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教材名・時数・指導目標・言語活動 学習活動 評価規準

短歌に親しむ 
短歌を味わう
[書く]短歌を作ろう
 4時間(読②書②)
抽象的な概念を表す語句の量を増すとともに,話や文章の中で使うことを通して,語感を磨き語彙を豊かにすることができる。(知・技(1)エ)
観点を明確にして短歌を比較するなどし,短歌の構成や表現の効果について考えることができる。(思・判・表C(1)エ)
文章を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け,自分の考えを広げたり深めたりすることができる。(思・判・表C(1)オ)
表現の効果を考えて描写するなど,自分の考えが伝わる短歌になるように工夫することができる。(思・判・表B(1)ウ)
言葉がもつ価値を認識するとともに,読書を生活に役立て,我が国の言語文化を大切にして,思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力,人間性等)
詩歌小説などを読み,引用して解説したり,考えたことなどを伝え合ったりする。(思・判・表C(2)イ)
短歌俳句物語を創作するなど,感じたことや想像したことを書く。(思・判・表B(2)ウ)


「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。  
1 P68「短歌に親しむ」を通読し,短歌を朗読する。
注意する語句新出漢字を調べる。
情景を想像しながら,短歌を声に出して読む。(学習①)
2 短歌についてまとめる。
短歌の特徴についてまとめる。(学習②-1)
本文中から,筆者のものの見方や感じ方がよく表れている表現を抜き出す。(学習②-2)
好きな一首を選び,自分の知識や経験と結び付けて感想を書く。(学習②-3)
3 P72「短歌を味わう」を読み,内容や表現のしかたについて感じたことを話し合う。
グループごとに一首ずつ担当したり,グループの中で各人が一首ずつ担当したりするなど,状況に合わせて活動させる。
4 P73「短歌を作ろう」に取り組む。
目にした情景,心に残る出来事や感動したことなど,題材を探して短歌を作る。
P12「続けてみよう」
自他の短歌を比較して,表現の特徴や効果について話し合う。
5 学習を振り返る。
どのようなことに着目して,短歌を読み味わったか。
短歌の創作において,心情や情景などを伝えるために,どのような工夫をしたか。
【知・技】
抽象的な概念を表す語句の量を増すとともに,話や文章の中で使うことを通して,語感を磨き語彙を豊かにしている。((1)エ)
→情景などを表す語句に着目して作品を読み深めている。また,情景や心情が生き生きと伝わる言葉を選んで短歌を創作している。
【思・判・表】
・「読むこと」において,観点を明確にして短歌を比較するなどし,短歌の構成や表現の効果について考えている。(C(1)エ)
→複数の短歌を比較し,言葉の選び方や順序にどのような特徴や効果があるかを考えている。
・「読むこと」において,文章を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け,自分の考えを広げたり深めたりしている。(C(1)オ)
→好きな一首を選び,自分の知識や経験と結び付けて感想を書いている。
・「書くこと」において,表現の効果を考えて描写するなど,自分の考えが伝わる短歌になるように工夫している。(B(1)ウ)
→自分の思いが伝わるように,学習した短歌の形式や表現の工夫を参考にして短歌を作っている。
【態】
進んで短歌の構成や表現の効果について考え,学習の見通しをもって短歌を創作しようとしている。
広がる読書  『短歌をつくろう』栗木京子/岩波ジュニア文庫