アスパラガス


苗を植え替えるまで私も知らなかったのですが、アスパラガスには雌株と雄株があります。夏の終わり頃から赤い小さな実をつけるのが雌株です。雌株の芽は雄株に比べて太く、大きなものは直径2.5cmほどにもなります。露地栽培のアスパラガスは4〜6月まで収穫できます。茹でると濃い緑になり、甘くて根元まで食べられます。(2005年9月)




左の写真のアスパラガスが一日で右のように大きくなりました(逆向き)。雨上がりの暖かい日には、一日で5センチ以上伸びます。暖かくなると朝夕二回、収穫をするほどです。右側写真の上方に草のように見えるのは、今春、こぼれ種から芽を出したばかりのアスパラガスの赤ちゃんです。スギナ(ツクシの親)を細くしたような何ともか細い苗ですが、生命の息吹は力強いものがあります。(2006年4月撮影)




アスパラガスの花は4mmほどの小さな花です。株は雌雄別ですが、花はどちらにも沢山咲き、私が見た限りでは違いはありません。夏になっても次々と地中から芽が出てきます。花も咲きます。新しい芽、花、色付き始めた実、といろんな姿が長く混在していて、とても不思議です。(2006年7月撮影)




アスパラガスの地上に出ている部分は、冬には枯れてしまいます。茎を切り取ってから2週間ほど経っていますが、暖冬のためか、まだ少し緑が残っていました。切り口は繊維があるのがよく分かり、幼いころ食べたサトウキビを思い出しました。芽が出始める頃には枯れた茎を取り除かないと、曲がったアスパラガスが出てきます。(2007年2月4日撮影)

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