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教材名・時数・指導目標・言語活動 学習活動 評価規準
6月
ちょっと立ち止まって
 3時間
原因と結果,意見と根拠など情報と情報との関係について理解することができる。(知・技(2)ア)
文章の中心的な部分と付加的な部分,事実と意見との関係などについて叙述を基に捉え,要旨を把握することができる。(思・判・表C(1)ア)
言葉がもつ価値に気づくとともに,進んで読書をし,我が国の言語文化を大切にして,思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力,人間性等)
説明の文章を読み,理解したことや考えたことを報告したり文章にまとめたりする。(思・判・表C(2)ア)
 
1
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 本文を通読する。
注意する語句新出漢字を調べる。
P50の吹き出しを参考に,共感納得したところや発見気づき,疑問点等を挙げる。
2 文章の構成に着目し,要旨を捉える。
全体を,大きく三つのまとまりに分け,本論を事例ごとのまとまりに分ける。(学習①-1)
筆者の考え(結論)を基に,文章の要旨をまとめる。(学習①-2)
P50窓「文章の構成に着目する」
P266資「説明的な文章を読むために」
3 文章の構成に着目し,その効果を考える。
本論の図が何を述べるために示されているかまとめる。(学習②-1)
結論を導くために,序論と本論がどのような役割を果たしているかを考える。(学習②-2)
「見る」ことに関する言葉を抜き出し,注目の度合いや,見る時間の長さの順に整理する。
 P51言葉
4 考えたことを伝え合う。(学習③)
生活の中で,ものの見方や考え方が広がったと思われる体験や事例を発表する。
最初にもった疑問は解決したか,また学習の前には気づかなかった,新たな発見や疑問があれば,友達どうしで報告させるとよい。
5 学習を振り返る。
筆者は,なぜ私たちに「ちょっと立ち止まって,他の見方を試して」みることをすすめているのだろう。
「ちょっと立ち止まって」という語句を使って書く。
要旨の捉え方についてわかったことを,自分の言葉でまとめる。
【知・技】
原因と結果,意見と根拠など情報と情報との関係について理解している。((2)ア)
→筆者の主張と事例との関係を理解している。
【思・判・表】
「読むこと」において,文章の中心的な部分と付加的な部分,事実と意見との関係などについて叙述を基に捉え,要旨を把握している。(C(1)ア)
→序論・本論・結論の段落のまとまりに着目し,要旨を捉えている。
【態】
進んで要旨を把握し,学習の見通しをもって考えたことを伝え合おうとしている。
『だまし絵百科』桑原茂夫/筑摩書房
広がる読書  『図説 不思議の国のアリス』桑原茂夫/河出書房  『ふしぎなえ』 安野光雅