モアイは語る――地球の未来(5時間)

指導目標 意見と根拠具体抽象など情報情報との関係について理解することができる。(知・技(2)ア)
文章の構成や論理の展開について考えることができる。(思・判・表C(1)エ)
文章を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け、自分の考えを広げたり深めたりすることができる。(思・判・表C(1)オ)
言葉がもつ価値を認識するとともに、読書を生活に役立て、我が国の言語文化を大切にして、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等)
論説の文章を読み、理解したことや考えたことを説明したり文章にまとめたりする。(思・判・表C(2)ア)
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。
学習活動 1
全文を通読する。 
注意する語句・新出漢字を調べる。
二次元コード「漢字の練習」
2
文章の構成に着目し、内容を捉える。 
文章全体を序論・本論・結論に分ける。(課題1-①)
筆者の主張が書かれている段落(結論)を見つけ、その主張を支えるために序論と本論があることを押さえるとよい。
問いと答え、その根拠として示された事実を表にまとめる。(課題1-②)
3
論理の展開を吟味する。 
筆者が考えるイースター島と地球との共通点とは何か、考える。(課題2-①)
「モアイの秘密」を解き、それを基に地球の未来を語る筆者の論理の展開について、「効果」や「説得力」という観点で吟味し、話し合う。(課題2-②)
P129カギ「論理の展開を吟味する」
P130「思考のレッスン1 根拠の吟味」
P278「『学びのカギ』一覧」(説明文)
二次元コード「学びの地図」
本論で述べられたイースター島の事例が、地球の未来を語る上での根拠となっていることに気づかせる。
4
筆者の主張に対する意見を文章にまとめる。(課題3) 
自分の知識や経験と結び付け、立場を明確にして、200字程度でまとめる。
P127「モアイ・イースター島研究について」なども参考に、筆者の主張に対する自分の立場を明確に示させる。
5
学習を振り返る。 
P129言の葉
筆者は本文の中で、何を根拠に、どのような意見を述べているかを挙げる。
論理の展開について吟味するとき、最も説得力を感じた友達の意見はどのようなものだったか、自分の言葉でまとめる。
論理の展開を吟味するときに大切だと感じたことを挙げる。
評価規準

意見と根拠、具体と抽象など情報情報との関係について理解している。((2)ア) 
筆者の意見(主張)がどのような根拠によって支えられているかを捉えるとともに、より適切な根拠の在り方を理解している。




「読むこと」において、文章の構成や論理の展開について考えている。(C(1)エ)
文章全体の構成を捉え、意見と根拠の結び付きや論の進め方を吟味している。
「読むこと」において、文章を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け、自分の考えを広げたり深めたりしている。(C(1)オ)
自分の知識や体験と重ね、筆者の主張に対する自分の考えを文章にまとめている。
論理の展開について粘り強く吟味し、学習の見通しをもって筆者の主張に対する自分の考えを文章にまとめようとしている。
イースター島を行く イースター島 改訂版