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教材名・時数・指導目標・言語活動 学習活動 評価規準
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考える人になろう
『君たちはどう生きるか』吉野源三郎/ポプラポケット文庫
毎月新聞』たのしい制約/佐藤昌彦/中公文庫
読書案内 本の世界を広げよう
1時間
読書が,知識や情報を得たり,自分の考えを広げたりすることに役立つことを理解することができる。(知・技(3)オ)
文章を読んで理解したことに基づいて,自分の考えを確かなものにすることができる。(思・判・表C(1)オ)
言葉がもつ価値に気づくとともに,進んで読書をし,我が国の言語文化を大切にして,思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力,人間性等)
学校図書館などを利用し,多様な情報を得て,考えたことなどを報告したり資料にまとめたりする。(思・判・表C(2)ウ)
リード文や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 「君たちはどう生きるか」「たのしい制約」の文章を読み,筆者のものの見方や考え方を捉える。
筆者のものの見方や考え方が表れている部分に線を引く。
P292読書感想文の書き方」
疑問や悩みを解決するためのヒントや,新しい発想,考え方が表れている部分に線を引き,その部分を根拠にグループで発表し合うとよい。
2 文章を読んで考えたことをグループで発表し合う。
P54「話の構成を工夫しよう」
P116「聞き上手になろう」
スピーチのしかた,話の聞き方の学習が定着しているかどうかを,この学習で確かめる授業構想もあるだろう。
読書の意義を理解させる活動である。読書案内と,学校図書館の蔵書をリンクさせるなどして,読書が知識や情報を得たり,自分の考えを広げたりすることに役立つことを実感させたい。
「続きはこちら」を読み,学校図書館地域の図書館に行って続きを読んだり,同じ筆者が書いた別の作品や「君たちはどう生きるか」の漫画を読んだりするなど,実際に本を手に取るように促すとよい。
P90,194「本の世界を広げよう」
【知・技】
読書が,知識や情報を得たり,自分の考えを広げたりすることに役立つことを理解している。((3)オ)
読書の意義(=読書が知識や情報を得たり,自分の考えを広げたりすることに役立つこと)を理解している。
【思・判・表】
「読むこと」において,文章を読んで理解したことに基づいて,自分の考えを確かなものにしている。(C(1)オ)
→筆者のものの見方や考え方が表れている部分に線を引き,考えたことをグループで発表し合う活動を通して,自分の理解を確かなものにしている。
【態】
読書が,知識や情報を得たり,自分の考えを広げたりすることに役立つことを積極的に理解し,今までの学習を生かして考えたことを伝え合おうとしている。