未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。




店主:ten.の
日々雑感

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20110731
7月も今日でお終い。近辺がにわかに忙しくなってまいりました。日中のお仕事の方は仕方ないとして、締め切りが2つと県民の森行きやらスタパーやら天文祭やらと目白押しなのが8月であります。その中でも絶対に外せないのはスタパーと天文祭でありましてー....おいおい、準備は大丈夫なのか?と自問自答。そんなこんなで明日から8月に突入する訳でありまして、いろんな場所でいろんな方との出会いもまた楽しみなのであります。(2011.07.31 130468)

20110730
やはり「TAK−UW」が気になるんですよ。気になるのはTAK−3.3UWではなくTAK−10UWなんですけど(本当は12mmクラスのがあればいいなぁーと考えています。)、現実離れした「そんなこと(?)」はさておいて、TAK−UWシリーズの特徴は何かと言いますと、像面が平坦な光学系に特化した設計と言うことです。簡単に言うと像面が湾曲している短焦点屈折やF値が小さいニュートン反射の周辺像が「教科書的な星像」(収差が直接見られる)を示すであろうということですが....果たしてこれが良い事か?というとそうではなく、周辺像は主光学系に影響されたり光学設計通りの見え方をするなどマニヤにはウケそうですが万人ウケする製品ではなさそうです。もちろん、像面がフラットな(フラットナーを付加したり、F値が大きい鏡筒)であれば周辺までの良像範囲が広そうです。これらの特徴をどう考えるか?は所持している主光学系次第なんですけど、ten.の場合、F8のニュートン反射に使用しても楽しめそうな気配....。F8ニュートン反射の本来のコマ収差ってどのくらいなのか?が確認出来る唯一の接眼レンズとなりそうですしね。これが視野の広い10mmが気になるという理由です。(でも高価なので購入は絶対無理ー!)

20110729
今夜は多良見町の「のぞみ会館」で星空観望会がありました。ten.は帰宅前の僅かな時間があったのでちょっとだけ参加してきました(冷やかしとも言う。笑)。今日の長崎は午後から凄く良い天気に恵まれて、夕方の観望会開始の時間帯は大快晴という程の天候でした。薄暮の中で土星を見つける競争をしたり、イリジウム衛星が現れた時間にはみんなで大歓声が巻きあがったりと少しの時間でしたが本当に楽しく過ごすことができました。やっぱりたくさんの人と星空を見るって楽しいですねー!

20110728
「Tak」と言えばアメリカでの高橋製作所の愛称です。ここまで書けば今夜の日々雑感のネタが分かる人がいらっしゃると思います。7月15日にタカハシWEBサイトで発表されていますが、「TAK−UW」と命名された超広角(90°)接眼レンズが発売されました。6月半ば、ついにタカハシが超広角視界の接眼レンズを出すらしい....と聞いていました。ten.は去年辺りから200倍程度になる短めの接眼レンズを欲しいと言っていましたが、TAK−3.3UWってのが丁度そのあたりの倍率になっています。....なんてここで書いちゃうと....「ten.さん、3.3UWを買うんですか?」なんて言われそうですけど、ちょいと値段を見て言ってよー(汗)。

20110727
「そろそろ準備を始めなくては....」もう一度、自分の物を見直して考えをリセットしなければと思いつつも、いつの間にか時間が過ぎています。始動する日、やり直しを見つめ直す日、構築する日、チェックする日....重い腰を上げなければと。いろんな場所で告知されているのを見るたびに今回の事の大きさを痛感します。動け!俺。(汗)

20110726
そういえば、モノクロフィルムの撮影結果をお知らせしていませんでした。実は何だかんだと言いながらも一定の成果を上げまして、撮影に関しては「不戦敗」を逃れたten.であります。色情報が無いモノクロフィルムではありますが、これはこれで良い雰囲気を醸し出せるものであります。完全な黒でもなく僅かな灰色を伴った黒。そして完全な白ではなく僅かな灰色を纏った白。そのグラデーションをディスプレーの画像で現すのはten.の技術では無理というもの(苦笑)。完全に曇りきっていない時に撮影出来たコマがありましたので、あとで掲示板に貼り付けておきますわ。(冷汗)

20110725
戻ってきたポジフィルム。リハビリが必要なのは何なのか?と言いますとー....構図です。昨日は「撮影出来て嬉しい」と書きましたが、そうは言っても成果がないと反省の日々が続く訳ですよ。「構図が悪い」のを具体的に言うと、撮影レンズが持つ写野の感覚が薄くなっていまして、どこからどこまで写野に入るのか?とか真ん中を決めきれなかったりとか、そのあたりが微妙にズレているんですねぇ。仕上がりを見て「....これはここまで入れる必要はなかったよね....。」とか「ん?....微妙にセンターが決まっていない....。」とか....いやいや、見た目にはあまり気にならないって言えばそれでいいんですけどー、こればかりはどうやっても許せないものもありまして....あ!これはお笑いとしては成功なんですよ!なので、あとで掲示板に貼り付けておきますわ。(汗笑)

20110724
昨夜は県民の森天文台へ行きました。現地では天文台へいらしたお客さんと一緒に星空を見ました。久しぶりに生の星空で星座案内をしましたが、お客様と会話できる楽しさがあります。もちろんお笑いの要素は外しません(笑)。そんな中、ちょっとだけten.は落ち込んで....もとい、燃えていたのです。実は、日中に先週撮影したフィルムが返却されてきました。画像を確認して愕然....。自分が考えていた構図と出来上がってきた構図に違和感が。「何故、もう少し考えなかったの?シャッターを切る前にもう少し構築できたはずなのに....。」久しぶりの撮影はリカバリー能力を発揮したのではなく、リハビリが必要な事が露呈した訳であります(苦笑)。でも、やっぱりそれ(構図失敗)よりも撮影できた事の方が嬉しいのかなぁ。よし、また行くぞー!

20110722
今日、早いもので丸二年経ってしまっている事に気付きました。2009年の7月22日、私は上海にいました。前々日の2009年7月20日、現地に到着した時の暑さ(気温40℃)や見た風景、現地の匂い....今でもしっかりと思い出すことが出来ます。そして7月22日当日。あの日に経験したこと、それは「曇っても皆既日食、皆既日食帯に身を置く凄さ」でした。今日から304日過ごすと日本には金環日食帯が通っています。「金環日食は部分日食だからねぇ....。」とおっしゃる方もいますが、みんなで見る楽しさはその日その場限りのものです。特別な一日になるまであと304日、みなさんは何処でどのように見ますか?

20110721
今回の撮影で得た事。モノクロフィルム使用時の露出DATAであります。景色と星空を両立したいと思って、いろいろと試みているのですけど未だに明確な答えは出ていません。それでも少しずつ少しずつ自分のイメージに近い画像を得る努力はしているつもりです。むかーし昔、モノクロフィルムの自家現像+印画紙焼き付けをやっていた頃とは違う現在。フィルムも現像液も定着液も印画紙も、以前使っていた物はほとんど無く、デジタルの時代に逆行しながら暗中模索しているten.であります。ここ数年、モノクロフィルムを使った純銀塩撮影にチャレンジしつつも「もう少しこうしたい、ああしたい、こうはできないか?」と苦悩の道を....いやいや、こんな湿っぽい話をしても何も面白くないんでやめときます(笑)。でもね、せっかく純銀塩のフィルムで撮影したので、いつかは純銀塩の焼き付け(暗室でのプリント)をしたいなぁー!と目論んでいます。まだまだ数年はかかると思いますけど、いつかきっと純黒の夜空を表現してみたいと希望しています。....いつか。

20110720
ゴムチューブを口にくわえての撮影は順調に進み、ポジフィルムを一本終了しました。フィルムをモノクロフィルムに入れ替えて撮影しようとカメラに装填します。三脚を担いで撮影フィールドを歩いて良い雰囲気の場所を探します。「おっ?ここはイイぢゃん!」と思った場所を見つけてカメラを夜空に向けて....向けて....そこには雲がいましたー!予定通りとは言え、モノクロフィルムを装填した途端にこれですか....(汗)。ここでも「リカバリー能力」を発揮しようと考えに考えました。「そうだ!月夜のDATA取りと思えばいいんだ。」欲しいDATAは月夜に照らされた景色の適正露出です。自分が設定した感度に対してどのくらい写るのかが分かるだけでも先々の撮影に繋がります。風も強くなってきたし、色々と望むよりもそれでいい。手帳に記載した過去のDATAを確認し、ポジフィルムでの露出に似かよった今夜の露出を決定し撮影を敢行しました。昨日、モノクロフィルムの現像を終えて画像を確認しましたが、設定した露出はドンピシャ!でした。露出は....です。モノクロフィルムに写っていたのは風でブレブレの風景と星空のないドンヨリとした雲でありました。はい、色々と望んでいないのでこれでいいんです!(笑)

20110719
酷暑にあえぐのは夜になっても同じでした。夜とは言え、気温は29.5℃です。カメラを取り付けたカメラ三脚を肩に担いで歩くだけでもジットリと汗をかきました。助かったのは皮肉にも台風に伴う風があったから。ちょっと風に吹かれると体感温度が下がります。まずはカラーポジから撮影を始めます。ちょうど南中している「さそり座といて座」に向けようとすると、いて座は大丈夫だけどさそり座には雲がかかっています。「2〜3分待てばいいかな?」と思ってDATA取りのノートを準備したりカメラの水平を確認したり....「さて撮影」と思いきや、「雲、動いていないぢゃん....」実際には雲は動いているのですけど、雲が湧き出す場所がさそり座付近のようでした(泣)。でも、いて座付近はずっと晴れたままだったので、準広角レンズに変更し、撮影をしようと....「あ!今度はさそり座付近まで晴れているぢゃん!(怒)」幸い、月明かりのお陰でこのコマは露出時間も短めでしたから、速攻で元の広角レンズに変更して一コマ撮影。これって「リカバリー能力」の一端ですか?(汗。明日へ続く)

20110718
酷暑にあえぐ昨日の夕方のこと。南の空を見ると極めて低空まで透明度の良い空でありました。大型の台風6号が九州南部に接近中ということもあり、早速、衛星画像を確認。「これはヌケる!夜半過ぎには雲が襲来するけれど、それまでは晴れ間があるはず。」当然、翌日以降は雨か曇りになるから出撃を決定!問題は台風に伴う風が吹くか吹かないかでした(この時点では無風状態でした)。いそいそと撮影に行く準備をし、21時過ぎに自宅を出発。5月13日以来の久々の出撃であります(ネタの匂いがプンプン....)。ポジフィルムとモノクロフィルムを手にしてロケハン済みの場所へ一路急ぎます。到着して....「風が出ているわぁ。こりゃ難しいわ。」風があるので星の瞬きも大きめですが、広角レンズの撮影だし無問題。何より台風の影響か空気の透明度が抜群です。当然、せっかく出撃したのだから撮影準備に取りかかります。辺りの景色は月齢16.2の月に照らされて凄く綺麗でした。「三脚ー。カメラを出してー、フィルムの裏紙を外してカメラに装填ー。吸引用のゴムチューブをカメラに取り付けてっと、次は吸引ポンプ....吸引....ポンプが無いーー!!」....お約束です....。やらかしました(汗)。この気温・湿度で吸引無しの撮影はあり得ませんよ。....「しょうがない、くわえるか....。」....と、言う訳で、2度目の経験ではありますが、右手にシャッター板、左手に露出時間計測用の目覚まし時計、カメラから伸びたゴムチューブを口にくわえての撮影が始まりました。いつものようにお笑いネタをやらかすten.ですが、俺って、つくづくリカバリー能力があるんだなぁ。(。明日へ続く)

20110716
晴れているんですけどねぇ。虎視眈々と出撃の機会を狙っているんですけど、出撃しても天候ばかりはどうにもならないと言ってしまえば言い訳なんですが....やっぱり意欲不足なんでしょう。最近は夜になって曇ったり雨になったりが多くて、出撃意欲が衰えているのも事実。撮影好機となるには数日必要だし、先ほど空を確認したら案の定、曇ってきました。天候には勝てないってなことも相まって....今夜は出撃断念。(困)

20110715
「必要性があると必然的になる。」そんな事を考えさせられた商品であります。先日から意欲的な製品を世に紹介している笠井トレーディングより販売された「REISE−200D/250D/300D」であります。何と言ってもその形状。実はもう5年以上もアイディアを練り続けているBOX−DOB2060の基本構造と極めて類似しているのです。8角形のトップリング、45度上方へ向いた接眼部、TOPリングにクイックファインダー(等倍サイトファインダー)を配し、口径200mm F6主鏡+斜鏡42mm(掩蔽率21%)のスペックまで同じです。更にten.が考えている物よりも、もっとにコンパクトな箱になります。これなら作るよりも買う方が良いのではないかと考えさせられる望遠鏡でした。こりゃ困ったなぁ。考えることは皆一緒、突き詰めれば同じような物になるのねー。でも、ちょっとだけ考えているものと違う部分もあり、それが自作の面白さでもあります。さて、頭の中の設計図を実現するためにもう少し頑張ってみよう。

20110714
「いるか座が来ましたー!」と言っても何の事やら分からないので解説を。ちょうど一週間前に発売された「星座シリーズ 第1集」の中にある一枚で、「いるか座」の切手が貼付されたお手紙が到着。嬉しい嬉しいお手紙でありました。パソコンや携帯電話の普及の一方で「手紙」が減少しています。電子メールでは伝わらない暖かみが手紙にはあります。いるか座の切手が運んでくれたのは「スターバックスのコーヒーチケット」です。切手とチケット、双方ともに星にちなんだプレゼントであります。中身のチケットもさることながら、何よりも「直筆の手紙」って気持ちがこもっているなぁと嬉しい気持ちを感じた本日であります。

20110713
2年ほど使ってきた「傘」が壊れました。元々、傘の骨が曲がっていたのを我慢して使っていたのですけど、今年の梅雨は風雨が凄かったのでついに傘の骨が折れたのです。新しい傘を入手したのは梅雨が明けて間もない昨日の事です。黒や紺の傘は職場で皆が持っているのでいつの間にか無くなりそうな気がしていましたが、今回の濃紺の傘は大丈夫です。パッと見た目には濃紺の傘なんですけど、傘を開くと「あっ!これってten.君の傘ぢゃん....。」と分かる物です。そう、みなさんのご想像どおり、見た目は普通の濃紺の傘、開くと内側に星空や星座名が描かれている天文ファン御用達の傘であります。傘骨の中心部は当然のように北極星があり....「♪雨雨、降れ降れ♪」と傘を回すと星空の日周運動が出来る優れものです。これで雨降りも少しは楽しかろうてと思いきや、既に夏本番で使う場面に恵まれません。夕立でも待つとしましょう。ところで、上の「♪〜♪」内の歌は何でしょう?「〜もっと降れ♪」と歌うか「かぁさんがー♪」と続くのか....頭の中に思い浮かんだ曲であなたの年代が分かるそうです。(笑)

20110712
梅雨明けして夏本番になりました。ten.の身の回りでにわかに忙しくなってます。スターパーティーin白木峰や、佐賀県立宇宙科学館での「天文祭」のイベントを楽しみにしています。その関連から、裏では少しずつ忙しくなっているのですが、これはまだオフレコで(笑)。いろいろな人と連絡をとったり連絡があったり....。まあ、それはそれで楽しいのでありますが....さてさてどうなるやら。

20110711
今年の11月末に「星空雲台ポラリエ」が発売されるとなると、同じような形式のポータブル赤道儀の比較をしたくなります。EYEBELLの「CD−1+」、TOASTテクノロジーの「TOAST Pro」、これら3機であります。購入に際してはそれぞれの特徴を良く掴んでいく事が必要だと思います。星景写真などの広角レンズを使用した撮影に限定すれば3機ともに追尾精度は問題ありません。そして3機ともに1/2倍速駆動による「星景写真モード」が可能です。これは、広角〜準広角レンズを使用した星景写真であり、30秒〜1分の露出となりますので追尾精度の心配は更にありません。オプションではありますが、3機ともに「極軸望遠鏡取り付け可」であります。どうです?星景写真の撮影ならばどれを選んでも大丈夫そうでしょ?では、どれを選べば良いかと言うと「価格と使い勝手のバランス」だと思います(ten.の個人的意見です!)。価格は「お財布(又は財務大臣)との相談」としても....使い勝手は使って見なけりゃわからない。で、セッティングに際しての微動運台やらアングルプレートなどの「付属品が無ければ」と考えると、セッティング時のアンバランス感が大きいのは「CD−1+」です。そして次の問題は「電源」です。1.乾電池が何本で駆動出来るか?2.充電池に対応しているか?3.何時間駆動するのか?....それぞれを考えてみますと、「1.」電池の数は少ない方が楽(入手しやすい)。「2.」充電池に対応している方がランニングコストが楽。「3.」ずっと撮影しっぱなし?かと言えば、星景写真ならば、ほんの数分の露出を繰り返す撮影が多くなる。そして一ヶ所で一晩中などのヘビーな撮影をするなら普通の赤道儀を使った方が結果的に楽。....と思いました。ならば、電池が少ない本数で充電池も使えて連続駆動はそれほど長くなくても良い....。なんて割り切った考え方をしてもよかろうと。スペックが完全に比較出来るのはポラリエが発売された11月末になろうかと思いますけど、本当に自分が欲しいならしっかりと見極めてから選択しても遅くはありません。何より、機材って購入する前の悩む期間が楽しいのよー。(ten.は必要ありませんが。ふふふ。)

20110710
昨夜の日々雑感のネタ、実は別ネタを書くことは決めていましたが「梅雨明け宣言」のニュースが入ってきたので差し替えました。今日は差し替える前のネタで行きます。ビクセンさんのポータブル赤道儀発売に関してニュースが入ってきました。発売時期と正式名称が決定したようであります(SXP赤道儀についてはまた別な機会に....)。HPでの発売時期アナウンスは「11月末の予定」との事です。夏の天の川を撮影するのには間に合いませんでしたけど、冬場の寒い時期に簡単にセットして撮影出来る機材はありがたいのではないかと思います。購入を検討している皆さん、もうしばらくの我慢ですぞ(ワクワク)。そして正式名称ですが、ビクセンさんは”ポータブル赤道儀”の呼称を使わず、”雲台”と言っています。その名も「星空雲台 ポラリエ」です。実に素敵な名前です。ビクセン社長も自身のツイッターでおっしゃっていましたが『ポータブル赤道儀ではなく星空雲台です。「星」「空」「雲」を撮影する「台」と見られるかもしれませんね。』....。一般的に、企業が新製品を出す時のネーミングは色々な願いや期待を込めると思います。赤道儀ではなく雲台、星や空や雲を写す台(架台)と読めば、凄く敷居が低い/「星空の撮影を、ちょっとやってみようか!」と思わせるネーミングであります。(実はten.がポータブル赤道儀である「星空撮影架台」を”簡易赤道儀”と呼ばず、”架台”と呼ぶのと同じ気持ちなのです。)....望遠鏡メーカーであるビクセンさんが、敢えて架台と呼ばず「雲台」と命名した英断に敬意を表します。

20110709
本日の午前、良く晴れていたので天気図をチェックしました。「うーむ、梅雨明け直前って雰囲気の天気図だけど、数日間で前線が南へ下がってくる可能性があれば梅雨明けできないんだろうなぁ。」と思いつつも、予想天気図をクリック。「あれ?梅雨前線の端っこが消えている....。このままだと梅雨明けぢゃね?問題はその(梅雨明け宣言の)タイミングかぁ....。」例年の如く、数日晴れが続いてから”7月○日に遡って梅雨明けしていたとみられる”宣言が出るのだろうと思っていました。そして....「お昼のニュースの時間です。今日、九州北部は梅雨明けしたと見られる。平年より10日早く、昨年より8日早い」と発表いたしました。さあ!夏が来ました!今年の夏は例年より....長いんです....節電の夏が始まりました....。(汗だく)

20110708
九州北部はまだですけど、四国・中国・近畿・東海地方は梅雨明けした模様であります。ここ長崎も梅雨明けこそしていませんが、日中の気温も急上昇し夏の雰囲気になってきました。まだ雲が低くて梅雨前線も北上しきっていない状態なので九州北部の梅雨明けはしばらくかかりそうです。とはいえ、今夜は長崎の夜空もとても綺麗で、上弦前の月がクリヤに輝いていたのが印象的でした。そうなると撮影に行きた〜い....と考えてしまうのですけど、今夜はちょいと野暮用が出来ましてそれもNG(泣)。梅雨明け一発目の撮影はいつになるやら....。

20110707
7月7日は七夕です。ほぼ毎日更新している日々雑感で、毎晩ネタづくりに苦労しておりますが、ラジオもテレビもいろんな所で星空に関する話題がありますから、この日ばかりはネタに困りません。本日イチオシのネタといえば、「星座シリーズ 第1集」夏の代表的な星座たちであります。パッと見てデザインも涼しげで星座の形も精確であります。実はちょっとだけ実物を見てきたのですが、星座を形作る星座線と星の印刷がキレイなんですよ。HPには、ホログラムとか箔押しといった版式刷色と記載されています。「なるほどー、どおりで今までとちょっとイメージが違う訳だぁー。これなら星好きの誰かに手紙を出す時に使えるかも?」と思うような出来映えであります。あ、星好きの人だけではなく色々な人に手紙を出す時に使えます。ten.の場合「ちょっと買いだめしておこうかなぁ。」と考えましたが、第1集と言うことは第2集もある訳で....おこづかいの範囲で必要数だけ買っておこうと心が折れました(笑)。この「星座シリーズ 第1集」夏の代表的な星座、本日7月7日の発売で全国の郵便局や郵便事業会社、そしてゆうびんホームページ内の通信販売で入手出来ます。興味がある方、是非どうぞ。売り切れ必至(?)です。(爆)

20110706
今日は時間があったのでちょっとしたロケハンをしてきました。今回は撮影地の時期を確認する事と方位の確認がメインで、撮影フィールドをゆっくりと散歩をしてきました。今日の雰囲気ならば梅雨明け一発目が当地になりそうな気配であります。もちろんロケハンにはスマートフォンをツールとして使いました。デジカメアプリの中にGPSと方位コンパスと連動し、撮影した画像の中に位置情報と方位が一緒に撮影できるものがあったのです。今までのやり方と比較すると凄く楽でした。世の中便利になった物ですねぇ。(汗)

20110705
今年は梅雨入りが早かっただけに心配しているのが「レンズのカビ」です。毎年、この時期は湿度が高い上に、梅雨時期ですからレンズ類を箱から外に出す機会がありません。「晴れたから久々に見ようか。」と思ってレンズを覗くと「....げっ....。(泣)」と嘆いた経験が何度かあります。その度に「カビが蔓延する前に清拭しなきゃ!」と慌ててフキフキする私。幸い、気付くのが早いのかレンズが丈夫なのか、レンズ表面のコーティングがヤケるようなカビを生やした事はありません。「来年から梅雨入り前にはキチンと乾燥剤を交換しよう」と反省するものの、今年のようにアッという間に梅雨入りすると交換のタイミングを失ってしまうのであります。思い切って、時間を作って乾燥剤を取り替えなきゃと心に誓っているten.なのでした。出来れば「○月○日と○月○日は乾燥剤の取り替え日」と決めれば良いのかなぁ。(汗)

20110704
「前回出撃したのはいつ以来なんだろう?」と思い出してみると、5月14日でありました。以来、曇ったり梅雨入りしたりで全くNGの日々が続きます。「もうすぐ二ヶ月かぁ....。」ん〜っと、撮影する時には....機材を準備してフィルムを準備して、撮影地で悪戦苦闘して....失敗して....あ、イカンいかん。でも、撮影にはお笑いネタが付き物でありましてー、そのお笑いネタを作れないっつーのも悲しいかなぁと。ギブミー撮影タイム!ギブミーお笑いネタ!(←いやいや、これはいらないっつーか。汗)

20110703
スマートフォンを入手して、試してみたい事が出来ています。世の中、ペンタックスさんから「アストロトレーサー」なる撮像素子追尾のカメラが出現しています。しかしながらペンタさんのカメラを使わなければ追尾撮影は出来ません。もちろんten.はアナログの人であります。撮像素子追尾のカメラなんて使いませんし買えません。「それでも追尾撮影をしたい!」のなら、赤道儀を使う事になります。今回、実際に試してみたいのは自作の星空撮影架台「Ten−10改」、もちろん手動追尾であります。そして手動追尾であろうとも(標準レンズくらいまでなら)モータードライブ並に追尾できます。これは実際にガイド鏡を同架して追尾の様子をチェックしたので間違いありません。問題はその極軸のセッティングです。極軸望遠鏡を持たないTen−10改のネックになっているのがセッティングでありますが、今回はこれをスマートフォンのコンパスと角度計のアプリで任せてみようかと考えています。この方法はリンク先の「ほうき星」さんが既にやっている方法でありますが、スマートフォンのアプリがどのくらい使えるのかも試してみたいなぁーと。そうそう、ほうき星さん、星空撮影架台+クリノメーターセッティングってどこまで使えましたか?....(....とネタを振っておこう。笑)

20110702
九州北部地方はまだ梅雨明けもしていませんけど、ボチボチと「スターパーティーin白木峰の開催はいつ?」の話題が出てきています。既に公式HPでは2011年8月6日(土)夕方〜7日(日)朝の開催と告知されています。今回のスタパーは伝統的七夕の旧暦7月7日となり、一般の人達も夜空を眺める良い機会に恵まれています。既に参加したことがある人達はスタパーの雰囲気をよくご存じだとは思いますが、是非この機会にお友達へも告知していただいて、みんなで夜空を眺めるイベントがあるのだとお知らせしましょう。ちょうどペルセウス座流星群も活動が始まっている時期なので夜半を過ぎれば流れ星も見られるのではないかと思っています。

20110701
まだまだ梅雨まっただ中の当地ではありますが、先日少し晴れ間があって久しぶりに星空を見ることが出来ました。「晴れたら試そう」と構えていたものにスマートフォンのアプリ「Google Sky Map」があります。スタパーで、かずはんさんが「ほい。こんなのもあるよ。」と紹介していただいていたものでありますが、実際に自分の実機でどのように動くのか?興味津々でありました。で、結局のところどうだったか?というと....このアプリ、使えます!ten.の場合、おそらく昼間に使うことが多いと思います。「昼間?なぜに?」と疑問を持つ人も多いでしょうけど、自分で使うのは昼間です。いろいろあるのよねー。(微笑)




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