長崎「新幹線」の中止を求める県民の会HP

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県民のくらしと新幹線を考える集い

このまますすめていいのか長崎「新幹線」?
 
    会場は参加者でいっぱいに
 
       基調報告する深町氏
 
  県財政について報告する堀江県議
 
  島原鉄道南線廃止反対運動を報告する
        松坂・南島原市議
 
    鹿島市の取り組みを報告する
        福井・鹿島市議
 
  駅前開発について発言する出口氏

 長崎「新幹線」の建設中止を求める県民の会は7月5日、長崎市アマランスで「県民の暮らしと新幹線を考える集い」を開催し、佐賀県、島原鉄道沿線の代表も含めて90人が参加しました。

 深町孝郎「会」事務局次長が、「このまますすめていいのか長崎新幹線」と題して基調報告をおこないました。深町氏は、長崎「新幹線」は「名ばかり新幹線」で、新幹線とは言えないと指摘。新幹線でないのでスピードも出ない、出せないので、時間短縮効果もわずかしかない。県民も求めていない「新幹線」建設は税金のムダ使いと強調しました。
 また、政府がフリーゲージトレイン方式で建設すると言ってる一方で、久間章生・自民党整備新幹線調査会長が、「フリーゲージトレインは完ぺきでない」として別方式での建設を主張している事は、県民を愚弄するもので、無責任さの極みだと批判し、「新幹線計画がいかにいい加減なものかを示すものである」と述べました。
 「新幹線」建設中止の署名が1時間で400筆以上集まったことを紹介し、長崎県民が長崎「新幹線」にいかに強く反対しているかの証であり、まさに「新幹線」建設中止を求めるたたかいは、これからが正念場であると強調しました。

 続いて4人が報告。堀江ひとみ県議(共)は、県民の暮らしを犠牲にしながら新幹線建設をすすめる知事と県議会の異常さを告発。
 松坂正鷹・島原市議(無)は、島原鉄道南線廃止反対運動について述べ、久間氏や県の対応を批判しました。
 福井正・鹿島市議(無)は、新幹線の並行在来線の街がいかに寂れるかの全国の例を紹介しながら、鹿島市の在来線存続運動と新幹線反対について報告しました。
 自営業の出口美春氏は、長崎駅前再開発の区画整理事業について批判しました。

 討論では「新幹線」建設への批判と佐賀県と共同でのたたかいの重要性が強調されました。
 最後に中里研哉事務局長が、署名運動、宣伝キャラバン、学習会、「会」の拡大などにとりくむ当面の方針を提案し、参加者で確認し合いました。

2008/7/5

佐賀県、島原鉄道沿線からも参加 90人