学習指導要領〔第3学年〕

知識及び技能

(1) 言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
第2学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字の大体を読むこと。また,学年別漢字配当表に示されている漢字について,文や文章の中で使い慣れること。
理解したり表現したりするために必要な語句の量を増し,慣用句や四字熟語などについて理解を深め,話や文章の中で使うとともに,和語,漢語,外来語などを使い分けることを通して,語感を磨き語彙を豊かにすること。
話や文章の種類とその特徴について理解を深めること。
敬語などの相手や場に応じた言葉遣いを理解し,適切に使うこと。
(2) 話や文章に含まれている情報の扱い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
具体と抽象など情報と情報との関係について理解を深めること。
情報の信頼性の確かめ方を理解し使うこと。
(3) 我が国の言語文化に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
歴史的背景などに注意して古典を読むことを通して,その世界に親しむこと。
長く親しまれている言葉や古典の一節を引用するなどして使うこと。
時間の経過による言葉の変化や世代による言葉の違いについて理解すること。
書写に関する次の事項を理解し使うこと。
(ア) 身の回りの多様な表現を通して文字文化の豊かさに触れ,効果的に文字を書くこと。
自分の生き方や社会との関わり方を支える読書の意義と効用について理解すること。