未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。




店主:ten.の
日々雑感

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20151231
「む?何故、大晦日になっている?」とボケた台詞を言うほど忙殺されていました。今年のten.は12月30日が仕事納めで、来年はカレンダーどおり1月4日から仕事となっております。恒例の「今年を振り返る日々雑感」のコーナーですが、年賀状の印刷やあて名書きが済んでおらず大晦日の諸々がこれからとなっている中で、果たしてアップできるかどうか....。とりあえず1月はラブジョイ彗星が街中でも双眼鏡で見えたのが嬉しい話題でした。光害の少ない場所では肉眼でも見えていたようでしたが、市内の街灯りが多い場所に住んでいるten.は結局肉眼で見ることは無く、帰宅直後に7×35双眼鏡で確認するのが日課になりました。そんな中、今年一年を継続して工作がスタートしました。2月は恒例の新年耐寒なべ会の開催ですね。今年の耐寒なべ会は晴れた上に新規参入の参加者もあり、悪天候/耐寒とは程遠いなべ会となりました。また、とある場所でカノープスを撮影したのも思い出深い....何故なら、この撮影が今年最初で最後となったからです。来年はもう少し撮影しなきゃですわ。材料の切り出しなどが終了して工作が加速したのは3月です。本体となるミラーBOXやロッカー(経緯台部分)のシナベニヤをホームセンターで入手後、パネルソーで切っていただいて....どんどん形になっていく材料が....置き場に困りました(笑)。そうそう、春のスタパーも曇りがちではありましたが、ゆったり過ごしました(てか、飲み会翌日で眠かった....)。ところが、4月4日の皆既月食は曇るし出撃は出来ないし、散々な時期でした。こうなれば自分のテンションを上げるために(嘘)工作物が「13cm F5反射望遠鏡」をRFTとして使用するために工作している」旨の発言をしました。言ってしまえば作らなきゃならなくなる訳で、自分のテンションを維持するに必要だったのかもしれません。そのせいか、5月は工作の頻度が加速したようで、ラフスケッチと工作前の段取り等、6月もコツコツと作業が出来ていたように思います。7月も星を見に行くことは出来ず....しかし、アメリカの無人探査機「ニューホライゾンズ」の冥王星への再接近に伴うニュースには興奮しました。冥王星や衛星カロンの詳細画像が見られたのも嬉しかったなぁ。8月はかずはんさんの個人的観望会と、スタパーと、ゆめぎんがの天文祭の3つのイベントで星空を見ることが出来ました。どれも楽しく過ごすことができました。その頃から暗い影を落としているのがフィルムの入手問題です。愛用していた「フジクロームプロビア400X」が年末には販売終了するとのニュースを受けました。ただ、9月にはten.自身のお仕事関係にも大きな問題が発生したのも大きな出来事です。一方、工作物の方はほとんど出来上がり、晴れていればニス塗装を行い、曇っていれば塗装面を平滑にしたりと仕上げの段階となりました。そうそう、フィルムの入手も10月には最後のロットと思われる物を入手できました。このフィルムがten.の最後のフィルムになるのかもしれないと覚悟しながら大切に使っていこうと考えています。スタパー秋の大観望会2015では良く晴れて、工作物のファーストライトが出来ました。この時点では安全対策が不足でしたが、11月には安全対策用の部品も取り付けられ、各部の細かい所を除いて完成としました。「cube1350」と命名した望遠鏡は低倍率で星団星雲などを流し見する小型な望遠鏡で、コンセプトは「初めて使う人でも感覚的に扱える」「背が低い小学生が楽しんで扱える」望遠鏡にしたつもりです。各地の観望会などでお会いする機会がありましたら是非触って遊んでくださいね。「出来上がったら使いたくなる」のもご理解していただけると思いますが、この多忙な12月のうち、ten.は初旬には2度の出撃ができました。もちろん「cube1350」のフィールドテストのためです。細かいところは気になる事もありますが使ってみて大きな不具合はなく、これで望遠鏡として使っていけるのではないかとの好感触を得ました。ただ、困ったことに(ご存知の通り)お仕事の方が激多忙となり、帰宅して寝落ちする毎日。なんとか無事に大晦日を迎えて、この日々雑感とともに2015年が終わります。今年一年、てきとーな拙HP「喫茶ten.」へのご来店、いつもありがとうございます。みなさま良い年をお迎えください。店主ten. (2015.12.31 169940)


20151226
今年に入ってから天文雑誌を購入する頻度が少なくなりました。仕事帰りに本屋さんへ立ち寄ることが少なくなった事と、読む時間が取れていない事が原因だと思われます。また、天文雑誌の記事にも自作/工作関連の記事はほとんど無くなったのと、天体写真もten.自身が撮影できていないばかりか、雑誌の記事はデジタル関連の知識が無いとDATAも良く分からず....購入の意欲が湧かなかったのも理由の一つです。自らのスタイルを貫き通すのもひとつの考えですけど、生活環境の変化に応じて少しずつ星見スタイルが変化してしまっているのも否定はしません。要は趣味ですから、自分のストレス解消の一端となり、趣味でストレスを抱える事のないようにするのが本来の姿だと思っています。


20151225
昨日の日々雑感で「クリスマスと満月が重なるのは1977以来38ぶり....」と記載してしまいましたが、実はこれが間違いで19年ぶりでした。ウェブ上の記事を参考に検証もせず記載したので間違ったのですが、とある方の記事で1997年のクリスマスも満月だったようです(1997年12月25日午前5時41分に満月)。記事が「38年ぶり」となったのは元記事がアメリカのものだったようで、ひょっとすると時差の関係でそうなったのでしょうね。ちなみに今夜の長崎は晴れました。仕事から帰る途中、綺麗な満月が見えていましたが、私が何も言わなくとも、街往く人の「月が綺麗ー!」という声を聞くことが出来てちょっと嬉しいten.でした。


20151224
相変わらず仕事に忙殺されて、あっという間にクリスマスイブになってしまいましたね。お空の天気は曇りがちな上に湿度もきわめて高く、さらに明日のクリスマスは満月です。今回の満月、クリスマスと重なるのは1977年以来38年ぶりで次回は2034年の19年後だそうです。街中にイルミネーションの光が溢れる中で、夜空にはイルミネーション以上の輝きを持つ満月が多くの人達の目にとまりそうです。明日の夜、クリスマス満月が見えたら「今年のクリスマスはイルミネーションよりもお月様の方が綺麗だねぇー」なんて、街中の人達に聞こえるように呟いてみましょう。(笑)


20151221
明日の日々雑感は職場の忘年会のためにお休みいたします。....と、冒頭からお休み宣言してしまいましたが、その明日12月22日は「冬至」です。星見が好きな私たちが言うなれば、一年の中で夜が一番長い日と言っていいでしょうか?(笑)そんな中、ten.は飲み会となった訳ですが、今回の飲み会はどちらかというと積極的に行きたい飲み会なのでご心配なく。ただ、ジンクスとしてそういう時に晴れるかもしれないのも困ったものです。その翌日23日は祝日ではありますが、ten.はお仕事なので....飲んでも晴れても最初から出撃できないので....(夜が長いのに....もったいない....という言葉をグッと堪えています。)(泣)


20151220
cube1350が完成して以来、久し振りにホームセンターへ立ち寄りました。燃焼用アルコールを入手するためだけのシンプルな目的だったのですけど....なぜかフラフラと店内を徘徊し、気が付いたらステンレスミニプレート、M3mm低頭ネジ、φ6.0木工用ビットドリルなどを手にしていました。実はcube1350にちょっと気になる所があり、前記の入手した品物は改良のための材料と工具であります。ちょこちょこと気になる点があれば誰にも気兼ねなく改良・改造できるのが自作品の良いところです。改造が出来上がったら、ちょっとだけ便利になるかなぁ。


20151219
12月も下旬になると、それらしい寒さになってきましたね。昨日の最低気温は0℃前後のところが多く、通勤時に白くなっている車が多かったです。お仕事の方も師走らしくそれなりに多忙を極めており、星見に行きたくても体調を維持するのが精一杯です。気温が低い中で出撃すると....翌日以降に堪えるので、この時期の星見はお休み状態にならざるを得ず....なんともストレスが溜まってしまいます。(汗)


20151218
予想通り、夕方は仕事中でしたし、空のほうも曇っていたので月面Xは見られませんでした。ウェブ上では各地で月面Xの画像が飛び交っていました。ten.自身は見ていないんですけど、なんだか見た気になってしまうほどです。つい2〜3年前まであまり有名でなかったと思われる現象ですけど、ずいぶんと一般的になってしまいましたね。肉眼では無理ですけど特別大きな望遠鏡は必要でなく、年に数回のレア度で、天候が悪いと次の機会まで待ち遠しい、そんなプチレアな現象だからこそ面白いのかもしれません。ちなみに次の月面Xは2016年2月15日の22時前後だそうですよ。


20151217
明日12月18日(金)16時過ぎから18時過ぎまで見られる現象は....そう!「月面X(エックス)」です。上弦の月の頃にいつでも見られる現象ではなく、年に数度のちょっとレアな現象です。今回は日没直後の(日没前から見えているかも?)現象だとの事で、辺りが暗くなって見易い時間帯には終わっているかもしれません。明日、もしも夕方にお月様を見上げたら、ちょっとした小さな望遠鏡でも良いから是非見てくださいね。X(エックス)の場所さえ分かっていれば20倍程度の倍率で確認できます。(ten.は恐らく仕事中でNGの予定....泣)


20151216
本日は職場の飲み会でした。以前のように「午前様」にはならず、あっさりと帰宅しています。ただ、アルコールが入るとこういったウェブ上の記述まで呂律が回らなくなるため、素直に寝落ちしたいと思います。おやすみなさいませ。


20151215
先日の観望の時にはほとんど晴れていなかったため、またもcube1350の高倍率時の星像確認が出来ませんでした。Or25mmの星像はまあまあだったのですが、小さい事を言うと、ひとみ径が大きくなった分だけten.の乱視が目立つようになったのか若干ウルウルした像になっていました。ウルウルした星像が本当に乱視のためなのかそれとも光軸のせいなのかは未確認です。接眼レンズをとっかえひっかえした訳でもなく頭を90度傾けて確認したわけでもなく、cube1350の本当の性能は未知数でして、高倍率使用時も含んでまだまだ検証が必要であります。そんな中、ちょっとだけ改良した「キャンドルランタン」はまあまあの使用感でありました。小さなランタンですけど遮光のためのリフレクター(反射板)を取り付けてから初めての使用でした。星を見ているときには反対側へ向けておけば邪魔にならず、お茶をする時には手元を照らすように向けると程よい明るさで、これはこれでアリだと感じました。欲を言えば....ティーライトキャンドルは点けたらそのまま使用するのが基本でありまして....消灯/点灯が簡単であれば良いのですけど、これは仕方の無いことでしょう。その他、キャンプ用ケトルとミニ七輪の相性問題も理解できました。ミニ七輪の上にお湯を沸かすためにキャンプ用ケトルを載せた場合、七輪の開口部を完全に塞いでしまう形になり、せっかく火熾しした炭が消えてしまう事が分かりました。これを防ぐためには七輪とケトルの間に焼き網を挟むことで僅かですが空気が通り、窒息消火を防ぐ役割も確認できました。このように、ちょっとした星見は「ちょっとしたアウトドア」でして、色々な「道具を使ってみたい」欲望を晴らす役割があるのかもしれません。ちなみに社員Iさんはチタンマグカップのシェイクダウンでした。(笑)


20151214
もうご存知だと思いますが、そろそろ「ふたご座流星群の極大日」です。今年のふたご群は月齢の条件も良くて期待されていましたが、ここ長崎では天候に恵まれませんで今夜は小雨であります。ふたご群のピークは緩いのでここ数日は流れ星の出現はあると思います。ちなみに土曜の夜は晴れていた時間が少なかったため、ten.は見ることが出来ませんでしたが社員Iさんは一つ見たようで....おめでとうございます(笑)。また、晴れている他の地域の皆さんたちはふたご群の観望宜しくお願い致します。(礼)


20151213
金曜日の夜は早々に就寝し土曜朝もゆっくり寝ていました。土曜日は日中から良い天気で、晴れ間は夜まで続きそうだったので「夜半まで」と観望時間を決めて出撃しました。観望時間が少ないので行き先は近場の山の駐車場。到着後、直ぐにウッドストーブと七輪へ火熾しを行い、備長炭に火が回った頃に連絡を入れておいた社員Iさんも駆けつけてくれました。望遠鏡を組み上げ始めたのは21時頃。ten.はcube1350を、そして社員Iさんはポラリス80Lを組み上げます。ほぼ同時に組み上げ始めて、ほぼ同時に組み終わりましたので、cube1350は観望会などでもみんなとほぼ同じようにスタートできそうだと思いました。組みあがった後の光軸修正もずいぶんと僅かな量になってきました。組み上げのやり方が一定してきたのでしょうね。組み上がった直後には早速M42とM31と二重星団を社員Iさんに見ていただきました。さらに自分自身でM37、M36、M38をサラッと観望した直後....北北東の方角から鱗雲がかかってきました。「まぁ、まだ時間はあるからゆっくりお茶でも飲みましょ。」と珈琲をいただきながら談笑しました....が、一向に晴れません。途中、一方向だけ雲が切れましたがまた曇り....。結局、そのまま帰宅予定時刻を迎えてしまい、組立/撤収の練習と珈琲/お茶飲みの時間となりました。なかなか出撃できないten.にとっては凄く穏やかな時間となり良いストレス解消が出来ましたので良しとしましょう。今回の出撃で一番活躍したのは、おそらく暖を取るための備長炭とcube1350のミラーBOXの蓋を使った「ミニテーブル」かなぁ。(笑)


20151211
夕方まではドン曇り。遅くまで仕事があったので帰宅したのは21時前。その時点でもドン曇り。体がキツイのでお風呂へ入って寝ようと思った途端に....快晴となりました(23時時点)。もう....無理っす。寝落ちしそうです。と言うわけで、今夜は出撃しない事を決意して....寝ます。(泣)


20151210
ここ長崎では放映されませんでしたが、本日22時からテレビ東京系列の「カンブリア宮殿」という番組でビクセンが紹介されたようです。双眼鏡のカラー展開や星を見る女性たち「宙ガール(sora-girl)」の展開、さらに年間200を超えるイベントへの参加やアウトドア(キャンプ)イベントでの星空紹介、高校の天文部へのサポートなどが紹介されたようです。ten.自身はこの番組は見られなかったのですけど....正直、リアルタイムで見たかったぁー。(泣)


20151209
昨夜は大気の状態が超絶透明度でした。光害の多いten.の住む場所からでもかなり綺麗な星空が見られまして、寝る前のほんの10分ほどだけ眺めただけでしたが本当に綺麗で満足でした。こんなときに出撃できればもっと良いのでしょうけど、翌日の事を考えるとおとなしく就寝する方を選んでしまいました。そんな翌日、日中に時間が取れたので、cube1350の組み上げ+撤収の練習をしました。色々と考えながら組み上げたので組立の時間は不明ですが、逆に撤収は時間を計ることが出来ました。ゆっくりと撤収しましたが概ね10分弱で元の形に片付けることが出来、自分の中でずいぶんと組立/撤収のイメージが出来上がったんだなぁと安心しました。組立/撤収を繰り返して作業の順序が一定になってきます。すると、組みあがった時の光軸もズレが少なくなってきます。今回は主斜鏡共に僅かな修正量で済みましたが、これからもう少し「コツ」を掴めば修正の傾向が分かるかもしれませんね。また改めて組立/撤収を繰り返して「何か」を掴もうと思います。


20151208
今年の12月は冬らしい寒さではなく、ちょっと我慢できる程度の寒さです。しかしカレンダーは確実に年末へと向かっており、冬らしい寒さの日はこれから増えていくでしょうね。星見に寒さは大敵なので、観望時には(場所が許せばですが)炭火で暖まる環境を作ります。小さな七輪やミニウッドストーブで「手あぶり」程度の炭火ですが、有ると無いとでは大違いです。そろそろ次の一年分の木炭を入手する時期になってきました。昨年の入手時、木炭もずいぶんと値上がりしていたので今回はどうしようかなぁ。安価な炭にするか、それともいままでどおりにするか....ちょっとだけ悩ましいです。


20151207
今日の話題は「あかつき」です。2010年5月21日に打ち上げられた「金星探査機あかつき」は同年12月7日に金星を周回軌道投入へエンジントラブルにより失敗し、以来5年もの長い間は金星と同様の軌道のまま、再度軌道投入への機会をうかがっていました。本日午前8時51分、その軌道投入のためのエンジン噴射を行い、「おそらく成功したであろう」との発表がありました。軌道に載ったかどうかの正式な検証は2日後との事ですが、5年もの長きに亘って諦めずに機会をモノにした関係者の頭脳を尊敬いたします。


20151206
せっかくの土日休日もドン曇りだと星見にも行けませんで悶々としております(笑)。こんな時には何も考えず「ぼぉ〜」っとしておくのが良いのかなぁ。ten.の場合、もし星見に出撃したら....「アレとアレとアレを出してこうしよう」なんて考えるだけでも楽しくなります。cube1350が完成してからと言うもの、頭の中では出撃時のcube1350の展開順序を考えるシミュレーションをやっています。「1.まずスツール(コンパクトチェアー)を出しておく。2.本体2つのネジを外して蓋を取り、スツールに被せてミニテーブルを作る。3.鏡筒本体を取り出してミニテーブルの上に置き、耳軸を本体に装着する。4.ミラーボックスから水平粗動部を取り出して三脚へ装着、ミラーボックスを載せて安全装置を装着。5.本体をミラーボックスへ載せてトラスフレームを鏡筒へ取り付け、TOPリングを組み上げる。6.各部を調整しながら組立完成。」このように文章化すると一般的なトラスフレームドブソニアンと何ら変わらず、組立開始から観望開始までは10分〜15分程度で出来そうです(光軸調整を除く)。その後、ミニテーブルの上には接眼レンズが置かれるかそれとも珈琲が置かれるか....そこから先は天候とその夜の気分ですね(笑)。


20151205
cube1350本体が完成し暫く工作作業をやっていませんが、実はまだ工作しなければならないものがあります。これから年末年始にかかるので、あえて工作に着手せず落ち着いてから工作しようと考えています。次の工作物は「三脚」です。cube1350は「三脚に載ったミニドブソニアン」の形式を取っており、「フリーストップ式の反射経緯台」とも言えます。現在はカメラ三脚を使用していますが、時機を見て三脚の工作にチャレンジします。三脚の自作については構想段階から考えていた事で、本体に付属している部品にも三脚使用時を想定した形にしています。工作着手はまだ先になりますが....早く落ち着かないかなぁ。


20151204
先日、フィールドテストを終えたcube1350ですが、今回は接眼レンズOr25mmを使用した26倍のみでの観望でした。次はLE7.5mmを使用する86倍の使用感が課題となっています。欲を言えば....40〜50倍程度の中倍率と更に低倍率の20倍程度の倍率が気になってきました。今、考えているのは最低倍率に近い20倍程度の接眼レンズは32mm程度の物となり、ノーブランドではありますがPL32mmは既に所持しています。これをどうするつもりなのか?と言われれば、ひとみ径を最大に近く(ひとみ径6.5mm)し、スーパーネビュラフィルタの使用をやってみたいと考えるようになりました。先日の26倍での観望で気付いたのはバックグラウンドの明るさです。26倍で覗く星空は視野環がクッキリと分かり、オリオン座大星雲を見た時のバックグラウンドが明るく、星雲の広がりがスポイルされていたような気がしました。スーパーネビュラフィルタを使用するとバックグラウンドの明るさ(光害)を落とし、コントラスト良く散光星雲が見られる....かどうかは実際にやってみなけりゃ判りませんけど、次回の観望時にはLE−7.5mmとPL32mm(+フィルタ)の使用感を試してみようと考えています。


20151203
12月1日夜の観望敢行は時間が無かったことから「ミニマム装備」としました。ミニマムと言っても車載している装備は通常の荷物で、観望中に車から降ろした機材がミニマムだっただけです(笑)。車から降ろした機材は「カメラ三脚」「cube1350」「防寒着」「イス」「ウッドストーブ」「mp3プレーヤー」「LEDライト」の7点です。今回の観望ではできるだけいつもの雰囲気としながらも機材を出さないようにしました。「暖を取る/音楽を聴きながら/観望する」そんな1時間半でした。これがもうちょっと時間があれば先の三要素に「お茶を飲む」が加わるだけです。ten.の場合、「ひょっとしたら使うかもしれない」と思って車載しているものが多いのでしょうね。七輪や焚き火台、アルコールストーブ、飲茶(日本茶・珈琲)セット、イス数脚、防寒着ワンセット、カメラ三脚、双眼鏡....。機材以外が多いのも困ったものです。


20151202
12月になりました。昨夜は晴れていたので居てもたってもいられず「1時間半だけ」と自分で決めて、近場の山へ星を見に行きました。当夜は23時頃には月が昇ってくる月齢でもあったので終了時刻は23時、帰途に着く時刻を23時30分と決めていましたのでゆっくりは出来ません。現地に到着後、早速ウッドストーブで炭を熾し、cube1350を組み上げて野外のファーストライト(フィールドテスト)を敢行しました。トラスタイプの望遠鏡ですから組み上げの度に光軸調整(確認)は必要ですけど、今回はその時間がもったいないので調整はしませんでした(組み上げただけですが、大きくはズレていなかったのもありますが....)。次は素通しファインダーの調整です。しかし、この時に不具合が発生しました。本体接眼部の直進ヘリコイドがスカスカで望遠鏡のピント調整ができません。ヘリコイド部分を取り外して現地で分解したところ、中のイモネジが緩んでいました。精密ドライバを所持していなかったので修理は自宅でやることにして、主望遠鏡のピント調整は接眼レンズの抜き差しで合わせ、一気に観望モードに入ります。M42、M35、M36、37、38、二重星団、NGC7789、M31とメジャーどころを流して見て、26倍程度なら素通しファインダーも慣れれば導入に時間は掛からないようです。今回の観望で「おっ?良いじゃん....。」と思ったのはM1で、たった26倍だとM1は小さいのですが、星ぼしをバックにして「ほゎ....」と浮かんでいる様子が印象的でした。また、M31もしっかりと横の広がりが分かり、淡い対象については口径130mmの集光力の恩恵を感じました。今回は土星も木星も見られなかったので高倍率側のフィールドテストが出来なかったのはこれからの楽しみにしておきます。cube1350のフィールドテストは無事終了し、安全装置の機能も確認できましたし、(慣れの部分はありますが)操作感も上々で最初にしては満足です。欲を言えば、普段の光学式ファインダーの装着があれば良いのでしょうけど、6×30のファインダーを装着すると....バランスが取れないでしょうねぇ....(悩)




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