未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。
店主:ten.の
日々雑感
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20180316
望遠鏡を使って初めて見た月のクレーターに心を掴まれたのか、その後はダブルダブルスターやアルビレオにM57(リング星雲)などの天体にも「すっげぇ面白い!」を連発してくれました。その時間帯になると最初にお見せした木星が頃合も良く高度を増して大気の影響を受けにくい場所まで昇っていたので....木星導入です。「うぅーわっ!縞が見える!」(ふむふむ、そのテンション良いねぇー。笑)更に次は土星を導入。「ぅうー!マジすか!いやー、ホントに環があるとですね!宇宙、面白いっす!」彼らのテンションが上がりっぱなしだったのは良いんですけど、時刻は26時になろうとしています。ten.「んー、ちなみに皆さん明日の予定は?お仕事とか?」....オニーサン「俺とこいつは明日は休みっす。んで、こいつ一人だけ仕事っす。なっ!頑張れなー(笑)」途端に心配になる私。明日仕事のオニーサン→「いや、俺、大丈夫っすよ。今夜はめっちゃ楽しかったし、これ見たら寝るよりも貴重な経験っす。」....と言ってもらうのは嬉しいけれど....。(後日、何事もなかったとの事だったのでよかった良かった。汗)【明日の日々雑感は飲み会のためお休みいたします。】
20180315
ten.はオニーサンたちと炭火に当たりながら珈琲を飲んで時間が経つのを待っていました。というのも、そろそろ月が昇ってくるからです。東の空が明るくなり月が昇ってきました。通常、昇ったばかりの天体は大気の影響を大きく受けるのでドヨドヨした状態なのですが、その夜はシーイングが非常に安定していたのでクレーターも良く見えている状態でした。早速、オニーサンたちに望遠鏡で月をお見せすると....声を失った状態から数秒後「........こ、これ、マジっすか!!ガチ凄かバイ!」その行動と言動が凄く嬉しかったです。彼らの次の行動はといえば....「●●(ten.)さん、これ(月)iPhoneで撮っていいっすか?....てか、撮れます?」もちろん、その後は月の撮影大会となりました。ただ....彼らの嬉しい言葉もありました。「あー、やっぱり写真に撮って見るのもヨカとけど、やっぱ望遠鏡で見る生の月が凄いっすね。いや、望遠鏡、イイっす!この望遠鏡、ガチ凄いっす!」テンション高めの彼らの言動が凄く嬉しかった夜でした。
20180314
ある程度、「お預かり双眼鏡2台」の見比べを終えたten.は駐車場の端にあるお手洗いへ行き、その帰りにバイク2台で来たオニーサン達に声を掛けました。「こんばんはー。今夜は夜景が綺麗ですね。」と言うと、オニーサンの一人が「ここは夜景も星も綺麗なので見に来ましたー。....って、●●さん(ten.の名前)ですよね?」....「!!(なぬ?何故私の名前を知っている?)あ、あのー、どちら様?(暗くて分からなかった)」眼を凝らして見ると、前々職場のお隣ブースのオニーサンでした。オニーサン:「いやぁー、最初に到着したときに、あの車、ひょっとしたら●●さんじゃないかと思っていたんですよ。やっぱり星を見に来ていたんですねー。僕たちも見に来たんですよー。」....あー、それならあっち(ten.の車付近)には望遠鏡もあるし、備長炭の火熾しが済んでいるから寒くないよー。良かったらどうぞ。」と言うわけで、南東の空に上がってきたばかりの木星をお見せしたり、お湯が沸いたので珈琲を淹れてお茶タイムしながら炭火で暖まったりという時間を過ごすことになりました。これらのお話は明日も続けます。
20180313
購入した接眼レンズのファーストライトに気を良くしたten.が、次に行ったのは「お預かり双眼鏡2台」の星空観望(検証)です。この夜はten.愛用の7×35双眼鏡はあえて出しませんでした。というのも、純粋に2台の双眼鏡で星空を見て比べたいからです。視野環の向こうに見える星空は、黒い壁に星が貼りついているように見えましたし、淡い星雲(M101)も双方とも見えているような気がしましたし、まあ、2台とも非常に良い双眼鏡でした。ローチェアの背もたれにドッカリと背中を預けて2台の双眼鏡で眺める星空は綺麗でしたよー。
20180312
曇ってしまったので、お湯を沸かして夜食のカップラーメン(カレー味)を食べ、珈琲を淹れて炭火に当たって暖を取っていました。FMラジオを聞き流しながら2杯目の珈琲を飲んでいたら....晴れ間が広がりつつありました。北の晴れ間に北極星が見えたので急いで方位高度目盛りをセッティング!これが功を奏しました。流れ行く雲の切れ間を予測しつつ、晴れ間が見えそうな場所にある星雲星団の方位高度目盛りを使って予め望遠鏡を動かしておくと、その場所に晴れ間が移動してきた時に視野の端っこに導入した天体が見えていました。24時40分を過ぎると少しずつ晴れ間が大きくなり、25時にはほぼ全天が快晴になりました。こうなると普段は双眼鏡では小さすぎて見づらい「系外銀河」を見たい欲求が勝り、方位高度目盛りの導入支援を積極活用し、短時間でしたが、かなりのハイペースで系外銀河を導入できました。一通り目立った銀河を見たので、次の検証をすることにしました。そう、風も穏やかだったので「TOEアイピース3.3mm」の検証(ファーストライト)です。元々「80倍程度の倍率で使い物になる強度」を想定したcube1350ですから、196倍の高倍率で追尾する際に揺れてしまいます。出来るだけ追尾をしないで良い場所と言えば....「北極星」ですね(笑)。北極星の側には9.0等星の伴星があります。その伴星がどんな雰囲気で見えるか?って事で導入して見てみると....実にアッサリと見えました。伴星は「カツっ!」としたイメージでしっかりと....あらあら、良く見えている。「それじゃあ....」とばかりにふたご座のカストル(β Gem)に向けると....クルリとしたジフラクションリングを纏った綺麗な二重星が見えています。「うーん、今夜のcube1350はキレてるなぁ....(違)」何だか望遠鏡の性能が上がったような気になってしまいました。「こうなりゃ次はダブルダブルスターよね....」とばかりに「ε Lyr」を導入すると....当たり前だけど楽に分離しているし....。こりゃ、使用予定の屈折鏡筒で見るのが楽しみになってきましたよ。
20180311
「東日本大震災から7年。忘れない。」....昨夜、空気の透明度も良く、快晴だったので22時過ぎに近くの山へ出撃しました。目的は久し振りの「星分補給」と「お預かり双眼鏡で星を見る」事です。現地に到着したのは22時30分、到着して直ぐにB6君を使って備長炭の火熾しを始め、ローチェアやミニテーブルを準備します。ふと空を見上げると少し雲が出てきていました。次はcube1350を組み上げます。組み上げ後の光軸のチェックも済んで、方位高度目盛りのキャリブレーションのために北極星を導入しようと空を見上げると....曇ってます(雲量8)。ちょうど、備長炭にも火が熾きていたのでケトルでお湯を沸かして、雲の様子を見ながら珈琲をすることにしました。今夜の珈琲はお土産でいただいた「ハワイモカ」です。この時点では「セッティング、する間に雲もセッティング。ならば珈琲をセッティング。」なんて事を呟いておりました。
20180309
ナツさんの御宅を後にしたten.が次に向かった先は「とみた」さんです。えーっと、天文ハウスTOMITA福岡本店ではなく、昔からいつも行き慣れた長崎市のお店です。ten.の用件は、普段なかなか会えない社長への御挨拶と天文ハウスTOMITA本店へ注文していた部品のお支払いと受け取りのためです。どんな部品かと言えば....火星大接近の時に役に立つ部品....「接眼レンズ」であります。いやぁ、「タカハシAbbe-Ortheo 9mm」を入手した2013年以来となる久し振りの接眼レンズ購入ですね(cube1350用フォトンED25mmと8mmは除く)。購入したのは「タカハシTOEアイピース3.3mm」です。もうね、ハッキリ言って「沼」だね。アメリカンサイズの接眼レンズばかりではありますが、「いつのマニヤら増殖」してしまっています。火星の接近に備えて(という大義名分。笑)、ビクセンHRシリーズにも興味を示しつつも、所有するLEシリーズとのデザイン共通性をもった選択といいつつ....見てみたい人もいるんだろうなぁとten.が人柱になりましたよ(汗)。スタパーでね、お披露目するつもりでおりますので、TOEアイピースに興味がある方は私に一声お掛けくださいませ。
20180308
稲佐山の駐車場で導入支援目盛りの日中検証と双眼鏡の見比べを行っていたら、事前にメールで連絡をいただいていたナツさんからお電話をいただきました。その内容とは....使っているドブソニアンの上下粗動のテンション調整について教えて欲しい旨のお電話でした。幸いその日のten.には時間があったのでお宅までお伺いし、粗動テンションの状態や鏡筒のバランスについて本人さんの使用状態やお考えをお聞きし、上下粗動のテンションを「ある程度のところ」まで追い込みました。結局のところ使用している接眼レンズのうち2インチサイズ接眼レンズの重量と他のアメリカンサイズ接眼レンズの重量差が大きく、一番重い2インチ接眼レンズ一つを「使わない」選択をすることで、他の4つのアメリカンサイズ接眼レンズ全てが使用できるのが良いと判断なさったようです。「ある程度」というのは全ての接眼レンズを使用できない状態ということですから、可能であればドブソニアンの耳軸テンション調整により全ての接眼レンズを使用できるようになると凄く良い状態になるのですけど、耳軸のテンション調整はこれからのお楽しみということであります。スタパーにはいらっしゃるとの事なのでメンバーの皆さんにも良いお知恵を拝借したいなぁ。
20180307
稲佐山の駐車場でcube1350導入支援目盛りによる日中の金星導入成功に気を良くしたten.です。その後は双眼鏡三昧の時間を過ごしました。ten.の愛機である7倍35mmのポロ双眼鏡と「お預かり物の他2台」、計3台の双眼鏡をとっかえひっかえ見比べておりました。「お預かり物の2台」はみかけ視界も広いし歪曲収差も僅少だしヌケも良く、ten.の愛機は「冷や汗をかいている」ように見えました。「いやぁーごめんよぉー、付き合いの長いキミ(7×35)の事は今でも一番なんだよ。でも、今日は頼まれた若い子が新鮮でね、ちょっと目移りしそうになった事は正直に言っておくわ」....まるでキャバクラの美人の事を長年の女房に言い訳をする....みたいな雰囲気やね。冗談はさておいて、最近の双眼鏡って凄いですね。みかけ視界もアイレンズの大きさもコーティングの良さからくるヌケの良さも....いや、マジで良かったっす。ん?長年の女房(7×35)の良さってどこよ?って言われたらどうするかって?そりゃもちろん「永く使っているというこれまでの実績とこれからも永く使えるであろう信頼感」ってところかなぁ。(微笑)
20180306
昨日はグッタリしていたんですけど、本日のお仕事がお休みだったので今日は午前中から色々と動きました。午後からも良く晴れていたのを見て、青空を見ると居ても立っても居られずcube1350の調整にお出かけしました。稲佐山の駐車場の片隅で望遠鏡を組み上げてファインダーと光軸の微調整を済ませ、スマートフォンの星空アプリで得た太陽の方位高度を使って方位目盛りと高度目盛りのキャリブレーション(計器調整)を行いました。ten.の本日の目的は....「太陽でキャリブレーションを行い、昼間の金星を視野導入すること」です。cube1350の接眼レンズはOr25mm(みかけ視界42度、26倍)を使いました。星座アプリが示した金星の方位高度を利用して望遠鏡を操作すると....アッサリと26倍の視野の中に金星が居ました。もうちょっと苦労するかと思っていただけに何だか拍子抜けしたほどアッサリとです。今日の検証で方位高度目盛りが有用である事に確信を持てたので、セッティングの際に使用する「ten.的、安価な水平アジャスター」の工作が急務となりました。いやいや、水平アジャスターが有ると無いでは大違いなので、ホント作らなきゃですよ。(汗)
20180304
えーっと、先月の下旬からオチていた....どーも、ten.です(笑)。半月ほど前に分かっていたのですが、急な職場の異動を命じられ、旧職場と新職場のあれやこれやで奔走していてオチておりました。まだ落ち着いていない状態なのでこれからしばらくの間はオチ気味になると思われますので御容赦お願い致します。さて、そう言いつつも久し振りにPCをONにしたので記載している訳ですがー、星空に恵まれていないのは相変わらずです。就寝前の僅かな時間に外へ出て晴れているか曇っているかを確認し、晴れていれば肉眼でチョイと眺めております。その繰り返しをしていると、しし座や北斗七星は天高く昇っていますし深夜にはこと座のベガを見てしまうなど、季節はいつの間にか春になっている事を実感します。ちなみに昨夜は25時に眺めたのですが、南東の空に見慣れない明るい星を見つけました。星座アプリで確認すると....なんと「木星」です。へぇー、もう見えてきているんだぁ。やはり、久し振りに望遠鏡で見てみたいなぁ....(残念)。
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