未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。




店主:ten.の
日々雑感

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20110531
ちょうど一年前、思わず入手してしまったモノがあります。一年を経過して、購入して良かったかどうか?と考えると....「良かった」です。車載していて思うのは「ぱっ!」と取り出せる事。カメラ三脚があれば2分ほどで直ぐに観望可能であります。ぱっ!と取り出して眺める、そういう時に眺めるのはお月様とか大型散開星団がメインでした。お月様はクレーターがハッキリと見える倍率であり、散開星団はツブツブが分離できる倍率。そして散開星団を見るに充分な集光力がありました。もうひとつ良かったのは「見かけ視界72°」という、ten.にとってはあまりにも広角の接眼レンズを(自動的に)入手出来た事であります。まあ、これがまた85mm屈折の観望にも使う事が出来て、接眼レンズの選択肢が増えてしまったといいましょうか、一挙両得とはこの事でしょう。ただ、気になる点がひとつ。この「思わず入手してしまったモノ」と併用してしまうモノがあるんですよ。値段的にはかなり安価なのに、かなり使えるヤツだと再認識させられました。「ぱっ!」っと取り出して2分ほどで即観望できる「10分で完成!組立天体望遠鏡」の事です。天体の導入は直視して探せる「組立天体望遠鏡」の方に軍配が上がります。このクラスのモノって沢山ありますけど皆さんにとって「パッと取り出せるモノ」ってなんですか?やはり、人それぞれ....だと思います。 (2011.05.31 128381)

20110530
昨日、プラネタリウムの解説員さんが「ひょっとすると明日の未明には晴れてISSが見られるかもしれませんよ?」と、おっしゃっていました。実はその時間帯は小雨が続いていた長崎市内、その後、「晴れるとは思うんですけど、ホントに大丈夫ですかねぇ。」と自信なさげ。いやいや、掲示板の書き込みでは、4時頃は薄雲がかかってISSは見られなかったとの報告がありましたけど、今日は立派に晴れましたよ。ちなみに、星分不足のten.はプラネでお腹いっぱいになっていたので未明4時に見えるはずのISS観望はグッスリと就寝中でありました。これぞ本末転倒ってやつですかねー。(爆)

20110529
まだ5月と言うのに、全国的に梅雨模様です。今月はGWの時期は濃厚な黄砂で星が見られず、中旬に一度だけ撮影に出撃したものの曇天で不発。下旬に入り、ここ九州北部地方は梅雨入り宣言されていないものの雨ばかりでストレスが溜まりまくりです。昨夜、布団の中で決めた事。「こんなときには....ヨシ、プラネタリウムを見に行こう」です。星分(ほしぶん)が不足すると良くありません。たとえ人工の星空と言っても何も見ないより遥かに気持ちよいです。ところで「星分(ほしぶん)」と言う言葉、一般的に使われているんですかねぇ?よく、鉄道マニアさんらが鉄道に乗れなくて鉄道に載りたい気分を表す時に「鉄分が不足なので鉄分補給に行ってくる」なんておっしゃいます。多分、それと同じような言葉です。本日、ten.は星分が不足しているんでプラネに行ってきました。いやー、癒されましたぁー!

20110528
お預けしたまま、展示に関して何もしていなくて申し訳ないのでありますが、星景写真展the1st「円窓の宙〜まるまどのそら〜」巡回展、明日5月29日(日)まで長崎市科学館2Fスペースシアター入り口にて展示しています。文頭で申し上げたとおり、会期中に全くと言って良いほど写真展の様子を見に行っておりません。なので、ご覧いただいた方々がどのような雰囲気なのか、そしてどのような感想を抱いたのかお聞きする術を持ちませんで....自分の写真を展示していただいているのに全く情けない限りであります。2月の個展の時は在廊していた時にお会いした皆さんにたくさんの感想をいただいて本当に励みになりました。しかしながら、コスモス花宇宙館に引き続き、今回も来場いただいた人にお会いできず....すみません。科学館のスタッフの方やご来場いただいた皆様には重ねてお礼申し上げます。

20110527
今夜はちょいとお疲れモード。色々としなければならない事があるけど、明日の仕事もハードになりそうなのでおやすみしまーす。(礼)

20110526
昨夜の日々雑感の記載について、誤解を招きそうなので追記しておきます。「ちょっとした上級者向けの(?)赤道儀なのかもしれない」とか「この赤道儀で常に完璧な撮影を出来る人はかなりの腕前の持ち主だと思える」と記載しましたが、ここで注意していただきたいのはMusic Box EQUは上級者向けの赤道儀ではなく初心者から上級者まで楽しめる赤道儀でありましてー、尚かつ、キチンと機能する赤道儀だという事です。間違っても100mmレンズでの追尾をメインにしたり、5分以上の露出時間を求めてはダメですよーって事です。初心者のten.の場合、なるべく広角レンズで1分以下の露出で景色と一緒に撮像するのが正しい使い方なのかなぁと考えています。間違っても、中判フィルム用のデカいカメラでキッチリと追尾しようとかなどと考えてはイケマセン。あくまでも短時間露出+広角レンズと割り切って撮影して初めて、幸せになれると思います。あ、そうそう!上級者向けの使い方ってね、天体観望会で小口径の屈折望遠鏡を同架して、観望するのに使うそうです。つまり音楽が流れている時間を観望する時間と設定しておくと、丁度よいとお聞きしました。なるほどー(笑)

20110525
日本での、新型オルゴール赤道儀「Music Box EQU」の取り扱いはスカイバードさんです。早速、新型Music Box EQUの詳細をウェブで確認してみましたが、痒いところに手が届いていて完成度高いです。ten.が注目したのはカメラ三脚と赤道儀の取り付け部分です。初期型では赤道儀下部にあったのが新型では側面(?)に変更されており、カメラを取り付けた時のバランスが良くなっています(小さい機材には有効なんですよねー)。ところで、今回の新型には下げ振り高度計(目盛)が新設されていますけど、「下げ振り高度計って実用になるの?」と思われる人もいらっしゃると思います。ten.は実際に下げ振りで高度調整を行った事はありませんが、実用セッティング精度を考えると充分に使用出来ると思っています。また、下げ振りが全くない旧型よりはセッティングがし易いはずです。また、この手の機材は完璧を求めて購入するよりも自らの手でガバナーを調整したり工夫したり、そしてなだめながら使ったりタワミによる失敗を楽しむのが正しい使い方だと思います。ある意味、セッティング精度や機材のタワミやメンテナンスを楽しむ、ちょっとした上級者向けの(?)赤道儀なのかもしれませんよ。だって、この赤道儀で常に完璧な撮影を出来る人はかなりの腕前の持ち主だと思えるからです。Music Box EQUは、初心者から上級者まで楽しく撮影できる赤道儀なのです。(ふふふ。)

20110524
通常、モータードライブを使用するポータブル赤道儀は電池を使用しますが、バッテリー(乾電池)の電圧が低くなってしまっても手動追尾に切り替えて「電池を使用しない」で追尾が出来る機種もあります。また、電池を使用せず手動で追尾する事を前提にした赤道儀もあります。ten.の場合は「星空撮影架台Ten−10改」であります(ten.11も手動追尾可)。電池を使わない時には手動になるのは当たり前ですよね。しかしながら、皆さんご存じの通り電池も使用せずに自動で追尾できるポータブル赤道儀が(ten.が知る限り)一台だけ存在します。去年の10月にも日々雑感で紹介していますが、オルゴール駆動のポータブル赤道儀「Music Box EQ」がそれです。遠方の友人が使用していてten.も気になっている機種でありますが、この度、新型が出たようです。「新型オルゴール赤道儀 Music Box EQ U」です。気になるお値段も据え置きの¥19,800円みたいです。これは気になる気になる....。だって、南半球にも対応していたり下げ振り高度計が装備されていたり精度/強度の改良だったり....なのにお値段据え置きなんですもの。

20110523
梅雨末期みたいな天気図と思ったのは3日前。その後、土日はジメジメした天気だなぁーと思っていた矢先に九州南部が梅雨入りしたとの発表がありました。去年よりも20日早く、平年よりも8日早い梅雨入りだそうです。先ほど天気図を見てみましたが天気図上でも見事な梅雨入りです。去年は、九州南部と九州北部は6月12日に同時梅雨入りしたようでしたが、今年はどうでしょうか?んんー、もう一回ほど撮影に行きたいんですけどぉ〜?....とすれば、ひょっとして次の晴れ間が梅雨入り前のラストチャンスになりますかね?

20110522
今日は午後から仕事関係の試験、そしてその後は職場で仕事をしていました。帰宅前に珈琲をしながら、先日に撮影したDATAの整理をしました。まずは露出(露出時間&絞り)の確認と反省、そしてこれから撮影したいネタを考えていました。そのヒントになるのは....よく考えてみると無いですねぇ。あるとすれば普段から景色を見ておくことでしょうか?とりあえず次回に向けてのネタは、今回の反省を踏まえた修正版撮影ですねぇ。(果たして、てきとーをモットーにしているten.はこれらの反省を活かす事ができるのでしょうか?こう御期待!笑)

20110521
今日は久しぶりに日中スナップをしました。もちろんお供は「nFM2」です。今日の天気は曇天、時折霧雨でした。カメラは肩ではなく首から下げるのがいつものスタイルです。時折降る霧雨もタオルで隠す程度で済ませます。最近のカメラを持ってらっしゃるオシャレな方に多いのは、長めのカメラストラップをタスキがけにし、小雨が降るとカメラを出さない(電子部品が多いから?)雰囲気。特にカメラ女子などは編み上げや自作のストラップをファッションとしてお使いのご様子。まあ、これはその人のスタイルなので良いとして、古くさいten.の場合、カメラも双眼鏡も出来る限り丈夫で幅広のストラップで首から下げているのには意味があるんです(←自分のスタイルなんで、御意見もあろうかと思いますが....汗)。まず、カメラを肩やタスキがけにしないのは体を振った(回した)時に、人や物に当たる事があるからです。もちろん高価な機材ですから自分も泣きます。出来る限り丈夫で幅広のストラップを使うのは首の疲れを少なくするためと機材を落とさないためです。カメラ女子さんたちが毛糸で編んだストラップをしていたのを初めて見た時に「あー、カメラってファッションなんだぁ。機材が落ちても泣かないんだろうなぁ....。」と思いました。ten.が手持ち用に使っている双眼鏡も幅広ストラップにしているのですが、これから展開するであろう「宙(そら)ガール」さん達には、高価な双眼鏡にファッション的ストラップは付けていただきたくないなぁ。

20110520
5月と言うのにスッキリとは晴れず、黄砂ばかりの毎日。土日は晴れるのか?と天気図を見れば朝鮮半島付近に前線がありまして、「こりゃ、7月の梅雨末期の天気図では?」という雰囲気でした。伊王島大橋の撮影をどうにかしたいと思っていたのに、こりゃどうにもなりませんな。(苦笑)

20110519
TOPの画像を更新しました。3月17日に本土である香焼町からの撮影をしています。この時はまだ伊王島大橋開通前でした。今回の5月13日の撮影で、開通前本土側開通後に伊王島大橋を渡って島の側から撮影をしたことにより開通したと言う意味をこめての撮影は完了です。だって開通記念の撮影ですからね。しかしながら昨日申し上げたとおり、もう少しあれこれしたい事があり、習作となりました。自分なりにもう少しどうにかするポイントがあるので再度チャレンジいたします。とりあえず今回の「伊王島大橋開通記念撮影」は一段落ということで。(笑)

20110518
先週の金曜日に撮影したポジフィルムが現像から返ってきました。結果は?というと「うーん、なんとも微妙なズレが....やはり試写!」のレベルでした。ただ、パッと見、まあまあの雰囲気で撮影出来ているコマもあり、「あれをこうしたり、もうちょっとこっちに向けたい」という希望もありまして、次回に期待したいです。習作になりますが、出来た画像はHP用のサイズに変更してTOPのページに貼り付けますのでもうしばらくお待ち下さい。

20110517
今月初めに話題にしていた「飲茶セットのミニマム化」はどうなった?という友人らの問い合わせは一切無かったのですが、現在の状況を備忘録として日々雑感に記録しておきます(笑)。これまでに3個のアルコールストーブを作ったのですが、それぞれを試運転してみると偶然にも(?)最初の1個目の使用感がすこぶる良かったです。2個目は五徳が不要で一番小さなタイプで、燃焼時間などにも不具合が少ないものになりとりあえずキープ。3個目は燃焼穴の数が多すぎて柔らかい炎になりましたが風に弱くてボツ気味です。こうなると色んなタイプのアルコールストーブを作りたくなってくるという症状が出てきます。アルスト泥沼に足を突っ込んだ状態....いやいや、初期の目的は「ミニマム飲茶セット」であり、アルコールストーブ作りが目的であってならないはず....(汗)で、結局のところ現在の状況でありますが、スターバックスのタンブラー(350mL)に水を入れ、100均のアルミ急須に水を移して沸かす。使用するアルコールは約30ccで無風だと8分で沸騰します。紙ドリッパーの珈琲(モンカフェ)でタンブラーに珈琲を点てているうちにアルコールが尽きて自然消火します。ここまで約15分。今のところですけどこんな感じであります。

20110516
「宙ガール」さんがカメラ女子や森ガールと違うところ(あくまでもイメージで、実はten.の願望)ですが、持っている機材が何だとかファッションに気を付けるとかではなく、星空や宇宙と積極的に対面して欲しいという事です。「え〜?難しい事は良くわかんなーい」とか「たくさん着込むと着ぶくれしちゃうから....」と言っているとそれ以上は楽しめません。少々寒い時には自ら着込んでいて自分の体は保温している、そして「どうぞー、これ、見ていいですよ。」と言われた望遠鏡・双眼鏡には積極的に覗いて、自分で出来る範囲の操作ができると、楽しい事がたくさん出てくると思います。そうすることによって見た事のない天体を見られたり時間もゆっくりと過ごす事ができるので別な季節を先取りして見られる夜空に出会ったりします。とある宙ガール(星のソムリエさん)が機材に関しておっしゃっていましたが、「徹底的に軽い機材所有。自力で出来る事が絶対条件☆」だそうで、ten.もその提言に賛成です。ten.が宙ガールに(宙ボーイにも)お願いしたい事、それは星空を見るときに「心の底から楽しむ」です。(宙爺より。←笑)

20110515
とあるキーワード「女子カメラ」「森ガール」「歴女(れきじょ)」「釣女(ちょうじょ)」....とっつきにくくて興味なさそうだったカメラや山行きや釣りなどの趣味の分野に女性が進出した事によって生まれた言葉でもあります。もちろん、各分野に仕掛け人となるメディアがありそうですが、天文分野では星空ハイキングを楽しむ女性「宙(そら)ガール」を増やそうという動きがあります。世の中には夜の趣味を楽しむ女性も多くなるつつあります。今回、彼女らを支援する企業がビクセンです。星空ハイキングに入門しようとする「宙ガール」これから応援できるかなぁ。頑張ろうビクセン!

20110514
昨夜、日々雑感をアップした後に外へ出たら思いのほか晴れていました。私は光害地に住んでいますので、夜空の基準にしている北斗七星と北極星が何とか見えていたので出撃を決定。ちょっと薄雲っぽいけど「ここんとこ、出撃していないから良いよねー」と考え、23時過ぎてから車に飛び乗りました。現地に到着してイメージを再構築します。その場所は以前にロケハン訪問していたので、景色と画角と方位などのロケハンはだだいたい済んでいましたが、星空と景色の微妙なズレをどう修正するかの再構築なんです。で、結局の所、ten.が思い描いていたイメージとはかなり違う事が判明しまして、当夜は薄雲があったこともあり「フィルムで実写をしながらの試写」と位置付ける事にしました(←すごく言い訳がましい....)。今回、ロケハン済みの場所は4ヶ所、それぞれの場所でイメージが空回りし、どんどんと湧いて出てくる雲にも阻まれまして当夜の撮影は全て「試写」としました。幸いなのは撮影に持って行ったフィルムが常用フィルムだったことです。もしこれが別なフィルムだったら....試写にもならない状態でありました。

20110513
4月30日〜5月1日の両日に、長崎市油木町にある長崎市科学館「スターシップ」にて展示していただいた星景写真展「円窓の宙〜まるまどのそら〜」巡回展でありますが、既に掲示板でご存じの方もいらっしゃると思いますが、有り難い事に会期が延長いたしました。詳細を発表しますと、長崎市科学館2Fのスペースシアター(プラネタリウム)入り口において、現在13枚(12点)の作品を掲示していただいています。本日決定した事項として5月29日(日)までの会期延長に伴いまして作品数を若干増やしました(19枚17点)。そろそろ作品としては劣化が進んでいるのが心配ですが、興味がある方がいらっしゃれば長崎市科学館のプラネタリウムを見たついでにご覧くだされば幸いです。

20110512
「私はなぜ星空の写真を撮るのだろう?」昨日の件でふと湧き上がった疑問。思えば学生時代から天体写真は好きで撮影していたけど、機材もチープな物ばかりだったし撮影技術があった訳でもない。なのにずっと好きで撮影してきました。デジタルの時代になって、ちょっと工夫すれば昔より比較的簡単に撮影出来るようになった夜空のデジタル写真も何だか違和感を感じて、私と言えば昔ながらのアナログ機材をそのまま使い続けています。私が撮影した写真と言えば、微光星に埋まった綺麗な星空の写真でもなく、星雲・星団がバッチリ写っている訳でもない。高い撮影技術がある訳でもなく....なのに星空の写真を撮影し続けている。同じような失敗を繰り返し、同じような普通の写真を撮り続けている。でも、「答えが出ない撮影」とは思ってはいない。いつになるかわからないけど、きっと見えてくるものがあるだろうと信じてレベルの低い撮影をやっている、それでいい。「私はなぜ星空の写真を撮るのだろう?」その疑問に答える人はいないけど、その疑問が解ける日はきっとあるだろう。そう思って、今日もまた星空の事、星空を見る事、星空の撮影の事を考えています。(....ん?今夜はオチがないって?はい、今夜のオチはないんです。笑)

20110511
本日の夕方、一通のメールが到着。この「ホームページの中にある画像を使わせて欲しい」との依頼でした。「へぇ〜、私が撮影した”てきとー”な画像で良ければどうぞ。」と快諾しましてー....依頼された方との話をしているうちに物事がとんでもない方向へ....。私、そんなたいそうな人間ではないんですけど、使っていただく前に連絡をいただくと非常に喜んで「木に登る」タイプなんです。ただ、ここでこれ以上の詳しい話は出来ませんし、おそらく今後もこの話題は日々雑感で触れないと思います。それでいいんです(笑)。それにしてもこんな有り難い話を持ってきていただいて恐縮です。重ねてお礼申し上げます。

20110510
タカハシのホームページでは、「PM−1」赤道儀の発売は5月16日となっておりますが、ten.が実機を見る機会はまだ先の話だろうと思います。まぁ、もし見たとしてもP−2z赤道儀とTG経緯台を所持しているので購入は出来ません。今夜の日々雑感では「PM−1」赤道儀のマニア的使用方法を考えました。まず星景写真については、「プラネットアーム」にレボ雲台を取り付けてバランスウエイトレスの赤道儀っていうのも面白そう。もちろん追尾は星景写真に向く「減速モード」も使えます。その他に、P−2z赤道儀の赤緯部分微動と違い、PM−1赤道儀は全周微動の赤緯体を装備していますから、スキルをお持ちの方ならオートガイダー用の赤緯モータを取り付けて短焦点屈折による直焦点撮影なんか出来そうかなぁ。また、架台接続部分と極軸体が分離するのも見逃せません。カメラ三脚に直接取り付けが出来るアダプタを作ったりして「極軸オンリー式」のポータブル赤道儀にもなりそうな雰囲気も…。タカハシの赤道儀は小型でも滑らかな動きが期待出来るからこそ、あんな事もこんな事も考えてしまいます。

20110509
P型ともP−2型とも違う「PM−1」。でもポータブルの「P」を冠しています。極軸を天頂に向ける事によって全天経緯台として使用出来る架台は過去にもありました。タカハシより発売された「PM−1」は更に赤緯体をオプションの「プラネットフォーク」に換装する事で惑星用赤道儀やフォーク経緯台として使用出来るのは、ここ数日何度も繰り返して記述しています。今日はこのPM−1をP−2Z赤道儀と比較しながらもう少し掘り下げて見てみます。ポータブルのPを冠する以上、重要なのは極軸望遠鏡です。これはP−2Z赤道儀と同じ9倍が採用されています。スケールパターンは2030年まで対応、あと20年は楽に使えます。ひょっとするとten.愛用のP−2Z赤道儀と同じ光学系が採用されているのかなぁ?そしてP−2Z赤道儀ではオプションとなっていたリングレベル(水準器)も極軸上部に水準器がメーカーアジャストで内蔵しておりお得感満載です(微笑)。そしてPの系譜で初の赤経モーター内蔵型(「P−MD」)となりました。このP−MDは「基本の恒星時駆動の他に、恒星時の0.7倍、0.5倍、0.3倍の追尾速度が選べる」と記載しています。このあたりはP−2Z赤道儀の最後の外付けモータである「TG−HDモータードライブ」を採用しているのでしょう。コントロールボックスのレイアウトが同じです。P−2Z赤道儀ではオプションだったモータードライブTG−HDは¥47,250円ですからこれもまた「お得感満載」であります(笑)。そう考えていくと¥224,700円のお値段は、実質17万前後の品物になる訳で、オプションでの色々な汎用性を考えると非常に有望な架台と思いました。うーむ、これ、実機が見たいぞ。おーい、「天文ハウスTOMITA」さーん!わたしゃ買えんけど実機が見たいぞー!(....と呟いてミル。笑)

20110508
タカハシの新型赤道儀「PM−1」の話題を少々引っ張ります。HP上に詳細が発表されていましたが、ten.的に残念だった事は目盛環が無くなっていた事です。ことある毎に目盛環の有無を気にしているten.でありますが、PM−1の場合はその特殊な構成(プラネットフォーク赤道儀・全天経緯台などへのバリエーション)により省いたのでしょう。しかし!本当に良かったのが赤緯微動です。モーター内蔵という事で、もしもPM−1がドイツ式専用の架台ならば必要なかったのでしょうけど、経緯台モードがあるので「内蔵モータによる電動追尾+インナークラッチによる手動による微動」を可能にしています。一見、「なーんだ、そんな事か」と考えるでしょうけど、電動追尾出来る架台にクラッチ機構を組み込んででも手動で追尾出来るって本当に有り難いんです。実際に友人らがEM−200などのモーター内蔵タイプを観望で使用していて、「うーん、電源まで出さずとも(バッテリーはデカくて重い)...やっぱり手で追える微動が欲しいよね....」と呟く場面が多々ありました。このPM−1赤道儀の使用想定はおそらく80mm前後の小口径屈折だと思います。だとすれば「お手軽観望+お手軽撮影」さらに日食などの海外遠征までも視野に入れていると考えます。「電源が無くとも動く」現地でのトラブルを最小限にするためにタカハシも譲れない条件だったのでしょう。。

20110507
しばらくチェックしていなかったのですが、タカハシのHPを見ると新型赤道儀「PM−1」の詳細が発表されていました。「PM−1」赤道儀はドイツ式赤道儀・プラネットフォーク(赤道儀)・フォーク経緯台・全方位経緯台・多連カメラ赤道儀と、5つのバリエーションを持つシステマティックな架台です。ten.が気にしていた価格についてはドイツ式赤道儀の状態で¥224,700円となっていました。これはプラネットフォークのセットや全方位経緯台にするための経緯台アダプタなどは含みませんが、内蔵モータードライブやコントロールボックスは標準付属品になっていますので、基本的な構成であればten.の予想(25万円程度)を遥かに下回った価格でした。このほかに必要な物は「三脚」ですが、ちょっとお高くなりますが、やはり「Sメタル三脚(¥58,800円)」はお薦めです。ただ、もしも本当に購入を考えていらっしゃる方にはバリエーションの経緯台用部品関連(プラネットフォーク、経緯台アダプタ)は「PM−1」の良さを活かすために是非同時購入をしておいた方が良いかと思います。経験上、後で購入しようと思っていてもなかなか踏ん切りがつかなかったりするんですよ。P−2Z赤道儀とTG経緯台の2つの架台を1台で賄える架台って結果的に安い買い物になると思いますよ?(微笑)

20110506
ここのところ数日は「ミニマム飲茶セット」の構築中の記事を書いていますが、折しもちょうどGWの期間中でキャンプに行っていたと言う人も多いかと思います。なので「アルコールストーブ」について記載しても既知の方も多かろうと思いつつも、今夜もアルコールストーブの話題を引っ張ります。昨夜は「単室加圧式」と呼ばれる型のストーブを試運転しました。実は単室加圧型が自作1号機なのです。「サイドバーナー型」と呼ばれる2号機を先に試運転したのは五徳が不要なタイプだったためです。単室加圧型はその構造からストーブの上に五徳をセットしなければ機能しないのであります。で、昨日は単室加圧型にちょっとした五徳を使ってお湯を沸かし、実際に珈琲を点てました。ちなみにアルコールストーブは風に弱いのが特徴です。昨夜はほぼ無風だったので8分ほどで湯が沸きました。自作したアルコールストーブは無事にフィールドデビューした訳ですが、これが風がある時にはどうなるのか?という疑問が生じます。これからはフィールドの色んな場面でどんどん実験(実践)したいと思っています。

20110505
GWも終盤になり、今日はGW中盤の祝日であります。個人的には今日は仕事でありまして、ten.にとっては昨日がGW中盤の区切りとなった訳でありますがぁ〜....晴れません....。しかも、晴れても空は黄砂が凄く濃い状況....。せっかくの新月期なのにと嘆いても仕方がありません。昨日は新月期の大潮ということでちょっとした磯遊びに行きまして、普段は海の中である汐溜まりのウニを捕って、その場で割って食べてみたり、安い竿を使って釣りのまねごとをして「いわゆるエサ取り」と呼ばれる小魚にエサを差し上げてきたりしました。せっかく外で遊ぶので、ちょっとひと休みをするときに「ミニマム飲茶セット」のバーナーの試運転をしました。結果は....「もうちょっとどうにかしたい....。(汗)」でした。で、次の機会にこのバーナーをもっとどうにかする訳ですけど、実は今回導入しつつあるバーナーって自作なのです。ちょっとした時に使えるバーナーとしてten.がチャレンジしている物、それはコーラやウコンの力などの空き缶を使った「アルコールバーナー(アルコールストーブ)」であります。どんな物かと興味を持った方は検索してみてください。自作に嵌った猛者たちが多くいらっしゃいますよ。

20110503
星空を見に行ったり夜空を撮影するのに必要な機材の他に、ten.にはゆっくりする時に使う道具が必要です。ここ日々雑感にはもう何度も出てきていますが、テーブル・イス・七輪・飲茶セットなどなど。ちょっと曇った時や観望に疲れた時などのお茶タイムは本当にリラックス出来るひとときです。お茶タイムする時に使う小道具としては、ケットル(やかん)とバーナー(コンロ)であります。珈琲を淹れるときのケットルはもうずいぶん長く使っている品物ですし、湯沸かしに使うバーナー(Epi「スーパーマイクロバーナー(絶版)」もかなり使い込まれています。ただ、一ヶ所に機材を据えて観望・撮影していた以前と違い、動いて回る撮影スタイルへと変化したので珈琲を野点しなくなっているのも事実です。もっと手軽に珈琲を点てるのに、モンカフェなどドリッパーを使わない紙ドリップタイプと、ケットルを100均にあったアルミ急須に変える。そしてバーナーをもっともっと小さい物に変えて....つまり「飲茶セットのミニマム化」をしてみようかと画策中。長く使っているバーナー、ケットル、ドリッパーが入った「飲茶セット」のケースはそのまま車載しておいて、今回の「ミニマム飲茶セット」はパッと取り出せるサイズと手軽さを構築したいと思っています。さぁ、楽しくなってきたぞぉー!

20110502
現在も引き続き視界が悪いのは超弩級の黄砂のため。いやぁーホント今回のは凄いです!この狭い長崎市内のあちらの山もこちらの山も見えません。具体的言うと、視程は5km以下の時もあったほどです。「ひょっとしたら黄砂が切れるかも....フィルムと一緒に出勤し....」なんて呟いたten.の予測の浅はかさよ(汗)。空は晴れているのに黄砂が酷くて「撮影はまずもって無理っ!!」と早々に諦めました。先ほど、熊本県にある清和高原天文台の呟きにアップされていた画像も黄砂と薄雲で星が全く見えない様子だったので、やはり諦めるしかなさそうです。こんな時に無理して出撃しても撮影レンズに黄砂が積もるばかりで光学系にも不健康ですからね。(苦笑)

20110501
5月。「五月晴れ」の季節と思いきや....超弩級の黄砂が襲来しているようです。今日は今朝から、昨夜からの豪雨が止んだので夜の晴れ間を期待していたのです。「撮影に行きたいー!でないと、もう間に合わないよぉ....」と少しの時間でもと待っていたのです。結果は....視程10kmです....泣。明日は仕事ですが、ひょっとしたら黄砂が切れるかもしれないので....フィルムと一緒に出勤しようかなぁ....。(2011.05.01 127276)




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