作られた「物語」を超えて(3時間)

指導目標 具体抽象など情報情報との関係について理解を深めることができる。(知・技(2)ア)
文章の種類を踏まえて、論理の展開のしかたなどを捉えることができる。(思・判・表C(1)ア)
言葉がもつ価値を認識するとともに、読書を通して自己を向上させ、我が国の言語文化に関わり、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等)
論説などの文章を比較するなどして読み、理解したことや考えたことについて討論したり文章にまとめたりする。(思・判・表C(2)ア)
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。
学習活動 1
全文を通読する。  
注意する語句新出漢字を調べる。
二次元コード「漢字の練習」
二次元コード「ドラミングをするゴリラ」
2
論理の展開を捉える。  
ゴリラの事例の概要を、教科書に示された3点に着目して捉える。(課題1-①)
この文章の論理の展開を、教科書に示された2点に着目して捉える。(課題1-②)
「意見と根拠」「原因と結果」「具体抽象」などの概念を使って、論理の流れや関係などを整理させるとよい。
P51カギ「論理の展開を捉える」
P52「思考のレッスン 具体化抽象化
P258「『学びのカギ』一覧」(説明文)
二次元コード「学びの地図」
3
筆者の主張を捉える。(課題2)  
筆者は、作られた「物語」を超えて真実を知るために、どうすべきだと主張しているか、要約する。
二次元コード「筆者インタビュー」
4
筆者の主張について考え、文章にまとめる。(課題3)  
筆者が指摘する人間の性質について、思い当たる事例を一つ挙げ、今後どのようなことを意識していきたいか簡潔にまとめる。
5
学習を振り返る。  
P51言の葉
この文章の中で、具体抽象の関係にあるものは何かを挙げる。
論理の展開を捉えるときには、どんな点に着目すると効果的か、自分の言葉でまとめる。
今後、自分が意見文を書く際に、論理の展開に説得力をもたせるために活用できそうな工夫を一つ挙げる。
評価規準

具体抽象など情報情報との関係について理解を深めている。((2)ア)  
ゴリラの事例と人間社会の話に着目して、具体抽象の関係を理解している。




「読むこと」において、文章の種類を踏まえて、論理の展開のしかたなどを捉えている。(C(1)ア)
論説の特性を踏まえ、「意見と根拠」「原因と結果」「具体抽象」などの関係に着目して、論理の展開のしかたを図式化するなどして捉えている。
進んで文章の構成や論理の展開を捉え、学習課題に沿って考えたことを文章にまとめようとしている。
15歳の寺子屋 ゴリラは語る    言葉はなぜ生まれたのか