君は「最後の晩餐」を知っているか
「最後の晩餐」の新しさ(5時間)
指導目標 情報情報との関係のさまざまな表し方を理解し使うことができる。(知・技(2)イ)
観点を明確にして文章を比較するなどし、文章の構成や論理の展開、表現の効果について考えることができる。(思・判・表C(1)エ)
文章を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け、自分の考えを広げたり深めたりすることができる。(思・判・表C(1)オ)
言葉がもつ価値を認識するとともに、読書を生活に役立て、我が国の言語文化を大切にして、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等)
評論や解説の文章を読み、理解したことや考えたことを説明したり文章にまとめたりする。(思・判・表C(2)ア)
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。
学習活動 1
全文を通読する。
注意する語句・新出漢字を調べる。
二次元コード「漢字の練習」
2
二つの文章を比べながら読み、内容を捉える。
二つの文章の違いや、筆者が端的に「最後の晩餐」を評した言葉に、印を付ける。(課題1-①)
P179言の葉
「君は『最後の晩餐』を知っているか」の筆者が、「最後の晩餐」を「かっこいい」と思った理由を、本文中の言葉を使って説明する。(課題1-②)
「『最後の晩餐』の新しさ」で筆者が指摘する「新しさ」について、本文で取り上げられている「新しさ」の要素を挙げる。(課題1-③)
3
文章を比較し、気づいたことを話し合う。(課題2)
「最後の晩餐」の魅力を説明する方法(説明のしかた)や、文章の書き方、表現の特徴といった観点で二つの文章を比較し、気づいたことやその効果について考えたことを話し合う。
P179カギ「観点を明確にして文章を比較する」
P278「『学びのカギ』一覧」(説明文)
二次元コード「学びの地図」
二つの文章を表に整理して観点ごとに比較させる。P179に示されている観点を参考にしてまとめるとよい。
4
筆者の意図や目的を考える。(課題3)
筆者はそれぞれ、読者に何を伝えるためにこのような書き方を選んだのか、文章を書いた目的と書き方の特徴を結び付けて考える。
二次元コード「筆者インタビュー」
5
学習を振り返る。
文章に含まれる情報を表で整理することには、どんな効果があるか、自分の言葉でまとめる。
同じ題材について述べた二つの文章には、どんな違いがあったか、自分の言葉でまとめる。
文章の比較を通して気づいたことの中で、次に論説や評論を読むときに生かせそうなことを挙げる。
評価規準

情報情報との関係のさまざまな表し方を理解し使っている。((2)イ)
二つの文章を比較し、それぞれの特徴や共通点・相違点を表に整理している。




「読むこと」において、観点を明確にして文章を比較するなどし、文章の構成や論理の展開、表現の効果について考えている。(C(1)エ)
文章の構成や表現の特徴などについて、二つの文章を比較して発見したことを話し合っている。
「読むこと」において、文章を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け、自分の考えを広げたり深めたりしている。(C(1)オ)
二つの文章を比較したり、書き方の特徴を捉えたりすることで、筆者が文章を書いた意図や目的についての自分の考えを深めている。
進んで観点を明確にして文章を比較し、学習の見通しをもって考えたことを文章にまとめようとしている。
構図がわかれば絵画がわかる ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」はなぜ傑作か?