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教材名・時数・指導目標・言語活動 学習活動 評価規準
9月
大人になれなかった弟たちに……
4時間
読書が,知識や情報を得たり,自分の考えを広げたりすることに役立つことを理解することができる。(知・技(3)オ)
場面の展開や登場人物の相互関係,心情の変化などについて,描写を基に捉えることができる(思・判・表C(1)イ)
言葉がもつ価値に気づくとともに,進んで読書をし,我が国の言語文化を大切にして,思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力,人間性等)
物語を読み,考えたことなどを記録したり伝え合ったりする。(思・判・表C(2)イ)
 
1

「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 作品を通読する。
  注意する語句・新出漢字を調べる。 
描写に着目して登場人物の心情を捉える。
  「母」が食べ物をあまり食べなかったり,「僕」が「ヒロユキ」のミルクを盗み飲みしてしまったりした理由を確かめる。(学習①-1
  提示された部分から「僕」や「母」の気持ちを考える。(学習①-2
  P104「描写に注目する」 
  P264「文学的な文章を読むために」
  提示された部分以外にも,登場人物の心情がわかる描写に線を引かせ,心情を考えさせる。
題名のもつ意味について考える。(学習②)
  作品の時代背景を踏まえて,題名のもつ意味について話し合う。
表記に込められた,作者の意図を考える。
  「ヒロユキ」や「ヒロシマ」「ナガサキ」を片仮名表記にした,作者の意図を考える。
   DVD・二次元コード
  P105言葉 
思いを伝える朗読会をする。(学習 
  読み取ったことを踏まえ,場面の様子や登場人物の心情がより伝わるように読む。 
  出典の絵本もあわせて提示するとよい。
学習を振り返る。 
  描写に着目することで,どんなことが読み取れたか,自分の言葉でまとめる。
  関連する本を読んで,さらに考えが深まったことを挙げる。
【知・技】
  読書が,知識や情報を得たり,自分の考えを広げたりすることに役立つことを理解している。((3)オ)
 → 戦時中という時代背景や,その中で暮らす人々の生活苦を理解している。
【思・判・表】 
  「読むこと」において,場面の展開や登場人物の相互関係,心情の変化などについて,描写を基に捉えている。(C(1)イ)
 → 描写に着目して,登場人物の行動や心情の変化を捉えている。
【態】
  登場人物の相互関係,心情の変化などについて,描写を基に積極的に捉え,学習の見通しをもって朗読しようとしている。
大人になれなかった弟たちに……』  米倉斉加年/偕成社
広がる読書   絵で読む広島の原爆』那須正幹/ 福音館書店 少年H 上・下』妹尾河童/講談社