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教材名・時数・指導目標・言語活動 学習活動 評価規準
11月
蓬萊の玉の枝―「竹取物語」から 
4時間
音読に必要な文語のきまりや訓読のしかたを知り,古文を音読し,古典特有のリズムを通して,古典の世界に親しむことができる。(知・技(3)ア)
場面の展開や登場人物の相互関係,心情の変化などについて,描写を基に捉えることができる。(思・判・表C(1)イ)
言葉がもつ価値に気づくとともに,進んで読書をし,我が国の言語文化を大切にして,思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力,人間性等)
物語などを読み,考えたことなどを記録したり伝え合ったりする。(思・判・表C(2)イ)
 
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「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。 
1 作品を通読する。
古典の文章を,リズムを味わいながら繰り返し音読する。(学習①)
 DVD・二次元コード
新出漢字を調べる。
小学校の高学年で,「竹取物語」冒頭部分は既に学習していることを踏まえる。
2 古典の文章について,現代の文章との違いを確かめる。(学習②)
仮名遣いの違いを確かめる。
文末の言葉の違いを確かめる。
現代とは違う意味で使われている言葉や,現代では使われなくなった言葉の意味を確かめる。
P169「古典の言葉」
3 描かれている古典の世界を想像する。(学習③)
「蓬莱の玉の枝」に登場する人々の思いや行動を書き出し,現代の自分たちの考えや行動と通じるところを探す。
P166「貴公子たちの失敗談」は,内容にちなんだ言葉遊びで締めくくられている。現代でも,言葉遊びが社会のさまざまなところで使われていることに気づかせたい(例:商品名など)。
「竹取物語」はさまざまな形で表現されている(P165)。表現の媒体により,どのような魅力がより強く伝わるかを考える学習も想定できる。
4 学習を振り返る。
現代の文章と古典とを比べ,どんな違いに気がついたか挙げる。
古典の物語を読んで,興味をもったことや,もっと知りたいことを,友達と伝え合う。
【知・技】
音読に必要な文語のきまりや訓読のしかたを知り,古文を音読し,古典特有のリズムを通して,古典の世界に親しんでいる。((3)ア)
→音読に必要な文語のきまり,古文特有のリズムについて理解し,その世界に親しんでいる。
【思・判・表】
「読むこと」において,場面の展開や登場人物の相互関係,心情の変化などについて,描写を基に捉えている。(C(1)イ)
→「蓬莱の玉の枝」に登場する人々の関係や思いに着目して読み,現代の自分たちと比べ,古典の世界と現代の人々に共通する部分を考えている。
【態】
進んで古文を音読し,学習課題に沿って描かれている古典の世界を想像しようとしている。
広がる読書 『まんがで読む竹取物語・宇治拾遺物語』 『竹取物語』江國香織/新潮社
 『竹取物語』星新一/角川文庫 『今昔物語集』 角川ソフィア文庫 『宇治拾遺物語』岩波少年文庫