未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。
店主:ten.の
日々雑感
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20180726
いろいろと嬉しい事があったゆめぎんがでの天文祭ですが、まずはten.がボランティアの担当となっていた「望遠鏡使いこなし教室」での話を展開します。望遠鏡を購入したけど使い方が分からない、使いこなしを体験するコーナーとなっています。いらっしゃったのは小学校4年生の男の子とそのお母さん。実は望遠鏡を買う決心をしたのはお母さんで、お会いして挨拶をした時点で子供さん本人は望遠鏡への興味は薄いように見えました。持ってきた望遠鏡はゆめぎんがで購入したというビクセン「ポルタ2A−80Mf」でした。まずは望遠鏡の組み立てから始めます。その際、ten.はほとんど手を出さず、手伝わず、言葉だけでレクチャーします。「そそ、望遠鏡の筒を溝にはめて、ネジを締めると....はい、望遠鏡が取り付けられました。さてここで問題です。ねぇ、なんかおかしくない?ほら、望遠鏡をシーソーみたいに動かしてみたら?どっちが重くてどっちが軽い?(鏡筒バランスの説明)」「じゃあ、どうしたら同じような重さでバランスが取れるようになるかなぁ。ここ(経緯台の回転部)の中には小人さんがいてね、どっちかが重いと大変なのよー。中の小人さんを楽にしてあげようね。」なーんて説明をしたかしなかったかわかりませんが(笑)、組み立て作業がひとつ進む毎に疑問を投げかけて、解消するための理由を説明し、自分で答えを導き出して組み立てたら「めいいっぱい褒める、握手する、グータッチする」を繰り返しました。少年はお母さんよりも覚えが早く、お母さんが「私も組み立ての練習を教えてください」と言ったら、ニヤリとした表情の息子さんが勝手にどんどん進めていくようになりました。更に....組み立てた望遠鏡はten.によってバラされ、ファインダーもネジを動かして調整が必要な状態にして、また少年が組み立てる、ファインダーを調整する....3回繰り返す頃には手順も良く分かっていて、「おー!良く出来たねー!じゃ、お母さんにあの鉄塔を望遠鏡で見せてあげて?」もう、あっという間に導入も慣れて....来た時のテンションの低さから考えられないほど楽しそうに望遠鏡を扱っていました。ten.はお母さんに伝えました。「すみません、私は今日、一切組み立てを手伝わなかったのは、家で星を見るときに【私】が居ないんですよ。家に行ってまで教える事が出来ないので、めいいっぱい自分の力で組み立てたり調整したり導入したりを経験してもらいました。」少年のお母さんはten.の気持ちを分かっていただけた様子でした。「今日だけでお父さんよりも上手に使っていたから、家でお父さんに使い方を教えなきゃだね。」とおっしゃった時の少年の嬉しそうな顔が印象的でした。
20180724
先週の土曜日、7月21日は佐賀県立宇宙科学館ゆめぎんがで「天文祭」が開催されました。ten.は今年もそのお手伝いに行ってきましたよ。お昼の部では「望遠鏡を使ってみよう」と「望遠鏡使いこなし教室」のボランティアでした。18時からは天文研究家「浅田英夫さん」による天文祭特別上映プラネタリウムを見て、19時30分からは「集まれ望遠鏡!大観望会」へ参加、cube1350を組み上げて金星・木星・月・土星・M11・M22などを見ていただきました。帰宅したのは25時30分、布団に入ると瞬眠してしまいましたよ(笑)。いろいろと嬉しい事もあったのでこの話はまた日を改めて展開しようと思います。
20180718
久し振りの出撃を果たした7月14日、愛車の故障で「アレが無い、これが無い」と、少し不便な観望になっていました。ただ、アレやこれやは社員Iさんがほぼカバーしていただけたので凄く助かりました(ありがとうございました。)。ということで、今回は不便だったアレやこれやをまとめてみました。一番不便を感じたのは「LEDめがねライト」です。メガネのテンプル部分に取り付けたLEDライトは何かの時に直ぐに手元を照らすことができるので便利なのですけど、これが無いと凄く不便でした。あとは....(こちらも故障中ですが)ローチェアが無いのがちょっとした違和感。実は出撃の直前に別なイスを車載しておいたのですが、座り心地と言いましょうか、いつもの「ゆったり感」が無いだけで落ち着かなくてですねぇ....(汗)。その他、トングと団扇が不足していました。せっかくの機会だからと焼肉もやっちゃったんですけど、木炭を追加したり扇いだりに不便でした。天文関係の機材が不足していたということは少なかったのですけど、一番具合悪かったのは「双眼鏡」が無かったことかなぁ....。(いや、これは致命傷だよ。笑)
20180715
昨日は佐賀市立図書館で展示されている「佐賀天文協会会員による天体写真展」へ行ってまいりました。雑誌に掲載されるような綺麗な写真(あ、実際に掲載されているものばかりです。)ばかりで凄く良かったです。午後から一転、帰途へ向かい夕方からは近場の山(琴の尾岳)へ星見に行く事になりました。実は、先週から「14日はキャンプに行きたいですねぇ。」と社員Iさんが言っていたのですが、昨日の午後にはここ数日の暑さと新月期ということで星見へと変更(ten.の意見もあったり....汗)となりました。ただし、元々がキャンプの予定であったため、少しはキャンプ気分になるかも?とちょっと良いお肉を購入して、現地でプチBBQをいたしました。新月期ではありましたが、実のところ当夜の目的は「木星・土星・火星」の3惑星です。やはり大きく明るくなった火星は見られる時に見ておかなきゃ!ですよね。幸い、先月の出撃の時と違って、シーイングが非常に良く、風もほとんど無かったのでcube1350はビックリするほど良く見えていました。木星は縞が4本とも見えていたし、土星は本体の縞やカッシーニの空隙も全周グルリ状態でした。楽しみにしていた火星は....淡い模様ではありましたが、凄く明るくて大きくなっており、出撃して良かったと本当に思いました。火星大接近に備えて購入した接眼レンズ「TOE3.3mm」も大活躍でした。夜半過ぎには「か●はんさん」も駆けつけて、珈琲やらお茶やらを飲みながら久し振りの星空を楽しんでいた様子です。ten.も薄明まで楽しむ事が出来ました。....あぁー、眠いっす。
20180711
日々雑感をお休みしている間に梅雨が明けてしまいましたね。今年の梅雨明けは7月9日で例年よりも早かったです。今年の夏は火星の大接近やら木星と土星が観望好期となっておりますので早めの梅雨明けは大歓迎です。といっても、最近のten.は出撃はおろか帰宅して寝落ちの繰り返しで、どうにもここ10数年のうちで極めて低調な動きとなっております。先月にプリントアウトした「滝星図」もプリントアウトした束のまま放置されており、滝さんに対して大変申し訳ない状態です。活動が低調になったのはもう一つ原因があり、6月22日にten.の愛車であるカロゴンが突然故障しました。原因は車のコンピューターの故障のようで、セルモーターは回っても始動せず、現在はディーラーから貸し出された代車に乗っております。車載している機材も「cube1350」と「短焦点屈折+TG経緯台」と「飲茶セット」のみのスーパーミニマム装備となっております。とはいえ、これらの機材があれば観望はできますので佐賀県立宇宙科学館ゆめぎんがで開催予定の「天文祭」も対応できると思っています(あとは仕事にならない事を祈るだけですが....。)。移動手段は代車でなんとか対応できそうなのですが、スタパーとなれば話は別です。現在のスーパーミニマム装備だと困っている事もあります。先月、ここ数年使っていたゆったり座れるイス(通称:堕落イス。笑)の座面が破れてしまい、使用困難になっています。お気に入りのイスだけに、どうにか直そうと考えているのですが望遠鏡の工作と違ってこれがまた新たな困難な道のりになりそうであります。新しい技術の修得(?)や道具の購入(スピーディーステッチャー)が必要なようで....えぇーっと....厚手の帆布を手縫いするのって力も必要でかなりきつそうなんですよねぇ....。これからは望遠鏡の工作ではなくて手芸の道へ進むのか?と迷路に迷い込んだような気がしております。(笑)
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