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教材名・時数・指導目標・言語活動 学習活動 評価規準
5月
クマゼミ増加の原因を探る
 4時間
話や文章の構成や展開について理解を深めることができる。(知・技(1)オ)
文章全体と部分との関係に注意しながら,主張と例示との関係などを捉えることができる。(思・判・表C(1)ア)
文章と図表などを結び付け,その関係を踏まえて内容を解釈することができる。(思・判・表C(1)ウ)
言葉がもつ価値を認識するとともに,読書を生活に役立て,我が国の言語文化を大切にして,思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力,人間性等)
報告や解説などの文章を読み,理解したことや考えたことを説明したり文章にまとめたりする。(思・判・表C(2)ア)
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。  
1 本文を通読する。
注意する語句新出漢字を調べる。
P51言葉
2 全体と部分の関係に注意して,構成を捉える。
「研究のきっかけ」に示された文章全体に関わる問題提起と,それに基づく大きな仮説を確かめる。(学習①-1)
「前提」に書かれた内容を確かめ,筆者が三つの仮説の前に,この部分を置いた理由を考える。(学習①-2)
線や矢印を使って六つの部分の関係を整理する。(学習①-3)
3 文章と図表の関係に注意して,内容を読み取る。
三つの仮説に対する検証の内容とその結果を,それぞれ文章中の言葉を用いて簡潔にまとめる。(学習②-1)
グラフや模式図,写真などを示した筆者の意図を,それに対応する文章との関係を基に考える。(学習②-2)
図表を示す目的や効果について考えさせる。
P50「文章と図表を結び付けて読む」
P262「説明的な文章を読むために」
「研究のきっかけ」に示された大きな仮説は証明されたといえるか,「まとめ」を読んで自分の考えを説明する。(学習②-3)
4 考えたことを話し合う。
筆者が検証によって否定された仮説を挙げた理由や三つの仮説をこの順序で並べた理由を考え,グループで話し合う。(学習③)
5 学習を振り返る。
「科学的な根拠を一歩一歩積み上げて臨む」筆者の姿勢は,どんなところに表れているかを考える。
文章の構成や図表の使い方の中で,効果的だと感じたものを挙げる。
【知・技】
話や文章の構成や展開について理解を深めている。((1)オ)
→文章が六つの部分でできていることを理解し,線や矢印を用いてそれらの関係を整理している。
【思・判・表】
・「読むこと」において,文章全体と部分との関係に注意しながら,主張と例示との関係などを捉えている。(C(1)ア)
→筆者の主張を捉え,それと仮説1~3との関係を理解している。
・「読むこと」において,文章と図表などを結び付け,その関係を踏まえて内容を解釈している。(C(1)ウ)
→文章中の図表やグラフが何のために示されているのかを,対応する文章を基に考えている。
【態】
積極的に文章と図表などを結び付け,学習の見通しをもって考えたことを話し合おうとしている。
広がる読書  クマゼミから温暖化を考える』 沼田英治/
岩波ジュニア新書
 『春の数え方』日高敏隆/新潮文庫
 おすすめ! 『虫から環境を考える3 都会に住みついたセミたち』武田晋一/偕成社