り付けていないかというと、取り付けのネジ頭がアリミゾに干渉しそうで取り付けをしていないのです。こうなりゃいっそのこと現物(パーン棒)を白木峰に持っていって、現地で「公開取り付け」という事にしましょうかね。取り付かなかったらお笑いネタになりそうだし。(笑)

20100415
楽しみにしているスタパーの天候が気になるのであちらこちらの週間天気予報を見てみましたが、「気温は10℃を下回るかも?んで、天気は....あ、雨は降らないな、大丈夫きっと。んで、晴れ間は微妙なところ。晴れるだろうし雲もある」って雰囲気かなぁ。どんな天候でもスタパーはとにかく楽しむが勝ちです。(高笑)

20100414
ちょこちょこと作っている(はずの)物、材料(真鍮角棒)の入手が難航していましたがナントカ見つかりまして、少しだけ前に進みました。残る難関は「加工する時間が取れるかなぁ〜....」とブツブツ念仏のように言っています。ま、出来れば夏までに仕上がれば良し、その前に仕上がれば更に良しなんで〜ボチボチ時間を見つけます〜。さぁ、だんだんと楽しくなってきましたよん!さて、加工の前に図面をキッチリと仕上げなきゃ。(って、今まで図面がなかったのかよ?爆)

20100413
ここのところ、自作していないなぁ〜と感じています。正確にはちょこちょこと作って(加工して)はいるのですが、BOX−DOB1580のような「作ったぞぉー!」って雰囲気の自作はしていません。木材にヤスリをかけたり釘を打ったりという豪快系の自作物は作った後の置き場所も問題になります。でも、(今は無理ですが)時間と工作場所があれば何か作りたくてウズウズしている自分もいるのです。あ、そういえばBOX−DOB1580、暫く見ていないけどどうしているかなぁ....。(苦笑)

20100412
土曜の昼の話ですが、撮影のためのロケハンに行ってきました。これは次の撮影のロケハンではなくてその次もしくは他の撮影になる予定です。ten.にとって昼間のロケハンに必要なものは「デジカメと方位磁針」です。これで風景と方角を記録します。「この風景にはこの時期にこの星座が重なるなぁ〜」と予想し易くなるからです。ちなみに、次の撮影と決めている撮影対象のロケハンはある程度済ませています。ただ、週間天気予報の推移が微妙な天候になってきました。天気ばかりはどうしようもないので「行ける時には行く。でも無理しては行かない」と決めています。いくらロケハンをしていてもten.は「行き当たりバッタリ」なんですね。(苦笑)。

20100411
昨日は家の用事で午前中から外出し、帰宅したのが夜半すぎになってしまいました。こんなに遊んでいるten.ですが、いろいろとやることがあるんですよねぇ(笑)。で、本日は楽しみにしていた現像仕上がりポジをカメラ屋さんに取りに行ってきました。円形写野アストロカメラの仕上がり分です。撮影に失敗はありませんでしたが、改めて見ると構図が気に入ったものが少ないんです。あ、でも撮影に失敗がなかったのでそんな贅沢は言ってられませんね。で、今回のお気に入りの一コマをTOPのページに貼り付けています。撮影後、グッタリしているten.をアップ....ちなみにセルフポートレートですが、シャッターを開けたのも閉めたのもten.です。(忙しくて更にグッタリだったりして....。)

20100409
クタクタで帰宅すると一通の郵便物が到着していました。友人に依頼していた実弾(ISO800ネガフィルム)が到着しています。ありがとー!さて、次は撮影したい時期をいつにするか....帰宅途中のロケハンをしなければなりません。撮影がいつになるのかわかりませんし、その時に天候がどうなのかは分かりません。でも、レッツチャレンジですー(頑張る)

20100408
月刊天文ガイド2010年5月号「読者の天体写真・フィルム写真の部」に入選してしまいました。撮影した1月16日以降の日々雑感を読み直すと「ドタバタ笑劇場」の撮影だった事を思い出します。そんな撮影でも雑誌に掲載されたのを見ると本当に嬉しいです。掲示板やらメールやらメーリングリストやらで皆さんからのお祝いのメッセージをいただき恐縮しています。みなさんありがとうございます。これからもお笑いネタを楽しみながら撮影していきます。

20100407
先日の撮影で実弾ISO800カラーネガ(120)が枯渇しました。長崎でも入手可能だと思いますが、ひょっとするとカメラ店に在庫がない場合を考えて、急遽、福岡の友人にも入手の手伝いを依頼しました。それは今月中旬〜下旬の撮影に備えるためです。既に今月の撮影計画は立てています。ただ、晴れの夜がいつになるか分かりませんし、晴れたとしても出撃出来ない可能性もあります。自分が大好きな趣味(天文)とはいえ、生活の中でやっている訳ですから、無理は禁物ですね。

20100406
「それにしても勿体ないなぁ〜やっぱりカラーでも見たかったぞ!」とは友人の弁。出来れば失敗は無い方がいいけど、初めての機材だと(ある程度)失敗するの仕方ないよなぁ、とも言ってくれました。ten.が円形写野カメラで撮影するのは定番で、今年からもうちょっと大きいフォーマットで並行して撮影するようになりました(同時進行はキツイけど....)。今回の撮影でモノクロを併用したのは、撮影後にすぐ自家現像して露出の確認(仕上がりの予想)ができるためです。ともあれ、今年は1月の野母崎の水仙、2月のオメガ星団、3月の白木峰と出撃だけはしています。これで白木峰の円形写野カメラでのポジフィルム撮影分に使えるのがあれば目出度く三連勝になるはずなんですけど....。

20100405
「円形写野アストロカメラを使い始めた時もそうだったじゃないか!」沢山の失敗をしたので沢山の教訓を得たと納得している今回の撮影。初めて使った機材(6×7フィルムホルダー)に失敗はつきものと思えば次に繋がります。落胆せず、一歩一歩前へ進むための第一歩。だからこそ失敗したコマが楽しいと思えます。それは一発勝負のフィルムに限らずデジタルでも同様で、ten.の場合は、失敗したそれらのプロセスを、「楽しんだ結果」として得た画像に価値を見いだせればと考えます。ピンぼけでも多重露光でもいいじゃないかぁ〜(笑)!で、話変わって、レリーズを忘れてビニールテープでシャッターボタンを押し貼り付けて撮影をした訳ですが、これには後日談があります。翌日にレンズを触っていた時の事。シャッターボタンを押して回すとB(バルブ)がロックされる事が分かりました。このレンズシャッターにはいわゆるT(タイム)機構があったのです。「おーっ!これならケーブルレリーズを忘れても大丈夫ぢゃん!」これで、今回の「ネタ1(未遂)」分については永久に葬られる事になります。よっしゃ!一歩前進ーー!(爆)

20100404
レリーズを忘れたと気付いた時から、どうやってリカバリ撮影をしようか考えながら運転していました。マミヤユニバーサルプレスのシャッターはレンズにシャッターボタンが付いていて、シャッターボタンをビニールテープで押しながら貼り付けてしまえばレリーズが無くてもB(バルブ)撮影が出来そうです(ネタ1の取消し)。現地(白木峰)に到着した時間は曇っていましたが、10分ほど待っていると雲の切れ間から星が見えて来ました。いそいそと撮影準備を済ませ2本の三脚とカメラを抱えてフィールドへ降り立ちます。使い慣れた円形写野アストロカメラは操作に迷いがありません。その分、使い慣れていないユニバーサルプレスの操作に不安が一杯なのです。ネガカラーを装填した6×7フィルムホルダーとモノクロを装填した6×6フィルムホルダーの2種類のフィルムを使い分け、レリーズ忘れのシャッター開閉、重量感溢れるボディー。撮影が進むにつれてホルダーの引き蓋を外さずに撮影やらかすわ(つまり無露光)、6×6の正方形フォーマットなのに縦位置と横位置での構図を悩んだあげく正方形フォーマットに気付いて大笑いしたり、撮影後にフィルムの巻き上げを忘れたり(つまり多重露光)、数えていられない程のネタづくりのオンパレードでした!中でも極めつけは....6×7フィルムホルダーの巻き上げ時に、レバーの回転角度を知らずに巻き上げ不足を生じていた事です。初めて使うホルダーの構造自体を知らなかったので巻き上げレバーのロック解除に気付かなかったのです。本日(4/4)、ネガカラー(6×7)の現像が仕上がりましたが全てのコマが重なり合ってプリントが不可能な状態でした。月明かりに照らされたサクラと菜の花の色合いが良かっただけに、いやぁ〜くやしぃ〜!とりあえず今は、円形写野アストロカメラ撮影分(ポジフィルム)が来週末に仕上がるのを期待しています。

20100403
昨日、そそくさと準備をしたはずなのにバタバタしてしまい、自宅を出たのは結局22時になっていました。当夜の月の出は23時前です。白木峰の菜の花を撮影するのに月明かりがある時間帯に到着すればよいので比較的にユックリしていたのであります。当夜の撮影機材はいつものアストロカメラに加えてマミヤユニバーサルプレスでの2台とフィルムが3本(ポジ、カラーネガ、モノクロ)でした。マミヤユニバーサルプレスは使い慣れていないのでネタづくりの匂いがプンプンしています。また、蛇腹カメラを持っていこうかいくまいかずいぶん悩んだのですが、白木峰は三脚を担いで歩いて回るし、「ここのところ、蛇腹カメラは夜の自転車でのナイトフォトポタリングで活躍してくれたしウエストバックに入れっぱなしだし....」という訳で蛇腹カメラはオヤスミさせました(ネタ1の予兆)。白木峰への運転中に、頭の中で撮影のシミュレーションをしていたら....とんでもない事を思い出しました。「ひょっとしたら!マミヤ用のケーブルレリーズを忘れてきた!?」そうです、ウエストバックの中に蛇腹カメラと一緒にレリーズを入れっぱなしにしていたのです。「今夜の撮影は苦労しそうだなぁ....現地に到着する前からネタづくりかよぉ....(苦笑)」

20100402
夕方まで曇っていましたが、今夜は晴れそうな気がします。現在時刻は21時。これからシャワーを浴びて出撃準備して、間に合うかなぁ。ではこれから白木峰に出撃しまーす!

20100401
あっという間に3ヶ月が過ぎました。年度末の繁忙を終えたと思ったら年度初めとなります(当たり前ですが。笑)。今日は定時に仕事が終わったので、帰宅途中の大型ホームセンターへ立ち寄ってきました。入手したい材料は「真鍮ハタガネ」だったのですが、残念ながらここにもありませんで、代わりと言ってはなんですが他に入手すべき材料をGETしてきました。使う長さは120ミリ+50ミリなのに、入手した材料(アルミLアングル・アルミ角パイプ)の長さは1000ミリです。余った830ミリをどうしようか悩みます....。ま、ten.の事ですから何か別な事にに使うでしょうけどね。話は変わりますが、本日4月1日はいわゆる「エイプリルフール」です。ネット上だけではなく色々な場所でみなさんもエイプリルフールを楽しんでいる(?)ようですが、実は拙HP喫茶『ten.』のTOPページもエイプリルフール仕様になっていました。この日々雑感がアップされた時点で通常のTOPページに戻っていますが、果たして何人の方が気付きましたでしょうか?(微笑)





喫茶『ten.』HOMEに戻る  BACK  前回までの「日々雑感」