長崎「新幹線」の起工式の日に

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「県民の会」  建設中止の宣伝

2008/4/28

税金は「新幹線」より、暮らしに使ってほしい
 
県庁前で左・中里事務局長、右・堀江県議
 
   長崎市銅座町・ステラ座前での署名

 長崎県や佐賀県などは九州新幹線西九州ルート(長崎「新幹線」)建設の起工式を佐賀県嬉野町でおこないました。

長崎「新幹線」建設の中止を求める県民の会(「新幹線」建設中止の会)は、長崎「新幹線」建設について県民合意はない中で、建設着工を強行することに抗議して、長崎市内・浜の町ステラ座前、県庁前、市役所前、長崎駅前で訴えました。

 行動には大橋由紀子代表委員、中里研哉事務局長、堀江ひとみ県議をはじめ、12人が参加。横断幕を掲げ、ビラを配りながら、署名活動もおこないました。
 日本共産党長崎県委員会も独自に宣伝カーを出して山下満昭委員長を先頭に街頭宣伝をおこないました。

 それぞれ弁士は、マスコミの世論調査や最近の新聞への投書でも、「新幹線」建設反対や中止を求める声が多数をしめており、県民の合意は得られていないこと示して建設着工を批判。ニセ新幹線であること、巨費を投じても時間短縮が20分程度しかなく、観光客増加にも根拠がないなど指摘して、「新幹線」建設は中止し、税金は県民の暮らしのために使って欲しいと訴えました。

 堀江県議は、在来線に関する長崎県の負担が佐賀県の2倍になったことについて、金子知事が「佐賀県への誠意」だと言っていることをきびしく批判し、県民にこそ誠意を示すべきだ述べました。

 通行する人たちからは「新幹線はいらない」、「のぞみ、ひかりも来ないんですか」「かもめでよか」「頑張ってください」など、大きな共感の声が寄せられ、署名は109筆集まりました。

 28日午前中大橋代表委員はNHKのインタビューを受け、また街頭宣伝には各テレビ局、新聞社が取材し、昼と夕方のニュースなどで報道しました。