未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。




店主:ten.の
日々雑感

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20111031
10月最後の日、今月は何をしたのー?と思い返してみれば....「パーン棒」を作ったり、「はやぶさ/HAYABUSA」を見に行ったり、「ダブルコスモス2011」の撮影もしたし、「新しい接眼レンズ」を購入したし、「佐賀県天文協会30周年」もあったり、とにかくいろいろな事があったような気がします。で、お昼の間(仕事)も充実した月になったりと、10月はバタバタ走り回っていた感がありまする。明日から11月でありますが、初旬からスタパーです。来月もきっと忙しいぞぉー! (2011.10.31 133229)

20111030
昨日の「小さいサイズの接眼レンズの清拭」についてですけど、この件のきっかけになったのは先月下旬と今月初旬に出撃して木星を見たからなのであります。短焦点アポ屈折で木星を観望した時に使用したOr5mm、木星の周りに光芒がまとわりついて「何だかちょいとヌケが悪いなぁー」と思っていたのです。そして今月に新しく6mmの接眼レンズが到着したのですけど、SHOPで「どれどれ、アイレリーフが短いけど全視野見渡せるかなぁ?」と覗いて確認。しかし、眼を離した次の瞬間。「....あ....まつげの脂でアイレンズが汚れてしまってるわい....(苦笑)」おそらくOr5mmも同じような状態でアイレンズが汚れている状態、そして新品の6mmもファーストライトの前に....と言うわけで「清拭しなきゃー!」となったのであります。問題はスタパーまでに清拭できるか?っつーとおそらく難しいわけで、それならスタパー会場で清拭やっちゃう?とか....?今夜の日々雑感は支離滅裂モードでありました。(笑)

20111029
ところで最近ちょっとした「行き止まり」状態でありましてー、いろいろな方にお聞きして勉強したいところなのが「光学系の清拭」です。そう、てきとーなten.がやることですから清拭も”てきとー”(汗)。15cm反射望遠鏡のミラーを洗浄したのは2回だけですし(←少々汚れていても気にしない)、短焦点アポ屈折の対物レンズを1回だけ清拭した後は怖くて触れません(そろそろホコリが気になっています)で....。で、今回行き止まっているのは接眼レンズです。PL32mmとか、LE18mmなどの比較的大きめのレンズであればまあ、てきとーに拭く事はできるんですけど問題はOr5mmなどのアイレンズが小さい物をどう拭くかなのであります。このあたりいろんなノウハウがありそうなので皆さんにお聞きしたいと思ったり....掲示板で話題展開するか、スタパーでこっそり話をお聞きするか....

20111028
今回のスタパーで問題が一つ。いやいや大したことではありません。今回のスタパーは11月2日〜3日の開催です。ゆったりとしたスタイルで楽しめるスタパーですから、2日のお仕事を終わらせて現地に到着しても月が残っているくらいの月齢(6.3、月没は22:30過ぎ)です。ten.も仕事を終わらせて急いで夕食してから現地入りを考えています。そこで文頭の問題が出てきます。いつもは「少しでも....」と野菜コンソメスープを作ってくるのですが、仕込みは野菜を刻むだけとは言え、何といっても煮込み時間(4時間)が足りません。今回のスタパーではスープの煮込みはちょっと難しいかなぁ....。

20111027
今日は晴れの木曜日。明日金曜日あたりから天気が下り坂になり、土曜日曜はおそらく雨/くもり。そして....その数日後にスタパーが控えています。天気はどうなるのか?なんだか良い感じのサイクルに入っていそうな気もしますが、そこはお天道様のみぞ知る....。天気ばかりは分かりませんものね。でもなんだか期待してしまう、そんな魅力がスタパーにはありますー。だんたんウキウキ気分になっているten.でありました。

20111026
実は先日、観望用と撮影用の機材が一つずつ増えました。双方ともにten.にとってはガチガチの定番で、一般的には使われなくなりつつある機材です。以前から呟いている通り、BD1580とアポ屈折双方で(屈折にはバロー併用で)200倍程度になる接眼レンズをどうしようかと探していたのですが、一応の答えを見つけましてSHOPに発注していたものが到着しました。接眼レンズの焦点距離は「6mm」です。BD1580に使用するとちょうど200倍、アポ屈折にバロー併用で使用すると226倍となる予定です。既に「5mm」の接眼レンズは所有しているのですけどBD1580とアポ屈折に使ってみても微妙に倍率が高すぎていてLE7.5だともうちょっと....という状況を埋めるために購入しました。ひさしぶりの接眼レンズ、使ってみてどうなるのか楽しみですけど問題が一つ。接眼レンズのケースに新アイピースを収める場所が無い....(汗)で、撮影用の機材についてはまた後日。

20111025
「お待たせしました。ポラリエ11月30日に発売です」。本日夕方、ビクセン社長が星空雲台ポラリエの発売日を発表し、ビクセンのHPに詳細が記載されました。乾電池2本で駆動するパルスモータを内蔵し、オプションではありますがポータブル赤道儀としてはかなり立派な極軸望遠鏡の取り付けも可能。もちろんお手軽セッティングもしやすいように「ポーラーホール(素通しの穴)」は当然の事、そのボディーにはセッティングの目安が楽になる「コンパス(方位磁針)」と「傾斜計(おそらく下げ振り)」まで内蔵されています。これまでのポータブル赤道儀の類では、ポーラーホールや外付けの極軸望遠鏡はあってもコンパスや傾斜計など、極軸セッティングに対して優しい装備が盛りだくさんです。今までこんなにきちんと装備された機種はありませんでした。実はこの「星空雲台ポラリエ」のターゲットとなる購入層は天文マニヤではありません。「カメラマニヤの天文初心者」をターゲットにしていると聞いています。そういう意味ではライバルになるのはポータブル赤道儀TOASTやCD−1やスカイパトロールやMUSICBOX ・EQでもなく先に発売されているペンタックスのアストロトレーサーなのかもしれません。今回発売された「星空雲台ポラリエ」。星景写真が一般的になるひとつのきっかけになれば夜空に興味を持つ人たちがどんどん増えていく、そんな夢がいっぱい詰まった新製品になるのだと期待しています。

20111024
佐賀県天文協会の前夜祭へ伺って、以前からよくお世話になっている某S氏と話をしていましたところ、「いやぁー、最近は銀塩モノクロで撮りよるとさ。もう、デジタルはなんだかんだ....(略)」。久しぶりに銀塩モノクロで天体写真を撮り続けている方を見つけましたですよ。....ん?ちょっとまてよ。よーく考えてみたら、最近のten.は銀塩モノクロでの撮影や現像はやっていますけど、肝心の星空での銀塩モノクロ撮影はやっていない事に気づきました。撮影DATAを掘り返してみますとモノクロでの撮影は去年の4月以来、今年は曇り空のDATA取りの撮影しかやっていません。まあ、昨年は個展用のカラーポジ撮影を繰り返していたので仕方がないと言えばそうなんですけど、「やっていないのにやっている気分」になっていた自分に気づいて暫し反省中なのであります。よし、そろそろモノクロでの撮影をしなきゃでしょ。(苦笑)

20111023
昨夜、日々雑感をアップして夕食を摂った後に佐賀県天文協会の30周年記念式典前夜祭(いわゆる飲み会?笑)へと出撃してきました。ten.が到着した22時頃には前夜祭も終わってゆったりモードとなっていましたが佐賀天文協会メンバーの皆さんとゆっくり交流してきました。中でも30年の歴史を振り返る「これまでの記録」スライド上映は本当に楽しく「おー!●●さん、この頃はまだ黒かった(何?)とバイ!」とか「いやー、若いねー!」などの歓声が上がっていまして、2009年の上海日食も昨日の事のように思い出す事ができました。夜半を過ぎると夜空も満天の星空に変わり、60cm反射望遠鏡「ろくまるくん」や「15cm大型双眼鏡」で星雲星団を観望したり、片手間で星景写真を撮影して楽しい時を過ごす事が出来ました。ten.は本日の30周年記念式典への出席は出来ませんでしたが、前夜祭への参加(?)をすることで気持ち的に式典参加したつもりであります。佐賀県天文協会の今後の益々のご発展を祈念いたします。

20111022
何事も、長く続くという事は素晴らしい事で凄い事。隣県の「佐賀県天文協会」が設立されて30周年になるとの知らせが届きました。設立が1981年(昭和56年)ということですが、その2年後には当時、九州・四国の星空イベント「アストロプラザ」in佐賀が開催されており、当時のにぎやかな様子が同協会のHPに載っています。また、1998年(平成10年)には太良天文観測所が開所、そして2010年(平成22年)には佐賀県最大口径(個人所有では九州一)である60cm反射望遠鏡「通称:ろくまるくん」の運用が開始されました。佐賀県天文協会は本当に永きに渡って活発な活動をしている団体であります。ten.も以前から事ある毎に交流があります。設立30周年、本当におめでとうございます。

20111021
快晴が二日も続いたと思ったら、一転して雨です(汗)。帰宅途中の撮影をしようと思って、カメラの中にフィルムを入れたまま(数コマ残りがある)現像に出さずに待機させています。そのまましておくのも良くなさそうなので未撮影のままラボに持っていこうか、それとも日中のスナップ撮影をして現像に出すか悩み中。「スナップ撮影なんてチャチャッ!とやってラボに出せばいいのに?」と思われがちですが、そのカメラがフルマニュアルで非常に面倒な子なのです。ピントはレンズの距離目盛りを使い、測光機能が無いので露出は勘、ファインダーはレンズ画角と一致していないスポーツファインダー....そして総重量2700g超え。「デカイ・重い・めんどい」の三重苦カメラであります。"まあ、あれだ。よくもまあ、あんなめんどくさそうなカメラで良く撮影しているなぁ。”という言葉が一昨日にもありましたが、その言葉を借りると....「まあ、あれだ。よくもまあ、めんどくさいカメラばかり集めて撮影しているよね。ひょっとしてドM?」なんて言われそう。銀塩フィルム+フルマニュアルカメラを使う人って変なん?(笑)おっと、私以外にも数名(?)いらっしゃいそうですけど....?

20111020
快晴が二日も続きました。特に昨夜はヌケの良さそうな空だったようで、こんな時に白木峰の秋桜と星空を撮影に行きたいなぁーと思いましたが翌日の仕事があったので断念しました。で、本日。朝も素晴らしい青空で、星空も一晩中素晴らしかったのだろうと....やっぱり撮影に行けば良かったかな?と僅かな後悔。「この青空が夕方まで保ってくれていたら、帰宅途中の撮影を敢行しよう」と準備だけはして出勤。結局、午後から雲が出始めて本日の撮影も断念です。今回は昼間のロケハンが出来ただけでもまあヨシとしておきます。ちなみにロケハンが済んだ場所での撮影は来年以降になる「季節物」の場所でした。2回目の「また来年ーっ!」です。(二度あることは三度ある?笑)

20111019
友人からの電話の中で....「まぁ、あれだ。あのカメラの構造を見てみたが、よくもまあ、あんなめんどくさそうなカメラで良く撮影しているなぁ。」....あのカメラとは私が使っている円形写野アストロカメラの事であります。特徴はみなさんもご存じの通りで、1.裏側から吸引できる構造なのでフィルムの平面性が良い。2.構造が単純で壊れる所が無い。3.....ん?なんだっけ?(笑)えーっと、うっかり裏蓋を開けないようにシッカリとネジ止めされている(めんどくさい)。4.写野確認のファインダーがない(勘の見せ所!)。5.巻き上げ量が分からない(勘で巻き上げる)。「まぁ、あれだ。あんなめんどくさいカメラを使っていたら、失敗(お笑いネタ)も多いわな。」えぇ、そうですとも!そんなカメラを使っているんですー!でもね、こいつ(カメラ)って凄く素敵なカメラなのよ。何と言っても....お笑いネタを量産できるカメラですからー!ねー、素敵でしょ?(自暴自棄状態?)

20111018
箱に保管しておいたものをまた出す日が来るとは思いませんでした。本日2つほどお預けし、また見ていただく機会を得るかもしれません。何度も何度も同じものをと思いつつも、今回もお世話になります。(礼)

20111017
夕方、一本の電話がありました。「ten.さん、ご注文の品物が到着しました。お取り置きしていますのでいつでもどうぞ。」SHOPへ注文していた高倍率用の接眼レンズが到着したようです。数ある選択肢の中でten.が選んだものはごく普通....と思っています。見かけ視界が広いとかアイレリーフが長いとかではなく、その倍率できちんと見える事。自分の眼(乱視気味)や使用する望遠鏡との相性の確認は済んでいませんけどおそらく大丈夫(....だろうと....思います)と結論付けて発注しました。主に15cmニュートン反射とアポ屈折に使用する事になります。スタパーには持参する予定ですけど、あまりの普通さにここで紹介するのも....ま、そういう事で。(汗)

20111016
冷凍庫に杵でついた「お餅」があったので少しだけレンジで温めてオーブンで焼きました。お口に入れて思ったこと。「あー、七輪で焼いたお餅は美味しいのになぁ。」....です(笑)。星見に行くのにもそろそろ七輪が恋しくなる頃でありまして、七輪に火を入れるとお餅を焼いたりスープを温めたりと暖を取る以外にも美味しい思いができます。また、いつもやっている事ではありますが七輪をアルミロールテーブルの下に入れておくとテーブルの上に置いた双眼鏡や接眼レンズに夜露が付きにくい事も利点です(テーブルの温度に注意ね♪)。スターパーティーin白木峰「秋の大観望会」では大切な機材になるのも七輪です。今回は現地に到着するのが遅くなりそうですから、出来る限り早めに火熾しをしなきゃですね。頑張ります。

20111015
日曜日に出したフィルムが仕上がったのは金曜日。今日はそのフィルムをラボに取りに行きました。どアンダーに仕上がっているのは分かってはいるけども、「+2増感現像」でどこまで救済出来たのか?が今回の見所であります。「撮影した9コマのうち救済出来るのって日周運動用に撮影した2コマくらいかなぁ?」と思っていたのですが、結果的に「案外と良い雰囲気かも?」と言った感じ。今回は、増感して色調やコントラストがどう変化するのかも楽しみでありました。で、どうか?と言うと期待していたよりは普通でした(笑)。今回の撮影はISO800設定だったのでアンダーでしたが、ひょっとするとISO100のフィルムをISO400設定で撮影するのは「アリ」かもしれません。兎にも角にも失敗だと思っていた撮影が、まあまあ良かったと言うことで思わぬ拾い物をした気分です。

20111014
先日の撮影出撃で「撮影にもスマートフォンは使えるか?」の検証を行ってみました。まずは計時です。スマートフォンの時計は秒針までほとんど狂いが無く、秒針まで付いた時計アプリをダウンロードして待ち受け画面に貼り付けておくと腕時計を見ずとも計時できます。今回は、いつも使う「目覚まし時計(電波時計)」を持参せずともあらかた正確な時刻が計時できました。次はH型赤道儀の撮影です。極軸セッティングには極軸設置支援の「PolarisScope」を使います。90S赤道儀やH型赤道儀など、古いセッティングパターンにも対応していて、極めてスムースにセッティング出来ました。撮影が進んで、見えていた「月齢10.2」の月が沈む時間帯や方角を確認するのには「スマートステラ」が使いやすかったです。「googleskymap」よりも日時指定のしやすさが光りました。今回は星空撮影架台を使わなかったので「クリノメータ」「コンパス」「メトロノーム」は使いませんでしたが、おそらく十分な働きをしてくれるのではないかと思います。一台でいろんな役割を果たしてくれるスマートフォン、ハッキリ言って使えます!既にten.にとっては無くてはならない相棒になりつつある事を確信した夜でありました。

20111013
仕事が終わって空を眺めても薄雲がかかっていて星は見えそうにありません。そう思って半ばあきらめかけていたのですけど暗くなって自宅の駐車場で上を向くとボンヤリと月が見えています。「おー、満月だねぇ。」よく見ると月の5°ほど下にポツっ!と木星が見えています。この雰囲気だと低倍率の双眼鏡なら一緒の視野に見えそうな雰囲気でした。今夜はお月様を見る人も多そうですが、満月のすぐ近くにある木星が何の星か分からずに「ねぇねぇ、昨日の月のすぐ近くに大きな星があったんだけど、あれってUFO?」という質問が来そうな予感。そんなときには「UFOって、未確認飛行物体のことでしょ?じゃあ、飛行物体ではなく惑星ですよ。確認していまーす。」と答える予定です。(微笑)

20111012
ISO800設定での短時間露光ばかりだったので撮影自体はあっという間に終了しました(もちろんISO100フィルムで失敗←まだ言う)。月も西空に傾いて沈んでいく時間帯だったので、駐車場へ戻って望遠鏡を出して観望モード....ってのは9日の日々雑感に記載した通りです。この夜、木星を観望した倍率は90倍でしたが、倍率が低いにもかかわらず詳細な模様が良く見えていました。「でも、もうちょっと倍率を稼ぎたいなぁー、やはり必要だな....」。そう、以前から検討している高倍率用の接眼レンズの事です。もう1年以上も検討中になってしまったのねぇ。自分の中でハッキリ決めたのは「やっぱり王道で行く」事です。新たな接眼レンズがどんな雰囲気で木星を見せてくれるかは分かりませんけど、必要なのよねぇ。で、先日SHOPに電話で注文済み。え?何を購入するかって?....普通の接眼レンズですよ。ご期待に添えずスミマセン(笑)。

20111011
失敗した撮影の事をとやかく言ってもしょうがない(←この話で三日目の展開)のですけど、今回の撮影には久しぶりにH型赤道儀を投入しました。と言っても今までのような10分露光とかのガイド撮影のためではなく、星景写真のための赤道儀です。8月の天文祭で展示したガイド撮影された「ダブルコスモス2008」が思いの外に好評だったようなので、久しぶりにやってみようと思っての事です。H型赤道儀にはTOASTやポラリエ、TG−HDモータードライブなどのような星景モード(1/2減速追尾)は付いていません。コントロールスイッチを自分の指で押下して星景モードを作り出します。星景モードで撮影したのは3コマ。そのどれもがISO800でも露出不足になりがちなのに今回の撮影ではISO100だったので「雰囲気だけ」の撮影となる予定であります。ちなみに最近まで星景モードでの撮影をしなくなっていた理由はね、単に忙しいのです。左手に計時用の時計(今回はスマホ)、右手にコントロールスイッチ(減速のため)、お口には露出終了までシャッター板(テレフォンカード)をくわえての撮影なのです。その姿ったら....人には見せられない....あ、お隣に年配のカメラマンさんがいたんだった!(爆)

20111010
まぁー、ISO400のフィルムをよりによって感度800設定で撮影したと思ってて、撮影後にそのフィルムがISO100だと分かったら....やはり増感現像してもらいますわねぇ。んで、フィルムメーカーのDATAシート(.pdf)を見てみますと通常の増感は「+1までなら色味や階調変化が少なく....」と記載されていますけど、逆に言うと色味や階調変化があっても良ければもうちょっと増感できるのか?と思って読み進んでいくと....あった、ありましたよ。「シーンによっては+2絞り(EL400相当)までの増感も可能。」....なるほどー、結局は1絞りアンダーでの撮影になっちゃうのねー。で、白木峰で撮影したときの撮影DATAを再度確認してみると、月明かりや大気の透明度(ヌケの悪さ)等でオーバー目になっていそうなコマが1コマあります。「ふむ。これにカケるか。」....実は隣にいた年配のカメラマンさんと露光中に話し込んで、シャッターを閉じる時間を2分ほど押してしまった笑いネタを展開しようとしていたんですけど、今回はお笑いネタに救済されているかもしれないお話でした。あ、もう一つ。ひょっとすると増感現像して色味や階調変化が起きて良い方向に進むかもしれないってのも淡い期待も紹介しておきましょう。一般的に増感現像するとコントラストが高く(階調変化)なりますよね。つまり、アンダー目の撮影+増感現像で秋桜の色味がハッキリしたり、小さな星がコントラスト良く写る....かもしれない....かもしれない....。いや、逆の悪い予感もあるけど、今はまだ淡い期待を抱いています。

20111009
ちょいとヌケは良くなかったけど、月齢と天候の兼ね合いから「10月8日がヨカとじゃ?」と決めていました。撮影するかしないかは現地に到着してから決めれば良いからね。現地に到着し、まずはフィールドを歩いて散策。毎年、ひとりぼっちでの撮影をしていますが、若い男性が星景写真を撮影しに来ていました。ちょっとした情報交換をしていると、あっという間に時間が過ぎて、私も撮影に入る時間となりました。慌ててフィルムの裏紙を外して撮影に入ります。すると年配のアマチュアカメラマンの方が挨拶をしに来てご一緒に撮影。誰かと話しながらの撮影は楽しいですね。今回の撮影はISO400ポジフィルムを+1増感(ISO800)での撮影にチャレンジです。最近は、なるべく景色と星空を止めたい気分なんですよねぇ。月が西空に傾く頃、私は撮影を終了し、駐車場で観望モードに入ります。今夜は経緯台に載せた屈折望遠鏡を使って、まずは木星を見ます。見るとかなりシーイングが良く、木星の端っこに黒々と衛星の影が落ちています。近くにいたジャコビニ流星群を見に来た若い人たちを呼んで、即興の観望会を開始しました。ときおり見える流れ星に歓声を上げながら、星座の説明をしたり望遠鏡で代表的な星雲・星団をおもしろおかしくお見せしました。そんなことをやっていると....あっという間に朝です(笑)。若い人たちから「楽しかったー!星を見るのがこんなに楽しいとは思わなかった!ありがとうございます!」と言われればこちらも幸せです。あたりもすっかり明るくなって、一人ぽつんと片付けモードに入ります。望遠鏡・双眼鏡・組立天体望遠鏡・カメラ三脚を車載しまして、撮影したカメラに入っているフィルムを取り出します。巻き上げて蓋を開け....「ん?なんか撮影済みの裏紙、色が違う!」そこにあったのはISO100のポジフィルムです。あーやっちまったー!「今夜は撮影お笑いネタは無いぞ」と思っていたら....よりによってフィルムの入れ間違いですかー!(爆)ちなみに撮影の設定感度はISO800です。今回、かなーり露出不足な気が....ちょっとだけ増感しますわ。(笑)

20111008
飲み会があるとアルコールが入るので出撃出来ませんが、昨夜は晴れなかったのでヨシとしよう。いつ晴れるかもしれないと準備は万端であります。今回は久しぶりにH型赤道儀を収納、次の撮影に使用するつもりであります。そして今日、良く晴れました。ちょっとヌケは良くないかもしれませんが、せっかくの晴れであります。ちょいと撮影に行ってきマース!

20111006
先日の土曜日、ten.の自家用車から積載していた荷物のほとんどが下ろされました。私の車で人間を運ぶために荷物を下ろしたのですけど、晴れたら出撃の体制を整えておくために昨日荷物を載せました。近々、撮影する予定に合わせて荷物を選択し、それぞれの機能をチェックしながらの作業でした。ついでにと言いましょうか、最近使っていない機材のチェックも行ったのですけど....来ました!カビです。しばらく使っていなかった対空双眼鏡の対物レンズにカビが生えかけています。この状態は緊急を要します(かも?)。そういえば、先日の出撃で木星を見たときに接眼レンズのヌケが良くなかったなぁ。対物レンズも少々のホコリが乗っていたみたいだし....こりゃ光学系の総清拭が必要かも?....あ、BD1580のミラーもずいぶん洗っていない....うーむ。こりゃ大変ぢゃ。(でも、まずは対空双眼鏡を真っ先にやらなきゃです。)あ、そうそう。明日は職場の飲み会なので日々雑感はオヤスミですー!(もちろん、撮影の出撃も出来ない....汗)

20111005
今日はその「はやぶさ/HAYABUSA」を見に行ってきました。最近の映画館の音響って凄く良いんですねー、びっくりしました。スクリーンのあちこちから声が聞こえるし、音の迫力も良いし、小さな音でも良く再現されています。ten.が見た時間はアサイチの上映だったのでお客さんの数も少なかったです。その分、自分の好きな席を選べたので音響の良さが引き立ちました。映画「はやぶさ/HAYABUSA」のストーリー自体は実話に基づいて制作されているのでみなさんもおわかりだと思います。ten.は始まって前半のMUSES−C打ち上げの時点で眼からキセノンガスを漏洩してしまいました(うかつにも涙してしまい涙腺の弱さを路程)。もちろん地球への帰還を果たして燃え尽きる時にも「だぁ....」と大量のキセノンガス(涙)を噴出!レビューどおり「もう一度見たい!」と思っていますし、DVD版(もしくはBD版)が発売されたら絶対に購入コース(家宝にする)と確信しています。映画「はやぶさ/HAYABUSA」良かったよー。

20111004
あっという間に終わってしまうから、予定を立ててちゃんと見に行かなきゃ!と思っているのが映画「はやぶさ/HAYABUSA」です。10月1日の上映開始からの評判を聞くと、入場者数はボチボチ(空いている?)ですが、見た人は「もう一度見たい!」「凄く良かった!涙が出た。」「随所にクスッと笑えるところがある」「プロジェクトマネージャーの川口淳一郎先生がモデルになった川渕幸一役を演じた佐野史郎さんが完全コピーでハマリ役!!」などなど....。ネタバレにならない程度にレビューを見ても評判が良く、遂に全米での公開までもが決定しました。公開前から「絶対見に行く!」と思っていたten.でありますが、やっと見に行く目処がたちました。実に楽しみですー!(わくわく)

20111003
今日の話題は....「諫早市白木峰で、いつものように行いたいと思います。」というアナウンスがありましたスタパー「秋の大観望会」の開催日決定のお知らせです。2011年11月2日(水)夕方(祝日前日)〜翌11月3日(木)朝まで(祝日)の開催になりました。今年のスタパーは月齢との兼ね合いが難しいようで、祝日前日開催という日付設定ではありますが、月齢も6.3(月没は22:30過ぎ)と絶妙な設定であります。太陽系最大の惑星「木星」も一晩中見えていますし、秋の天の川から冬のにぎやかな星々まで存分に楽しめることでありましょう。とはいえ、楽しむためには「防寒装備」が必須です。ともすると、日中の気温の気分で現地入りして、とんでもなく寒い思いをして帰途につく事だけは避けたいもの。ここ日々雑感を読んでいらっしゃる皆さんは慣れているので大丈夫だと思いますが、夏以外のスタパー初参加(秋・春)とおっしゃる方には真冬の防寒着、それも最大限の準備を促してくださいねー。ともあれ、一ヶ月後が楽しみになってきましたー!

20111002
経緯台粗動補助のためのハンドルは、軽く動かすためであればなるべく長くした方が少ない力で動かすことが出来ます。テコの原理を考えていただければ分かりやすいと思いますが、動きの中心から離れた場所に加える力は小さくで済むためです。今回、ten.が作った「パーン棒(ハンドル)」は鏡筒の長さとほぼ同じ。とすればドロチューブ付近を持って動かしてもパーン棒を持って動かしても力は同じ。では何故にパーン棒を作ったのでしょう?あ、この答えは日々雑感20100307に記載していますけど、単に「ドロチューブを持ちたくないだけ」です。ドロチューブの根っこ(鏡筒との接続部分)なら頑丈ですけど、内筒やら天頂ミラーやら接眼レンズ取り付け部分って....やっぱり触りたくないでしょ?「動かすために力を加えるための握る部分が欲しかった」、これだけの事でもten.にとっては必要な部品なのであります。

20111001
2010年の3月初旬に作って、若干の不具合のために使われていなかった「パーン棒」(←覚えている人いるのか?笑)ですが、やっとと言いましょうか不具合を修正し、鏡筒に本装備されました。不具合ってのはですねー、長さが10mmほど長くて鏡筒につけたままアルミケースに入らなかったのです。鏡筒を使うたびに取り付けたり取り外したりが面倒でそのままにしていました。もちろん「たった10mm長いだけならチャチャっと切ればいいぢゃん....。」とは思っていたものの、棒に巻き付けた木綿ロープを解き直すのが面倒で....いや、本日ちゃんと仕上がりました。これで鏡筒に付けっぱなしで収納+観望できます。今回のパーン棒に木綿ロープを巻き付けたロープワークには「からみ留め」という方法を使っています。ま、これも話題のひとつと言うことで。




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