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教材名・時数・指導目標・言語活動 学習活動 評価規準
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モアイは語る  
――地球の未来
 4時間
意見と根拠,具体と抽象など情報と情報との関係について理解することができる。(知・技(2)ア)
文章の構成や論理の展開について考えることができる。(思・判・表C(1)エ)
文章を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け,自分の考えを広げたり深めたりすることができる。(思・判・表C(1)オ)
言葉がもつ価値を認識するとともに,読書を生活に役立て,我が国の言語文化を大切にして,思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力,人間性等)
報告解説などの文章を読み,理解したことや考えたことを説明したり文章にまとめたりする。(思・判・表C(2)ア)
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。  
1 全文を通読する。
注意する語句新出漢字を調べる。
P131言葉
2 文章の構成に着目し,内容を捉える。
文章全体を序論本論結論に分ける。(学習①-1)
筆者の主張が書かれている段落(結論)を見つけ,その主張を支えるために序論と本論があることを押さえるとよい。
筆者が序論で示している問いと,それに対する答え,また,答えの根拠として挙げられている事実を要約し,表にまとめる。(学習①-2)
3 論理の展開を吟味する。
筆者が考えるイースター島と地球との共通点を読み取る。(学習②-1)
イースター島の事例を示した理由について,筆者の主張との関係に着目して考える。(学習②-2)
「モアイの秘密」を解き,それを基に地球の未来を語る筆者の論理の展開について,「効果」や「説得力」という観点から話し合う。(学習②-3)
P130「論理の展開を吟味する」
P262「説明的な文章を読むために」
4 筆者の主張に対する考えを文章にまとめる。
筆者の主張に対する自分の考えを,自分の知識や体験と重ねて200字程度でまとめる。(学習③)
5 学習を振り返る。
「モアイ」は何を語っているのか,「モアイ」「歴史」「未来」の三つの言葉を使って,端的に説明する。
論理の展開を捉えるとき,どのような点に着目すると効果的か,自分の言葉で説明する。
【知・技】
意見と根拠,具体と抽象など情報と情報との関係について理解している。((2)ア)
→筆者の意見(主張)がどのような根拠によって支えられているかを理解し,その根拠が適切かを吟味している。
【思・判・表】
・「読むこと」において,文章の構成や論理の展開について考えている。((1)エ)
→文章全体の構成を捉え,意見と根拠の結び付きや論の進め方を吟味している。
・「読むこと」において,文章を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け,自分の考えを広げたり深めたりしている。((1)オ)
→自分の知識や体験と重ね,筆者の主張に対する自分の考えを文章にまとめている。
【態】
粘り強く論理の展開について考え,学習の見通しをもって筆者の主張に対する自分の考えを文章にまとめようとしている。
広がる読書   『イースター島を行く』野村哲也/中央公論社 『ジャガイモの来た道』山本紀夫