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教材名・時数・指導目標・言語活動 学習活動 評価規準
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「言葉」をもつ鳥,シジュウカラ  
 4時間
原因と結果,意見と根拠など情報と情報との関係について理解することができる。(知・技(2)ア)
文章の構成や展開について,根拠を明確にして考えることができる。(思・判・表C(1)エ)
言葉がもつ価値に気づくとともに,進んで読書をし,我が国の言語文化を大切にして,思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力,人間性等)
記録の文章を読み,理解したことや考えたことを報告したり文章にまとめたりする。(思・判・表C(2)ア)
 
1
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。 
1 本文を通読する。
注意する語句・新出漢字を調べる。
P129の二次元コードを使って,シジュウカラの鳴き声を聞かせ,興味づけを図るとよい。
 DVD・二次元コード
文章の構成と内容を捉える。
本文を5つの部分に分ける。(学習①-1)
筆者がどのような事実を基に,どのような仮説を立てたかを確かめる。(学習①-2)
事実を示す文末表現と,仮説を述べるときの文末表現の違いに着目させるとよい。
「仮説仮定予想」「検証証明裏づけ」の言葉の意味や使い方の違いを考える。
P135言葉
論の展開に着目し,その効果を考える。
仮説の検証12について,観点を立てて,表にまとめる。(学習②-1)
なぜ仮説が証明されたといえるか,表を基に話し合う。(学習②-2)
P131実験の様子について,動画を見せるとよい。
 DVD・二次元コード
仮説1の検証結果から,さらに疑問が生まれ仮説2が生まれ,という展開になっていることに気づかせる。筆者が「事実」をどう解釈して意見へと展開しているのか,形式段落の冒頭や文末表現に着目させ,読み取らせるとよい。
結論に説得力をもたせるために,どのような工夫をしているか,本文の記述や図表などを根拠として,自分の考えを文章にまとめる。(学習③)
P134「構成や展開の効果を考える」
P266「説明的な文章を読むために」
学習を振り返る。
筆者の論の展開の特徴を説明する。
「事実と意見」という言葉を使って書く。
説得力のある文章を書くために使ってみたい工夫を挙げる。
【知・技】
原因と結果,意見と根拠など情報と情報との関係について理解している。((2)ア)
→筆者がどのような事実を基にどのような仮説を立てたかについて,理解している。
【思・判・表】
「読むこと」において,文章の構成や展開について,根拠を明確にして考えている。(C(1)エ)
→筆者の意見と,それを支える根拠との関係を考えている。
【態】
文章の構成や展開について粘り強く考え,学習の見通しをもって考えたことを文章にまとめようとしている。
『「言葉」をもつ鳥、シジュウカラ』鈴木俊貴/書きおろし
広がる読書 『ソロモンの指輪』コンラート・ローレンツ/早川書房 『野鳥の名前』山崎宏/マルイスタッフ
おすすめ!  『にんじゃシジュウカラのすけ』鈴木俊貴/世界文化社 『動物たちは何をしゃべっているのか?』鈴木俊貴/集英社
↑3学年で学習する『作られた「物語」を超えて』の著者:山極さんとの対談です。