28 -31ページ

教材名・時数・指導目標・言語活動 学習活動 評価規準
5月
枕草子
[書く]自分流「枕草子」を書こう
 3時間(読②書①)
現代語訳や語注などを手掛かりに作品を読むことを通して,古典に表れたものの見方や考え方を知ることができる。(知・技(3)イ)
文章を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け,自分の考えを広げたり深めたりすることができる。(思・判・表C(1)オ)
目的や意図に応じて,社会生活の中から題材を決め,多様な方法で集めた材料を整理し,伝えたいことを明確にすることができる。(思・判・表B(1)ア)
言葉がもつ価値を認識するとともに,読書を生活に役立て,我が国の言語文化を大切にして,思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力,人間性等)
詩歌小説などを読み,引用して解説したり,考えたことなどを伝え合ったりする。(思・判・表C(2)イ)
短歌俳句物語を創作するなど,感じたことや想像したことを書く。(思・判・表B(2)ウ)
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。 
1 「枕草子」を朗読し,古文を読み味わう。
新出漢字を調べる。
現代語訳を参考に情景を想像し,古文を朗読する。
 DVD・二次元コード
心に残った季節の一節を暗唱させてもよい。
関連図書や映像メディアを活用するとよい。
2 作者のものの見方や感じ方を読み取る。
冒頭を読み,作者が四季のどんなところに趣を感じているのかを整理し,自分が感じる四季の趣と比べる。
P30の章段を読み,作者が「何」の「どんな」様子を「どう」感じているのかについて整理する。
P31コラム「枕草子」を参考にしながら,「枕草子」の特徴を捉えさせる。「徒然草」の学習と関連させてもよい。
P158「仁和寺にある法師」
3 自分流「枕草子」を書く。
P31「自分流『枕草子』を書こう」
「枕草子」の形を借りて,自分ならではの季節感を表す文章を400字程度で書く。
4 学習を振り返る。
作者のものの見方や考え方について,印象に残っているものを,理由と共に挙げる。
自分ならではの季節感を表す文章を書き,友達と読み合って,感想をまとめる。
自他の季節の捉え方の共通点や相違点を明らかにしながら感想をまとめさせる。
【知・技】
現代語訳や語注などを手掛かりに作品を読むことを通して,古典に表れたものの見方や考え方を知っている。((3)イ)
→現代語訳や語注を手掛かりに「枕草子」を読み,作者のものの見方や考え方を捉えている。
【思・判・表】
・「読むこと」において,文章を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け,自分の考えを広げたり深めたりしている。(C(1)オ)
→作者の考えと自分の考えとを比較し,感じたことをまとめている。
・「書くこと」において,目的や意図に応じて,社会生活の中から題材を決め,多様な方法で集めた材料を整理し,伝えたいことを明確にしている。(B(1)ア)
→生活を振り返って,自分ならではの季節感を表すものを見つけている。
【態】
進んで文章を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け,学習課題に沿って自分ならではの季節感を表す文章を書こうとしている。
広がる読書  枕草子 方丈記 徒然草』酒井順子 訳/河出書房新社 『方丈記』蜂飼耳/光文社
 『ももこのいきもの図鑑』さくらももこ/集英社