指導目標 |
◎ |
作品の特徴を生かして朗読するなどして、古典の世界に親しむことができる。(知・技(3)ア) |
◎ |
現代語訳や語注などを手掛かりに作品を読むことを通して、古典に表れたものの見方や考え方を知ることができる。(知・技(3)イ) |
◎ |
文章を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け、自分の考えを広げたり深めたりすることができる。(思・判・表C(1)オ) |
◎ |
伝えたいことがわかりやすく伝わるように、段落相互の関係などを明確にし、文章の構成や展開を工夫することができる。(思・判・表B(1)イ) |
◎ |
言葉がもつ価値を認識するとともに、読書を生活に役立て、我が国の言語文化を大切にして、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等) |
★ |
古典作品などを読み、引用して解説したり、考えたことなどを伝え合ったりする。(思・判・表C(2)イ) |
★ |
多様な考えができる事柄について意見を述べるなど、自分の考えを書く。(思・判・表B(2)ア) |
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。 |
学習活動 |
1 |
全文を通読する。 |
・ |
注意する語句・新出漢字を調べる。 |
→ |
二次元コード「漢字の練習」 |
・ |
歴史的仮名遣いの読み方を確認する。 |
→ |
二次元コード「『徒然草』朗読音声」 |
→ |
P156「係り結び」 |
|
2 |
現代語訳や注を手掛かりにして読み、文章の内容を捉える。(課題1) |
3 |
本文を読み、内容をまとめる。 |
・ |
仁和寺の法師の勘違いの内容を、原文やP155脚注の絵を使って説明する。(課題2-①) |
◇ |
仁和寺の法師と同じような経験をしたことがないか、考えさせてもよい。 |
・ |
作者が仁和寺の法師の勘違いをどのように捉えているか、判断できる部分を古文から抜き出す。(課題2-②) |
|
4 |
作者の考え方について話し合う。(課題3) |
・ |
仁和寺の法師の描き方や、「少しのことにも……」の一文から、作者のものの見方や考え方、人物像を想像して話し合う。 |
|
5 |
学習を振り返る。 |
・ |
この作品には、どのような「ものの見方や考え方」が表れていたか、自分の言葉でまとめる。 |
・ |
どの記述を基に、作者のものの見方や考え方、人物像を想像したか、確かめる。 |
・ |
作者のものの見方や考え方は、現代でも通用するかどうか考える。 |
|
6 |
人物の特徴を捉えて、論じる。 |
・ |
P157「人物の特徴を捉えて論じよう」を読み、手順を確かめる。 |
・ |
「扇の的」や「仁和寺にある法師」の登場人物の中から、論じる人物を決める。 |
・ |
選んだ人物の特徴を捉えて、人物像を300字程度の文章にまとめる。 |
→ |
P270「語彙ブック」(人物を表す言葉) |
|
7 |
文章を友達と読み合い、感想や意見を述べ合う。 |
8 |
学習を振り返る。 |
・ |
原文の内容を踏まえて登場人物の特徴を捉え、わかりやすく伝えられるように文章の構成を工夫したか、確かめる。 |
|
評価規準 |
知
・
技 |
・ |
作品の特徴を生かして朗読するなどして、古典の世界に親しんでいる。((3)ア) |
→ |
古典の文章独特の調子やリズムを意識して朗読している。 |
・ |
現代語訳や語注などを手掛かりに作品を読むことを通して、古典に表れたものの見方や考え方を知っている。((3)イ) |
→ |
現代語訳や語注などを手掛かりにして、仁和寺の法師の言動やそれに対する作者のものの見方、考え方を理解している。 |
|
思
・
判
・
表 |
・ |
「読むこと」において、文章を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け、自分の考えを広げたり深めたりしている。(C(1)オ) |
→ |
作者のものの見方について、仁和寺の法師の描き方などを踏まえて考えたことを話し合っている。 |
・ |
「書くこと」において、伝えたいことがわかりやすく伝わるように、段落相互の関係などを明確にし、文章の構成や展開を工夫している。(B(1)イ) |
→ |
文章の構成を工夫して、古典の登場人物について論じる文章を書いている。 |
|
態 |
積極的に知識や経験と結び付けて考えを広げたり深めたりし、学習の見通しをもって登場人物について論じる文章を書こうとしている。 |
兼好さんの遺言 |
|